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■ 嫉妬。
君には解からない。
それが、どれほどの罪なのか。
私の身体で、あの人の身体で。
口付けを交わし、愛し合うことが。
どれほどの、罪なのか。
「愛してる」
といえば。
「大好きだよ」
とかえってくる。
身体を抱きしめれば、
背中に回された腕に力がこもる。
口付けを交わせば、舌を絡める。
そして、彼の方からも。
・・・ああ、こんな醜い感情が自分の中にあるなんて。
自分の嫉妬心が、二人の人間を傷付けている。
「何故そんなことが出来る」
「好きな・・・人が、いるのに何故!」
そう叫ぶ、彼に。
「嫉妬」
ただ簡潔に、それのみを告げる。
「そんなことで!?」
そんなこと。
そうですか、
私の一番大切なものは、"そんなこと"、ですか。
・・・君は解からないからそんなことがいえるんだ。
気持ちが通じ合っているから、愛し合っているから。
そんな君に、私の気持ちが解かるのか!?
はっ、わかるわけないね。
だったら黙ってそこで見てろよ。
私が彼を抱くのをさ!
・・・本当は解かってる。
彼の言うとおり意味なんかない。
ただ、私は嫉妬という醜い感情に突き動かされ。
君を抱いて、彼を傷付ける。
・・・だけど君は幸せだよ。
私がどんなに抱いたって、彼は君の名前以外は呼ばない。
きっと君はこれも解からないよね。
喘ぎ混じりに呼ばれる名前がどれほど嬉しい事か。
求められるというのが、どれほど幸せな事か。
解かってくれなんていわない。
私のことも理解してくれなくていい。
私が犯しているのは「罪」以外のなにものでもないから。
だから憎んだままでいい。
相容れることなど、なくていい。
それだけを・・・知っておいて欲しかった。
2002年12月11日(水)
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