サッカー観戦日記

2023年04月29日(土) プリンスリーグ四国 讃岐−今治

近年の主な関心事の一つが後発Jユースの成長だ。私は関西以外には近場?の東海・北信越・中国・四国のプリンスリーグには足を運ぶ。たとえば中国と四国のプリンスリーグは第1回大会から足を運んだ。で、近場のJユースで1度も生観戦したことがないのが、藤枝と今治だ。生観戦はできるだけ交通費がかからない会場を選ぶ。で、プリンスリーグ四国の
日程を見ると讃岐−今治があった。讃岐も1回しか観たことがない。双方後発のJユースだ。讃岐は強化が遅れ、J3時代になってから強くなり、そしてプリンスリーグに昇格して優勝するまでになった。今治は岡田武史さんがオーナーになってから「岡田メソッド」というのをアピールしている。曰く「日本一質の高いピラミッドを作る」とのことである。今治にはJFAアカデミーがあり、質の高い中学生はいるはず。高校生としては今治東中等教育学校がある。たぶん名将・谷先生の力で持っている部分が大きいと思うが、今治ユースもプリンスリーグに昇格してきたので観られる、というわけである。

さてこの日は大阪から高松への高速バス往復を考えていた。往復8100円。なんとなく朝駅に行ってチケット取ればいいと思っていた。完全に油断していた。しかしGW初日で売り切れ。あわてて新幹線に切り替える。片道8500円。みずほの4列シート指定席を買った。が、のちに新幹線すら売り切れたことを知る。岡山でマリンライナーに乗り換える。グリーン車でいい景色を、と思ったが1000円払った割にはたいして景色はよくならなかった。で坂出で乗り換え、丸亀に向かう。というのは丸亀城を観る予定だったからだ。高松行きの切符を買ったのはうどんを考えていたからだが、そうなると丸亀着は20分遅れる。結果的にこの判断が正解だった。つまりこの20分の違いは大きかった。丸亀駅から徒歩15分ほど。街中の丸亀城は中央が小高い丘になっており小さな天守閣がある平山城だ。現存12天守閣の一つ。つまり江戸時代から残っている。堀を渡り城内に入る。がいきなり天守閣を見上げる丘のふもと。つまりこれは本来ずっと大きな城の内部の堀ですね。雨が降ってきて登城を迷うが、決断する。天守閣の丘へは狭い敷地内の急坂を登るしかない。たぶん角度でいうと10度はあるかな?10度というと大したことがないと思われるかもしれないが、これを登るとなると相当です。すぐに息が上がった。しかも上からは地元の人が次々に降りてくる。つまり丸亀の人にとってはこれくらい当たり前ということか。なんとか登り天守閣の前に立つとしょぼい。が200円払って入る。中も狭いので急階段を上る。女性はスカートでは無理だ。上から丸亀の街を見下ろす。があまり余裕がなく、すぐに降りて丸亀駅に向かう。到着時間は目的地への列車の15分前。つまり丸亀駅到着を20分早めたのが効いてきた。目的地の高瀬駅への電車は1時間に一本だ。

高瀬から徒歩で30分、平らな讃岐平野を進むだけ、と思ったら丘の上で会場はあった。グーグルマップの案内通り進んだが、小学校の裏手、あるいは校内を進んでいる感じ。あとでまっとうな道もあることが分かった。グーグルマップは得てして嘘を教えてくれる。運動公園内の高台にサッカー場はある。プログラム販売はなかった。


