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■ 横暴。
まだ少し、酔いが残っている。 どうやら、今日は酩酊出来そうにない。 なんとなくわかってしまった。 これ以上は気持ち悪いだけだと。
別にそれでも構わないのだけれど、 絶対に朝になれば後悔するので止めておく。
「何も見ずに」眠れるかどうかが不安だ。 いつもそれは杞憂に終わるけれど、決して消えもしない。
自分が出来た事を他人にまで押し付けてはいけない。 それは、わかりきっている私の悪い癖。
けれど、苛々する。 別に傷跡なんて人それぞれなのだから、 痛みに耐え得る限界量も人それぞれなのだから、 たまたま、君は耐え切れなかった。そうだと、わかっている。
ああ、自分はどこまで横暴なのだ。 私の傷はそんなに深い爪痕を残しているのか? 違う。 ただ、苛々するのだ。 追い討ちはかけたくないけれど。 甘っちょろい君を見ていると、苛々するのだ。
私がどれだけ大人なのだ、と自分に問う。 子供だとわかっている。悔しいけれど、私はガキなんだ。
でも君よりは現実を見ている。 見ざるを得なかったんだ。
ああ、鬱陶しい。 君を見ていると私まで苛々してくる。 私が乱されるようで、ひどく不快だ。
横暴だと分かっている。 だったら少しは反論しろよ。 何もかも捨て去ったような瞳をしてる君を見ると、 苛々も同情も憐れみも何も感じなくなる。
…逃げるだけの人生に絶望するくらいなら、死んじまえ。 それでも生きようとする人間しか、私はいらない。
2005年05月25日(水)
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