| 2004年02月29日(日) |
早く出荷しないと死んでしまうのである |
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京都府丹波町の養鶏採卵場「浅田農産船井農場」を経営する浅田肇会長は、日本養鶏協会の副会長で養鶏業界の指導的立場にある立派なお方なのである。今回の鳥インフルエンザ問題に関しても熱心に対策をお立てにならなければならないはずのお方なのだ。
この船井農場では通常、日に100羽前後の鶏が死ぬそうである。ところが2月19日に京都府が立ち入り調査を行って「異常なし」の回答を得た翌日の20日からは急に死亡する鶏が増え、一日1000羽のペースで死に始めたという。農場ではエサや水を一時的に止める症状回復法をとったが効果はなく、24・25両日には合計5000羽が死に、あわてて獣医師に診せたところ診断は腸炎だったので府には届けなかった。26日にも3000羽が死んだ。28日までに死んだ鶏の合計は実に6万7500羽にのぼるとか。
このままでは飼っている鶏が全滅してしまう。死ぬ前になんとかまだ生きている鶏を売ってしまおう……として、病気に気づいてから浅田会長は1万5000羽の鶏を生きたまま出荷していた。もちろん卵もずっと生産され続けた。生協にも納入されていたのである。大量死でまず疑わなければならないのは伝染病である。感染している可能性のある鶏を他に出荷すればたちまち被害は拡大する。日本養鶏協会副会長というお立場の方が、防疫意識のかけらもなかったことに対してオレは不謹慎だが笑ってしまうのである。いや、最低限の防疫意識はあったが、金儲け意識が勝っただけなのかも知れないが。それでもHIVウイルスに汚染された血液製剤を売りまくった連中に比べれば、対象が家畜であった分まだマシなのかも知れない。
駆け込みで出荷された鶏が全部唐揚げなどにされて食われてしまい、病気で死んだ鶏は焼却して証拠隠滅できれば完全犯罪だったのだが、27日に「どうも大量の鶏が死んでいるらしい」という匿名のタレコミ電話があったために船井農場に調査が入り、大量死した鶏を簡易検査した結果、鳥インフルエンザ陽性反応が出てしまった。もうバレちゃったのである。おそらく日本のどこかで同じように死んだ鶏をせっせと埋めている養鶏場があるのだろう。こうなるとみんなが疑い始めるのである。
浅田会長のしたことは、自分の農場の評判を落としただけではなく、日本中の養鶏業者の信用を失墜したまさに犯罪的行為である。謝罪どころではすまされない。ジジイ一人が謝ったところでインフルエンザが収まるものでもない。感染した鶏をせっせと出荷して被害を拡大させた以上、出荷先で焼却処分される大量の鶏の代金はすべて浅田会長に補償させるべきだ。京都府は現在船井農場で飼われている20万羽の他の鶏を自主処理することを浅田会長に求めているのだが、強制ではなくて「自主」なのは全額補償したくないからである。今一番大切なのは被害拡大を防ぐことでありゼニの問題ではない。そんなことがわかっていない馬鹿公務員がいることもこのような茶番が永久に繰り返される一つの理由なのである。
| 2004年02月28日(土) |
最高でも死刑、最低でも死刑 |
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その昔、田村亮子(おっと、今は谷亮子だ)がオリンピックの目標について訊かれて「最低でも金、最高でも金」と答えたそうである。死刑以外の答えが何一つ用意されていなかった今回の裁判も同様に例えることができるだろう。刑事裁判とは、検察側と弁護側がさまざまな証拠資料を駆使して丁々発止とやり合うディベートの一種であるとオレは思っている。その意味で、戦う前から結論が用意されている今回の裁判は、およそディベートの名に値しないものであった。
地下鉄サリン事件が教祖の命令であったのか、それとも一部の側近の暴走であったのかは、麻原教祖が何も語らなくなった今となってはもうわからない。ただ、東京の上空から大規模にサリンを散布して日本国民を恐怖のどん底にたたき込むことが、オウムの意図した革命の一つの過程であったことは確かである。そのために教団はロシアからヘリコプターを購入していた。