プリンスリーグ四国
カマタマーレ讃岐−FC今治
三豊市みどりが丘サッカー場 14時30分 人工芝 小雨


讃岐
十八十番
十七八番十五七番
十四二四三番三四
三一

今治
十八九番十三
六番十七
八番
五番四番二番十六
一番

立ち上がり双方ともバックラインで、回し、連動したプレッシングを受けても奪われず繋ぐ。アップでのパス回しは相手に追われても味方を見つけて繋ぐためにあるのだが、それを双方とも正確にやっている。プレッシングも甘くないのに。特に今治3トップのプレッシングをかわす讃岐のバックラインはかなりいい。まず目に付いたのは今治のセンターフォワード9番で、身体のぶつかり合いの多いこのゲームにあってパワー勝ちしているし、ポストプレーではピタッと止め、一瞬の動き出しが非常によく、次にプレーする位置にボールをコントロールするなど、フィジカル、動き出し、技術とも突出している。このプレーは終始続き、ゴールさえ決めればすでにトップチームだろうと思う実力者だった。私の見る限りトップチームに昇格するでしょう。力そのものは若干讃岐が上だと思った。中盤が強力でインサイドの8番15番はコンタクトに強く、またコンタクトの技術そのものもあり、サイドに出したり、トップ脇10番に出したり、運べるストライカー18番に出したりと選択肢が多い。これに対して今治も中盤は攻守の切り替えが早く隙を見せない。技術的には讃岐の8番15番も突っ込めるのだろうが、今治17番6番が常に待ち受けつつ攻め気も失わない。こういう状況では讃岐はアイディアのある10番のひらめきに期待したいが、イマイチ思い切ってアイディアを出してない感じ。今治では9番が上手く呼び込んでシュートチャンスが何度かあったが決めきれず。左ウイング18番もアイディアを見せたが、9番がマークを引き連れているためにスペースがあるだけで、真価は測りかねる。双方とも全員一芸がある上にトータルでも好選手ばかりで楽しい前半だった。

後半も密度の高い内容。讃岐が14番の左コーナーをニアで競って3番が蹴り込み勝利した。

讃岐
31番。コーチングのいいキーパー。パンチングもよかった。今治9番は決められなかったのは彼の存在が大きい。前に出るのを躊躇するシーンも。
34番。右サイドを締めた。抜かれなかったしアップダウンで厚みを加えた。
3番。キャプテンだったか?動じず繋ぐ。ただ今治9番には大苦戦。
24番。左足で綺麗なタテ回転のパス。ロングフィードもいい。左センターバックなら左足ロングフィードが欲しいが完ぺきにできていた。
14番。右利きの左サイドバック。右足フリーキックを蹴る精度だが、流れの中のキックは乱れていた。
15番。キープ力やターンの良さと身体のぶつけ合いで奮闘。
8番。素早く正確な判断とそれを支える技術。そしてぶつかり合い。ファイターで常にアラートだった。ミスらしいミスはなかった。少し前のJのレベルなら昇格間違いなしと判断するレベルだった。
7番。10番と息があっていて飛び出す形やクロスに持っていく形、サイドバックを活かす形を持っている。
17番。右利きだが左足クロスもある。カットインもある。サイドバックとの連携はイマイチ。本来違うポジションなのでは?
10番。ファンタジスタ。トラップに遊び心がある。自ら決めに行く迫力もある。ただもう少し遊び心を前面に出したい。それがチームの強力な武器になる。
18番。何でもできる。ムービングストライカー。引いて受けて運べる。ただ讃岐は中盤があまり飛び出せなかった。万能型だがサイドハーフ向きじゃないと思う。あくまでストライカーの香り。

今治。
1番。前に出てコースを消すのが上手い。パンチもまずまず。Jユースらしく完成度の高いキーパー。
16番。正確なフィードが何度か通った。偽サイドバック適性。
2番。動じない右センターバック。クレバーで運べるとキックもいい。
4番。左足フィード。岡田メソッドを感じさせるクレバーさ。
5番。左足フィードが何回か突き刺さる。今治のバックラインは攻撃の起点になる意識が強い。
8番。ワンボランチ。ハードチャージ。高い守備力に加えて切り替えが早く攻撃の起点というより自ら持ち上がる。自由を与えられているが、その期待に応える判断力と技術がある。彼もトップ昇格あるかもしれない。
17番。8番が上がればさっと下がり、攻守の切り替えも速い。ポジション修正もマメで、チームに絶対欲しいリンクマン。
6番。やはり切り替えが早い。そして彼は決めに来る迫力がある。たぶんレフティーだが、左右どちらも問題ない・
13番。タテ突破もあるが、切り返し左足クロスが得意な右ウイング。一本ピンポイント左足クロスが9番に通った。
9番。強力なセンターフォワードだが本文で。
18番。典型的な10番タイプだと思った。今治の右は13番頼りだが、左は連動して崩す、その起点になる選手。


選手リスト(スタメンだけ)

讃岐
31瀬戸航輝 060519
14高村恒成 051222
24戸城大輝 061118
3 亀田光貴 050403
17宮本悠良 060811
8 �盒況銚燹。娃僑娃隠娃�
15 松原心 061119
7 土居仁太 051116
18 高嶋瑛大 061118
10 藤本隆之介 050617

