岸部・・・?
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2003年07月08日(火) |
キャプテンサンタ信号待ち |
さて、先日のことですが、原動機付自転車(カゴ付)に乗って、信号待ちの車の脇をスイスイと抜け出て先頭まで来ました。
停止線の前には、僕よりも先に250ccくらいのケツぷりバイク野郎が待っていて、そのオートバイの真後ろにつけることしかできませんで、その位置を甘受する他なく、留まりました。
止まった瞬間からです。ひゅっ ひゅっ と何かが顔を叩きます。
前のバイクのマフラーの末端の口が細くなっており、そこから発射される排気が、ドルンドルン音の半テンポ遅れで顔面に飛んでくるのですから、原因はすぐにわかりました。
彼はのうのうと鏡で自分の顔を見て、「ちょっとマユゲがな〜・・」なんてマユゲの方向チェックなんぞしておりました。
僕は両端を車に挟まれ、動くこともできませんで、どうにかその排気弾を避けようと努力しましたが、どうにもこうにも、車間距離や角度的に、もろに顔面が的になっていたようです。
それが毎回同じ位置に被弾するのではなく、微妙な的外れを見せ、頬、まぶた、マツゲ、鼻の穴、唇、目の下、アゴなどを容赦なく、4〜5発/秒ほどの間隔で連射してくるのですからたまったものじゃありません。
首を上下左右に振って必死に空気砲をよけようと努力しているにも関わらず、鼻の穴に入ってくるのですから、恥ずかしいやら苦しいやら、おかしくてたまらないやら、前にいる無知覚オシャレまゆげオートバイ野郎に何かを伝えたいやら、ひきつったにやけ面で顔面協奏曲でした。
けっこうな空気圧とにおいと汚染排気の連射なので、本当に息もできそうになく、信号待ちの間に、周りの人々には不可解な死を遂げるかもしれないのです。
青になって、ようやくコノヤロウって気持ちになったものの、真後ろから追いかけてまた被弾している自分に嫌気がさしました。
次に会ったら星の数だけツバかけて、原チャリのかごに乗せて知らないところまで運んで、”お前のバイクのマフラーの構造と影響”について切々と説いてやるんです。
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