俺の帰る家はひとつだって。

いい加減に親離れせにゃあならんのだろうけど
やっぱり自分ちはあそこなんだなあ。

もうすぐあなたにあいにいくよ。

あはは　田舎だいすき。

みんながみんな好き勝手言うばかり
誰も人の話なんか聞いちゃいない
そのくせ一番大事なことは隠したまま
そんなんで分かり合えるはずなんかない
独り善がりの被害妄想
思い込みで勝手に傷ついて
言い訳を重ねて、闇雲に救いを求めて
正解なんか、本当はどこにもないのに

　急に悲しくなったんだ。

　心と身体が寄り添えずに悲鳴を上げる。俺はどこだ。お前は誰だ。
　血が通っている。待っている人がいる。舞台の上では独りじゃない。大丈夫。大丈夫。大丈夫。

　それなのに、何故なんだ。

　独りでいるのは寂しいけど、独りじゃないのに誰も自分を見てくれないのはもっと寂しい。気を引く努力が実らないのはもっともっと寂しい。
　だから独りでいい。だったら、独りでいい。
　自分を好きでいてくれない人はみんな嫌いだ。好きな人に好かれないのは辛いから。
　独りが好きな訳じゃないのに。誰か好きになってくれないかなって、そればかり考えてるのに。

　言い訳なんて、したくないのに。

叫び方を　忘れてはいないか？
俺自身の為に　笑う事を　忘れてはいないか？