今治
1  山��琉煌 060421
2  西原怜央 050613
4  永易柑太 051120
5  荒井海聖 060117
6  高橋思瓜芭 050422
8  馬越晃   050713
9  大槻智也  060322
13 渡部飛駆  060531
16 片山泰尊  061110
17 川井桃太朗 060402
18 下岡翔馬  070625



2023年04月22日(土) 奈良県1部リーグ 奈良育英−法隆寺国際 畝傍−天理 香芝−五條 生駒−山辺

奈良育英−法隆寺国際

奈良育英
七番誰々
十一十番二十六番
十六二番三番十三
誰々

法隆寺国際
七七八番
十六三十四番四九
誰々二九三三十三
一番

奈良育英が一方的に支配。30分近く遅れたが、以降6点取る。記録では7−0で奈良育英の勝ち。ボランチが強力で、とくに10番は圧倒的な技術で、たぶんナショトレの磯貝だと思うが、正確なミドルを2発決めた。20番も守備力は素晴らしい。両サイドハーフも能力は高いと思うが、一方的に支配する状況では力量は分からない。法隆寺国際もアイディアを出そうとはしていたが、味方に意図が伝わらず、ロストするばかりだった。声が全く出てなくて、闘争心もどんどん萎えていくのが伝わった。


畝傍−天理

畝傍
一八番
七番六番
十番十三
五番三番四番二番
一番

天理
二九十番
二六二四五番三三
二三四番予四一二八
三十

畝傍は4−2−2−2のブラジル式。一人のストライカー(11番)、一人の右ウイング(8番)二人の中に絞る攻撃的MF、二人のボランチでサイドバックは大きく開きタッチライン際をアップダウンする。戦術に合わせて選手を当てはめる、というより選手の個性が先にある感じ。基本的に8番がエースで天理のバックラインとキーパーの間にクロスを入れていく。左を破れば、8番は中にいる、そういう動きだ。ヨーロッパ式だと中盤は明確なサイド担当がいるが、畝傍の場合、サイドの主役はサイドバック。ただ8番が大きく開いていても2番は絶対にその外を上がる。戦術眼不足というより技術的に大外しか行けない感じ。畝傍の谷口先生は元Jリーガーだが、今までは現実主義者で、勝つために最短距離を行くタイプだと思っていた。昨年選手権予選準決勝は技術・高さ・パワー・スタミナと何もかも落ちる
なか、うまく戦った印象があるが、このチームはロマンチストだ。支配して攻め勝つ意思がある。
いっぽう天理はタテに速い。しかし必ずしもコンパクトではない畝傍の「深さ」の前に絡めとられて、ロングカウンターは発動しなかった。あとピッチ内では監督の声は響いたが、4選手たちの声は私の場所が遠かったのもあって、あまり聞こえなかった。最終スコアは3−1で畝傍の勝ち。



香芝−五條

香芝
九番七番
二十二二六番八番
四番三番二番十五
十二

五條 
七五二七
二四十九七七六六
四番十五七六七四
誰々

香芝は能力の高い9番、7番の2トップが目立つ。スピードがあり、しかも9番は当たりにも強い。大げさに言えばロナウド・タイプ。守備もさぼらず、前から追う。問題はビルドアップ。つまり香芝の持ち味はショートパスをつなぐリズミカルなビルドアップにある。バックラインから出すとき、その次のレシーバーが3人目の動きをきっちりしていて、教えられていることがよく分かる。こういうビルドアップは素晴らしい。問題は2トップがビルドアップに加わらず、受け手にもならないし、3人目の動きでさらに次の受け手にもならない。つまりボールを運ぶのは中盤以降の選手に任せて自らはフィニッシャーとしていいパスが来るのを待っている。確かに能力の高さから言ってある意味合理的な判断かもしれないが、11人中2人を欠いたビルドアップには限界があるし、いくらきっちり教えられていても厳しい。一方で二人が裏を取る動きを見せた時には脅威だ。香芝のボランチはタテに入れられず、サイドかボランチ同士のパスしかできない印象だった。
いっぽう五條は相変わらずドリブル。自陣でも構わずドリブル。昨年の選手権予選ではアタッキングサードでしかドリブルをしないチームになった印象だったが、この日は以前と同じ「どこでもドリブル」のチームだ。以前高田FCジュニアユース(のちにディアブロッサ高田に改名)はゴールキーパーが持つと必ずすぐ近くの味方に出し、ドリブルか隣にショートパスという選択肢だけでそうやって小さく繋いで敵陣に運ぶチームだった。戦術云々ではなく、育成のためにあえて歪なフットボールをしていた。中学生としても個の育成に特化したチームだった。それを五條は高校生でやっている。ビルドアップの原則など気にしていない。たぶんこれは高校3年間で教えられることは限られている。だから選手には楽しんでほしい、というメッセージだろう。
双方ベーシックな能力は高いから当たりやボディバランスがしっかりしていて簡単にはやられず、膠着状態になる。こういう時の格言は「チーム力が互角の場合は両方合わせて一番能力の高い選手がいるほうが勝つ」、つまり香芝の9番だが、結局ゴールは生まれず、0−0の引き分けだった。間違いなくトーナメントにおいて奈良県の頂点を狙う両校だが、リーグ戦優勝を狙う意味ではパンチが足りない、と感じた。


