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■ 戦場のメリークリスマス。
失う事が怖いのは、私なのか、あの人なのか。 何処までも、何処までも、"わたし"が迫ってくる。 形を変え、手を変えて。私の中に、降り積もっていく。
泣けば、楽になるだろうか。 触れれば、満たされるだろうか。 思ったところで、どうしようもないのに。
あなたは遠すぎる。それは、距離だけじゃない。 私がどんどん冷えていくのに、あなたはいつまでも暖かい。 すべてが崩れていくのに、あなたは変わらないまま、そこにいる。
どこまで、壊れたのだろうか。 そう思う頭まで、虚ろになっていく。
声がでない。呼び方がわからない。呼べる名がない。
悲しくなって、笑ってみる。 今はこれが涙の代わり。きっとこれからも、ずっと。
2005年10月10日(月)
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