日々あんだら
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2004年12月31日(金) 1年を振り返って。




紅白もプライドもK-1もドラえもんも見ずに日記更新中。
大晦日も通常通りがウリのあんだらです。

今日は年末恒例、中学時代からの親友とランチ&ドライブ。
お昼ご飯食べて映画村に行って、それぞれのお土産を物色したりしながらいろんなおしゃべり。
んー、気を遣わないでいい友達って楽でいいなー。
なんでも話せるし、言葉遣いや表現を考えなくていいし。
久々にゆっくり話せて楽しかったです。^^
写真も心置きなく撮ったし。(笑)



去年の年末にこのサイトをオープンして、写真とカメラとネットにどっぷり漬かった1年間。
今年、よく言った言葉・よく言われた言葉を並べてみたいと思います。(順不同)


・はじめまして!
・hideさんってネットのまんまだね。
・何台カメラ持って来てるの?
・hideさんって撮るペースがメチャクチャ早いよね。
・カメラ覗いてる時の左目怖いよ。
・口が半開きだよ。
・hideさんってカメラオタクだよね。
・hideさんってレンズ(以下略)
・hideさんってMだよね。
・本人は「Sだ」って主張してるらしいよ。
・いじめられると思ったら、やっぱりB型ですか?
・てか、なんで今日はこんなにB型が多いんですか?
・アップする枚数多いよ。
・日記長いよ。
・マメだねー。
・え?あんだらってオフ会サイトだったっけ?
・オフ会したいねー。→hideさんに言っとけばいいんじゃない?
・hideさん、ビールないよー。
・hideさん、マンゴーないよー。
・マンゴーの「゛」取っていい?→今なんつった?
・「オフ会するぞ」って言えばhideさん東京にでも来るでしょ。
・hideさんカレー食いすぎだよ。
・体が黄色くなるよ。
・写真送るって、まだ来ないんだけど…
・てか、普通パソコンは車でひき潰さないでしょ。
・やべっ、今月もうピンチやわ。(毎月27日頃に。←給料日は25日)
・hideさん、救援物資送ろうか?
・またカメラ買ったの?
・またレンズ増えたの?
・デジタル一眼レフ、買うかどうか迷ってるんですよねー。→絶対買うよ。
・デジタル一眼レフ買いました!!→やっぱりね。
・これでフィルム・現像代が減らせる~。→絶対減らないと思う。→今に見ておれっ!
・ダイエット!ダイエット!!→え…と、減った?→…。(汗)
・今日はよく歩いたねー。
・今日はよく撮ったねー。
・今日は楽しかったねー。
・じゃあ、また今度!


まあ、こうして振り返ってみると若干の誤解も含まれてますが、楽しい1年でした。
なにより「さようなら」の数よりも「はじめまして!」の数の方が多かったのが一番良かったなぁ。
(敢えて言えば大量の諭吉さんとサヨナラしたのが痛いですけど)

この調子で(フィルム代は抑えつつ)来年も突っ走りたいと思います。
また来年もよろしくお願いしますねー♪


では、みなさんにとって来年がもっともっといい年になりますように。
よいお年を!


2004年12月30日(木) いつもより余計に支離滅裂




実家に帰って2日目。
昨夜遅くまで目をしぱしぱさせながら大量の年賀状製作を手伝ったおかげで、
今日は大手を振って遊びに行けるのだ。(大掃除免除)


で、昨日からオカンの車を奪って、山に海に写真を撮りに行っている。
最近、普段にはあんまり撮ってないけど、帰省した時は風景カメラマンになる。(笑)
他のものも綺麗だし絵になるんだけど、やっぱり空が特に綺麗やなぁって思う。
東京にいても大阪にいても空は撮ってるけど、こっちだとほとんど空の写真。(笑)
まあ高いビルだの電線だの、空の邪魔をする余計なものが少ないせいもあるんだけど。
そういえば、去年も一昨年も空の写真が異様に多かったな。^^


いつも他の場所で他の写真を撮ってても、ストレス解消とか精神安定になる。
でも故郷に帰って故郷の写真を撮ってる時が一番落ち着いてる気がする。
昨日は山の上の方まで車で行って、残雪が残るなか吹きさらしの(でも見晴らしがいい)場所で
1時間半くらい撮っていた。
普段一箇所に留まって何枚も撮るタイプじゃなくて、すぐ別の場所へ移動したがるタイプなんだけど。
おかげで観光客2組くらいの記念撮影のシャッターを頼まれて、そのまま自分のカメラでも撮らせてもらった。(笑)
そのうち1組の女の子2人連れはいきなり雪だるまを作り始めて、
面白いから眺めてたら完成してからまた記念撮影を頼まれた。
最後に住所を書いたメモを渡されて「いいのが撮れてたらここに送ってください!」って言われて、
どこに行ってもやってることは一緒なので、自分でちょっと笑ってしまった。^^;


住んでいる時にはなんとも思ってなくて(むしろ田舎で不便だと嫌がってて)、
大学進学で離れてから、少し地元を好きになった。
そして写真を始めてもっともっと好きになった。
いい場所だなぁ、と思う。やっぱ老後を過ごすにはこの島だな。
まあそれはもっと先の話でいいんだけど。(笑)
故郷ってそんなもんなのかな?


でも歯がゆさもちょっとあって、やっぱり限られた時期の限られた時間でしか撮れないということ。
何本か小豆島の写真はアップしてるけど(「zero」と「FishingTown」)、どちらも年末年始に撮った写真。
春の若葉の頃とか、夏(はまだお盆に撮れるけど)のギラギラした光とか、秋の紅葉(文句なしに綺麗)とか。
そういう写真はサラリーマンをしてる間は撮れない。
今回撮っている写真も帰ったらアップしたいとは思ってるけど、
「『zero』とどう違うの?」って言われたら言葉につまる。^^;
たまにしか帰って来れないと、いつも良く知ってて気に入っている場所から回ってしまうのだ。
なのでアップしてから「え?去年の写真?」とか突っ込まないように。^^;


ところで面と向かっては絶対言わないんだけど(ってここで書いたら一緒か。笑)、
密かにちょっと(←ここ強調)尊敬してる島つながりの人が2人いて、まあだいたい予想はつくと思うけど
おきくさん優さん
2人とも佐渡島民で佐渡のいろんな場所、いろんな季節の写真を見せてくれる。
それらの写真を見てたら「佐渡を愛してるんやなぁ」っていうのが伝わってくる。
故郷を飛び出して他所で暮らしてる身としては、羨ましく思ったり尊敬したり。
少なくとも2人の写真から伝わってくる佐渡の魅力ほどには、
僕の写真で小豆島の魅力は伝えられていないと思う。
(あ、「ちょっと悔しい」って気持ちもあるな。笑)



ちなみに今回持って帰ったのはα-7Dと二眼レフのAUTOCORD。
2004年製のカメラと1955年製のカメラである。その年の差、49歳。(笑)
35mmの一眼レフは、持って帰るとそれがメインになってしまいそうで怖かったので、
涙を飲んでお留守番を命じて来た。
α-7Dを常に持って歩いて、それがメイン。
で、どうしてもブローニーで撮りたい被写体を見つけるとカバンからAUTOCORDを取り出す。(これがまた取り出しにくい)
こうしておかないと、ついついフィルム消費量が増えてしまうのはこないだの龍野で実証済みなのである。(笑)

で、帰ってきてもう500枚くらいα-7Dで撮ったんだけど、だんだん癖がつかめて来た。
AEは、時々意味不明な露出をたたき出すことはあるものの、基本的にDiMAGE 7Hiと似通った感じである。
なので、とりあえず1枚撮ってヒストグラムを見れば、どの程度露出補正をかければいいのか大体わかる。

AFはあんまり信用できないので、基本的にMFで使っている。
AFの精度を補うかのように、このファインダーがメチャクチャ見やすい。
もしかしたら銀塩のα-7より見やすいかもしれない。
少なくとも今まで使ってきたSRT101やXDなんかよりピントの山は掴みやすい。
実はこれ、すごいことなのである。
普段SRT101やXDで使ってたレンズはF1.4とかF1.8とか、開放F値が明るいピントがわかりやすいレンズだったのだ。
それに対してα-7Dで使っているレンズはほとんどF2.8~F4.5クラスの暗いレンズである。
それでもα-7Dの方がピントを掴みやすいと感じるということは、
おなじF1.4くらいのレンズをつけたらえらいことになるはずなのである。

…F1.4~2クラスの明るい単焦点、欲しいなぁ。(遠い目)


シャッター音はもう慣れてきた。
「いい音」とはカケラも思わないが、少なくとも耳障りではなくなってきた。
ただこれ、やっぱりちょっと音が甲高い。
静かにしないといけないところ(結婚式とかライブとか)では使いづらいなぁ。

画質設定は、「ナチュラルsRGB」「ZONE HIGH(白飛び防止モード)」「コントラスト-2」「彩度-1」「シャープネス-1」で使っている。
これでもまだちょっと派手に感じることがあるくらい。
ラチチュードはやっぱりメチャクチャ狭く感じる。
まあ、ネガフィルムのラチチュードに慣れてしまったせいもあるんだろうけど、
体感的にはDiMAGE 7Hiと同じくらいに感じる。

ノイズはISO400で1/4秒くらいで撮っても、モニター上でピクセル等倍くらいで見なければ気にならない。
実質全く問題がないと思う。

あと、手ブレ補正はやっぱり偉大だと思う。
手ブレ補正があるから適当に撮っても大丈夫、という意識は全くなくて、
例え1/1000秒でも1/2000秒でもブレないようにしっかりホールドして撮っているんだけど、
やはり低速域、特に広角域で1/15とか1/8とか1/4くらいでシャッターを切った時の失敗率が格段に減った。
望遠(150mmくらい)で1/30秒くらいで切った時の手ブレ率はたいして変わってないような気がするのだが、
これはきっと望遠レンズを使い慣れていないせいだと思われる。
(今までは50mmが一番長かったもんなぁ…^^;)
まあ、慣れの問題だろう。

とりあえずα-7Dに関して不満があるとすれば、ラチチュードが狭いことだけである。
まあそれはデジタルでは仕方ないし、(頭では)わかってて買ったのでこっちに慣れ直すしかないだろう。




そんな感じで休日を過ごしているhideでした。
明日は親友と遊ぶ(&撮影させてもらう)約束をしているので、またα-7Dを使い倒して来ようと思っている。



しかし…読み返して思ったけど、いつもに増して支離滅裂。
頭を使わずに書いたらこんな感じなのである。休みモードに入っているので頭を使う気がしないのである。
逆を言うと、普段はあれでも精一杯脳みそを振り絞って書いているのだ。^^;


2004年12月29日(水) 帰省しました。

今日は実家のパソコンからサイトを更新しようかと思ってたら…

帰ってきたらなんかえらい騒ぎになってますけど…(汗)


「今日は徹夜で年賀状印刷するから使わさんで」


とオカン。

借り物も含めて、パソコン3台とプリンター2台がフル回転してます。
今日一気に1500枚くらい刷るそうです。

いやー、商売だのなんだのやってると大変大変。^^;





てか前からやっとけよ。
計画性が無いのは母親譲りだったみたいで。


ちなみに帰省直後の今日の昼飯。

・穴子飯(穴子1切れ)
・鶏の骨付きもも肉(めっさスパイシー)
・レタス1枚


残り物の寄せ集め感たっぷりなメニューですが、特に目を引く、


・レタス1枚


ってなんやねん。
「野菜食べないと体に悪いよね」とか「彩りが淋しいよね」とか、そーいう心遣いは感じるけど、いかんせん中途半端すぎる。

3ヵ月ぶりに会うウチのオカンは、やっぱりウチのオカンでした。



こっちにいる間に故郷の写真をアホほど撮って帰ります。


2004年12月27日(月) 年賀状に関する言い訳


haru。ちゃんちのすもも



α-7デジタル、RAWからの現像の仕方次第によっては、ネガフィルムっぽい感じが出せなくもない…かな?