もしも松本や地下鉄で実験せずに、いきなりサリン数トンを空中散布されたらどんなことになっていただろうか。オレはその最悪の事態を想像してしまう。そして、これほど厄介な集団に対して、公安関係のスパイが偽入信してその内情を探るなどの捜査方法を取らなかったことを残念に思うのである。しょせん日本の警察の捜査力はこの程度なのだ。
オウムに集まった若者たちは、その多くが現実世界の人間関係に絶望して入信してくる。その他の新興宗教にしても自己啓発セミナーにしても同様だ。地域社会や家族という絆が崩壊しつつある今、居場所を失った人たちの受け皿はこのような団体や組織しかないのである。
確か1992年だったと思うが、京都大学の学園祭で行われた麻原彰晃講演会にオレは聴衆の一人として参加していた。自分の目でどんな男かを確かめたかったからである。教義には何の関心もないが、教祖に対しては野次馬的な興味を持っていた。300人収容の教室には実に1000名を超える聴衆が集まっていたという。そのときに教祖の周囲を警備していたメンバーは、後に逮捕されて次々と死刑判決を受けることになった面々だった。オレの目の前には新実智光が立っていた。彼がそのときすでに坂本弁護士一家を殺害していたことなど、オレは思いもよらなかったのである。
目が見えないのに美女を好み、巨人ファンで大食いだったというただのおかしなオッサンを教祖に祭り上げて、連中はいったい何を目指していたのだろうか。死刑判決を告げられた時の新実被告はなぜニヤリと不敵な笑みを浮かべたのだろうか。彼らの革命ごっこの犠牲になった多くの人々にとって、「死刑以上の罰はないのか」という怒りは当然だ。しかしオレはあえてこのオッサンに対して「すべてしゃべれば死刑にしない」と司法取引を持ちかけて欲しかったのである。そうしたらもっと多くの真実が明かされたかも知れないのだ。
死刑こそ免れても、この外道の運命はどうせ二度と娑婆の空気は吸えないのである。絶海の孤島にでも島流しにして、思う存分修行させてやるという罰もあったのである。
| 2004年02月27日(金) |
美女と結婚するのは男の夢である |
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男が本当に望むことは何だろうか。ゼニや名誉といったものをいくら手にしても、女にちっともモテなかったら空しいような気がするのである。かといって、女にモテるのは普通はいわゆるイケメンの男性である。容姿に不自由な男がいい女と恋愛したいとか結婚したいと思った場合、なんらかの方法でその不利な部分をカバーしないといけない。スポーツに打ち込んで超一流になるとか(松井秀喜)、受験勉強に打ち込んで東京大学に入るなどの方法である。
そうした目標を達成すれば結果的に裕福な生活を手に入れることができ、ゼニには不自由しなくなる。(もっともばらまいたゼニに群がってくる女どもなんてろくなもんじゃないと思うが。)また、目標を達成しても美女を得ようとしないオリックスの谷選手のような男性もいるが、そういう奇特な男性は絶対的少数派である。
人生の勝利者とはどんな人たちを思い浮かべればいいのだろうか。酒井順子は負け犬の女性について著書で書いたが、では勝ち組の男とはいったいどんな男たちだろうか。誰もがうらやむ美女を恋人にしたり妻にしたりしている男こそが、真に人生の勝ち組のような気がしてならないのである。そういう意味では若村麻由美と結婚した宗教団体「釈尊会」の小野兼弘会長(51歳)などはまさに男の夢を叶えた勝ち組の男だと言える。
小野会長は立正大仏教学部、同大学院修士課程を修了後、79年に「釈尊会」を設立。体重100キロを超えるとみられる体格で宗教界でも知られた存在だという。(絶対に100キロどころじゃないだろう。120キロはありそうだ。)
このニュースを知ってオレが真っ先に思い浮かべたのは山下達郎と葉加瀬太郎だった。小野会長を含めたこの三者の共通点は、「美人と結婚した容姿に難がある男性」という点である。もちろん他にも音楽や宗教で人に感動を与えるという共通点もあるが。ただ、金持ちの宗教家という点で小野氏はうさんくささ満点である。
