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日系マーケットに行ったり、夫の用事を片付けるのにつきあったり、日系マーケットで私たちなりにの年越し、新年を迎えるために必要な買い物をしました。お蕎麦におもち、ちょっとした煮物におせち料理の詰め合わせのようなものを購入。決して贅沢ではないけれど、私たちなりにお正月気分を味わうには充分です。古本屋にも行きました。クンデラ、ユン・チアンの作品に恋愛小説のアンソロジー、そして雑誌を一冊。やはり本を買うことは気持ちがいい。
夜はPCの前でかなりの時間を過ごし、テレビに映るカウントダウンを横目に見ながら、PCの前で年を越しました。本を読んで、確か、2時か3時頃就寝。練習は2時間くらい。
体調が悪い。昨日の症状に加え、ちょっと腸の調子も悪そうな感じ。痛みがあるのはなんとも不快。午後になってもあまり症状が軽くならないので、今日のレッスンは思いきってお休みさせてもらうことにしました。あまり直前のキャンセルはしたくないのだけれど、今日は仕方がない。大学が休みになっても、いくつかの演奏の機会が続き、Gさんとの日々など、どちらかというとばたばたした日々が続いていた上に、自分の練習にも気が抜けない。いつのまにか少し無理をしていたところもあったようで、今日はその張り詰めていた糸が切れてしまったかのよう。今朝は楽器に触れる気もなくなってしまっていた。でも、休むなら「今」。コンクールまで約10日。自分なりに限られた時間のなか努力はしてきた。
今朝は練習の代わりにヌヴーのブラームスを聴いた。しっかりとしたフレーズ作りの上にセクションごとのアライヴァルがはっきりしているといった印象を受けた。以前に聴いたときにはその演奏をとくにappreciateできなかったけれど、今は違う。やはり時間を経て、自分自身でも勉強していくうちに確実な変化があったようだ。
Gさんと一緒に過ごして、感じたことのひつは、自分が感じていることを言葉に置きかえることの大切さ。そうすることにより、その感覚はよりクリアになるし、自分自身のなかでより一層噛み砕くことができるようになる。彼は電子辞書さえ持ち歩いている。私はこの作業がとても苦手で、正直いって避けてしまっている。次の段階へ行きたいと思ったら、やはり避けては通れないことなのかもしれない。
夕方になって痛みが大分軽減され、気持ちも晴れてきた。夕食は先日多くゆですぎてしまったラザニアを小さく切って短い麺を作り、茄子、ほうれん草、ズッキーニを入れたトマトソースで頂くようにした。チーズも加えて、決して悪くない。
夕食を作りながら、ふと以前にMidoriさんがどこかで言っていたことを思い出した。それは、気分転換の大切さ。練習のように地味な作業を永遠に続けることはできないのだから、したくないときなどは他のことをして、気分をすっかり変えて、新たな気持ちをもって曲と向かいあうこともとても大切なのだ。
ある掲示板がきっかけで、久しぶりに少しだけだけれどラズロも聴いた。本を読んだり、料理をしていても、頭のなかで音楽が鳴り止むことはないけれど、別のジャンルの音楽を聴くときには、さすがにピタリと止んでしまう。これこそ、一番の気分転換になり得るのかもしれない。でも、一体何を聴く?