生駒−山辺

生駒
四四四三
七八四一四五三六
七十三十十九三三
誰々

山辺
九番十一
五番八番七番十番
六番三番二番四番
誰々

生駒は11人が連動して丁寧にビルドアップする。香芝が2トップ以外で3人目の動きを意識してショートパスでビルドアップ、としたら生駒は全員でしかも4人目の動き出しも加えてミドルパスを交えてビルドアップする。長身FW43番のポストも入り、奈良県では間違いなくクオリティが高い。監督は元Jリーガーの古田先生。急には強くなれないタイプだが、着実に力をつけている。左フリーキックから先制すると、中身のある繋ぐかウンダーから2トップが1点ずつ取り、体格と技術の高さもあって確実にゲームを運ぶ。一方で昔のJユースのように「走る」ことには若干不安を感じる。
いっぽうの山辺はベンチはたぶん元Jリーガーの興津さんだと思うし、怒鳴りっぱなしなのでこれも興津さんらしいが、前の試合では興津さんはいなかった、という情報もあり、私のいた場所は山辺ベンチを確認できないところだから、何とも言えない。個々の能力は間違いなく高いが、どちらかというと一芸選手で、特に10番は爆発的なスピードとスタミナを兼ね備える。右を疾走しコーナーキックを取る一方で左にも現れ、パスに長けた8番と連動して崩す。5番はバランサー。山辺も中盤まではパスを運べるチームだが、FWとは連動していない。このあたり、昨年までのロースコア勝ちのチームらしい。こういうチームは先制されたら苦しく、実際前半のうちに3点ビハインドになった。こうなると前半から飛ばしていた10番のスタミナがカギになるが、後半に入り、右センターバック2番の正確なロングパスがDFをぶっちぎった10番に通り、出たキーパーの前で浮かせて1点追撃。これは生駒としては個人能力の高さが想定外、と言ったところで、仕方ない。が、生駒はスピードもスタミナも足りない印象を受けた。というか古田先生はあえて走りの練習は控えめなのか?以降山辺の10番は走りまくり、プロ前提で話すならばやや技術不足だが、スピードとスタミナは一級であり、これはプロもあり得ると思った。大学サッカーに進むのならばサイドバックで才能を開花させてほしい。結局3−1で生駒が勝利した。




