岸部・・・?
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昨晩は院のみんなで飲み会。
やはり、変な空気。 教授がとてもためになる良い話をしていたのだけど、前の席でうなずいている女の子を見て、あの席じゃなくて良かったなどと心底安堵しました。 日常会話レベルでもうなずくのが下手い僕のことです、どんなにストレスになったことでしょう。
店を出ると、まとめ役のいないその場は実に混沌としていて、今何待ち?的な曖昧な空気で、気が付けば僕はおじさん2人とスナックに行く流れに入ってしまっていました。 拒絶感を覚えつつも、何事も経験だな、などと自分に言い聞かせたり、本場の人と行くスナック体験ツアー的興味も沸いてきたりしました。
結局近くに見つけることができず、中年男三人カラオケに変更(最悪)。
恍惚としながらも、Mである僕は、最初、未経験の変なノリを面白がって臨んでおりましが、すぐに飽きてどこかの健康ランドに迷い込んだ気になっていました。 「浪曲子守唄」「私の彼は左利き(替え歌バージョン)」など、普段では有り得ない歌の数々に始めは喜んでいましたが、慣れてくると、中途半端な笑いの後に顔が素に戻ってしまうのです。
窓から見える学生達をどこか意識したりしていました。 他の2人はといえば、わけもわからず闇雲にタンバリンを打ち鳴らしたり、突然嫌になってやめたり、扇子を仰いだり、僕は僕で手拍子の間に手を揉むバージョンの手拍子をしたり・・・。 たまに曲間の空気が耐えられそうになかったです。
就職した友達は、会社で飲みに行ったら2次会はだいたい上司達とスナックに行くと言っていたので、どれくらいさむい感じなのか見てやりたいものです。
そんな渡世。
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