2003年12月29日(月) |
膀胱炎のような(3) |
昨日からまた膀胱炎のような症状がでていてちょっと辛い。 なので、昨日は4時間くらい練習して、夜は早くからお布団のなかへ。 Gさんに素晴らしい演奏家たちの集いに一緒に行こうと誘われていたけれど、 やはり無理をせずに行かずによかったような気がする。 なんと帰宅は3時過ぎだったそうだから。
今朝は4時半起床でGさんを近くの空港までお連れした。 こんなに早朝に外にでることはもちろん滅多にないので、夫と一緒にマクドナルド朝ごはんデート(笑)。窓外に見える朝焼けのなんと美しいこと。紫ともピンクともつかないような色が不思議に広がっていました。
帰宅して、そのまま起きていようかと思ったけれど、やはり疲れていたようで、また布団にもぐりこんでしまいました。起床は1時過ぎ。幸い、教える生徒はいなかったので、また練習などをしながら過ごしましたが、膀胱炎のような症状は相変わらずでなんとも不快。夜の練習には全く集中できず、1時間で切り上げ。
2003年12月26日(金) |
inspired (2) |
昨日も帰宅が遅く朝起きるのが辛かった。でもお昼からはきちんと練習を始めました。昨日、いつもと違ったことをしたがのが功を奏したのか、疲れているわりにはとてもよく集中できて、いい練習ができました。夕方から教えて、教え終わった後、9時頃にまたGさんのところへ。今日の夕食小僧寿司(笑)を持参して。大分遅くなってからだけれど、私のブラームスをちょっとだけ聞いていただきました。もちろん、彼がピアノを弾いてくれて。もっと長いフレーズを考えるべき、前に行く感じを忘れないこと、などなどなど全てを逐一書くのは面倒なので省いてしまいますが、新しいブラームスが見えてくるようなとてもinspireingな御言葉を頂いて、私はちょっとした嬉しいショック状態に陥りました。他の楽章も聞いて欲しいな…
2003年12月25日(木) |
みんなでラザニア(3) |
昨晩はミッドナイトマスにいったので、帰宅は1時半。小さい方のホールのマスに参列しましたが、小規模で私としてはとても心地よかった。
今日はお昼近くまで眠ってしまって、午後からは練習をしたり、ラザニアを作ったりしました。そのラザニア、サラダ、ミートパイ(これはいただきもの)を持参して先生の御宅に泊まっているピアニストのGさんのところへ行って、みんなで楽しい夕食。その後、”Lost In Translation”というソフィアコッポラ監督の日本が舞台になっている映画をみにいきました。ちょっとした娯楽用ラブストーリーといった印象。
先生のご家族を空港までおつれした。 先生のお家に5時半過ぎに着いて、6時には出発の予定が、少し遅れて、6時半出発。 空港を目の前にして、渋滞に巻き込まれた上、ラジオから今朝の5時から商業用でない車は全てパーキングに入れなければならない、というルールになったと知って、驚く私たち。飛行機に間に合わないかも、などと話しながらも、空港に入ってからは割にスムーズに事が運び、多分、間に合ったのではないかな。
先生の車(バン)を運転して、先生のお宅へ着いたのは8時半頃。やはり慣れない早朝のちょっとした仕事に疲れた。
帰宅後、すぐにもう一度お布団に入って、目覚めたのはお昼頃。
友人にEカードを送ったりしながら、過ごすけれど、体内時計が狂ったのか、身体は疲れているし、頭もぼんやりしていて、何もする気になれない。
でも練習はしておかないと、と疲れた体でとにかく、スロープラクティス。音程、それから、どんな弓圧、弓のスピードのときに一番いい音がでるのか、を考えながら、腕に教えこんでいくような作業。疲れていて力も入らないので、そんな作業をしながらもフレージングや、音色に関するアイディアが浮かんでくるのはなんとなく不思議だった。
夜はミッドナイトミサへ。やはり沢山の人が来ていたので、別棟でのミサに参列。久しぶりだったこともあって、ちょっと涙がでてきてしまった。ミサの最中に、ふと、ときどき音楽のフレージングなどのアイディアがふと私自身のうちから沸きあがってくるような感覚を覚えているけれど、実はそれは神さまから与えられているものなのでは、と気づかされ、はっとした。最近ミサに行っていないけれど、それでも神は私を見守り、力を下さっている。感謝の気持ちで一杯になった。
2003年12月22日(月) |
生徒のためにお菓子をラッピング(4) |
10時半くらいから大学で練習。 11時半から伴奏合わせ、のはずが、ピアニストが遅れ来た。 そのせいもあって、調子にのって、1時近くまで伴奏合わせをして、 次の人の時間に突入してしまっていた。 後から知ったのだけれど、 どうやら、その人のリハーサルは30分の予定だったようで、 ちょっと悪いことをしたな。と反省。 メールであやまっておきました。
帰りにお店に寄って、自分の靴下などを購入。 帰宅後、食事をしてから、生徒たちへのクリスマスギフトをラップ。 今年の中身はクリームパフのお菓子とチョコレート。
4時半から2時間教えた。 最後の生徒が来ないので、電話をしたら、お母様も具合が悪そうでした。