第5試合は18時半キックオフだが、この日は寒くて風も吹いていたし、体力が奪われて限界だったので撤退した。近鉄では京都駅まで手がかじかんでいた。



2023年04月08日(土) 関西リーグ開幕節 和歌山−関大FC2008 ハリマー守山侍

関西リーグは開幕節がアスパ五色セントラル開催になってから毎年行っている。洲本バスセンター近くの洲本温泉で宿泊して土日二日間4試合全8チーム観ている。が、洲本温泉のホテルが取れなかった。このホテルは大阪湾の海産物を食べるコースもあるのだが、なかなか取れないし、全国旅行支援が絶望的になってから、申し込みが遅れていたが、高い部屋しか残っていなかった。ならば二日間大阪から通ってやる、と決断。行くルートは高速バスで洲本バスセンターで行ってから島内の路線バスで、ちょっと距離がある上に五色浜バス停からアスパ五色まで高台に登ってさらに歩かねばならない。公式サイトには五色バスセンターからアスパ五色に直接向かうバスもあるが、長らく休便だったという記憶があり、一度も使ったことがない。で、今年、一応バス会社の淡路交通に電話したら、昔からずっと走っている、とのことだった。今まで私は何を見ていたのだろう?単なる勘違い?という気もするが、深く考えれば精神衛生上よくない、と思い、そこで考えるのをやめた。とにかく三宮から五色バスセンター行きのバスを決断する。
ところが当日、微妙に寝坊して三宮の出発時間に間に合わない。とにかく東海道本線に飛び乗ってから考える。洲本バスセンター行きなら間に合う。で、車内で調べると五色バスセンター行きの便は始発の三宮には間に合わないが、高速舞子での乗り換えには間に合うことが分かり、決断。乗っている快速は舞子に停まる。下車後急いで高速に上るとバスはすでに停まっていた。淡路島行きのバスは4枚つづりの回数券がある。つまり土日往復なら安くなる。公式サイトによれば高速舞子・五色バスセンター間の回数券もある。しかし高速舞子バス停では売っていなかった。そのため普通運賃でバスに乗車した。これが翌日のプランに影響する。
五色バスセンターで下車してコンビニに寄り1時間待ちでアスパ五色行きの路線バスが来る。五色浜からの高台に普通のバスで登れるか不安だったが、無事登れて目的地に着く。
で本部で関西リーグプログラムについて尋ねると販売しないという。困ったが、バックの観客席にアルテリーヴォ和歌山のグッズ販売用テントがあり、そこでプログラムを売っていた。つまりプログラム販売は各チームに任せる、という方針か。




関西リーグ開幕戦
アルテリーヴォ和歌山−関大FC2008
4月8日 11時 アスパ五色 天然良芝 晴

アルテリーヴォ和歌山は和歌山県からJリーグを目指すクラブ。現在、男子11人制で全国リーグなし県は福井県・和歌山県・島根県の三つ。島根県は昨年度JFL神楽しまねが無責任な経営で潰れ社長が消えた。今なお福井県と島根県は男女フットサルのFリーグクラブがあるので、純然たる全国リーグなし県は和歌山県だけ。頑張ってほしいが、私の認識としてはフットボール人気の低い県は1に高知県、2に和歌山県だ。
関大FCについて。もう20年くらいトレンドなのだが、一応。大学サッカーは基本的に1大学1チーム登録。ではBチーム以下は公式戦ができないのか?一つの答えはリザーブリーグであるIリーグだが、正直言ってヌルイ。そこで社会人登録という方法がある。いわゆる社会人リーグだが、フットボールの鉄則は身分差別禁止。同じ大人なのに「社会人」という身分によって出場資格を決めるのは立派な差別なのだ。もちろん銀行リーグなどクローズドなリーグは存在するが、少なくともサッカー協会直轄で差別はできない。関西リーグだって「関西社会人リーグ」ではない。そこで大学も次々にBチームを社会人登録して、中には流経大のようにBチームやCチームがJFLに昇格してAチーム以上の経験を積めるケースすら出てきた。私はしばしば「名門!第三サッカー部」と呼んでいる。関大FC2008もそういうチーム。ちなみに関大FC2010はOBチームだ。大学生チームは春先はチームが固まってなくて一般に組織力が低い。が体力は無限だ。

さて第1試合の観戦メモは紛失したので雑感を。アルテリーヴォ和歌山は選手をかなり入れ替え、またコンディションがよく、全体的によく走れている。さらに動き出しや状況判断がよく、つまり関大FC2008が典型的な学生チームらしくよく走るけど戦術眼がなく、予測も要領も足りない、つまり体力任せのチームなのと対照的である。和歌山は昨年までは長身CF頼りだとか、力任せの部分もあったが、今は個々の戦術眼に加えて連携がしっかりしていて運動量もあり、このゲームを観た段階で今年の関西リーグを制するんじゃないかな?と思った。監督は海津さん。流石である。後半左を崩して10番、更に左コーナーから3番ヘッドで和歌山が完勝した。

