空虚。
しずく。



 最低だ。

…どうして、今なんですか。

どうして、今だったんですか。


何もかもが上手くいっていれば、きっと断れたはずなのに。

うまくいかない「あのひと」との関係を見透かしたように…

あなたは…


あなたを試すような言葉を吐いた。

あなたを煽るような言葉も吐いた。

…それでも、あなたは退いてくれないんだろうな。

と、自惚れにも似た、予感があった。


そして、やっぱり…

あなたは、退いてくれなかった。


私はあなたを愛せないのに。

私はあなたを、「好き」じゃないのに。

…あなたの愛は、欲しがった。



考えられなくなるぐらい、愛してくれますか?

私から「あのひと」を、忘れさせて、くれますか?

そんな期待さえ、してしまうほどに。

2003年04月04日(金)
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