曾野綾子はその著書で、高額のお布施を要求したり、教祖自らが金遣いが荒かったり豪奢な生活をしている場合は間違いなくその教義は偽物だと書いている。それは足裏診断の詐欺師福永法源や、オウムの松本智津男をみればよくわかる。オレは質素な宗教家以外は絶対に認めたくないのである。十字架に掛けられたイエス・キリストが体重100キロを超える巨漢だったらおそらく信仰は生まれなかっただろう。デブに対する偏見であることは百も承知なんだが、もしも小野会長がスリムなイケメンだったならばこんなことは思わなかったはずだ。
税制上の優遇措置もあって宗教法人はまさに怖いモノなしである。小野会長も芸能人に融資できるほどゼニを貯め込んでいたわけだ。そのゼニ儲けのノウハウを教えてもらえるのなら、このオレも釈尊会に入信したいくらいである。
| 2004年02月26日(木) |
一粒の麦、地に落ちて死なずば・・・ |
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沖縄でウインドサーフィンをしていた琉球大医学部の学生3人が行方不明になり、2人は助かったが、横浜出身の3年生の藤倉久太郎さん(34歳)が2月23日、遺体で見つかるという事故があった。
事件の経過を説明すると、琉球大のボードセーリング部員10人は2月22日、現場の海岸で練習していた。午後3時半ごろ、副部長だった藤倉さんが海から上がると、3年の女子部員(21歳)と2年の男子部員(20歳)が強風で流され始めていることに気づいた。
藤倉さんは転倒しにくい帆の小さなボードに乗り、救命胴衣を1人分持って海に戻った。6時ごろまず女子部員を発見し、救命胴衣を手渡したうえ、ボードを交換。女子部員は1時間後、陸にたどり着いた。その後、藤倉さんはもう一人の男子部員も見つけ、流されないよう岩場にボードをくくりつけ、一緒に夜明けを待った。だが23日午前6時半ごろ、突然の大波に2人とも流された。男子部員はボードにしがみついているところを巡視船に救助されたが、藤倉さんはうつぶせで浮いているのが見つかったという。
34歳の医学生藤倉さんは早大を卒業して民間企業に勤務した後に琉球大医学部に入学した。後輩の面倒見が良く、部員からは「兄」と慕われた。サークル顧問の岩永正明教授が助かった二人と面会した時、男子学生はまだ藤倉さんの死を知らず、知っていた女子学生は泣き続けていたという。遭難した部員を助けるために危険を覚悟で強風の海に戻った彼こそは、誰よりも医師となるにふさわしい人物であったとオレは感じるのである。
大学に入り直してまで医師を目指した彼の志が、このような形で不幸にも中断させられてしまったことが残念でならない。医師になって多くの人の生命を救いたかった彼の夢は沖縄の海に消えた。オレは「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにてあらん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。」という新約聖書ヨハネ伝の一節を思い出した。彼の死に涙を流した多くの人が、よりよく生きることを誓うならば、決してその死は無駄ではなかったのだと思いたい。その夢が受け継がれて多くの実を結ぶことを願っていたい。
大学に駆けつけた藤倉さんの父は、悲しむ医学生たちに向かって「息子が人を助けて自分が死んだと聞いて安心した。皆さん、いい医者になって下さい」と語りかけたという。一番泣きたかったのは、息子を失ったあなただっただろうに。
| 2004年02月25日(水) |
埼玉県のゴミは宝の山である |
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竹藪で一億円拾ったり、自宅の郵便受けに百万円が投げ込まれたりというラッキーなことは自分の人生ではまず起きないと思った方がいい。ところが、ゴミの中にしょっちゅう大金が混じってるという世にも珍しい県があるのだ。全く理解に苦しむ現象である。
埼玉県では1999年と2003年12月の二度、ゴミから現金が見つかった。1999年は不燃物処理施設で1800万円(これは半年後市の歳入になった。)2003年12月には、行田市の粗大ごみ処理場で3380万円分の1万円札などが見つかっている。(こちらはまだ持ち主が現れていない。)それからわずか2ヶ月しかたっていないのにまた発見されたのである。