アルテリーヴォ和歌山
41 GK 池上尚孝  94.03.12 182.78 MIOびわこ滋賀
2 DF 赤澤大志  00.07.25 184.75 大阪産業大学
4 DF 山田大地  94.12.16 186.80 MIOびわこ滋賀
23 DF 小久保裕也 (Cap.) 96.10.17 179.72 おこしやす京都AC
7 MF 堀野翔   94.07.08 176.66 追手門学院大学
8 MF 加藤健人  95.09.24 177.70 ザスパクサツ群馬
10 MF 田口遼   95.01.21 168.61 福井ユナイテッド
17 MF 関知哉   98.09.23 167.66 高知ユナイテッド
18 MF 竜田柊士  98.12.05 174.64 FC淡路島
9 FW 山内達朗  94.01.23 177.72 MIOびわこ滋賀
11 FW 北野純也  89.03.02 167.68 鈴鹿ポイントゲッターズ
控え
31 GK 磯部 勘太
3 DF 大橋 優正
13 DF 吉谷 有司
14 MF 清本 将史
20 MF 山瀬 翔輝
22 MF 木下 哲星
26 MF 馬場 悠

関大FC2008
先発
31 GK 難波 晴貴
7 DF 中島 康裕
14 DF 黒田 翔太 (Cap.)
32 DF 宮武 隼人
92 DF 土井 嘉人
10 MF 松名 大輝
38 MF 岡村 真波人
65 MF 五嶋 亮太
74 MF 大渕 颯太
13 FW 河岡 輝星
83 FW 溝口 絢人
控え
91 GK 吉岡 凛太郎
12 DF 金原 航大
24 DF 大西 志有太
23 MF 山中 亮弥
59 MF 衣川 智裕
8 FW 打越 彪乃介
95 FW 山本 拳士




関西リーグ開幕節
Cento Cuore HARIMA−守山侍
4月8日 14時 アスパ五色 天然良芝 晴


ハリマ
十八十七
十九八番三七二二
七番二十三三十三
一番

守山侍
九番十六
十番二三四番二十
七番十三六番二八
一番
Cento Cuore HARIMA
1 GK 太田 航生
7 DF 榎木 怜
13 DF 鵜飼 亮多
20 DF 中條 直哉
33 DF 高見 祐哉
8 MF 佐野 裕哉
19 MF 山領 麗央
22 MF 伏木 一紘
37 MF 平根 海翔
17 FW 平谷 成矢
18 FW 松本 祐樹 (Cap.)

31 GK 石川 タデオ
14 MF 高瀬 廉
15 MF 下村 優成
23 MF 小松 峻輔
9 FW 堀田 悠斗
11 FW 藤田 祥史
29 FW 岡本 奈也
守山侍2000
先発
1 GK 大野 敬介
6 DF 浦谷 智也
7 DF 近藤 裕貴
13 DF 谷口 穂高
28 DF 野村 迅
4 MF 村田 大介 (Cap.)
16 MF 小酒井 大聖
20 MF 川瀬 相
23 MF 藤田 昂陽
9 FW 三田尻 知輝
10 FW 西�� 圭祐
控え
26 GK 渡抜 大貴
2 DF 坂下 央晃
5 DF 石橋 勇二
29 DF 辻 梢吾
17 MF 仙臺 岳斗
18 MF 岡田 優樹
15 FW 岡田 慧

佐野裕哉はずば抜けた才能があったし、それゆえプロでも息は長かったが大成しなかった選手。8番は清水商時代のエースナンバー。U−16代表時代は攻撃の中心が佐野裕哉で守備の中心が佐野裕也でしかもともに清水出身で佐野裕哉が東海大一中→清水商、佐野裕也が清水ジュニアユース→清水ユース→清水商。つまり高3時には二人はチームメイトになった。さてハリマだが�┷缶遒�ボランチで正確に捌き続ける。運動力はなく周囲に運動量頼りで、周囲も佐野のパスについていけなくもないが、やはり才能は突出している。監督兼任だが、プレーで伝えるしかないというか、今のうちに選手を育てないと、1、2年後に佐野が出られなくなれば、ハリマは自発的にプレーできないチームになってしまう。たとえば�П殘擇呂垢気泙犬け親偉未世�、佐野以外に彼を使える選手が現れるのだろうか?第2試合を観た時点で、和歌山絶対優位を一層感じてしまった。ハリマは今の時代に1人の王様と10人の手下のチームだから。守山侍はよく走るチームで関西リーグで健闘はするだろう。




