凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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あけましておめでとうございます。
新年早々愚痴ります。はい。
ってか、年末年始は夫の生家行きという苦行があるので、年始のこの日記は必然的に報告=愚痴になるわけで。
いや、もう大概の事は我慢できるようにはなったのですが。
夫の生家で義母が風邪で寝込んでいて、義妹さんが一人で台所を走り回っている所へお邪魔したもので、一緒に年末年始は台所に立ちっぱなしでおさんどんだのおせちの用意だのあれこれあれこれで目が回ってくたくただった。
まぁそれはいつもの事だしいいとして、夫の生家に泊まるのの何が苦痛って、廊下の奥の薄暗い押入れにカバーもシーツもつけっぱなし状態で入れてあるお布団にそのまま寝なきゃいけないのが生理的に辛いんです。
だって、多分、お盆とお正月、私達が来た時に出し入れするだけで、シーツもその時のままで洗濯もしていなければ、お布団も干してもいないし。
シーツについてるこの黒いのはゴキブリの糞とか?このシミはなんのしみ? どれだけほこりとダニにまみれているんだろうこの布団…と思いながらいつも寝るんですが、今回は押入れから出そうとしたら、こなごなの綿らしきものが押入れに散乱してまして。 ねずみがかじりまくってました。お布団。 ねずみがかじるって事は、ネズミの糞尿がこの押入れにはあるってことなのね。 ネズミの糞尿まみれのお布団に寝てるのね私達。 そんなことを思いながら、押入れや布団、毛布に掃除機を掛けまくって、その布団に寝ました。
ささやかな事よね。 今この瞬間も寒さに震えて眠っている人だっているんだし。 それを思えば、屋根があって、暖かいお布団で眠れるんだし、幸せだよ。 ネズミの糞尿だかごきぶりだかダニだかホコリだかまみれの布団でも、暖かいんだから、幸せなんだよ、と自分に言い聞かせ。
なんというか、クリスマスにジョンレノンのクリスマスソング聞いて「うかれてんじゃないよ今この瞬間も戦争で死んでる人間山ほどいるんだから」と暗い気持ちになるのと同じで、年末年始にこの夫の生家のこの不衛生極まりない布団に眠るのも、「いやいや、世の中辛い思いしてる人は山ほどいるんだ。お前は幸せなんだから有難いと思え」と戒められているようで。
新年早々だか一年の締めくくりだかに毎年そういう思いを味わうのって、人間として有難いんだか、なんだか。
たかが布団でなに小さいこと言ってんだって話だけどね。 ネズミがかじって中綿が散乱した布団ってのを生まれて初めて見たので、ちょっと流石に引いたのでした。 赤ん坊がネズミに鼻をかじられて死んだって話は横溝正史のなんの話だったっけ。 なんか、そんなのをぼんやり思い出したりしながら、今年も夫の生家で新年を迎えたのでした。
暁
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