2月23日、草加市のごみ集積所三十数カ所から古紙を回収した八街市の男性が、埼玉県川口市の古紙回収問屋で分別作業中、ポリ袋に入った状態の2800万円を発見し、正直なその男性はさっそくこれを警察に届けたのである。なんと立派で崇高な精神の持ち主だろうか。オレのような悪人ならそのまま持ち帰ってしまうかも知れないのである。
しかし、草加市というのはなんとも情けない自治体である。その現金がリサイクル可能な資源ゴミの中から見つかったということで、「現金の所有権は市にある」と主張しているのだ。やることがセコすぎて涙が出そうだ。オレがもしも草加市の住人だったら一刻も早く住民票を他に移すだろう。そんな街に市民税なんか納めたくないのである。
その正直な男性がたまたま草加市の指定業者じゃなかったこともあり、市では彼を窃盗罪で告訴しようとしているという。草加市では2002年10月以降、缶やビンなどの資源ごみを持ち去ることを禁止する方針を示し、看板や市広報で呼び掛けていたという。信じられないことだが、この貧乏な自治体にとってそれらのゴミは貴重な市の財産だったのだ。持ち帰ると泥棒なのである。オレはなんだかトラック一杯分くらいのビンや缶をこの町に寄付したくなったぜ。
さて、この現金2800万円はいったい誰に帰属するのか。落とし主が現れるのが一番いいのだが、麻薬や覚せい剤の取引にからんだゼニの可能性もあって期待はできない。オレはその男性を応援するぜ。市は告訴したいならすればいい。しかし容疑は現金に対する窃盗ではなくあくまでゴミに対する窃盗容疑だ。たとえ有罪になってもそれはゴミを盗んだという微罪であり不起訴処分になる可能性が高い。その上で「オレが盗んだのはお札の形をしたゴミなんだ」と大手を振って現金を手にすればいい。
| 2004年02月24日(火) |
ぼったくりは小学校にもあるのだ! |
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ぼったくりと言えば風俗店の専売特許だと思っていたのだが、最近はそうでもないらしい。まじめな世界にもぼったくりの輪が広がっているのだ。
都内の有名私立小学校に入れるにはかなりゼニがかかる。入学時に青山学院初等部は159万6000円、慶応幼稚舎は157万6480円もかかるのである。しかしこれくらいで驚いてはいけない。早稲田実業学校初等部は初年度納付金に寄付金を合計すると入学時に481万円もかかってしまうのだ。それでも早稲田大学まで進めるのなら安いものと飛びつく親もいるのである。その後に控える中学・高校・大学受験という三つの関門を一気に飛び越せることを思えば、それっぽっちのゼニで済むという考えも成り立つからだ。
確かに半端な金額ではないだけにぼったくる学校側も必死だ。面接会場には2003年まで早稲田大学総長であった奥島孝康氏が御自ら出陣されて「新しい学校ですので、300万ぐらいのものをいただければ運営が助かります。「入学されれば寄付はお願いできますね」と有無を言わさず確認を求めるのだ。そこで「NO!」と言えば不合格にされるかも知れないと思うと、親は断れないのである。まるで子どもを人質にされて身代金を取られる感覚である。
ところがさすが早稲田だ。オレみたいに「ふざけるな!」と一喝して席を蹴って出て行くような気の短い親は一人もいなかったらしい。東京都は今回の事態を重く見て、2003年度の補助金の2割にあたる約1億円を返還させたのであるが、受け取った寄付金が約3億5000万あるから差し引き2億5000万はもうかったわけである。なぜその分きっちりと補助金を削らなかったのか理解に苦しむのである。しかもこのぼったくり寄付金は2001年から行われており、早稲田実業初等部は3年分でトータル10億円以上の収入を得ているのだ。
私学である以上、どんな高額の学費を徴収しようと自由だ。すぐれた設備や優秀な教員にはコストがかかることもわかる。ただそれらはすべて入学要項に明記しておいて欲しいのである。書かれていない金額を面接で突如要求されても親はとっても困るのだ。来年度はきちっと「寄付金350万円以上」と記載して欲しいのである。