毎年この時期になると悩むんだけど、今年ほど悩んだ年はないと思う。
なにかって言うと、年賀状の話。

大学卒業して2年目くらいから送る人は固定されてて毎年機械的にやってたんだけど、
まず今年はパソコンがぶっ潰れて(ぶっ潰して)住所録が全部吹っ飛んだ。

で、去年の年賀状を元に住所録再生しようとしたんだけど…

去年は喪中だったので、誰からももらってない。(汗)


ということで一昨年の年賀状を中心に住所録を作ったんだけど、
・すでにデータが古くなっている可能性がある。(引越しとか)
 これ、1年以内なら郵便局の転送サービスとか設定してる人が多いので問題ないんだけど、
 1年経ってたら転送されなくなるので戻ってくる年賀状が何通かありそう。
・2年前に年賀状をもらって以来、一度もコンタクトのない人をどうするのか。
 →向こうからも来そうにないので、送らないことに決定。


しかもそんなに片付けをきちんとしてたわけじゃないから、一昨年の年賀状が全部揃ってる自信も無い。



さらに、去年の年末にサイトオープンしてからお付き合いさせてもらってる人が急激に増えた。
…で、ウチはオフ会サイト(爆)なので撮った写真を送るために結構みなさんの住所や本名を知ってたりする。

どうしよう。。。


結構こういう線引きでいつも悩む人間なので、今回は本気で考えた。
(絶対結婚式で誰を呼ぶか、って決まらない気がする。笑)

で、結論。


事前にメールなどで「年賀状送るから」って言ってくれた人には送る。
それ以外の人には申し訳ないけど「来た人に返す」という作戦で行く。

以上



ということで、元旦に年賀状が届かなくても気を悪くしないでください。
ただでさえ、今年は会社関係で(異動したから)出す枚数が50枚くらい増えてアップアップなのです。
しかも大阪に戻ってくるのが4日だから、年賀状返信できるのが5日!!(滝汗)

なんとか松の内には届くので許してください。。。



ちなみに僕の年賀状はショボいです。
デザインセンスが無いのももちろんだけど、なんせプリンターがショボい。
3年前に友人から買った、ヒューレットパッカード(って単語自体がレア)のプリンター。
ふち無しプリントができないばかりか、そのふちの幅も上下左右がバラバラ。
ものすごく偏った位置にプリントされてます。
プリントの品質自体もそんなに良くないし…

来年の年末までにはプリンターを買い換えよう。
絶対この年賀状はいろんなところで笑われてる。^^;
(プリンターに関しては他に使う目標もあるしねー)



以上、今年の年賀状に関する言い訳でした。

頼む。
もう何も言うな。。。


2004年12月25日(土) 1周年


別にうらやましかったわけじゃないってば。(笑)


えー、自分で宣言する前にいろんな人からおめでとうカキコをいただいて嬉しい限りですが、、、

underline、オープン1周年です!!


うおーーー!
ドンドンドン!!
パチパチパチ!!!


1年前、会社から帰って来て、すぐにみなさんのところにURLを貼り付けに行ったなぁ。
飲んで終電近くで帰ってきた夜に、部屋の大掃除して、
そこから徹夜でスキャンとアップ(「北風」)をしてから始発で帰省したなぁ。


このサイトをやっていたおかげで会えた人もたくさんいるし
(最近休みの日に遊んでもらってる人はそうやって会った人がほとんど)、
僕の拙い写真をみなさんに見てもらうこともできている。

この1年間で来てくれた方は27500人強。
1年で1万人くらい来てもらえればいいかなぁ、と思ってたので正直この人数にはびっくりしてます。
(で、この日記の方は28000人超えてるんだけど。笑)

まだネット上のトラブルに巻き込まれたことは幸運にもないんだけど、
パソコンを(自分で)潰したり、さすがに毎日日記書くのに疲れてやめようかと思ったり、
いろいろあったけど1年間続けて来れたのは、いつも遊びに来てくれるみなさんのおかげだと思ってます。
どうもありがとう。


ホントは、
1周年記念企画、とか
1周年記念リニュ、とか
1周年記念写真アップ、とか
いろいろ考えてたんですけど、どれもできず。
中途半端でホントすみません。


これからもみなさんが遊びに来てくれるサイトを続けて行きたいと思ってますので、
よろしくお願いします。m(_ _)m


2004年12月24日(金) 4年ぶり2度目(阿鼻叫喚編)

(前回の続き)

更衣室を出て会場へ向かう。
不思議なことに化粧をしてウィッグをつけると、自分のキャラが変わってしまったような気分になる。

…女装マニアの気持ちがわからないでもない。


エレベーターは幸運なことに無人だった。
誰か乗っていれば、我々もその人も不幸になったことだろう。
だが、前回と違って8人で女装しているせいか、不思議と怖くも恥ずかしくもない。

エレベーターの中は一種異様な世界だった。
一人まともな格好をしている幹事が、居心地悪そうにしている。

6Fに上がり、裏口から会場の袖へ向かう。
「あらー、かわいいわねぇ」
クローク係のおばちゃんの言葉に、うそつけっ!!と心の中で返す。

しかし、その頃には全員内股で歩いていたのだった。(笑)



会場の袖に到着する。
知っている人たちが話す声や笑い声が聞こえる。

「では、次のゲームの準備が整いました~」
会場司会をしている先輩のアナウンスが聞こえた。
「では入っていただきましょう!『美少女コンテスト』!!」
会場を埋め尽くすおじさんたちから歓声が上がる。


「じゃあ、若い人から入ってって」
幹事の声に意を決して(こんなに「意を決する」という言葉がぴったりな状況が他にいくつあるだろうか)会場へ踏み込んでいく一番下っ端な僕。


僕が会場に入った瞬間、




< b>歓声が絶叫に変わった。



スポットライトが僕を正面から照らす。
ここでびびったり恥ずかしがったりすると負けである。
僕が恥ずかしがると場が白け、後に続く7人も入りにくくなってしまう。


勇気を奮い起こし、目の前に座っていた副支社長に投げキッス!

そのままステージの上に進み、会場全体に向かって両手で投げキッス!!



間違いなく、その時の僕には何かが憑いていた。
脚はもちろん内股である。

後から続く7人もステージ上に上がる。
例のN先輩(めっちゃかわいくなった人)が上がると、おじさんたちからどよめきが起こった。
なんせ斜め45°の上目遣いである。

…くっそー、あれは真似できんな。


会場司会をしていた先輩(同い年・女性)がマイクを持ってステージに上がってくる。
「ではインタビューをして行きましょう!」
一番端の僕に近寄ってくる。笑顔が微妙に引きつっているように見えたのは、僕の被害妄想だったのか。

「お名前は?」
化けるのにいっぱいいっぱいで、準備していなかったインタビューに
「…hide子でっす♪」
と答えるのが精一杯な僕。
一番前のテーブルに座っている先輩(この人も同い年・女性)とさっきからチラチラと目が合う。
得意な右目ウインクを返す。あ、目をそむけられた。(※左目は苦手)

「じゃあなにか一言アピールをお願いします」
僕に向けられる携帯カメラの列を意識しながら、
「今夜の皆さんの夢に出ないことを祈ってますぅ」
そう答えるのが精一杯な、アドリブに弱い僕。

…だから一番手って嫌いなんだ。


他の7人も順番にインタビューに答えていく。

「お名前は?」
「キャサリンで~す。(はぁと)」
誰なんだ、お前は。

「チャームポイントはなんですか?」
「この120cmのバストです」
うわっ、いつの間にか詰め物してるっ!!
「巨乳好きの人は私に投票してねぇん♪(ぷるるんぷるるん)」
…揺らし方の練習までしてやがった。

「みなさんにアピールをお願いします」
そう振られた別の先輩は
「じゃあ、ちょっとだけよ」
そう言って毛むくじゃらの脚を見せつけながら、スカートを少しずつずり上げる。
…手つき(だけ)エロいから。
下に履いていたパンツは青いチェックのトランクスだった。
「スカートと柄が似すぎててわかりませんねー」
司会のツッコミが入った。


そして最後はN先輩である。
向けられる携帯の列は僕の比ではない。
マイクを取ったN先輩は
「○○(会社名)のNでございます」
そう言って最敬礼する。目線は前。


…思いっ切り営業に行った時の挨拶ですがな。


しかしおじさんたちは大ウケなのであった。

「3万でどうや!!」
品のない野次が課長から飛ぶ。
「安いんだよ!オヤジ!!」
睨みつけるN先輩。これが世に言う「無礼講」だ。(笑)



一通りインタビューが終わると、
「では投票の前に、1人ずつ歩いてもらいましょう!」
司会がそう言う。

もちろん「ステージの端から端まで一往復歩いてもらいましょう」という意味なのだが、
事前打合せもないまま、テンションが上がっている、否、何かが憑いているhideである。


やおらステージを降りると、会場中の各テーブルを回り始めてしまった。
一番手前のテーブルにいた副支社長に握手する。
次のテーブルの部長の隣に座ってしなを作ってお酌する。
課長には抱きついて「私に投票してぇん」と耳元で囁き、「わかった、わかったから!!」と絶叫させる。
最後のテーブルに座る課長代理にキスしようとしたら思いっきり拒否された。

会場中を絶叫の渦に巻き込み、満足してステージに戻るhide子。(笑)
それを見た司会者が「じゃあ、他のみなさんも…」と言うや否や、他の7人も会場を回り始める。


ことここに至って、会場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化したのだった。


さて、全員が一通り会場を回ったあと、いよいよ投票である。
まあ正直、そんじょそこらの女の子よりお肌が綺麗なhide子ちゃんである。
N先輩に負けるのは仕方ないとしても、他の6人に負けるはずがない。
2位は固いな。

「では、結果発表でーす!」
「まずは5位から」

まあ、6~8位の順番を発表するのもかわいそうやしねぇ。


「第5位は…hideさん(仮)です!!」


な…なんですとーーーっ!!

ちょっと待て、じゃあこの化け物たち(失礼)の3人に負けたのか?
おれ、そうなのか???