9時半くらいからまた練習。 今頃になってようやくシークエンスなどが以前よりも明確に見え始めた。 今頃になってなぜ?という感じもあるけれど、 そういうことに気がつかないよりはずっといい。 音楽が変わるかもしれない。
2003年12月21日(日) |
素晴らしいお昼寝(5) |
布団のかけすぎか、着過ぎか、今朝は4時くらいに暑くて目が覚めてしまって、それから眠れませんでした。なので、お風呂に入ったり、本を読んだり、PCで遊んだり、いろいろなことをしながら文字通り時間をつぶして、7時半頃には銀行へ入金をしに行った。帰りには教会にも寄ってきた。久しぶり。やはりちょっと肩の力が抜けるような感覚を味わった。
帰宅後、1時間くらい練習をしたら、本格的に疲れてきて、お昼寝。 す〜っと吸い込まれるように眠りに入って、 2時間くらいと〜ってもよく眠れて、気持ちがよかった。本当に。
その後、練習(2)。午後の練習では録音をしてみたけれど、そのときになんだか曲に全く集中できずに弾いていた自分がいた。録音にはそれが現れている。やはり曲に集中するというのはとても大切なこと。曲に対する新鮮味のようなものも失われないようにしなければならない。
夕食は力うどん。
夜、もう一度練習(2)。午後よりはずっと調子がよかった。 音楽のことを考えられる自分がいた。
2003年12月18日(木) |
くもりのち晴れ(5) |
昨日は教会での演奏の仕事で、なんとなく私のトラウマのようなものを思い出させるようなエピソードや、夏に一度あったように、こちらの状況のせいで、またしても支払いがきちんとされないかもしれない、という不安のようなものを感じ、帰宅後はあまり気分がよくなかった。
今朝は久しぶりに思いきり眠って、11時起床。おそくまで眠ってしまったせいか、昨日のことが思い出されてか、気分は重い。結局、きちんと練習を始めたのは3時半。それまでは、友人に愚痴のメールを送ったり、いろいろなサイトを覗いたりとぼんやり過ごしてしまった。でも、一度練習を始めるとすぐに集中できた。とにかく、ブラームス。演奏を録音してチェック。やはり1楽章が音楽的にまだ成っていないという感じ。カデンツァも。2楽章、3楽章は悪くない。
2週間くらい前に受けたレッスンの録音をはじめて聞きなおしてみる。カデンツのレッスンだけれど、さすが先生のものはカッコイイ。惚れ惚れしてしまう。
結局、各楽章のスロープラクティス、通し(録音)、まずいところを練習、リズムエクササイズ、という感じでの練習でした。
調子に乗って、トータル5時間くらい練習に費やしてしまいました。明日はレッスンもあるので、限られた時間でできるだけ高みを望んだ練習でした。いつもならば、これだけ弾くともっと背中が凝っているような感じがあるのだけれど、今日はそれがない。(!)
10日前から別のあご当てを使っていたのだけれど、昨日の演奏の仕事を終えた時点で、なんだか首や肩が痛くなっていたので、今日、またいつものものに変えてみた。やはりその方が調子がいいような気がする。とにかく、私の場合は立ち姿勢も音にかなり影響するので、今日はなるべく姿勢にも気をつけていたからなのでしょうか? でも、今晩はしっかりストレッチなどをしてから休まないと、明日になって痛みがでたりしても困ります。明日の朝にはレッスンがあるし…。
2003年12月16日(火) |
老人ホームでの演奏:Ravel、Beethoven (3) |
9時頃起床。10時すぎから1時間ほどウォームアップ。 今日はあまりいい感じではない。 10分遅れて、ピアニストとの通しに行き、その後、一緒に老人ホームへ。 カワイのベイビーグランドがステージの上に設置してあり、 ピアノ自体はとてもいい音でした。 ただ、ご老人たちのピアニストの手が見たいというご要望で、 ピアノの向きを変えられて、私としてはちょっと弾きにくい状態でした。 大々的にはウォームアップのできないなか、 演奏を始めるのはやはり難しいな、と思いました。 やはり、音楽に集中できるようになるまでに少し時間がかかるのです。 ラヴェル(1楽章)を弾き終えた後のベートーベンのトリオ「大公」(1楽章)はやはりずっと弾きやすかった。もちろん、ラヴェルのようなデリケートなカラーを必要とはしないということもあったけれど、やはり演奏する準備ができている、という感覚が自分のなかにあったのが、ラヴェルとは違っていました。妙なところでちょっと音をはずしてしまったのは恥ずかしかったのですが。(笑)
その後、ピアノのCさんと絞りたてジュ−スを買いに出かけて、3時半には帰宅。 1時間ほどのんびりして、ブラームスの練習。昨日、リズムエクササイズをしたところは確実によくなっていました。今日は練習というよりは、ちょっとダラダラ弾いてしまった部分もあり、反省。
2003年12月15日(月) |
たくさん教えた日 (3.5) |
昨日もちょっと遅かったけれど、今朝は9時頃には起きた。 以前に比べると睡眠時間が短くても大丈夫になってきている。 これは歳をとったしるし?
