空虚。
しずく。



 Calling。

こんなにあなたを、呼んでいるのに―――


何もかもが、遠くなった気分だ。
いつものように吐き捨てればいいだけなのに。
そんな言葉が、出て来ない。

…こんな気分は、久しぶり。
本来は、こうだったはずなのにね。

時折ね、やっぱりよぎるの。
その度、殺したくなるの。
どうして、傷つけられなきゃいけないんだ。って。
あそこで私があいつを殺したって、
誰にも責められるはずがないでしょう?

昔の、夢を見たからかな。
こんな気分に、なってるの。
嫌いなはずなのにね、あれ。
私には、もう、関係無いのに。
忘れてた、はずなのに…

不安なんだよ、すごく。
ずっと、感じてるんだよ。

…側にいて。離れないで…
じゃないとまた、戻っちゃう。
もうわかれるのは嫌なの、
あんな感覚は二度と味わいたくないの。
やっと、声、も消えてきたのに。

どこにいるのさ…はやく、帰ってきてよ…

ねぇ、…こんなに、呼んでるのに…


"どれだけ離れ 顔が見えなくても 互いに忘れないのは"

"必要とし 必要とされていること それがすべて 他には何もない"

(Calling/B'z)

2003年08月11日(月)
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