あまりのことに言葉をなくす僕。
ショックすぎてプレゼンターの支社長にキスする計画をすっかり失念していた。(笑)



優勝は当たり前のようにN先輩でした。
賞品目録授与の後、プレゼンターの支社長が一言。


「やっぱ見るなら遠目だな」


会場大爆笑。



ステージを降りて通路を歩きながらヅラを取るとみんな一気に素に戻った。
いつの間にかまた外股で歩いてるし。(笑)
やっぱ女装してる時はみんなキャラが変わってたのね。^^


その後拭くだけコットンと洗顔剤で化粧を落として帰ったんですが…
家に着くころには顔がピリピリしてて、慌ててお風呂に駆け込むhide子、じゃなかった、hide。(笑)
女の子って大変やなぁ。毎日あんなことしてるんやもんなぁ。



ちなみに翌日、会社で女性2~3人から、「かわいかった♪」との感想をいただきました。
それはウソやろ。^^;;;


2004年12月23日(木) 奇跡の晴天




・今日は山口から優しいお姉さんが、伊勢からかわいい妹がやってくる。
・ということで雨人3人集結した、「これで雨降らんかったらウソやろ」な集い。
・ちなみに昨日の朝は晴れ。でも茶々さんが大阪に近づいてくる頃にはだんだん怪しい雲行きに…
・やっぱ明日は雨降らんかったらウソやろ。


・ところが晴天。ウソみたいな晴天。
・でも念のため、折りたたみ傘を用意。
・大阪駅で待ち合わせ。茶々さんとは初対面だけど絶対先に見つけてやるっ!!
・が、いきなり横から「…hideさん?」と声をかけられる。
・僕は、いつも待ち合わせで先に見つけられる人だ。
・haru。ちゃんが来るまで2人で立ち話。
・いきなりいじめられる。
・やっぱり茶々さんはB型だ。
・haru。ちゃん到着。感動の対面。きゃぴきゃぴハグ。
・また取り残される僕。

・空中庭園に移動。最近お客が来たら必ずここに行ってる気がする。
・今、空中庭園の下はドイツのクリスマスフェアみたいなのを開催中。
・3人で100年前(?)くらいのメリーゴーラウンドに乗る。
・写真撮ってたら終わる。(爆)
・空中庭園は寒かったけど気持ちよかった。
・途中でお願い事を星に書いてツリーに吊るす。

・きっと僕の問題は金運じゃないんだと、今書いてて気付いた。
・そのままカフェ「スカイ」(笑)でお茶。
・茶々さんからやまととすももの弟を、クリスマスプレゼントでいただく。
・haru。ちゃんからもプレゼントが。
・あ、おれ、なんにも買ってない。
・haru。ちゃんの視線が突き刺さる。(汗)

・大阪の街を上から眺めながら、まったりティータイム。
・写真をみたり、おきくさんにメールしたり、おしゃべりしたりまったりまったり。
・おきくさんからは「ねこゾリで行く」というレスが。(笑)

・歩いて中崎町へ移動。
・なぜか一番道を知らない茶々さんが先頭を歩いている。
・と思ってたら「なんでhideニィが後ろ歩いてんの?」と叱られる。
・今日は味方がいるので、haru。ちゃんがいつもより強い。(笑)
・パラボラで遅いランチタイム。
・パラボラで伝説のグランパさんと出会う。
・カメラトークに花を咲かせる。
・「なに話してるのかさっぱりわからん」という2人。
・シャッタースピードの話してるだけですってば!!(笑)
・僕とharu。ちゃんは角煮丼、茶々さんはごぼうドッグ。
・茶々さん、ごぼうドッグが来た瞬間に平らげる。
・まさに瞬殺。
・茶々さんはそのままわらび餅を注文。僕はダイエット中なので我慢する。
・僕は恋焦がれていた角煮丼を平らげる。
・「鳥ごぼう巻き丼、おかわり!」
・3食はがっつり食べていいことにしている。
・わらび餅が来ると、編みネコ2匹を取り出して写真撮影。
・「おねえちゃん!これ、おいしそう♪」「食べたいよ~。欲しいよ~」

・「お母さんが食べるから、お前たちはどきな」(ぐいっ)
・容赦ない茶々さんに一同爆笑。(笑)

・2階でまーったりした後はJAM POTに移動。
・茶々さんが娘さんへのお土産を物色。
・何度も「絶対お母さん(のイメージ)じゃないわー」を連呼するharu。ちゃん。
・「1年のうち360日くらいはお母さんやってるよー」と返す茶々さん。
・昨日は(ポルノライブで)お母さんじゃなかったらしい。(笑)
・あんこまんさんにα-7デジタル見せびらかす。

・新大阪駅まで茶々さんお見送り。
・待合室に座って最後のおしゃべり。
・2人の記念撮影をする。
・今日200枚くらい撮って、2人の目線が来てる写真は3枚ずつくらい。
・写真撮られるのが苦手な人って結構いるなぁ。
・って思ってたらharu。ちゃんに「hideニィ撮った写真は、カメラ目線ばっかりでおもしろくない」って言われる。
・改札のところで茶々さんを見送って、2人は大阪駅へ戻る。
・JRで…って、あと130円くらい足せば新幹線のホームまで見送りに行けたんやん!!

・大阪駅でお買い物に行くharu。ちゃんともお別れ。
・最後の最後まで目線はもらえなかった。次こそは必ず。

・たった5時間だったけど、とても楽しい1日でした。
・来年こそは秋吉台に行く!!


・結局雨は1滴も降りませんでした。奇跡だ…



で、女装話の続編はまた明日にでも…


2004年12月21日(火) 4年ぶり2度目(渦巻く怒り編)

4年ぶり2度目の経験だった。



昨日は我が支社の忘年会。
朝の部内会議で「今日は忘年会なんでよろしく」って言われるまで忘れてたけど、忘年会。


午後6時、早々に仕事を切り上げて会場に到着する。
入り口にテーブルが置かれ、幹事の方々がくじ引きのでっかい箱を2つ設置している。

「おつかれさまでーす」と挨拶しながら歩み寄る、入社5年目にして支社80人の中で一番下っ端な不肖hide。
「おう、お疲れさん。座席のくじ引いて」と言われて、何気なく左側の箱に手を突っ込む。
中のくじをガサガサガサっとかき回して…って、なんかえらくくじが少ないなぁ。
まあいいやっ!と勢い良くくじを引き抜くっ!!

そこには赤い字で書かれた座席の名前。



…赤い字??



「おめでとう!!」
「それ、当たりくじやで!」
「じゃあ、後からゲームに参加してもらうから、7時になったらロビーに出て来てな!」

…へ?(汗)


ものすごく嫌な予感に背中を押されつつ、僕は会場に入った。



午後6時30分、忘年会はお決まり通り支社長の挨拶と乾杯の音頭で始まった。
日本下戸協会名誉会長の僕だが、とりあえず乾杯くらいはビールに口をつける。
「ビール無しでは1日たりとも生きていけない」という人の存在が己の理解の範疇を超えていることを実感する瞬間である。

料理はバイキング方式。
年の近いもう1人の先輩と2人でテーブルの人全員分の料理を掻き集めに走る下っ端hide。

おじさんたちが
「おいおい、こんなに食われへんがな」
と言うくらいの料理がテーブルに並んだ後。
席に着いて猛然と食べ始める。
「大丈夫っす、僕が食べますから」

時間は30分しかないのだ。


お腹もいっぱいになってきた午後7時。
というか、明らかに食べ過ぎて気持ち悪くなってきた午後7時。
赤いくじを引いた人たちに幹事から召集がかかる。
正に赤紙。召集令状である。
ゲップをかみ殺しつつ、悲壮な決意を持ってロビーに向かった。



ロビーには僕と同じ当たりくじを引いた、各テーブルの代表7名と幹事が集まっていた。
各自、表情に不安感と悲壮感がにじみ出ている。
なんせ、なにをやらされるか聞かされていないのだ。
しかし、どうせロクでもないことをやらされるということだけはわかっているのだ。

中には自分が今日履いているパンツをチェックしている人までいた。
もちろん、脱がされる場合のためのチェックである。
僕もチェックする。幸運なことに先日おろしたばかりのパンツを履いて来ていた。

「なにしたらええねん?」
みな口々に幹事に尋ねるが、
「ついて来てもらえればわかります」
彼はニヤニヤしながらそう答えるのみ。

「じゃあ3Fに」
そう言って9人でエレベーターに乗り込む。
3F…
エレベーターの案内板には「新郎控え室/新婦控え室/男子更衣室/女子更衣室」とある。


…やっぱり。
「予感」が「確信」に変わる。


更衣室に着くと、そこには紙袋が8つと机の上に所狭しと並べられた、100均コスメの数々。
「えー、みなさんには女装していただきます」
誇らしげな幹事の声に、誰も驚きはしなかった。
ただ、不満の声が上がるのみ。

こうして、僕は28年4ヶ月の生涯で、4年ぶり2度目の女装をする羽目になったのだった。
(つまり、1回目は新入社員の年の忘年会である。笑)



我々は集団生活を余儀なくされる、上司の命令には面従腹背なサラリーマン集団である。
しかもここにいるのは芸達者な営業マンの面々ばかり。
不満を抱きつつも準備に取り掛かる。
「準備は10分でお願いしまーす!」

できるかいっ!!


その時、ふと僕が気づいた。
「あれ?今年、転入してきた人がみんな揃ってるんですねー。偶然…?」

ざわっ。

更衣室の空気が変わる。

「ちょっと待って」
「そう言えばお前、どっちの箱から引いた?」
「え?左ですけど」
「おれも左…」
「あ、僕も…」
「おれは右の箱から引こうとしたら、左の箱を差し出されたぞ」
「そう言えば、箱の中にくじの紙がほとんど入ってませんでしたよね?」


振り返るとそこに…


…幹事の姿はなかった。。。



要は仕組まれていたのである。
ここに集められた8人はくじ引きの神様の気まぐれではなく、
幹事団の悪意によって選ばれた人間たちだったのだ。

…まあ、冷静に考えたら支社長や部長にこんな格好させるわけにはいかんもんなぁ。


かなりの不満(というか怒り)を抱きつつも、我々は集団生活を余儀なくされる、
上司の命令には面従腹背なサラリーマン集団である。
しかもここにいるのは芸達者な営業マンの面々ばかり。(2回目)
準備に取り掛かる。


衣装は全部女子高生らしい。
「でかいサイズ」と書かれた紙袋と「普通」と書かれた紙袋が4つずつある。
迷わずでかい方を取る。

「これ、着れるんかなぁ…」
思わずもらした独り言に
「フリーサイズやから大丈夫」
いつの間にか戻って来ていた幹事が答えた。


しかし、この「フリーサイズ」というやつがクセ者なのだ。
4年前に女装した時には(いつか日記のネタにするため詳細は伏す)、
新宿のハンズで「フリーサイズ」と書かれてあった衣装を買って来たのだが…

背中のファスナーが1cmたりとも上がらなかった…(号泣)

結局背中前回で芸をすることになってしまい、トランクスまで丸見えだったという屈辱(?)の過去があるのだ。
嫌な予感が増幅される。


とりあえずスーツを脱ぎ、青いチェックのスカートを手に取る。もちろんミニスカートである。
意を決して履いてみる。なんとか履けそうだ。
頑張れ、おれ!おれはやればできる子だっ!!

意味不明の激励を飛ばしながらスカートを履く。履けた!やればできる子だったー!!
しかし、元々プリーツスカートであったはずのそれは、僕が履くとどう見てもタイトスカートなのだった。。。


続いて靴下を脱ぎ、ルーズソックスを履く。ルーズソックスは初体験である。

お?
おおっ?

これ、結構いいかも。履き心地いいぞ。
あったかいし…

「これ、外で履くのは恥ずかしいけど、家で履くにはええかもなぁ」
先輩が呟く。

あなた、確か妻帯者でしたよね?(笑)


続いてベストを着る。
が、両腕を通した時点で、首を通す前にこれは厳しいことがわかる。
勢いをつけて着ようとするが…あかん。きついって。
フリーサイズって書いたん誰やっ!過大広告やんけ!JAROに訴えてやるっ!!

