岸部・・・?

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2007年06月22日(金) ピタ装置

夕方ベッドでごろり、ロバートワイアットをBGMに漫画というとろけるような大人の時間を過ごしていると、ヤンヤヤンヤと甥っ子姪っ子登場。

触るなと言えば触り、登るなと言えば登る彼らを大人しくさせようと、彼らが喜ぶやろうと思って先日購入したピタゴラ装置のDVDを見せることにした。

「ピタゴラ装置DVD2」のタイトルに、早速「1は?ねえ1は?ねえねえ」との素早いつっこみがあったが、「金がないから買ってない」と黙らせる。しかしこれが後に響くことに。

3人の好反応を期待しつつ鑑賞するも、ビー球を転がせる作品を立て続けに淡々と鑑賞するという妙味が理解できないらしく、次々に始まる作品群に対し「また始まった!」などの物議をかもし出す。もしや不満なのか?

当初の「おじさん面白いもの持ってるよ、見せてあげよう」という思惑は、
「お前らが見ても何が起きてるのか理解できんのだろう」という変化を遂げ、
何がすごいかってことをアピールするために、
「っか〜!最後そう来るかね」とか、
「すげっ!入った! こっちから出てきた!」などと、
子供相手と言えどもうざいと思われかねないリスキーなアピールを見せるも、残念ながら段々飽き始めたらしい。

飽きるだけならまだしも、
6歳児に至っては「なんこれ、これだけ?こんなんわざわざ買ったと?!」などと、苛立たせるツボを押さえた批難を始める始末。

非難されるとはつゆぞ思いもよらんかったわい!

「お前らにはこの数々の装置がなんでこんな風に動くのかが理解できないために、それを予定通りに転がせる難しさ、さらには最後のオチで感じるクスッとか、へえの感じがわからんのだろう。そしてそれらの妙技を見せる一見無意味な作品を集めたDVDを延々鑑賞するという贅沢を、贅沢とは思ってもみないのだろう!」

とはもちろん言ってない。
「お前らにはまだ早かったな!」と思うことにした。

夜な夜な一人で鑑賞した時はそれはそれは充実した時間を送ることができた。


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