なお、翌日に疲労を引きずり、バスの回数券を買ってなかった以上は無理に淡路島に行かなくても、と判断して関西リーグ開幕節第2日は欠席した。



2023年04月02日(日) プリンスリーグ北信越 第1節 ツエーゲン金沢−星稜

プリンスリーグ開幕戦は始発のサンダーバードで金沢に向かってもキックオフに間に合うバスには乗れない。どうしても10分遅刻するが仕方ない。星稜高校OB本田圭佑がお金を出して作った金沢大学のグラウンドである。



プリンスリーグ北信越 第1節
ツエーゲン金沢U−18−星稜高校
4月2日 10時半 金沢大学グラウンド 人工芝 晴


金沢
十一二十
七番十三四番十四
二六三番十五二番
一番

星稜
二二十一
二四六番七番二三
二番四番五番三番
一番

10分遅刻。立ち上がり、星稜が前から言って、自陣からビルドアップする金沢を嵌めてボールを奪い、素早く裏に蹴り込むプランで流れをつかむ。しかし技術・戦術・パワーで上回る金沢がプレスを受けても繋げるようになり、屈強なキャプテン4番が中盤で当たり勝ち、左足で前方にミドルパス、左右に展開と、ボランチナンバーの4番にふさわしい、圧倒的に攻守に絡む存在感で中盤を支配、7番は素晴らしいスピードでカットインドリブルを見せ、たぶんサイドというより、昔なら中央突破型のドリブラーになっただろうし、右の14番もカットインしてサイドバック2番が追い越していく。これは左の26番も同じ。2番のほうがインナーラップが得意かな。センターバック15番も高くてパワフル。2トップはともにスペースに流れて受けるのが上手いが、サイドに流れるという意味ではなく、小さなスペースを見つけてさっと動いて受ける感覚がある。さらに11番と7番はシャドーストライカー的に飛び出すのが上手い。13番はリンクマンとしてあらゆる局面に顔を出す。
星稜はサイドバックが攻守に能力が高いが、個々の能力でほぼ全面的に劣勢では苦しい。立ち上がりはサイドバックによるコーナーキックもあったが、徐々に単なる放り込みになり、金沢のゴールキーパーは高さ、足もとともしっかりしているので正確に処理されてしまう。
前半終盤には劣勢に対し星稜の選手が、こうなるのは分かっていた、という声かけもあった。劣勢でも耐えるのが高体連で全国制覇経験のある強豪校の勝負強さである。

後半も金沢ペースが続く。そして75分、右を破り7番がスピードに乗って仕掛けて中に入れて11番が決めた。1−0。以降も無難に時間を進めた金沢が順当に勝利した。



試合後兼六園に向かったが、桜満開で道路も人がぎっしりだった。兼六園にはいろいろな見どころがあるが、日本最古の自然圧による噴水や、そのもととなっている池を楽しんだくらいで、池からの流れを渡る橋も人でいっぱいだったし、園内の店もいっぱいですぐに撤退した。兼六園の向かいには石川門から金沢城もあるのだが、人が多すぎて断念。金沢駅に向かい、ゴーゴーカレーを食べて、青春18きっぷ鈍行で帰阪するのだった。



2023年04月01日(土) プリンスリーグ中国第1節 岡山学芸館−レノファ山口

プリンスリーグ開幕になり、青春18きっぷを活用して岡山で観戦した。11時キックオフとはいえ、高槻を5時台に出る。瀬戸内グラウンド入り口でプログラムを買うとき、生徒さんに「レノファの方ですか?」と尋ねられて、「大阪から来た中立の高校サッカーファンです」と答えると、余計変な目で見られる、というあるある。



プリンスリーグ中国第1節
岡山学芸館高校−レノファ山口U−18
4月1日 11時 岡山学芸館瀬戸内グラウンド 人工芝 晴


岡山学芸館 監督:高原良明 GA:平清孝
GK  1 平塚仁   3年 182/71 MIOびわこ滋賀
DF  3 平松伸朗  3年 176/63 アヴァンサールFC
    5 �盪拡史瓠 。廓� 173/63 福山ローザスセレソン
    4 平野大樹  3年 172/63 GAフロンティア大阪
   29 道満智哉  2年 175/65 A.C.Re:Salto
MF 26 池上大慈  2年 166/59 ハジャスFC
    8 田村日夏汰 3年 166/61 大阪東淀川FC
    7 木下瑠己  3年 164/60 鷲羽FC
   10 田口裕真  3年 170/64 高槻ジーグ
FW  9 太田修次郎 2年 180/64 鳴門第一中
   11 田邉望   3年 169/62 プラシア山口U−15

