岸部・・・?
目次|前の日|次の日
「銭ゲバ」最終回、最高に良かった。
ジョージ秋山と松山ケンイチということで見始めたドラマ。
キャッチコピーは「金のためならなんでもするズラ」
土曜9時はハッピータイムとでもいうように両親とともに夕飯を食べながら「世界ふしぎ発見」を見るというのが、20年来の我が家の定番スタイルであった。
そのハッピータイムの番組を、「草野・徹子・坂東・真」のほのぼのファミリー劇場から、このクソ暗いドラマに転換し、父・母に、それも夕飯どきに、このドス黒い映像を見せつけるにはちょっとした気合いが必要ではあったが、今回の最終回は圧巻やった。
開始からおよそ40分間ずっと涙、涙。
今まで見たことがある涙ドラマは、 楽しかった思い出を死ぬ間際、終わり間際に回想して涙という「北の国から」スタイルであったのに対し、 まるで地獄だった現実の終了間際に、幸せを夢想して悶えるという「現実悶絶」スタイルであった。
同じ人間も環境によって変貌する、その振れ幅、蓋然性に涙。
この時点でドラマ殿堂入り確定。
ラストシーンは、「気狂いピエロ」のラストシーンさながら、体中に導火線の火が迫るダイナマイトを巻き付けて、 よだれを垂らした松山ケンイチがこっちに向かって「おまえら豚ズラ…」みたいななんだかメッセージ性の強いようなことを言って終わる。
いや、詳しくはこうだ。
「この腐った世界で平気なツラして ヘラヘラ生きてる奴の方がよっぽど狂ってるズラ。 いいか、この世界に生きてる奴は、みんな銭ゲバだ。 お前らは気付かんで・・・いや、気付かん振りして 飼いならされたブタみたいに生きてるだけの話ズラ・・・。 それでよきゃ・・・どうぞお幸せに。 ただ俺は死んでも、俺みたいな奴は次々に生まれてくるズラ。 そこらじゅうに歩いてるんだぜ・・・。銭ゲバが・・・。 じゃあね」。
これは今別のページから拾ってきてコピーアンドペーストしたものだから確実だ。
暗すぎて子供に見せたくないシーン第一位。 この裏では本当に真くんはボッシュートごときで頭を掻き毟っているのだろうか。
前回の視聴率は初回の半分ぐらいになっていたらしいが、途中で見るのをやめたやつらはまったく、ざまあみろズラ。
|