そう悪態をつきながら顔を突っ込んだ状態でもがいている僕を、先輩たちが手伝ってベストを着させてくれた。
妙な連帯感。(笑)



着替えた後は(自分でやるのは)初めてのお化粧である。
各自の紙袋の中に「お化粧マニュアル」なるプリントが入っていた。


まずは「ベースを塗ります」だそうだ。
チューブから手にうにょうにょうにょ、っと出す。
それを両手で少し伸ばして顔に塗る。

…あれ?
なんか白くないか、おれ。いや、むしろ白すぎないか。

「お前塗りすぎやねん!」
「芸者か!!」
容赦ないツッコミを飛ばしてくる先輩たちの顔もまた雪のように真っ白なのだった。



「次に目元をくっきりさせます」
マニュアルにしたがって、アイブロウを手にとる。
眉毛を描くのか?てか、おれってそんなの描かなくても立派過ぎるくらい立派な眉毛なんですけど…
と思いつつも、せっかくの機会なので描く。
もちろん印象はほとんど変わらない。

次にアイシャドゥを入れる。
ここは青か紫でしょう。
紫は先輩が使ってたので青をゲットする。

で、これ。目蓋に塗ればいいのはわかるけど、目蓋のどの部分???
そんなのをまじまじと見たことはないのでよくわからない。(母親や妹はそんなの入れないし)
とにかく適当に塗る。

次にビューラー。これは前から一度やってみたかった。
こわごわ睫毛に近づけて挟む。そして引っ張る。反対側の睫毛もやる。
おおっ、なんかちょっとぱっちりした気がする。(錯覚)
調子に乗ってもう1回ずつやってみる。

最後にマスカラである。
これ、どうすんの?睫毛に塗ればいいの?
よくわからんまま下から睫毛を持ち上げるように何回かこする。

おおっ、なんか睫毛が伸びた気がする。(錯覚)


この頃には、周りも含め、かなり本気モードになっていた。
鏡に映る自分や先輩の顔がマジ顔で、ちょっと笑える。
20歳の頃、友達が化粧しているのを1時間に渡って隣りで見ていたことがあったのだが、
その時の彼女と同じ表情である。(笑)


そして口紅。
とりあえず一番手元にあった口紅を取って塗ってみる。

…濃っ!!

なんと言えばいいだろうか?
漫画に出てくるようなどぎつい赤、というか、みんながイメージする汚いオカマが塗る、まさにその色であった。

が、一度塗ってしまったからにはそのまま行かないと仕方ない。
慎重に塗る。
塗っては「んぱっ」、塗っては「んぱっ」を繰り返し、少しずつ塗る。
最後に輪郭をはみ出さないようにより一層慎重に…完璧。

この世に「完璧」というものが存在するならば、この日の僕の口紅の塗り方は正にそのうちの1つであった。
惜しむらくは…色のチョイスを失敗したな。(爆)


最後にヅラをかぶる。
なんでこういうヅラはおばはんくさい髪型なのか。色は金に近い茶髪なのに…



そうして完成した僕の女装は…
漫画「モ○キーターン」に出て来る、ある女性キャラそっくりなのだった。

「なんて言ったらいいか…正統派ブスやな」

先輩の放った言葉が、僕の魂の奥の、一番柔らかい場所に突き刺さった。



周りを見渡すと、みな僕に勝るとも劣らぬ化け物揃いである。
あ、この中ならおれはマシな方かも。

「場末のオカマクラブの控え室みたいやな」
「場末に失礼やろ」

椅子に大股開きで座って煙草をふかす先輩の言葉に、
ヅラを直しながら他の先輩が間髪入れずツッコミを入れる。


と、1人だけまだ鏡に向かっている先輩がいた。
後ろから覗き込む。


!!!


か…




かわいい…


目元ぱっちりなのである。
お肌真っ白なのである。
でもナチュラルメイクなのである。

それで茶髪のヅラをかぶる。


いるっ!


こんな女子高生、渋谷とかにいるっ!!



「今、『押し倒せ』って言われたら、僕できます」
僕の心からの言葉は、
「頼むからやめてくれ」
心から拒絶されたのだった。


(以下次号)


2004年12月20日(月) いきなり実戦投入




一昨日買ったα-7デジタルですが、昨日いきなり実戦投入してきました。
大学時代の後輩たちが作ったアカペラサークルのデビューコンサート兼クリスマスパーティの撮影。
ていうか、結成して2ヶ月でいきなりライブ、しかもレストラン貸し切りって、彼女ら度胸あるなぁ。(笑)
デビューからいきなり「専属カメラマン」まで付けてますから。(笑)

α-7Dはカメラとしての基本操作は銀塩のα-7と一緒なので心配はしてなかったんだけど、
画像の癖とか、モニターと実際の画像の差とか、その他諸々が良くわかってないのでちょっと心配。

2時過ぎに会場になるイタリアンレストランに行って、
いきなり「いいところに来た」って会場設営など力仕事に駆り出されつつ、
その後始まったリハから本番、その後のパーティのスナップまで撮影。

全部で570枚くらい撮って、途中で何枚も消して、今手元に430枚くらいの写真があります。
この辺、デジにしてよかったと思う部分やなぁ。


さて、それだけ使ってて思ったことをいくつか。
・やっぱり音がでかくて甲高いので耳に響く。ライブ撮影には向かないカメラかも。
 その点はダントツでE-1が向くんだろうなぁ。
・手ブレ補正は偉大。特に(Randyさんから借りっぱなしの^^;)50mmF1.4を付けると強力!
 ノイズもISO400までならほとんど気にならないし。
・でも手ブレ補正をかけても被写体自体が動いてるのであまり意味がないことにすぐ気付く。
・で、フラッシュを付けてバウンスしたり、直当てしたりしながら撮影。
・AFはあまり信用できない。撮った画像見て明らかに外しているものもあり。
 その分(?)ファインダーはものすごく見やすいので、「外してる」と思ったらMFに切り替えて難を逃れる。
 MFをメインカメラにしてて良かったと思う瞬間。(大袈裟)
・液晶がでっかいのはいい感じ。ピンボケも拡大画面にしなくてもわかるし、
 撮った写真をその場で見せるのにも役に立つ。
・JPEG最高画質で普通に撮影している限りは、書き込みに待たされるようなことはなく、
 ストレス無しに撮影できた。
・撮ってるうちに僕が慣れたのか、機械が馴染んだのか、音が若干まろやかになったように感じる。
 まあそれでもまだチープなんだけど。^^;

で、帰って来て早速パソコンのモニターでチェック。
・ひえー、フラッシュを近くで焚いた写真、ほとんどのカットで顔の一部が白飛びしてるぅ。
 「直当てはやばい」と思ってバウンスしたのもあるんだけど、それでも飛んでる。(汗)
 やっぱりデジは露出制御がめちゃくちゃ難しい…コントラストの設定をもっと下げよう。
・でも露出が上手くいってるカットは結構綺麗に撮れてる。
 フィルムとはちょっと感覚が違うけど、これはこれで慣れればいい感じかも。
・ホワイトバランスの設定は細かくできる分、もうちょっと経験が必要かなぁ。


といったところ。
特に気になったのが白飛び。これはもうひどい。
フィルムとかだと白飛びしてももっとゆるやかに自然に飛ぶんだけど、
デジタルだと階調の残っている部分からいきなり飛ぶ。
その境界がはっきりしすぎてて、気持ち悪い顔になってしまっているのが何枚かあった。
やっぱりデジはアンダー目に撮ってあとからトーンカーブ調整した方がいいのか。
てかやっぱり理想はRAWでアンダー目がいいなぁ。
RAWは現像処理に手間隙がかかるからあんまりやりたくないんだけど。


まだまだ癖がつかみきれてないし、前のデジカメみたいに何も考えないで操作できるほど慣れてもいない。
もうしばらく修行が必要みたいです。^^;


2004年12月18日(土) 購入報告


手ブレ補正ってすげー。(笑)


やったりました。
いろいろ悩みに悩んだ挙句、結局ミノルタンの魂は売れませんでした。


α-7デジタル、GETです。


これに決めた理由はもういろんな条件が複雑に絡み合っているので上手く説明できません。
でも「じゃあどれが一番後悔しないんだ」って考えると、やっぱりα-7Dでした。

一緒に買ったのは、
・AF17-35mm F2.8-4(D)…α-7Dに着けると25.5~52.5mm相当
・レキサーの高速型CF(1G)×2枚
・スペアバッテリー
・Marumiのデジタル対応プロテクトフィルター(77Φ)
・Marumiのデジタル対応薄枠PLフィルター(77Φ)


…PLフィルターって、77Φになると1万円近くするのね。(泣)
総額で大台超えてますよー。
半分現金で半分クレジットローン組みました。12回払い。
月々フィルムで撮る本数を10本減らせばローン代は出ます。(笑)

あとこれに元々持っていた、
・AF24-105mm F3.5-4.5(D)…α-7Dに着けると36~152.5mm相当
・プログラムフラッシュ5600HS(D)
・アングルファインダーVn
が使えます。
とりあえずこれで25.5mm~153.5mmまでカバーできるので、
一通りの撮影はこなせるはず。
35mmF1.4とか50mmF2.8マクロとかが欲しいという気持ちもありますが、
それはもっと余裕ができてから考えます。


ちなみにα-7D購入に先立ち、α-7(銀塩)とSR505とMC W.ROKKOR-X 35mmF1.8を売り飛ばしました。
一度手に入れて使った機材を手放すのはすごく嫌だったんですが(特に気に入った写真を撮った機材は)、
財政的にどうしようもなく、涙の別れとなりました。
いい人に買われて行って、大事に使ってもらうんだよー。(涙)


てことで明日いきなり実戦投入です。
友達のアカペラグループのデビューライブを撮ってきます。
おいおい、大丈夫なんか?(笑)


2004年12月17日(金) さくらやは


で、さくらやとの電話中に片手でこんなのを撮ってたり。(笑)


やっぱり好感接客だった。
詳しいことは書けないんだけど、今日の対応は客(僕)の立場や都合を最大限に尊重してくれた、
文句のつけようもないものだった。
恐らく開店以来初めてのイレギュラーなクレームだったろうし、さらに無理を言ったにも関わらず、
通常の処理よりもはるかに僕に好都合な処理をしてくれることになった。
しかも最初の電話から決定まで2時間半。

いや、すばらしい。
マニュアルの範囲を1歩も出ようとしない(少なくとも担当者レベルでは)、
ヨ○バシやヤ○ーBBやド○モの連中に爪の垢でも飲ませたい。

さくらや、ホンマに大阪進出してくれへんかなぁ…
ヨ○バシの隣にでっかい空き地が残ってるで~。(笑)
(写真の現像・プリント・納期・サービスもヨ○バシより一段上やしね。)


2004年12月16日(木) 今日は

歯が痛い。

このうえなく痛い。

ズキンズキン痛い。



…そういや転勤前に歯医者に通ってたけど、引越しのドタバタですっかり忘れてたな。
ふと気付いたら半年放置か。そろそろ歯医者に行かないと。


イタタタタタタタタ…


痛み止め代わりに、帰りに頭痛薬を買ってきたんだけどあんまりきかず。
やっぱり麻酔は効きにくい体質らしい。
(関係あるのか?)
こんなことなら薬局の店員さんのオススメどおりピリン系にしとけばよかったかなぁ。


