空虚。
しずく。



 何を、打てばいいんだろう。

必死だった。
笑っていた。
痛すぎて涙しか出ない。
久しぶりに切った腕から流れる妙に多い量の血が、
懐かしい味になって口の中へ入る。
弱くても、これ意外に何もなかった。
痛くて痛くて仕方なかった。
腕を切るのも、痛かった。
ちっとも落ち着きやしないのに、
それ以外に何も出来ることがなかった。


2003年12月27日(土)
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