練習して、お昼を食べて、掃除をして、3時45分から8時半まで教えるという長い一日でした。でも、一人お休みがでたので、その1時間を練習に当てて、ちょっと気分転換にもなったように思う。
ブラームスの練習はきちんと積み重なっている実感がある。でも、もっと時間を使ってもいいような気がする。もちろん、今日はたくさん教えていたし、明日はラヴェルとベートーベンの演奏もあるので、仕方がないけれど。やはりブラームスの協奏曲は大曲と実感している。
明日は老人ホームのようなところでの演奏会。
2003年12月14日(日) |
のんびり日曜日、練習(4) |
今日は久しぶりに思いきりお寝坊。 明け方、喘息の苦しさせ目が覚めてしまったけれど、 その後、もう一度眠ることができて、11時頃までお布団のなか。
ゆっくりとメールをチェックしながらの朝のコーヒータイムは格別。
午後からは練習とリラックスの一日。 ブラームスは録音しながら練習をすすめていく。 やはり先生のご指摘を受けたように、 フレーズのつくりかたが平坦で面白くない。 気がついたところは直していく、こつこつとした作業。
久しぶりにごはんを炊いて、サーモン入りの具沢山スープを作っていただく。 自分でつくったものは健康的だし、食べると元気が出る感じ。
2003年12月13日(土) |
室内オーケストラ演奏会:Hummel、Beethoven、Hindemith |
午前中、教会での仕事(リハーサル)が入っていたのに、 キャンセルになってしまった。 でも、支払いは変わらないようなので、 ボランティアでいろいろと頑張っている分、 神様からのプレゼントのように感じられた。感謝。
午前中、空いたのは本当に助かった。 夜には演奏会もあるし、かなり疲れていたので。
ゆっくり起き出して、ブラームスを2時間ほど練習し、 昼食をはさんで、オケピースを2時間くらいみていた。 4時過ぎから6時まで教えて、6時半に家を出て、会場へ。
8時演奏会。 Hummel Trumpet Concerto Beethoven Two Romances 休憩 Hindemith Tuttifanchen Suite
演奏会の直前になって突然ボーイングを直したり、となんとも忙しない時間を過ごしたけれど、若いメンバーとの交流はなんとも楽しかった。休憩のときに、数人のメンバーから「Can You Be Our Concertmaster?」なんて言われて、胸に矢が刺さってしまった。なんて可愛いんだろう…。この仕事はボランティアだったし、疲れていたし、あまり気が乗らなかったけれど、彼らとの交流は私のうちの全てのネガティブなものを吹き飛ばしてくれた。ありがとう。
帰宅すると、夫がプリンケーキを買って待っていていれた。私のバースデーケーキ。とってもおいしかったし、嬉しかった。
今日は私の誕生日。 友達からEカードが届いたり、 電話があったり、 ちょっとくすぐったかったけれど、嬉しかった。
でも、私の一日自体は普段とそう変わらない。 午後は8時過ぎまで教えて、 Pくんを電車の駅まで迎えに行って…、 あ、でも、その後レストランに寄って、みんなで食事。 たらこスパゲティーを食べられたのはひとつ嬉しいことでした。(笑) 帰宅後は、昨日の生徒に電話をして、最終レッスン。(笑)
夫からはきれいなゆりの花束を、 生徒からはランの鉢植えを頂き、 家にはお花が一杯。 いい匂い。
2003年12月11日(木) |
室内オーケストラリハーサル、夜遅くまでのレッスン |
午前中の予定はなし。
夜の7時から、ある室内オーケストラのリハーサル。雇われコンサートマスターとして。みんながどんな風に弾くのかわからない上に、突然コンマスだなんてちょっと抵抗があるけれど…
予期していた以上に若いメンバーのオケだった。ダイナミクスを無視しての大胆な演奏を、とりあえず「可愛い」と済ませられるような年齢層でした。でも、どんな人でも、どこからか始めなければならないので、そういう意味ではみんなよくがんばっていると思った。リハーサルもとてもシンプル。(笑)
