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■ 守れない誓い。
また荒んだ夜になった。
カッターに手を伸ばしたのも、久しぶりだった。
そんな必要もなかったのに、
それ以外の方法もちゃんと思いついているのに。
欲望に、負けた。
「一本だけ」
滲み出した血を指にとって、塗りつけた。
爪の間に染み込んだ血も、吸い上げる。
見たくない、聞きたくない、汚い。
刺激されたその声も、うるさいとしか感じない。
想像もしなかった、嫌悪感。
(・・・そんな声で喘ぐ前に、死ねよ。)
ああ、したいしたいしたい!
頭に手をやって、髪をひきちぎる。
簡単に抜ける。
目まいもやまない。
胸に手をやって、鼓動を確かめる。
規則的に感じる振動。取り出したい。
首に手をやる。ピクピク動いている。
絞めた。
当たり前だが、呼吸が苦しくなる。
キィン、と変な音が聞こえてくる。
頭に血がのぼる。意識が朦朧とする。
そのまま、しばらく絞め続ける。
ああ、ひどく滑稽。そう思って、笑う。
(・・・吐き戻す)
手を離した。咳き込んだ。
首も、悪くない。
2002年09月26日(木)
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