空虚。
しずく。



 久しぶりだね。

胃が、食べ物を受け付けない。
吐き気が、すぐに襲ってくる。
身体中が、重い。
声が、出せない。声が、出ない。
どこにいても、落ち着かない。
だけど、腕を切れない私の逃避場所は、お酒だった。
耳が痛くなるほどの音量で音楽をかけて、
それすら、耳障りだと感じながら、それでも。
美味くも感じられない酒をただ、あおった。
酔えれば、少しは癒されるのだろうか。
酔えれば、少しは救われるのだろうか。
…血が、見たい。

瞳を開けていることすら億劫で。
このまま「私」が終わってしまえばいいのに。
と、願った。

…何も、感じない。

2005年03月15日(火)
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