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ここのところ調子が悪い。情緒不安定。 昨日も練習をしなかったのに、今日も楽器に触れなかった、 というか、少しオケピースを練習したが、 来月の演目は、ジャズ。 私はこんな曲を勉強するために、学校に行っているのではない、 という気持ちが頭の片隅にあって、いまひとつ楽しめない。 ジャズはジャズでいい。たまに耳にするのもいい。でも、弾きたくはない。
今朝は9時前に起きて、なんだか素敵な日曜日になりそうな気もしたけれど、 最近、本当に心が疲れていて、外に出る気力もない。 気分転換がもともと不得手な上に、悪循環である。 夜には過食で、身体的にも辛い思いをした。
2004年02月25日(水) |
クラス内演奏:ラヴェル ソナタ 2楽章 ブルース |
昨日、指揮者の先生にこっぴどく注意を受けた上に、今日人前で演奏するというのは少しキツイ感じがしたけれど、ラヴェルの演奏は上手くいったと思う。多少の緊張はあったけれど、MDを聴いたら割によかった。スライドに注意が向き過ぎていて、スライド到達点の音が少し遅れて聞こえるのが、気になったのと、ピアノとの掛け合いの部分で1箇所、少し気になったところがあったけれど、今の時点ではとりあえずマルとしようと思う。心が弱くなっている今日この頃、自分で自分を励ます必要を感じる。
室内楽のクラス終了後はメディアセンターで来月の演目であるジャズの曲を聴き、内緒でテープにコピーをする。もともとあまりジャズを聞かないので、私にとっては外国語のようなもの。ラヴェルで精一杯の私にジャズ曲のコンサートマスターをしろ、というのも酷な話だと私自身は思っている。外国語を学ぶにはそれに触れる機会を増やさねば始まらない。できる限りの努力はするつもり。
4時半頃自宅に向かおうと大学を出ようとすると、日本人教授と一緒になり、少し話しをした。やはり、昨日の今日ということもあり、多少傷ついていた心から血がでてきてしまった。いろいろな意味でプレッシャーを感じていたので、泣いてしまったのだ。帰りの車のなかでも涙が止まらない。
とにかく今日はゆっくり休もう。
2004年02月22日(日) |
Trio Galanterie の演奏会へ |
7時半頃、自然と目が覚めて、ちょっととくした気分で始まった日曜日。 カプチーノを頂きながら、PCに向かって、しばらく過ごした後、 シャワーを浴びてすっきりと目を覚ましてから練習(9時15分から!)。
昨日の夜の紙面による連絡で、来月のオーディションは受けないことになり、 気持ちの上でかなり違う。練習をするのにも、ランララン♪という気分で始められるし…(笑)手持ちの課題が2倍になるということでやはりものすごい重圧感を感じていた、ということにオーディションを受けないとはっきりとした時点でようやく気がついた。自分がストレスをどの程度感じているかというのはどうしたらわかるのだろう…?
ランチの後、少しゆっくりして、知人の演奏会へ。
Trio Gakantierie: J.Schuneiderman,lute E.Blumenstock,violin W.Skeen,cello
Haydn Cassation in C Kohaut Lute Concerto in F Weiss Sonata in d (Intermission) Hagen Sonata in c Kropfgans Lute Concerto in c
18世紀の音楽を専門にしているリュート、ヴァイオリン、チェロのトリオ。昨晩も演奏会へ行ったばかりなので、今日は自宅でゆっくりしていたいな、と思う反面、せっかくお知らせ頂いたのだから行かなければ…とちょっと重たい腰をひきずるように(?)会場へ向かった。少し遅れてしまったのだけれど、会場に入るなり、なんとも心地良い音が空間に広がっており、息を呑んだ。1楽章も聴かないうちに、これはいい!来て良かった!と思えた。
ヴァイオリニストはもちろんバロック弓をつかって演奏をしていて、間近で見るのは初めてに近いので、その躍動的な動きと軽やかな音のギャップがなんとも新鮮に感じられた。使っている弓の部分はかなり短いので、もちろんモダンの楽器を使うときのようなとてもゆっくりとしたテンポには向かないにしても、それなりの緩急はやはり上手につけていらして、素晴らしかった。
休憩時に一緒に行った夫の具合が突然悪くなり、帰宅することになったけれど、まあ、事情が事情なので、残念ではあったけれど止む終えない。
2004年02月20日(金) |
演奏会を聴きに(Chamber Works for viola, winds, and piano)(2.5) |
今日はひとりお休みがあったので、12時から教える。 途中休憩、練習をしながら7時15分まで。
夜は大学の教授陣による演奏会を聴きに行った。
Chamber Works for viola, winds and piano