山口 監督:小林慎二 前所属記載なしはレノファ山口U−15出身
GK  1 佐々木康樹 3年 179/78 FCラルクヴェール千葉U−15
DF  2 鈴木陽   2年 166/62 クマガヤサッカースポーツクラブ
   19 下村翔   1年 168/58
    9 大宮健希  3年 186/70 ヴィッセル神戸伊丹U−15
    6 平田陽人  3年 167/61
MF 11 井平幸輝  2年 167/60 クレフィオ山口FC
    7 大和慎太朗 3年 168/65 プルミエール徳島SC
    8 岡田慎平  2年 173/63 クレフィオ山口FC
FW 14 小澤隆清  2年 163/55 DO SOCCER CLUB
   18 山本龍之介 1年 172/59 
   22 奥村 生  1年 167/55



立ち上がり、岡山学芸館が前からどんどんプレッシャーに行き、裏に蹴って押し込む。が、起点になってほしいはずのセンターフォワード��太田が山口のセンターバック��大宮に歯が立たない。さらに90分間のスタミナ配分を考えてしまったか、あまり前から追わず、15分で代えられてしまう。体格データの通り、双方決して大柄ではないが、競り合いでははっきり岡山学芸館に分がある。山口も身体の使い方はきっちり教えられているのだが、マイボール時はともかく、五分五分のボールは競り負ける。そもそも中盤の三枚は足もとで持って技術を発揮したいタイプ。イーブンボールには弱い。岡山学芸館の主力は両サイドの㉖池上と��田口、そしてFW��田邉で、ドリブルで仕掛けたいが、池上は山口�κ薪弔粒里�な守備力に苦戦している。田口はカットイン多用。GKはコーチングから確かに昨年度高校選手権大会優秀選手の平塚なのだが、得意の素早いパントキックが見られず、どうしたのか?と思った。とにかく岡山学芸館についてはっきりしているのは、攻守の切り替えが早いこと、守備の強度が体格データ以上にあること。そして攻撃時は自由を与えていること。持ち味の奔放なスタイルは残しつつ、強豪校のサッカーになっている。ただ正直言って新チームは全国トップクラスとは思わない。これからだが、もう少しフィジカルは欲しい。
対する山口はJユースらしく技術・戦術はしっかりしているし、試合を通して走力もあった。ただパワーと高さが足りない。ボランチ��井平が左足でパスを通し、センターフォワード�音核椶�小まめな動きなおしでボールを受け、��小澤と㉒奥村が中に入り、他の選手がどんどん飛び出していく。流れの中から点を取る雰囲気はある。ただ岡山学芸館も小柄なDF陣が組織力はともかく、個人の守備力が高く、なかなか決定機には至らない。���盪貝な震遒話藜造淵沺璽�を買われてレギュラーなんじゃないかな?高さはないが、このゲームに関しては山口の�音核椶箸料蠕�がいい。高さはないが動き方が細かくよく考えているセンターフォワードに対しては、同じく高さはないが、ポジション修正がマメなセンターバックがあっている。山口はGK�〆粥耕擇�ハイボールに強く安定している。そしてなかなか反応を見る機会がなかったが、フリーキックで好反応を見せ、その後にも好反応があり、能力の高いキーパーということが分かった。179センチしかないことが惜しまれる。センターバックの��大宮は高さに加えて基本がしっかりしていて、ヴィッセル神戸ユースに上がるには厳しくても、他のJユースに入って成長する、というのはいい判断だ。
さてゲームはなんとなく、岡山学芸館がゴールするならセットプレー、山口がゴールするなら流れの中だと思っていた。山口は後半から手前サイドに来た左サイドバック�κ薪弔�タフなアップダウンと正確な左足クロスに加えて、まさにフットボーラー向けの自由で発散的で積極的な人間性を見せ、今後が楽しみ。

さて、後半33分、岡山学芸館はハーフウェイラインを少し超えた右サイドフリーキック、�J疹召�ゴール前に入れてなだれ込んだ誰かの頭に合い、先制。これを守り切って1−0で岡山学芸館が勝利した。


 < 過去  INDEX  未来 >


T.K. [MAIL]