しかし、そこまで大金を支払って入るだけの価値が本当にあるのかね。カネ持ちばかり集めてもろくないことないぞ。おっと、だから学費免除の制度で優秀な学生を一本釣りしようとしてるのか。やってることが支離滅裂だな。輪姦同好会スーパーフリーの不祥事は学生の起こした事件だから大学当局は被害者みたいなもんだが、今回のぼったくり騒動は総長自ら指揮してのことである。創設者の大隈重信氏はあの世でさぞお怒りのことだろう。
| 2004年02月23日(月) |
賛成か反対かどっちなんだ? |
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末広まき子という情けない参議院議員がいた。愛知万博に反対するという公約を掲げ、予定地の立木トラストにも参加していたのだが、当選するとがらりと態度を変え、自民党に入党して自分が掛けた立木トラストの名札を外した。愛知万博支持に回ったのである。おそらくオレのような常人には想像もつかない図太い神経の持ち主なんだろう。ただ選挙に勝つことだけが目的で、そのためにはどんなウソでもつけるというのなら、どうせならもっと派手なホラを吹いて欲しかったのである。名古屋弁を日本の標準語にしますとか、首都を名古屋に移転しますとか。
徳島県には、可動堰に賛成したり反対したり、どっちかわからない変節漢がいるのである。小池正勝徳島市長である。建設省出身だからその本質は公共工事大好き人間で、日本の国土を全部コンクリートで覆いたいという信念を持っていてもおかしくはない。そのとおり1999年までは吉野川可動堰建設推進団体の会長だったが、住民投票で反対が9割だったので選挙に勝つためにとりあえずは建設反対を表明した卑怯者である。
ところが市長をやめて参院選に自民党公認で出馬表明したとたんに可動堰反対の公約を撤回したのである。税金の無駄遣い+大規模自然破壊の公共工事に対する彼の態度は賛成→反対→賛成と変化したのだ。変化と言うよりは、真ん中に挿入されている反対表明がただのうそっぱちだったというだけのことだが。
長良川河口堰、諫早湾干拓という二大馬鹿工事を最後に、ゼネコンや官僚どもの利権確保のために税金を無駄遣いしてわざわざ自然を破壊する愚挙は終わりにして欲しかったのだが、まだ夢から覚めないゼニの亡者どもが自民党徳島県連に巣くっていたのである。百五十年に一度という大水害を防ぐために建設される可動堰だが、その堰自体が百五十年も保つものかね。どうせ手抜き工事で五十年も保たずに建て直すことになるんだろう。下手すると水害の時にぶっつぶれて被害を拡大するかも知れない。自然の力は侮れないのである。
二千億とも三千億とも言われるその建設費用を徳島市民や小池市長が自腹を切って負担するのならオレは何も言わない。馬鹿が勝手に無駄遣いしているだけのこと。他人が自分の家に火をつけて燃やしたところで、こちらに類焼さえしなければオレには無関係だからだ。ところが貧乏な徳島にはその財源などなく、国からの補助、つまりはオレが払った税金などが充てられるのである。全く気分が悪いのである。オレは田舎者の無駄遣いのために納税してるのではないのだ。
| 2004年02月22日(日) |
泥棒に間違われてショック死した男 |
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もしも善良な市民であるオレが犯罪者に間違われて逮捕なんてされたら、ショックで気を失うかも知れない。それほど警察というのは怖ろしいのである。クルマを運転中に視界の片隅にちらりとパトカーを発見すると思わず速度を落とすのは、おそらくオレだけではないはずだ。
三重県四日市市のジャスコで2月17日午後1時頃、店内に設置されたATMで男性(68歳)とぶつかった女性が「泥棒」と叫び、近くの買い物客3人がその男性を取り押さえた。たまたま店内にいた四日市南署員2人が男性を現行犯逮捕したが、20分近く押さえつけられた男性はそのまま意識を失い、翌日の午前に死亡したという。死因は高血圧性心不全で、急なショックやストレスを受けたことが影響したとみられる。
この男性はキャッシュカードを所持しており、お金を出しに来てたまたま泥棒に間違われたという誤認逮捕の可能性が高いのである。一方、その時に大声で「泥棒」と叫んだ女性の行方はまだつかめていない。