イタタタタタタタタ…


あ、風呂に入るのを躊躇してたら日本-ドイツ戦始まっちゃった。。。


2004年12月15日(水) 時間がないので


ちょっとぼけてるけど気に入ってる1枚。(Rollei35S)


今日の日記はお休みってことで。

そろそろ年賀状にとりかからないと本気でやばい。
ほら、サラリーマンって異動すると年賀状の送り先がドッと増えるんですよ。
今の職場の人たちにはもちろん送るし、
だからと言って前の職場でお世話になってた人たちに送らないわけはないし。

人間ってこうやってシガラミが増えていくんやなぁ。
そんな感慨を覚えるhide28歳の師走。



しかも今年はパソコンが潰れて(潰して)住所録が吹っ飛んだんですってば。
全部一から入れなおしなんですってば。



…あれ?去年もらった年賀状、どこに置いたっけ???(汗)
(↑引越しのどさくさでどっか行ったらしい)



今から家捜しです。(爆)


2004年12月14日(火) デジタル一眼?③


今年唯一の、まともな紅葉。


巷では「③は『買っちゃった。えへ。(はぁと)』って報告に違いない」と言われていたあんだらだが、
残念ながら購入報告ではない。
かと言って、しばらく話題にしてないからって忘れたわけでもない。

週に5回くらいはヨドバシに行っているし、行けば必ず30分くらいはいろいろいじっている。
じゃあだいぶ心は決まったのか、と言われると余計に迷っていたりする。


実は一時期、そのあまりのシャッター音の悪さから、α-7デジタルを候補から外していた。
多分僕は人よりも音に対して敏感なんだと思う。
京浜東北線は連結器の軋み音が気になって、車両の真ん中にしか乗れないし…
(他の人がそんなの気にしているのを聞いたことが無い)
だから他の人だと「気分の出ない音」程度であっても僕にとっては「撮る気が無くなる音」だったりする。
僕にとって、シャッター音は他の人よりも重要なファクターなのである。
それで一時α-7Dは「買っても撮る気が起きなかったら意味がない」と候補から外していたのだ。


が、いろいろいじって、各種設定まで触っているとα-7Dが一番わかりやすいし操作しやすい。
(銀塩のα-7を使ってるせいもあると思うけど)
あと、短焦点好きとしては35mmF1.4(α-7Dに付けると52.5mmF1.4相当)の存在が大きく、
やっぱり候補復活となったのである。


で、「余計に迷っている」というのはなにかというと…

EOS-20Dもいいかもしんない。

まさかの方向転換である。(爆)


さすがに何世代ものデジタル一眼を作り続けているキヤノンである。
カメラとしての完成度は一番高い。
AFスピード、シャッタータイムラグ、そしてシャッター音。
どれをとっても体感的にはα-7DやE-1よりも上である。


ではここで僕なりの評価をまとめてみよう。

α-7デジタル
○な部分
 ・やっぱりボディ手ブレ補正
 ・わかりやすく操作しやすい操作性
 ・ミノルタレンズの描写は大好き。短焦点が充実してるのも嬉しい。
 ・なんと言ってもミノルタ。(今持っているものがいくつか流用できるし)
×な部分
 ・撮る気が失せるシャッター音
 ・ミノルタにしてはケバい色
 ・重いのはいいんだけど、なんとなくホールディング性がしっくり来ない。

E-1
○な部分
 ・やっぱりダストリダクション
 ・デザインは一番好き。
 ・ホールディングも一番しっくり。
 ・スクリーンは一番ピントの山が見やすい。
 ・静か過ぎるシャッター音はもう慣れた。
 ・画作りは一番好きかなぁ。
×な部分
 ・500万画素って大伸ばしする時どうなんだろう?
 ・なんで合焦したフォーカスエリアが光らないの?
 ・もうすぐE-2が出そうで怖い。(笑)

EOS-20D
○な部分
 ・シャッターフィーリングは一番好き。
 ・AFスピード、シャッタータイムラグは、体感では最速。
 ・IS付きのレンズを買えば手ぶれ補正付いてるやん。
 ・デジタル一眼を作り続けているキヤノンへの信頼感。
×な部分
 ・IS付きのレンズとセットで買おうとすると、コストが一番かかる。(+5万くらい)
 ・なんか20Dって初期不良が多いって聞くんですけど…(汗)
 ・ファインダーはやっぱり一番見づらい。MFで使うのは無理っぽい。
 ・ていうか自分が「CANON」のロゴを首からぶら下げて歩いている姿を想像できない。(爆)
  (僕の中では巨人の野球帽を被って歩くのと同じくらい恥ずかしい)


迷いに迷っているhideなのだった。
まあ迷うのも楽しいのでもうしばらくヨドバシに通おうと思う。

って、まだ買うと決めたわけではないんやけどね。




ちなみにα-7Dのシャッター音、銀塩のα-7があんなにいいのに、なんでわざわざ悪くしたの?
とコニカミノルタの技術陣に軽い怒りを覚えていたのだが、こないだ中をいじっててその理由がわかった。
ある工夫がされていて、恐らくそれが原因で音が悪くなったのだと思う。

う~ん、そういう理由があるんやったらある程度大目に見たらなあかんのかなぁ。。。
まあそれで音が気にならなくなるわけではないし、写欲が沸いてくるわけでもないんだけど。


その「理由」はまた今度、ネタが無くなった時に。(笑)


2004年12月13日(月) MD ROKKOR 45mmF2



先日龍野に行った時の写真が、35mm版で撮ったやつだけ先に上がってきた。
あの日は二眼レフがメインで35mmの一眼レフはサブ、という位置付けで
レンズはMD ROKKOR 45mmF2、1本だけを着けて行ったんだけど…


おれ、すげえ。
45mm1本でこれだけいろいろ撮れるなんてっ!


…写真を受け取ってまた自画自賛。最近自画自賛するのが習性のようになってしまった。(笑)



MD ROKKOR 45mmF2。
「パンケーキ」と呼ぶには少し大きいが、MC以降のロッコールレンズの中で最小最軽量なレンズである。
確か。(←確かて)

SRT101を買った時についてきたMC ROKKOR-PF 55mmF1.7の描写がイマイチ好きではなかった僕が、
そのデザインと、いろんな本や雑誌で誉められている記事をいくつか見て、
どうしても欲しくて探し回って買ったレンズでもある。
MD50mmF1.4にその座を奪われるまで、一番長い間僕の標準レンズとして君臨していた(笑)ので、
僕の標準の感覚はこのレンズによって培われたと言ってもいい。
前に「写真を撮ることを想像する時に、想像の中で僕が持っているカメラはSRT101かCLEだ」と書いたが、
その時SRT101に着いているレンズはいつもこの45mmF2なのである。

恐らく元々は50mmF1.4と50mmF1.7の下にある、廉価版のレンズなのだと思う。
造りはチャチだし、絞り羽も5枚しかない。
しかし人の視界に近い画角で、「見た目そのまま」に写るなかなかいいレンズだと思う。
見方によっては「つまらない描写」って人もいるみたいだけど、まあそれは人の好みの問題だろう。
(ところで50mmは、「“人が見たまま”の画角」って言われるけど、若干狭く感じる。僕だけ?)

このレンズの最大の特徴はやはりコンパクトさである。
他社のパンケーキレンズ(例えばコンタックスや、ニコンや、ペンタックスなどの45mmF2.8)よりは大きいが、
その分操作性はいいし、F値も1段明るい。
僕には性能と操作性と携帯性のバランスが取れた、「ちょうどいいコンパクトさ」に思える。

このレンズの線は細く、背景に溶け込んでいくように徐々にボケて行く。
シャープだけど線が柔らかく、悪く言えば「中途半端な写り」とも言えるけど、僕は「絶妙なバランス」だと思う。
発色もニュートラルで素直だ。



と、ベタ誉めして来たが、もちろん欠点もある。
(ていうか、欠点がなかったら今でもガンガン使っている)
①ボケが少々汚い。
②最短撮影距離が60cmと、少々長い。
③F値が(50mmF1.4に比べ)、1段暗い。

この3点である。
まあ、①については5枚しかない絞りの影響もあると思うのだが、2段ほど絞ればほとんど気にならなくなる。
というか、背景に点光源がたくさんあるような状況でなければ元々そんなに気にならない。


問題は②と③である。
だいたいどこの50mmも最短撮影距離は40~50cmである。(ミノルタの50mmは45cm)
いつも引きばかりだと思われがちだが、僕は寄って撮るのも好きなので、ここでの15cmは結構大きい。

それに僕は屋内でも写真を撮るし、夕暮れ時や街灯の明かりで撮るのも好きなので、
F1.4とF2の違いは大きい。
F1.4で1/15秒とF2で1/8秒では天と地ほどの差があるのである。

まあこの15cmと1段の差だけ(ついでに言うといつも持っている35mmF1.8との画角差)でMD50mmF1.4をずっと使ってたわけだけれども、昼間にXDにつけてのんびり撮る分にはこの45mmの方が合っているような気がする。

また使ってみようかな、と思う。




追伸①:
 しかし…最近カメラやレンズのネタが多いなぁ。
 基本的に他にネタが無くなったらカメラネタかオカンネタに逃げることにしているので、(笑)
 要はネタになるような出来事がない、つまらない平日を送っているということなんだけど。

 まあ、underlineはテキストサイトでもオフ会サイトでもなく、写真とカメラのサイトなので
 それで全然問題はないんですけどね。^^;


追伸②:
 とうとう日記のカウンターがTOPページのカウンター越えちゃっいました。(笑)


2004年12月12日(日)

昨日、龍野からの帰り道で1通のメールが届きました。
高校からの親友の奥さんから。

「12/8産まれました」というタイトルの。


もちろん奥さんが妊娠してたのも、予定日が12日なのも知ってたけど、近くなるとなんか聞きづらくて、気になりながらも聞けずにいたんです。


そうかー、あいつもとうとう父親になったか。
高校3年の時に知り合ってから一緒にやってきた、数々のバカ話やバカなことが頭に浮かんできて、ちょっと違和感と取り残され感。
そしてそれ以上の喜び。
(いつも友達に子供が生まれるたびに思うんやけどね。^^;)


メールには横顔の写メールと「パパそっくりです。」の文字。
あいつ似ってことは…ずぼらで寝起きの悪い、でも要領が良くて(※褒め言葉)みんなに好かれる子に育つんやろうなぁ。

お母さん、大変。。。(笑)


年が明けたら誕生祝いとカメラを持って、遊びに行こう。


2004年12月11日(土) 龍野オフ


さて、これはなんの門でしょう?


今日は龍野オフ。
いつものメンバー+地元の方に案内してもらって、歩くこと7時間。


龍野(竜野)って行ったことなかったんですけど、古い城下町で白壁とかが残っててフォトジェニックらしい。
ただ、僕は明らかに先週の後遺症が残る体で。
あんまり写欲が沸かへんなぁ…現像代も先週分でほとんど使い尽くしたしなぁ。

そう思った僕はあんまり枚数を撮らない(撮れない)カメラをメインにすることに。
最近スクエアフォーマットを練習しようと思ってたので、ポラロイドのSLR680か二眼レフのオートコードか。
悩んだ僕は1枚あたりのフィルム代が高いポラはやめて二眼レフをチョイス。それにモノクロを詰める。
サブは一眼レフのXD。45mmをつけてカラーネガを。

…って、二眼レフも一眼レフも同じくらいの画角のレンズなんですが。
まあ、標準で撮れないものは今日は撮らない方向で。^^;


が、片道2時間かかる電車の中で何気なく計算した僕はハッと気付く。
ブローニーのモノクロ、1本250円くらい。現像+同時プリントで1300円くらい。
足して1500円強。これで撮れるのは12枚。

…1枚あたりのコスト、ポラよりブローニーの方が高いやんっ!!

