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■ 上を向く術。
先刻まであんなに眠かったというのに。 今は片鱗すら、残っちゃいない。 酔いは、あっという間に覚めて、また私を引き戻した。 少しだけ、動く事ができなくて、甘えていたけれど、 もう、大丈夫。私は、動ける。 どんなに動くのが嫌でも、辛くても、 立ちすくんでいては何も変わらないのだから、 無理矢理にでも、動かざるを得ない状況をつくってしまう。 これで、少し私は立ち直れたはず。あとは、私次第。
私だって万能ではないのだから、鬱にだって沈む。 けれど、上を向く術を見につけたから思いには囚われない。 それは、私が、何かと引き換えに得たもの。 だから、私は「私」に自信を持てるようになった。でも。
私だって終わりたい。働きなくなんかない。 他人となんて関わりたくない。甘えていたい。現実なんか拒みたい。 ずっと後ろを向いて、自分だけを見て、生きていきたい。
でも、それじゃダメだ。私は『生きたい』から。 思いっきり、笑いたいから。
悩んで、泣いて、苦しんで、吐き出して、 それでも、這いずり回ってでも、私は生きたい。 それだけの理由が、私にはある。 地に落ちようとも、絶対に生き延びてやる。 死ぬもんか。絶対に負けてたまるか。現実にも、自分にも。
また、喝を入れる。 私は、「生きる」のだと。
例え瞳の奥は暗くとも、その先にあるものが光だと信じて。
2005年07月08日(金)
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