Schumann Adagio and Allegro, op.70 (D.Katzen, horn A. Terrichiano, piano) Schumann Marchenerzahlungen, op.132 (A.Walker,cl. J.Scanlon,vla. A.Terriciano, piano) ---Intermission--- Beethoven Trio (A.Walker, cl. C.McEdwards, basoon, A.Terriciano, piano) Hindemith Sonata for viola and piano, op.11#4 (J.Scanlon,vla A.Terriciano, piano)
ヴァラエティーに富んだ楽曲を楽しめた一夜でした。個人的に一番楽しめたのはベートーベン。やはりアライバルポイントをはっきりとつくってある演奏はたとえその曲を知らなくても、リスナーとしてはとても楽しめる。そのほかはそういった意味では今ひとつだったような気がする。でも、全体をみたらいい演奏会だったといえるのではないだろうか。ヴィオラの先生はご自分の演奏に満足が行かなかったようで、やはりどのレベルにおいてもそのようになることはあるのだな、と感じた。
夫がメールボックスに行って郵便物をとってきてくれた。来月のオーディションのための楽譜がそろそろ送られてくるはず、と首を長くして待っていた。確かに封筒はこれだ、というのがあったけれど、楽譜が入っているとは思えないそのサイズ。はて?と開封してみると…なんとオーディションには500人以上が応募しているので、レジュメの内容から多くの人をカットしているという。そして私もその一人。まだ大学院に在籍しているので、確かにオーディションを通ったとしてもすぐには働けないし、まだ経験を積むためにオーディションを利用しようと思っていた程度なので、それならそれでいい、と内心ホッとしている自分がいる。もしどうしてもオーディションを受けたいのならばその旨連絡し、スタンバイの状態でいるようにとのことだが、そこまでするつもりはない。
今日のレッスンは先生のご都合により、通常10時からのところが11時半に変更されて、助かった。10時には大学へ行って練習をはじめたけれど、最近、やはり自分が思うようには練習時間がとれないためか、レッスンのときでもなんとなく緊張していて、よく弾けない。ヴィニアフスのエコールモデルヌの3番の2ページ目など、練習のときはなんでもないのに、先生の前ではスムーズに弾けなかったり、イザイもいつもはなんでもないところが、緊張のために上手くいかなかったり…。
午後はまたオケピースを練習して、リハーサルへ。指揮者の先生は足を固定し、松葉杖をつきながらいらしたので、なんとも痛々しかったけれど、リハーサルは無事終了。少し早めに切り上げてもくださった。
帰宅後は食事をしてゆっくりする。でも、やはり一日の密度が濃かったせいか、夜になると本当に疲れて、涙すら出てくる。いつもギリギリまでがんばってしまう私はついついこんな状態に陥りがち。こうなると、物事を悲観的に考え始め、気分は悪い方向へ転がり落ちていく。とにかく、何も考えずに休むことにした、
今日から新しい月。日記を書こうと思って初めて思い出した。
やはりまだまだ気持ちの揺れが激しい。 今日も何かとても不安な気持ちになってしまって、泣いてしまった。 気をつけながら、なんとかうまく乗り切りたい。
午前中はPCに向かって過ごし、 午後は日本語ビデオを観たり、練習をしたりして過ごした。
今日の練習はエクサープツとモーツアルト、それからイザイとブラームスを少しづつ。楽器を弾きながら将来に対する不安のようなものを感じては涙がでてきた。気持ちは思いきりどんよりとしているのに、指はしっかり動いていた。涙をふきふき、練習は3時間ほど続いた。
気分転換を上手くはかるにはどうしたらいいのか。 ふと以前から日本の歌を歌いたいと思っていたことと、少し前にカラオケ関係の番組を目にしたことを思いだし、日本のポップスをダウンロードして聞いてみることにした。どこから初めてよいのかもわからず、とりあえず、カラオケランキングなるものを参考に、また過去に聞いたことのあるものを記憶の底からたぐり寄せるように、何曲か適当に手元に寄せてみる。なかには、気に入ったものもあり、それを何度か繰り返し聞くうちに、鼻歌すらでてくる。これはいい!久しぶりにいろいろなことを忘れて楽しんだ。
夕食にはクラムスパゲティーを作って、その後、夫が私の様子を少し心配してくれて、一緒に買い物に出てくれた。以前から考えていたキッチンの窓に取り付けるためのカーテンをようやく購入。セールだったので、8ドル。もちろんサイズが小さいせいもあるけれど、これだけが取り残されていたように棚に置かれていたのには、なんとなく神様のお導きを感じてしまう。本当にありがたい。
帰宅後、夫が大きな額のチェックをくれた。「今月分の家賃ね」 私は涙を流して喜んだ。 結婚後、夫が倒れて以来、私が家計を支えるためにがんばっている。 夫が初めて家賃の全額を払ってくれる。肩の力の抜ける一瞬だった。
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