さらに写欲が減退した午前10時頃だった。



でも、そんな僕を刺激するかのように龍野は面白い町でした。
晩秋の紅葉、続く白い壁、昭和後期頃のものだと推測される看板がずーっと続く商店街。

でっかい門(↑の写真)の前で「これ、なんの門だと思います?」と聞かれて「お屋敷か、料理屋さん?」って思ったら…

←ちょっと見づらいかも知れませんけど、小学校のプールなんです、これ。
町全体が景観を壊さないように作られてて…


撮らないつもりが結構ガンガン行っちゃったかな…
ふと気がついたら…フィルム交換の頻度は僕が一番多かったような…
いや、そんなに撮ってないですよ!
ブローニーで3本半、35mmでも3本半。
ね、僕にしちゃ少ないですよね?ね?


ということでまた龍野に行かなければ、なのです。
帰りに通った路地もいい雰囲気だったし、なによりすくね茶屋のわらび餅を食ってない!!

…現在ダイエット中のhideなのでした。

エサヲアタエナイデクダサイ。^^;


2004年12月09日(木) コンパクトカメラ

コンパクトカメラのメリットってなんだろう。


「どんな写真でも撮れること」
「クオリティの高い写真が撮れること」
「確実に撮れること」

こういう条件になったら、コンパクトカメラは一眼レフなんかに勝てはしない。
一眼レフだったらレンズを換えることで、肉眼ではありえないほどにものに迫って撮ることも、ずっと広い範囲を写すことも、逆に遥か遠くのものを引き寄せて撮ることもできる。


しかし、例えば通勤カバンに一眼レフを入れて会社まで持って行ってる人が何人いるだろうか?
全くいないとは言わないが、重くて大きい一眼レフを常に持ち歩いている人は、それが職業である人を除けばごく少数なはずだ。
一眼レフは確かに、クオリティの高い写真を安定して撮ることができる。
しかし、当たり前の話だが、ある場面に出くわした時に手元に持っていなければ写真を撮ることはできない。


そう考えてみた時に、僕はコンパクトカメラの最大のメリットは「どこにでも持って行けること」だと思う。
どこにでも持って行けて、ふと気になる光景に出会った時にすぐ取り出して撮ることができる。

例えば朝、急ぎ足で駅へと向かう途中、朝日を浴びて影を落とす葉を10秒ほど足を止めて撮る。
例えば外回りでお客の会社に向かう途中、コスモスが綺麗に咲いているのを見つけて撮る。
例えば帰り道、たまたま友人と出会い飲みに行くことになった時、久しぶりの食事の光景を撮る。
例えば出張中、乗り換えに30分も待たされて、その間に駅の周辺を散歩しながらもう二度と来ないかもしれない街を撮る。


僕はコンパクトカメラ絶対論者では、もちろんない。
一眼レフもレンジファインダーも二眼レフも好きだし、
「一番好きなカメラは?」と聞かれたら迷わず一眼レフのSRT101を挙げる。


でも「この場にあるカメラ」と「この場にないカメラ」。
ふと思い立った時にこの2つの差はとてつもなく大きい。
だからコンパクトカメラの最大のメリットは「どこにでも持って行けること」だと思う。
そこにあるからこそ、カメラはその光景を写すことができるのだから。



Rollei35Sで撮った写真をPHOTOページにアップしました。
出張中、乗り換えに30分も待たされた時に撮った、もう二度と行かないかもしれない街の写真です。(笑)


2004年12月08日(水) 冬が来た。

冬が来た。

とうとうこの季節が来てしまった。


元々、夏生まれのくせに僕は冬が嫌いではない。
むしろ暑い夏には邪魔になる自前の肉襦袢(皮下脂肪とも言う)が最大限にその価値を発揮するのは寒い冬なのである。
クーラーをガンガンに効かせてもまだ汗をふきつつ過ごす夏よりも、上半身だけ着込んでコタツにもぐり込み、トイレ以外はそこから出ずに過ごす冬の方が好きなのだ。


ただ、何から何まで冬の方が好きというわけではもちろんなくて、その例外の1つがとうとうやってきた。

そう、唇のひび割れが始まったのである。


生まれてから28回目の冬を迎える現在、今までシモヤケやアカギレなんかは1度もなったことがないのだが、不思議と唇のひび割れだけは毎年起こる。しかも毎年上唇の中心からやや左、それが一冬中消えることなく続くのである。
ひどい時になると絶えずそのひび割れから出血し、口を開くと左前歯が血に染まっていたりする。
これは自分で鏡を見ても、本気でびっくりする。


今朝起きて顔を洗いに洗面所に行った時、それに気づいた。
上唇の中心やや左、なじみのいつもの場所に黒い小さな血の塊がついている。
どうやら寝てる間に出血し、それが乾いて固まったものらしい。
当然口を閉じている状態では出血するくらいのひび割れは発生しないので、
恐らく寝ている間に寝言か、それとも夢の中でなにかを食べたのか、
とにかく口を大きく開けるようなことがあったらしい。(笑)


ということで、今日は大口を開けずおとなしく1日を過ごした。
この冬に僕と会う人たちに言っておく。
来年の春まで僕は、「おちょぼ口で笑う」か「リップクリーム塗りすぎてテカテカした唇で笑う」か、である。

間違ってもいきなり不意打ちでわき腹をくすぐったりしてはならない。
僕が振り向いた時、あなたはスプラッタ映像を見ることになるだろう。


2004年12月07日(火) 小さなようで大きな違い。

今日は出張。特急で1時間、乗り換え待ち30分、そこから乗り換えて鈍行で20分。
ちょうどお昼前の出発だったので、コンビニでお茶とサンドイッチを買う。レジの横に肉まんがあって、「おいしい時期になってきたなぁ」と思いながらそれも追加する。

するとレジのおばさんが「からしお付けしますか?」
「はい、お願いします」答えて会計を済まして電車に乗った。



この6月まで関東で暮らしてたわけなんだけど、もちろん関東と関西ではいろんな習慣の違いがあって、その内の一つにこれがある。


コンビニの肉まんにからしを付けるかどうか。



これが小さいように見えてなかなか大きな問題なのだ。


時は4年半前にさかのぼる。
生まれて初めて関東に進出した僕は、所沢にある会社の寮での生活を始めていた。
ある休日、近所のコンビニにお昼ご飯を買いに行った僕は、今日と同じように肉まんを追加した。
そして言った。

「あ、からしも付けてもらえますか?」

その時の店員の反応は西日本で23年間過ごして来た僕にとって予想だにしていなかったものだった。

「…は?」

まるですし屋でウエディングケーキを注文した時のような反応。(大袈裟)

「え、いや、だから…からしを付けてもらえます?」
「か…からし、ですか?」
「ええ…ダメですか…?」(弱気)
「ええっと、おでんに付けるからししかありませんが…」

当たり前や、誰が肉まんに荒挽きマスタードや七味唐辛子なんかつけるねん。

「ええ、それで結構です」

袋に恐る恐るからしを入れる店員さんだった。



初めはあの店員さんだけがそういう習慣が無いだけかと思っていたのである。
しかし、その後行くコンビニ行くコンビニ、同じような反応が返って来るのである。
関東で暮らし始めて一冬越える頃、僕は1つの結論に達した。


関東ではコンビニの肉まんにはからしを付けないに違いない。(そのまんま)


しかし横浜中華街のお店に入って飲茶すると肉まんにからしが付いて来るんですけど。
なんでだろ?(笑)



大阪に帰って来て、「からしお付けしますか?」と普通に言われるのが心地よい。
肉まんは結構好きだし、からし無しの肉まんはわさび無しのお鮨みたいなものだと個人的に思っているので、
買うたびにいちいち気を遣うのが嫌なのだ。

毎回「…は?」とか言われて「おでんのからしで結構ですので付けていただけませんか?」…って、
なんで客のおれが気を遣って恐る恐る言わなあかんねんっ!!



肉まんにからしを付ける習慣があるかどうかは小さいように見えてなかなか大きな問題なのだ。



ちなみに引っ越す直前には寮の近所のコンビニでは黙っててもからしを付けてくれるようになっていた。
「からし付けて」って言って「は?」と聞き返してくる店員はモグリだったのだ。←常連かよっ!!


2004年12月06日(月) ありがとう、そしてさようなら。

最近災難続きなのである。

10月にパソコンが壊れた。
11月8日工事したヤフーBBは相変わらず通信速度が安定しない。
ヨドバシにフィルムを現像に出したら、画面の真中でちょん切られて返って来た。
それでもヨドバシに出したら、今度は友達の顔の真中を斜めに横切るように光線かぶりして返ってきた。
携帯のカメラが起動できなくなった。

そして今度は。。。


掃除機が壊れたのである。



それは部屋の掃除をしていた木曜日に起こった悲劇である。

月曜に泊まりに来る予定(結局中止になったけど)のしんさん(=コジコジさん)を迎えるため、
ちょっと気合入れて掃除していた。
部屋とキッチンと脱衣所と、一通り床に掃除機をかけた僕は洗面台の排水口に目を留めた。
髪の毛が結構絡まっている。

これは掃除せねば、と思ったのだが正直自分の髪の毛でも気持ちが悪い。
絡みついた髪の毛に水垢が付着してベトベトになった後、乾燥してカピカピになっている。
やだなぁ…触りたくないなぁ…
そう思っていた僕の目が、仕事を終えたばかりの掃除機に止まった。
せや、掃除機で吸い取ればええんやん♪

掃除機のヘッドを外して筒を直接排水口に当てる。
まずは「弱」でやってみるが、なんせベトベト後のカピカピである。
やつらにとって弱ではそよ風のようなものだ。
あざ笑いを浮かべて(※イメージです)びくともしない。
そこで一気に「強」に出力アップ!!吸い込み口から「シュボボボボ!」というすさまじい音が響く。
やつらも必死に抵抗するが、「強」のパワーは絶大。
断末魔の叫びをあげながら(※イメージ)徐々にはがれていく。
数分後、髪の毛with水垢が駆除された排水口に満足の笑みを浮かべながら、手元のスイッチを「切」にした。



事件はそこで起こった。
スイッチを切ったのに掃除機は「まだおれの出番は終わってへん!」と主張しながら(※だからイメージです)
すさまじい勢いで吸い込み口から空気を吸い込みつづけているのである。
異常を感じた僕は振り向いて本体の方を見て、硬直した。


掃除機の後ろ、水浸しやんっ!!
へ、ヘドロの臭いがする~っ!!


