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2004年10月11日(月) 学校という場所

人と会う機会が多い今日この頃。
今日は小学校教諭の友人が遊びに来ました。

わりと小難しい話をするのが好きな者同士なので、パティスリーのケーキをつまみながら『個性とは何か?』ということに関して小1時間の討論をしたりしてました(笑)。

(以下、興味ない方はスルーして下さい)

今の学校教育では、学校側も親も「個性を伸ばす」ということに躍起になっていて、当然子供もその影響の下「個性があることは良いことだ」「個性があること>>>>>勉強ができること」という意識になっているらしいのですが、

・「個性」を持つためにわざと変な行動をする
・ 単なる「わがまま」を「個性」と置き換えて言い訳にする
・「個性的な他者」の行動の真似をして「個性的」になったつもりでいる

…ような子が見受けられるのだそうです。
(何か「絵を描く」ことについても似たようなことが言えるなーと思いつつ)、
ねじ曲げて作った個性に何の意味があるんだろう。
表立って目立つもの、明確に周囲と差別できるものばかりが「個性」じゃないと思うんだけど。
でも、そうなりたくて、貫きとおして本当にそれが自分のものになったのなら、良いのかな。

そして、「勉強なんかより個性」の現状のためか、「成績は良いけど大人しめな子」の立ち場がとても低くなっていて、そういう子が自信を持てないでいることも多いらしい。そんな!
学校のテスト勉強なんて「努力すること」の訓練と思うけどなあ…
「必要な時に努力できる力」って、生きていく上ですごく大事なことだと思う。


ちょっとずれるけど、学生時代って「知識」を身につけるための時間がたっぷりあるんだよね。その時はなかなか気づけないんだけど、仕事始めたらそんな時間なんて自分で作らないと無いわけで。というわけでもっと勉強しておけば良かったよ学生時代の私。知らないことが多すぎる。


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