世の中にはいわゆる「被害妄想」という方々がおられる。ただ胸元の膨らみにチラリと視線を落としただけで、大声で「痴漢!」と罵倒されることだってあるのだ。だったらそんな目立つモノはしまっておけよと思うのである。おそらくこの女性もそういう性格だったのではないだろうか。自分が大金を引き出すのを後ろからじっと見つめられて、なんだか狙われているように思いこんでしまい過剰反応した可能性もある。後ろの男性がじっと見つめていた原因は、もしかしたらスカートのお尻の部分が破れていて下着が丸見えだったからかも知れないのだが。
ひとたび「泥棒」という声に反応してしまった周囲の人々はもう冷静な判断は下せない。「泥棒」と叫んでいる人が被害者に決まっているのである。これは考えたら怖ろしいことである。もしも自分がスリなどの被害に遭って、目の前の犯人に向かって「泥棒!」と言おうとした時に、犯人の側が先に大声で「泥棒!」と叫び自分を指させばいったいどうなるのか。さらに自分がいかにも犯罪者を思わせる凶悪な風貌であり、スリの方が爽やかな好青年だったらどうなるのか。おそらく周囲の野次馬たちは、爽やかな好青年が被害者であり、目の前の凶悪そうな男が泥棒だと勘違いするに決まっているのである。
人々が勘違いして無実の自分を取り押さえる騒ぎを尻目に、犯人は堂々と立ち去るのである。あまりにもみじめで悲しすぎる結末なのである。
| 2004年02月21日(土) |
自家用ジェット機を手に入れる方法 |
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自家用ジェット機を所有することはアメリカでは成功者たちのステータスシンボルのようなものでごく普通のことである。トム・クルーズもタイガー・ウッズもマライヤ・キャリーもみんな自家用ジェット機で世界を飛び回っているのである。ところが日本でそれだけの金持ちというのはなかなかいない。ソフトバンク社長の孫正義が所有しているという話を聞くくらいだ。松井秀喜もイチローもジェット機は持っていないのである。新庄剛志はフェラーリで我慢しているのである。
さて、日本人の場合はどうすれば自家用ジェット機を持つことができるのだろうか。購入するとすれば30億円くらいかかるらしい。仮に年収10億でも日本の場合は半分は税金に持っていかれるから、それだけのゼニを貯めるには飲まず食わずで6年もかかってしまうのである。とても買える金額ではないのである。ところがジェット機をまるでマイカーのように気軽に使えるお方が一名いたのである。最近テレビでよく見掛けるあのお方、石破茂防衛庁長官である。
2月1日に旭川で予定されていた陸上自衛隊の隊旗授与式の前日に、長官は鳥取で自分の支持者を集めて立食形式の懇談会をしていたのである。鳥取から直接北海道への航空路線はないので、いったん羽田に戻ってから翌朝の始発で移動すればいいのだが、間近に迫ったイラクへの自衛隊派遣という国家の一大事を思えば、そんな面倒なことはしたくなかった。もしかしたら長官は早起きが苦手だったのかも知れない。そこで彼は航空自衛隊のC1型ジェット輸送機(60人乗り)に警護の警察官二人と一緒に乗って千歳空港まで移動したのだ。なにぶん真冬のことである。翌日になって天候が急変して吹雪になり飛行機が飛べないこともある。石破防衛庁長官はきわめて適切な判断を下したのであった。
どうでもいいことだが、輸送費の燃料代などで計47万5000円の経費がかかったらしい。もちろん公務だからタダで乗れるのである。鳥取から羽田経由で千歳までは48500円だから10倍も余分に掛かったことになる。なかなか贅沢でうらやましいのである。
オレが石破長官を評価するのは、公務を後、政治活動を先という順序で予定を組んでいたことである。もしもこれが逆で、自衛隊機で選挙区への挨拶に赴いたのなら囂々たる非難を浴びる可能性があるが、公務のために自衛隊機で移動したのだから全然問題はないのである。日本のどこにいても自衛隊機で送迎してもらえる、それが防衛庁長官の特権である。翌日に稚内で公務があっても、悠々と沖縄で愛人とゴルフを楽しむこともできるのである。先に遊んで後から公務、それが政治家のお約束なのである。
| 2004年02月20日(金) |
悪銭を身につけた男 |