9時過ぎにリハーサルを終えて、私の生徒のお宅へ向かう。途中、ガソリンを入れたり、お腹が空いてハンバーガーを買ったりしてしまったので、15分ほど遅れてしまった。夜の10時前から11時半近くまで、真剣なレッスン。生徒にとっても大変だったろうし、私もかなり疲れた。でも、彼が一生懸命やるということはどういうことなのか、オーディションを受けるということがどういうことなのか、少しでも、体験し、学んで、今後に役立ててもらえば、と思います。12時帰宅。
2003年12月10日(水) |
クラス演奏会:ベートーベン ピアノトリオ「大公」1楽章 |
今朝は起きるのが辛かった…。けれど、8時半に起きて、9時から大学で練習、ウォームアップ。10時からレッスン。ピアノ伴奏付き。自分が思っていた以上に伴奏になれている自分がいたのはちょっと驚きだった。3楽章はピアノが突然私のテンポよりもゆっくりと始めたので、一瞬驚いたけれど、私が速く弾き過ぎていたのをうまく戻してくれた。そのおかげで、「あ、これならできるじゃん!」という気持ちも芽生え、昨日の緊張は自分が必要以上に速く弾き過ぎていて、全てをコントロールができなくなっていた、できるかどうか自信がもてないからのことだったと気がついた。このテンポならば大丈夫、というテンポ設定をすることはとても重要。最近、多くの速いテンポの演奏の録音を聴いているので、自分のテンポ設定に関して不安もあったのだけれど、もう迷いはない。「2,3楽章は大丈夫ですが、1楽章は…どうやって全てのフレーズをSpecialにする予定なんですか?」はっきり言って、大学院の課題に演奏会などで練習時間が上手くとれない状態のときに、先生のこのコメントはいたかったけれど、大丈夫。これからが勝負。
11時半からベートーベンのピアノトリオをさらう。(途中からブラームスにスイッチ)12時半からコーチング。前回の私の先生のコメント”expressive”という言葉が常に頭のなかにあったし、前回クラスで演奏したときの室内楽の先生の言葉”ビブラート”も私のなかでは重要なポイントだった。出番の2曲前にはしっかりとバックステージに回り、ウォームアッップ。これだけで、前回とは違って緊張がほぐれる。今日はとにかく楽しみたかった。演奏中はしっかり集中でき、楽しかった。もちろん多少の興奮と緊張はあったけれど、それが良い方向に働き、いい集中力が生まれた。帰り道でその録音を聞いたけれど、とてもいい。やはりexpressiveに自分のうちのものを音を通して出すことは私にとってとても大切なこと。
2003年12月06日(土) |
演奏会2日目:Beach |
6時半ころ、夫のたてる物音で目が覚めた。 どうやら、彼は一晩中起きていたよう。
最近、「メルトモ」ができて、かなりうきうきしていた。 すでに2度もお目にかかって、とっても楽しい時間を共有してくださった。 でも、ここのところ、メールがない。 私は調子に乗ってちょこちょこと送ってしまっていて、 ちょっとTOO MUCHと感じられていたのかもしれないな。反省。
午前中二人の生徒を教えて、図書館に立ちより、その後、C大学のヴァイオリンリサイタルを聞きにいった。リサイタルと名はついていたけれど、実際は試験でした。途中、3人の演奏を聞いたけれど、ちょっと我慢ができなくなって、帰ってきてしまった…。
帰宅後、少し眠ろうと横になるけれど、誰かがドアをがんがんノックしたり、キャンセルしたはずの生徒が間違えて来てしまったり、私のつかの間の休息は邪魔されて終わってしまった。こんな状態で演奏会を迎えるなんて…私はかなり気分が悪かった。6時ごろからウォームアップ。8時には自宅を出て会場へ。