そう、カピカピヘアーはタダでは死ななかったのである。
まるで自爆テロ、もしくは神風特攻隊のように、僕の掃除機と部屋、
そして嗅覚にダメージを与えて去っていったのだ。
(え…っと、ただ単に排水溝の中に溜まった水を掃除機で一緒に吸い込んでしまっただけなんですけど。汗)


結果、僕が8年間使い続けた掃除機(1号)は致命的なダメージを受けてしまった。


まず、電源が切れず、出力が強から変えられないのである。

しかしそれはまあなんとかなる。使う直前にコンセントを入れて、使い終わったらすぐ抜けばいいだけの話だ。

本当の致命傷とは…




スイッチを入れるたびにヘドロの臭いが部屋中に広がるのだ。


…中のゴミパックを入れ替えてみたが、ダメだった。
どうやら機械のいたるところにヘドロが付着してしまったらしい。


ということで現在ニュー掃除機を手配中なのであった。


掃除機1号よ。
ありがとう、そしてさようなら。
髪の毛との戦いで散って行った君との8年間は忘れない。



最近災難続きなのである。

10月にパソコンが壊れた。
11月8日工事したヤフーBBは相変わらず通信速度が安定しない。
ヨドバシにフィルムを現像に出したら、画面の真中でちょん切られて返って来た。
それでもヨドバシに出したら、今度は友達の顔の真中を斜めに横切るように光線かぶりして返ってきた。
携帯のカメラが起動できなくなった。
そして先日、掃除機が壊れてしまった。


このうちパソコンと掃除機は思いっきり僕のせいであることは、触れてはならないことになっているのである。


2004年12月05日(日) 極秘撮影旅行



12月4日(土)
・4時半起き、5時20分出発。某所へパピューンと飛んでいく。
・カメラは(よく調べると)4ヶ月ぶりの愛機・SRT101。と二眼レフのオートコード。
・フィルムは35mmが18本とブローニーが7本。半分くらいは残るだろう。
・今回は初めから、コスト度外視でガンガン撮るつもり。
・朝、2時間でさっそく2本撮り切り、すぐに結果が見たいのでたまたま見つけた写真屋さんに出す。
・1時間後受け取り、綺麗なプリントにびっくり。
・結局、この後も撮った端からそこに出し、ご主人に顔を覚えられてしまう。
・20mmの使い方が、やっとなんとなくわかって来た。
・ような気がする。
・午後から雨。バケツをひっくり返したような大雨。
・古い街並み。無謀にもISO100。50mmF1.4の絞り開放でもシャッタースピードが1/8!
・しかも傘を差しながらの撮影。
・でもプリントを見るとあんまりブレてなくて、1人自画自賛。
・「スローシャッターのhide」とお呼びっ!!
・ホントに呼ばれたら多分めちゃくちゃ恥ずかしい。
・途中でお腹が減るもダイエットで間食禁止月間のため、お茶だけで頑張る。
・おれ、頑張った!
・晩御飯は海の幸。「うまっ。うまっ」と連呼しながら貪り喰う。
・三食はがっつり食ってもいいことにしている。
・1日目は35mm7本半とブローニー1本半で終了。

12月5日(日)
・宿舎の前が小学校で、その校庭で爆発事故が起こる。
・という夢で目が覚める。
・今日は晴れ。
・朝風呂に入って、朝食はお替りをする。
・三食はがっつり食ってもいいことにしている。
・今年も終わりかけになって、初めての虹を見る。いい予感。
・8時半出発。
・今日はメッチャ気持ちのいい晴れ。
・ガンガン撮る。アホほど撮る。
・清々しい空気に触れる。
・通行人に「古いカメラですねー」(→二眼レフ)と話しかけられる。
・通行人に「お仕事ですか?」(→違うって)と話しかけられる。
・また例の写真屋さんに通う。
・現地で現像することを想定していなかったのでお金が無くなり、銀行に2回駆け込む。
・海は風が強くて台風を初めて実感する。
・それでも数本撮る。
・やっぱりお茶は飲むがケーキは食べない。
・結局この日は35mm7本半とブローニー2本半。
・35mm15本中12本はすでに現像して受け取り済み。
・35mmの残りと、ブローニー(カラー)3本は例の写真屋さんに預けっぱなし。
・現像できたら送ってもらう手はず。
・梅田のYDBSなんかより、安くて・早くて・丁寧で・綺麗で・ミニアルバム&インデックスがついている。
・そしてご主人がおもろい。
・ご主人に「大阪に移転しませんか?」と聞くと「こちらに引っ越して来てください」と返される。
・あまりに大量の写真を出したため、おまけでフィルムをもらう。
・帰りの電車の中で何度も写真を見返してにんまりする。
・なかなかの高打率。
・でも荷物がめちゃくちゃ重くてちょっと後悔する。


・結局持って行ったフィルムの3/4を使い果たす。
・リミッターが外れた自分の怖さを認識。
・SRT101で写真を撮ることのおもしろさを再認識。
・この2日間、「見る」≒「撮る」だった。
・お腹いっぱいです。


・でも来週もオフなのである。


2004年12月03日(金) SRT101


この写真はXD11。(笑)


最近、毎週末オフ会が続いている。(最近?)

今週末のは極秘オフなので、ここで詳細を語るわけにはいかないのだが、(笑)
とにかく明日は4時半起き、5時20分発でパピューンと某所まで飛んで行くのである。


カメラは2ヶ月ぶりにセルフタイマーのレバーが戻ったSRT101。
(※レバーが倒れたっきり、戻らなくなっていたらしい。笑)
僕が初めて買った銀塩カメラで、今まで通したフィルムの本数もダントツ1位。
最近フィルムのコマ間が広がる不具合(写真には全く影響はないんだけど、フィルムスキャンしづらい)があり、
ここ3ヶ月ほど使ってなかったのだが、明日明後日はどうしてもこのカメラでないといけない理由がある。
久々の現場復帰である。


ドライボックスから取り出して、50mmのレンズをつける。
ファインダーを覗いて部屋の観葉植物にピントを合わせる。
ファインダーは暗くて山が掴みにくいのが唯一の欠点だが、
手に持って構えた感じはこのカメラが一番しっくりくる。
全く同型なのに、なぜかSR505では得られない一体感を感じる。

フィルムを入れる前に1秒から1/1000秒まで、1段ずつずらしながら全速で空シャッターを切る。
音は決して小さくはないけれど、柔らかないい音だと思う。
わずかに混ざる、不協和音も聞き慣れたいつもの音。
使っていない間も時々は空シャッターを切るようにしていたので、調子は悪くなさそうだ。

次に裏蓋を開けて3ヶ月ぶりにフィルムを装てんする。
僕のは最初期型なので、僕が持つ他のカメラ(XDとかSR505とかCLEとか)に比べて少々コツがいる。
1回失敗して空回りさせた後、2回目でしっかり噛みあった。

2回、巻き上げてシャッターを押し、フィルムを送る。
他のどんなカメラより好きな、柔らかな巻き上げ感覚。
これでフィルムのコマ間がバラけなかったら文句無しなのになぁ、と思う。
(コマ間がかぶってしまうロモよりはマシだけど。笑)

他に20mmと135mmのレンズを用意し、2日間じゃ使い切れないほどのフィルムと一緒にカメラバッグに詰めた。




「写真を撮る」

ワクワクしながらそれを想像する時に、想像の中で僕が持っているカメラはいつもSRT101かCLEのどちらかである。
そういう意味ではこの2台は特別なのだと思う。


この週末は思いっきり撮るぞ!
今月のカメラ関係費の6割を2日間で使い尽くすのだ。(笑)


2004年12月02日(木) バーンナウト


俗に言う「燃え尽き症候群」なのである。
もう真っ白な灰になってしまった。


僕の人生の中であんなに文章を書いた3日間はなかった。


…ということでなに書いてもいい今日の日記である。
開放感さいこー。









…やっぱり書く気がしない。(笑)
今日はゆっくり休もう。


あ、あの日の写真は今日か明日にはアップします。







2004年12月01日(水) 題名の無いオフ会(壊れ行く関西人編)

えらいことになっている。
だいたいこの日記の来訪者数は1日に60~80人くらいである。
が、昨日一昨日と日記を書いてアップした時点で90人を超え、
最終的には120~130人くらいカウンターが回っているのである。

…みんな、期待しすぎやから。


これは日曜に遊んだ人たちが「詳しい話はどうせhideさんが書くから」みたいなことを
それぞれ日記に書いているのが原因と思われる。

そんな期待されるほどのもんじゃないんやってば~~~!!
ただ、ダラダラ長いだけなんやってば~~~!!(悲鳴)

期待せずに読んでください。
時間のない人は読まない方が…


蛇足ながら、サイトの方のカウンターをもうすぐ日記のカウンターが追い抜きそうな勢いである。(笑)



さて、パラボラでチャボさんが話題をかっさらった後、お店を出てご飯を食べに行くことにした。
りゅうさんご夫妻とはここでお別れである。
あんまり喋れなくて残念っ!


みんなお店を出る前にトイレに行く。
トイレに入ろうとした誰かが、先に人が入っているのに気がついた。
「あれ?誰か入ってます?」
するとイチョ嫁さんがすかさず
「あ、イチョさんが」

おいおい。(笑)

いくら人前で「ダーリン♪」「ハニー♪」と呼び合うのが恥ずかしいとはいえ、
「イチョさん」はないでしょう、「イチョさん」は。(笑)
(↑の呼び方は想像です。念のため)


晩御飯は「是空」でライスお好み焼きを食すことにする。
またもや先遣隊として不肖hideが是空に走る。是空はJAM POTの隣だ。(笑)
しかし最近、「JAM POT→パラボラ→是空」ってパターン、多いなぁ。。。

是空には先客がいた。4人(テーブル)と2人(カウンター)に分かれないといけないらしい。
もともとテーブルは4人がけまでしかないんだけど、カウンターに近いテーブルが埋まってるので、
かなり離れることになる。
「まあ、いっか」というモモ隊長の判断でお店に入る。
「とりあえず僕はカウンターでいいですよ」と言うと。
「じゃあ兄妹で(笑)」とモモさんが笑って、haru。ちゃんと僕がカウンターに座った。


どちらの席でもライスお好み焼きを頼む。そしてウーロン茶を…
「かんぱーい!!」
あれ?向こうもウーロン茶?
「ううん、ウーロンハイ」
…ですよね。(笑)
(※後にホントはみんなウーロン茶であったことが判明)

何度も書くけどここのライスお好み焼きは本当に旨い。
haru。ちゃんにも満足していただけたものと思っている。^^


そろそろharu。ちゃんがエビの国に帰る時間になった。
「最近1週間に1回は来てますよねー。(笑)」
「ホンマいつもありがとうございますー」
すっかり顔なじみになったご主人(って言っても若い)に挨拶してお店を出る。
ちなみにこちらは2人で2500円、向こうは4人で3000円だった。
1人750円て!!


是空から歩いて1分かからない、中崎町の駅の前でharu。ちゃんとお別れ。
みんなでイチョダンスをしながら通りの向こうのharu。ちゃんを見送る。
爆笑しながら階段に消えていくharu。ちゃん。

あまいな、おれなら笑いながらでも撮ってたな。まだまだ修行が足りん。(笑)

こうしてその場には関西人だけが残った。
長く濃く楽しかった1日もそろそろお開きかなぁ。。。
少し淋しくそう思った。



…その考えが間違っていたことを、間もなく僕は知ることになる。



さて、これからどうしよう。
考えていると、「ラーメン食べに行く?」

へ?ら、らーめん???