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「悪銭身に付かず」とよく言われる。不正な所得は無益に消費されて、たちまち尽きてしまうという意味である。犯行がバレてしまう一つの理由として、急に羽振りがよくなったとか借金を返したなどというのがある。風俗店で豪遊したりして目立ってしまうからバレるのである。窃盗によって得た悪銭を、きっちり貯蓄してマイホーム資金にするような男は本来ありえないと思われているのである。
そのありえないマジメな泥棒がいた。千葉県警船橋署は2月19日、茨城県取手市中原町の無職山口慎弥容疑者(42歳)を盗みの疑いで追送検した。この男は1998年に5000万円で地上三階地下一階の新築一戸建て住宅を購入しており、警察の調べに対し「盗んだ金で建てた」と供述しているという。約20年間にわたって、関東や宮城、西は広島県まで窃盗旅行で全国行脚して約7000万円貯め、そのうち5000万円で取手市内にこの自宅、いわゆる泥棒御殿を建てたのである。
この購入資金はローンではなく現金で支払ったという。無職なのでおそらくローンも組めなかったのだろう。しかし、20年間で7000万なら一年間に350万、別に窃盗に励まなくてもまっとうに働いたら貯められる金額のような気もするのである。自衛隊に入隊して20年間一切遊ばずに頑張ったらおそらくそれくらいは貯まるだろう。
立派な家にはやはり立派な家財道具が必要だ。昨年12月31日、大晦日の夜もこの男は勤勉に労働、いや窃盗に励んでいたのである。その夜は江東区内の男性会社員(44歳)方から、現金45万円と37インチのプラズマテレビや貴金属など合計約118万円相当を盗んだ。このオレでさえもそんな立派なテレビは持っていない。そんな高価なものを盗むとは断じて許せないのである。
取手市の男の自宅からは現金1200万円の他に金貨やその盗まれたプラズマテレビ、ブランド品のバッグやカメラなど1200点が見つかった。換金のために質入れしたりせず、盗品を自宅に隠していたこともなかなか発覚しなかった理由の一つだろう。さて、オレが知りたいのはこの泥棒に家族がいたかどうかということなのである。もしも結婚していたのなら、妻は夫の仕事が泥棒だと知っていたかどうかである。「奥様は魔女」ではなく、「旦那様は泥棒」なのである。そして子どもがいたかも大いに気になるのである。「子連れ狼」に出てくる大五郎のようなかわいい息子がいて、「ちゃ〜んの仕事は、空き巣ぞ〜な」などと歌っていたりしたらもう爆笑なのである。
| 2004年02月19日(木) |
またまた遊園地がつぶれるのだ |
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大阪市の土地信託事業の複合型レジャー施設、フェスティバルゲートがついに廃園の見通しとなった。大阪市が所有していた市電の車庫跡地を有効利用しようとした計画は見事に破綻したのである。
オレはこのフェスティバルゲートが開業間もない頃に何度か出かけたことがある。海底に沈んだ古代都市をモチーフにしたアミューズメントスポットという触れ込みでシースルーのエレベーターや波のオブジェ等、ここそこに楽しい演出がある凝った造りだった。人気のデルピス・ザ・コースターに乗れば地上約45mの高さから時速100kmで急降下されてかなり怖かったし、建物にぶつかりそうになる迫力満点のコースは心臓が止まりそうだった。一回700円の料金もまたオレの懐を痛打した。ディズニーランドのような乗り放題のパスポートもなかったので、たくさん乗ればかなりの出費になってしまったのである。
ただ、その時にオレが不審に思ったのはやたら警備員が多く、ヒマそうにあちこちで警備員同士が談笑したり、来場者の女の子をナンパしていることだった。オレの予想は的中して初年度からいきなりの大赤字。その主原因は案の定、予測の三倍もかかってしまった清掃費や警備費だったのである。あんなちゃちな遊園地で一日あたり600万円もかかるはずがない。仕事を請け負っていたのはとんでもないぼったくり悪徳業者だったのである。
3セクの殿様商法はそのからくりに気づかぬままずさんな運営での赤字を積み重ねた。収入も開業の年だけは10億円近くあったが、どんどん減少し続け、2003年度はおそらく2億円もないのではないだろうか。入場者が減ると飲食テナントもどんどん撤退していくという悪循環でさびれる一方であった。