昨日はちょっと松脂を塗り過ぎたようなので、今日は全くつけなかった。すると、やはりちょっとソロの部分での音が出にくかったような気がする。でもその分、力んだ感じがとれて、かえって良かったように思う。ただ、昨日に比べると緊張感があまりなかったので、ソロの音程はパーフェクトというわけにはいかなかったかな?昨日はちょっと肩に力が入って、他のパートの音を聞くことが少しおろそかになっていたな、と今日になって気がついた。今日はよく聴けたから。(笑)とにかく、演奏会は成功。無事終了してほっとひと安心。
2003年12月05日(金) |
演奏会1日目:Beach ・ クラスでの演奏:ブラームス2,3楽章 |
今日は演奏会。そう思うと、疲れないようにエネルギーを小出しにしなければ、などと考えた。いつもならば、10時からウォームアップ件練習を始めるけれど、今日はなかなか起きられなかったこともあって、10時半から30分だけにしておいた。30分だけでも随分きちんとウォームアップできるものだな、と新たな発見。11時からラヴェルのコーチング。今日はなかなか調子が良かった。
12時過ぎ、お昼を食べる。昨日はしっかりイタリアンを頂いたので、今日は中華で安く済ませる。(笑)ムターさんのブラームスを聞きながら。このCDは最近時々聞いている。テンポ感がなんとなく自分のそれと近いこともあるので、オーケストラのパートの確認にとてもいい。1時半くらいから再び練習。ブラームス。今日の目標はテンポをsteadyに保つこと。昨日の伴奏合わせでの演奏を聞いて、ほかにもいろいろと直したいことはあるけれど、オーケストラの演奏会もあるし、昨日の今日では時間が許さない。とにかくこの時間はメトロノームと一緒に過ごす。
今日のクラスでの演奏は少し緊張気味だった。コンクールの日もこんな感じになるのだろうな、と思うので、よかった。弾いているときの印象はやはり、音程が気になったし、3楽章では思うような音質が得られないところもあって、少し戸惑いを感じていた。演奏し終わって、私の癖、tightnessのせいだったと気がつく。音楽がかなりintenseなので、ついつい身体的にもそんな風になってしまう。気をつけなければ。
録音で気がついたのは、3楽章においてはしっかりと安定したテンポを保っていたし、ところどころ、音楽的にとてもいいものがあらわれているということ。あとは、手をゆるめて、音程をしっかり確実にとりたい。2楽章はもう少し早いテンポでもいいかな、という感じ。テープでは音楽に動きが足りない感じがしたので。オクターブもしっかりと確実にとれるようにしなければならない。
5時帰宅。お昼の残りを食べて、まずは着替え。そして、シンフォニーの練習。ソロがあるのでとくにそこには時間をかけて練習。今日のコールタイムは8時半なので、時間はある。途中、大好きなTJ'sのチョコレートケーキを食べたら、なんだか元気が出てきた。(笑)
いつもならば、ウォームアップピースがあって、メインのシンフォニーを弾くことが多いけれど、今日は到着していきなりシンフォニー。正直ちょっと戸惑いがあったし、緊張していた。ソロはまあまあよかったかな。数人の方々が「ソロは素晴らしかったよ!」って声をかけてくれたし。実は、私がダウンビートを受け持っているはずなのに、指揮者は私のものとは別のダウンビートを作ってしまっているので、彼にとってのダウンビートは私にとってはセカンドビートのように見える。それで、ちょっとあわなくなったところがあったけれどすぐにadjustしたので、それほど大きな問題にはならなかった。でも、ちょっとやりにくいな。
10時過ぎ帰宅。少し院の課題に取り組むけれど、疲れているのに、また頑張り過ぎると眠れなくなりそうなので、割にすぐに横になった。顔を洗ったり、コンタクトレンズをはずさなければ、と思いながら横になったら、すぐに寝入ってしまった。
でも、今日はかなりたくさんのことをしたにも関わらず、疲労困憊にならずに上手くコントロールできたんだな、と思う。
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