どうやら向こうのテーブルではかなり早い段階から「このあとラーメン食べに行こう」という話になっていたようである。
だからこそ4人で3000円分くらいしか頼んでなかったのだ。

ヤ、ヤラレタ…てかそんな話になってたんやったら最初からこっちにも言って欲しかった。。。(T_T)
しかもこっちはチョコケーキも食べているのである。先に別腹も埋まっているのだ。
でも仕方ないからみんなについていく。餃子だけとか、そういうのでもいいだろう。


ラーメン屋に入った。あ、なんか旨そうな匂いがする…
「ラーメン」「ラーメン」「ワンタンメン」「ワンタンメン」みんなが次々注文する。

「あ、ワンタンメンもう一つ!

…あれ?(笑)


どうやら別腹は1つだけではなかったのである。
きっと4つくらい胃があるのに違いない。(笑)

「やっぱり飲んだ後はラーメンですよねー」と口々に言いながらズルズル食べる。
みんなウーロン茶しか飲んでいないという事実は誰もつっこまない。
当たり前のようにチャボさんと僕が先に食べ終わってみんなを待つ。(笑)



と、誰からともなく「観覧車乗りたい」という声があがる。
「飲んだ後はやっぱりラーメンと観覧車だよね!」
みんなで爆笑しながら賛同し、次は観覧車に決定した。
もちろん、みんなウーロン茶しか飲んでいないという事実は誰もつっこまない。(笑)


梅田・HEP5の観覧車に向かう。
これ、僕が学生の頃にできたんだけど、実は1回も乗ったことがない。
一緒に乗る相手がいなかっただけだが、他人からそれを指摘されると激怒するので注意するように。
完成当初は長蛇の列が並び、カップルで行っても相席になったというものすごい状況だったそうだが(伝聞)、
今はもうガラガラで、ワンコインで乗れるようになったのでお得らしい。(伝聞)


さて、HEPの観覧車は一般的な4人乗り。そして僕たちは5人。
もちろんここはイチョさんご夫妻を2人にし、僕とモモさんとチャボさんが先に乗り込む。
僕が一人で座って、真向かいにチャボさんとモモさんが座る形。
と、1つ後ろの観覧車に乗り込んだイチョさんご夫妻が向かい合わせに座っているのが目に入った。
全員で一斉にブーイングする。この頃にはもうみんなのテンションは壊れていた。

携帯を取り出し「指令1…隣に座りなさい」とメールを送る。

送ってから向こうを覗いてみると…おーい!なんで隣に座ってんねん!!


いや、いいのである。仲がいいのはいいことだ。
が、指令メールを送った僕の身にもなって欲しい。すごい間抜けではないか。
メールを打っている間のタイムラグが起こしたイタズラなのである。

案の定イチョさんから返信が。
「座ってます」
はい、すみません…(恥)


観覧車はだんだん上へ向かう。
そうすると…うう…また悪い病気が…


僕は観覧車に乗ると、揺らしたくなるのだ。


しばらくは我慢していたのだが、その甘美な誘惑に耐え切れず、僕は立ち上がった。
2人の方に1歩近づく。
そして元に戻る。
また近づく。
戻る…

揺れ始めた。メッチャ楽しい。(笑)
「ちょ、ちょっとやめてよー!」悲鳴を上げるモモさん。
大丈夫ですってー。こんなので落ちるわけないもん♪
さらに続ける僕。

が、暗い観覧車の中でも、モモさんの目が据わっているのがはっきりとわかった。
あ、やば。マジ切れしそう。

おとなしく座る。(笑)



観覧車が頂点を過ぎ、斜めの部分に差し掛かった頃、観覧車が急に止まった。
「お客様のご都合で一時停止します」アナウンスが入る。
ちょうど、イチョさんたちの席は見えない位置である。


「今、あの2人はなにしてるんやろう?」
「やっぱりイチャイチャしてるんちゃう?」
「じゃあイチョさんじゃなくてイチャさんやん!!(笑)」
勝手に妄想を膨らませてはしゃぐ3人。完全に壊れていた。
イチョさん、イチョ嫁さん、ごめんなさい…m(_ _)m


そうしている間にも動き出し、観覧車は降下に入る。
「大阪の夜景の中に降りて行ってるみたいやなぁ…」
何気なくもらした僕の台詞にテンション上がりっぱなしの2人が噛み付いた。
「うわっ、出た。ロマンチックhide!」(←なんだその呼び名は)
「hideさんって絶対臭いこと言いそうやわ。(笑)」
「今までどんな臭いこと言ったことがあるんですか?」
集中砲火である。(主にモモさんから)

「そういうのはホラ、旅館でごろごろしながらとか話すことですやん…」
「いや、いいじゃないですかー」
「また今度」
必死で抵抗する僕。
そうしているうちに観覧車は出口についたのだった。
ほぅ…助かった…^^;

だが地面に降り立った僕はあることに気づいた。

夜景をほとんど見ていなかったのであった。。。




さて、そろそろホントにお開きかなぁ。そう考えていた僕だったが、この日はみんな往生際が悪かった。
「プリクラ!プリクラ!」
また誰からともなく言い出し、みんなでゲーセンに向かう。
うわー、プリクラなんて社会人なって以来初めてかもっ!!

プリクラに向かう途中、僕はあるものを発見した。
否、発見してしまった。

「タイムクライシス3」

学生時代、一時期はまりにはまっていたゲームの続編である。

「ね、これやりません!?」
すごい勢いでチャボさんを誘う。
100円玉を2枚入れる。うわっ、武器が増えてるっ!!
自然とテンションは急上昇する。

このゲーム、ガンアクションなんですけど、特徴はものすごく汗をかくこと。(笑)
んで、慣れてないとすぐ死ぬ。
…はい、すぐ死にました。

財布から500円玉を取り出し、モモさんに押し付ける。
「これっ、両替してきてっ!!」
もう眼はゲームしか見えていない。きっと据わっていたと思う。(笑)



結局ぴったり1000円つぎ込みました。
やりこんでたはずの自分よりチャボさんの方が旨かったのがなんか納得いかない…


たっぷり汗をかき、よりテンションがおかしな方向に転がり始めたところで待望のプリクラである。
2~3台固まって置いてある一角に行く。
ここでまたモモ隊長の厳しいチェックが入った。

「これ、ダメ。おもしろくない」
「あ、これおもしろい。これにしよう」

ぷ、プリクラ慣れしてる?^^;

その機械は、ハイアングル・フロント・ローアングルと3台のカメラが設置してあって、
好きなアングルを選ぶことができる。
で、制限時間の間に24カット(だったっけ?)くらい撮影して、その中から好きなのを6カット選べるらしい。

…今のプリクラってこんなんなんですか?

戸惑う4人を背にバンバンボタンを押していくモモさん。
慌ててみんな入る。が、どう見ても2~3人向けのカメラである。
そこに5人で、しかもチャボさんと僕が入っているのは明らかにきつい。
自然みんな密着することになる。

暑いんですけど…(←汗かいたばっかり)

とりあえず僕は小顔効果を狙って後ろに下がる。
こういうところのカメラはかなりの広角レンズがついているのでそれだけパースペクティブが大きいのだ。(笑)

初めの頃はみんなおとなしく撮っていたが、やはりテンションが壊れていた。
ローアングルカメラを選択した時のことである。
「チャボさん、大股開き!」僕がアホな注文をする。
しかし、十分以上にアホになっていたチャボさんはその声に答えて大股開きっ!!

…それがこの日のベストショットになったのだった。(笑)


しかし今のプリクラってすごい。
後から字を書いたり(これはしたことあったけど)、いろんなスタンプを押したりできるのだ。
すでにプリクラマスターであることが発覚したモモさんがチャキチャキと書き込み、スタンプを押す。
やはりチャボさんには一同大爆笑。
モモさんはどのカットもめちゃくちゃキュート。(はぁと)
イチョさんはほとんどのカットで顔が切れている。…狙ってましたね、これ。(笑)

こういうそうそうたるメンバーとプリクラを撮ると、僕はインパクト不足の感がぬぐえない。
もっと顔芸を磨かねば。そう心に誓った秋の夜だった。
(ちなみにそのプリクラも門外不出である。爆)




間違いなくこの夜、梅田で一番往生際の悪かった集団はジャンボパフェを5人で制覇するという誘惑に引き込まれそうになりながらも駅を目指して歩いた。
と、そこで僕が気づいた。

「今日のチャボさんとモモさんのかっこって似てますよね?」
今日の2人はベージュのコートとジャケットにジーンズ、トートバッグをかついで足元はスニーカーである。

「そう言えば今日二人怪しかったよね」

思い当たるふしはいくらでもあったのだ。

モスでも、ぽこぺんでも、パラボラでも、是空でも、観覧車でも、プリクラでも2人は隣に座っていたのである。
写真展の会場でもチャボさんらしくなく(笑)紳士的に椅子を譲ったり、
ぽこぺんでも上着を脱いで寒がっているモモさんに渡していた。
是空ではさり気なく「じゃあ兄妹で(笑)」とモモさんに勧められて僕とharu。ちゃんがカウンターに座ることになったのだが、それで必然的にチャボさんとモモさんが隣同士になった。

ここで僕たち(僕+イチョさんご夫妻)の妄想が爆発する。
「やっぱり今日の服装は昨夜相談してきたのかな?」
「『上着、ベージュにするよー』『じゃあ、あたしも♪』とか?」
「『下はジーンズにスニーカーで』『バッグはトートね』って。」
「『あ、おれ帽子持ってないんだよー』『じゃあ帽子は許してあげる。
 私はチャボにもらったニットのをかぶってくね♪』とか」

もう、止まらない。

僕「ところでみんななにで帰るんでしたっけ?僕は地下鉄の御堂筋線…」
イ「僕らは谷町線です」
チ&モ「僕らはJR」

爆笑。

「南と西、と見せかけて」
「実は一緒に神戸へ…」
「電車に乗って『さっきはばれそうだったねー。冷や冷やしたよ(笑)』」
「『明日始発で帰るから、今日泊まっていい?』」
「いやいや、モモさんは明日お休みですから。(笑)」
「そっかー、じゃあ明日の朝はチャボさん、『行って来まチュー』?」

大爆笑。

「彼、実家ですからっ!」とモモさんが指摘しても
「ご両親にご挨拶済み?」しつこい素面の酔っ払いたちは止まらないのだった。(笑)



とまあ、冗談(?)はおいておいて、いよいよ濃く長く楽しかった1日も終わりである。
地下鉄に向かうイチョさんご夫妻と向かい合って、お互いイチョダンスでお別れする。
イチョダンス(勝手に命名)、すっかりお気に入りである。これからしばらく使わせていただく。

JRに向かうチャボさんご夫妻(笑)とも別れ、電車に乗って帰る。
モモさんから「今日帰って日記楽しみにしてます」とメールが入る。
無理ですから。ホントへろへろでしたから。
「疑惑、ネタにしていいですか?」と書くとOKがもらえたので
「じゃあイニシャルトークで書いておきます。」と答える。
速攻で「余計怪しいから!!」とツッコミが来たのであった。
多分、隣にはチャボさんがいたのだと思われる。(笑)





ということで、やっと日記を書き終えてほっとしているhideである。
ホント、「いらないものを切り捨てる能力」が欲しい。文章も写真も実生活も。(笑)


ちなみに次は新年会の約束である。
酉年にちなんで、チャボさんご推薦の焼き鳥屋に行くらしい。

鶏尽くし。(笑)


そしてモモさんの年賀状は、チャボさんだ。(勝手に断言)
鳥は鳥でも…である。(笑)


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