2005年02月23日(水) |
さて書くか。お題はPIL / compactdisc |
本来は「Album」というタイトルだそうです。
2月半ば、突然高熱にうなされ、医師に診断されること「インフルエンザ」。病床でうんうん唸りながら聴いていたのが、このアルバムでした。
ウチにはTVはなく、本を読む体力気力もなく、ただ天井を仰ぎながら聴いてたCD(CDを交換する気力も失せておりました)。買ったのは地元であったか、いつであったかも微妙。ただ「happy?」や「9」等の音に幻滅しながらも、ジョン・ライドン〜PILというだけで買いまくっていた時期がありまして、この「compactdisc」も(購入した記憶を忘れて)あやうくネット通販で注文するところでした。あぶねえ。
メムバーはジョン・ライドン以下、B.ビル・ラズウェル、G.スティーヴ・ヴァイ、Key.坂本龍一、Dr.ジンジャー・ベイカーという調べてから気づいた「なんなんじゃこれは」なメンツ。一聴したイメージはメタルなギターが鳴りっ放し。そんなもんだから買った当初は「窓からポイ」だったのですな。
でも断言する!これすげえイイぞあ!!
PILはファーストかセカンド。などといわずぜひ手を伸ばして欲しい逸品。ファーストもセカンドも歴史的名盤扱いされてるけど、実際通し聴きはキツイし、もちろんサードも好きですけどね。でも「compactdisc」は全曲POPだし弾きっぱなしと思われるギターも1曲1リフだけだし、あのドロドロした太鼓!まさに和太鼓みたいに乱打するドラム!これが病みつき!7曲で40分というサイズもジャストですしね。
太鼓とギターだけで3日間の闘病に耐えた。しかも職場復帰後も店内BGMでかけまくった(もちろん他スタッフからイヤがられた)。はじめてPILを我が物にした思いです。うーん感無量。キースやジャーがいなくともいかすのである。
ちなみにジャー・ウォブルはこんなこともやってた。再発CDがもうすぐ出るらしい。知らなかった。インフルエンザに罹ってからCDへの物欲が減退しはじめている今日このごろだけど、こういう路線(どういう路線だ?)を掘り進めてみたい欲はムクムクと。
今回の項はG.B.H/THE PUNK SINGLES 1981-84をBGMに書きました。なんだふつうのパンクじゃん、と思うなかれ。健康体になればパンクなのですよ。
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