実はこのフェスティバルゲートのお隣にスパワールドという民間の施設がある。こちらは巨大な温泉公衆浴場なんだがかなり人気があって、しっかりと黒字である。リピーターを増やすためのさまざまな企画も盛りだくさんで、何も工夫がなかったフェスティバルゲートとは大違いである。オレがもしも経営者だったら大道芸人やストリートミュージシャンが集まる広場を作ろうとしただろう。残念ながらフェスゲではそうした人々をホームレスと一緒に排除していたのである。本当に救いようのない馬鹿である。
人さえ集まれば必ず活気が生まれる。リピーター獲得のためにはどうすればよかったのか。無策のまま給料だけをもらい続けた市から出向の馬鹿経営陣は、お隣のスパワールドで三助でもさせてもらいながら商売を一から勉強し直すべきだっただろう。せめて廃園までの最後の期間、すべての乗り物を無料にして市民に開放し、遊園地ににぎわいを取り戻して欲しいものである。
| 2004年02月18日(水) |
こんなにワイセツな芥川賞はだめだ! |
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金原ひとみの「蛇にピアス」を読んだ。1200円だ。こんなに薄っぺらですぐに読めるものが1200円もするというのも許せないのだが、値段だけでなく内容も許せない。このようなものが書店に大量に並べられてることは不謹慎きわまりないのである。単行本の43ページから少し引用するとこうだ。
「お願い、早く入れて」
うっせーな、シバさんは私の腰を高く上げるとマンコに唾を吐き、また指で中をグチャッとかき混ぜるとやっとチンコを入れた。初めからガンガン奥まで突かれ、私の喘ぎ声は泣き声のように響いた。気づくと本当に涙が流れていた。私は気持ちいいとすぐに涙が出る。満たされていくのが分かった。シバさんは突きながら私の手首を縛っていたベルトを外し、私の手が自由になると勢い良くチンコを抜いた。抜かれた瞬間、また一筋涙がこぼれた。シバさんは私を上に乗せ、私の腰をつかんで揺さぶった。マンコ一帯がシバさんの肌と擦れて痺れていた。
これが芥川賞作品のなのである。エロ小説の代名詞であるフランス書院文庫や富士見ロマン文庫の作品ではない。書店に平積みにされ何十万部と売れていて、中学や高校の図書館にも配架されている本なのである。実はこのように過激な内容だったのである。
そこにはオレが普段目にしない謎の単語が二つ存在した。「チ○コ」と「マ○コ」である。さっそく広辞苑で確かめてみた。まず「チ○コ」からだ。これはすぐに見つかった。ちんこ……�‖里糧鷯錣望�さい人。こども。�◆瞥鳥�語)陰茎。ちんちん。ちんぽこ とある。そうか、Penisのことだったのかと妙に納得し、今度はもう一つの語をひいてみた。ま○こ・・・広辞苑のどこにもその単語はない。まんげん【漫言】の次はまんご【漫語】となっている。どこにもま○こはない。マンゴーやマンゴスチンは載ってるのだが、どうも関係はなさそうだ。もしかしたら百科事典に載っているかもと思って調べてみたら、まんこ【漫湖】をやっと発見した。どうして性行為の時にわざわざ沖縄まで出かけて唾を吐くのか、ぼくには全く意味不明だった。
それにしてもこんなに露骨に性行為を描写した作品は、芥川賞ではなく発売禁止処分こそふさわしいとオレは思うのである。あの偉大なる文豪、森鴎外は「舞姫」の中で、主人公太田豊太郎が恋人のエリスと結ばれる場面をこのように描写している。
「嗚呼、詳しくここに写さんも要なけれど、余が彼を愛づる心の俄に強くなりて、遂に離れ難き仲となりしはこの折なりき。」
別にチンコやマンコという卑俗な語を使わなくても、こうしてちゃんと性行為は描写できるのである。この格調の高さこそが真の文学作品なのである。「チンコ」なんて幼児語を使っていてはとうてい駄目なのである。文学作品に使うのなら「肉棒」「魔羅」「怒張」「如意棒」「暴れん棒将軍」などの語で遠回しに書く工夫をすべきであった。もしも金原ひとみがこれらの語を思いつかなかったのだとしたら、そんなに語彙力が貧弱な作者に芥川賞を与えた選考委員の見識が疑われるのである。