日々あんだら
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2005年05月31日(火) 優さんの宝物。





PEN-FTが僕の部屋にやってきました。^^

カメラ物欲王hideの『欲しいカメラリスト』に常にランクインしていながら、
「でもミノルタじゃないし」という理不尽かつ至極真っ当な理由で触ったことすらなかったPEN-FT。(笑)
(※触ると本気で欲しくなるのはわかってたので)


ことの発端はFREE LIVERの優さんが「毎日持ち歩けるコンパクトなカメラが欲しい」と悩んでいた時のこと。
みんなで散々「あれがいい」「これがいい」と自分のオススメカメラを勧めまくった挙句、
僕の推すRollei35Sとタキザワさんの推すヤシカエレクトロ35GXの一騎打ち!!
しかしそこでのPRはやはり人生経験が物を言いタキザワさんの勝利。
優さんはめでたくヤシカエレクトロを手に入れたのでした。



しかし、優さんの心の中にはRollei35Sへの物欲もくすぶるように残っていたのです。
それが「煽りのhide」の仕事ってもの。
(元々優さんは二眼のローライのユーザーでもあったしね)

てことで、このたび僕のRollei35Sと優さんのPEN-FTの間でレンタルトレードが成立したのです。
人読んで「HRS(hide rental system)」。タキザワさんの命名です。(笑)



で、今日帰って掃除していると、やってきました黒猫さん。
荷物を受け取って早速開封。
そこには恋焦がれ…ないように気をつけていたPEN-FTとラブレター。(笑)
そして素敵なポラが一枚。

くうぅ~!青い!!青いぜ佐渡の海と空!!
やっぱ夏は佐渡やな。絶対佐渡に行ってやるっ!!!


そう心に決めるhideなのでした。





…違う、本筋から逸れた。(それくらい素敵なポラだったということで。^^;)


早速カメラを手に取る。うわー、ケース付きだー!(←つけない人)
レンズを装着。ミノルタ(ライカ回し)とは逆のコンタックス回しなのでちょっと戸惑う。
キャップを外し、ファインダーを覗く。
とりあえず露出計を無視して(だってフィルム入ってないし)スピードを1/125に合わせ、巻き上げレバーを引く。
ちょっとゴリゴリとした手応え。空の割には結構重いな。

そしてシャッターを押す。

「カシャ」

…これだ。やっぱシャッターは機械式が気持ちいい。
夢中で4~5回巻き上げてシャッターを切る。
巻き上げの感触は好きではないけど、シャッターの音だけで惚れてしまいそう。

やばいな、これで写りがおれ好みやったら買ってしまうかもしれん…
僕の脳裏を、PEN-FTを買うお金があれば買えてしまうであろう何本かのレンズが通りすぎる。

さて、フィルムを入れよう。
そう思った時に事件は起こった。


底のネジを回してケースを外す。
巻き戻しクランクを引き上げて裏蓋を開ける。






その瞬間、
僕の動きは凍りついた。

フィルム室を満たす、茶色い帯。



…って、オイ!!フィルム入りっぱなしやん!!(滝汗)
一気に噴き出す汗を自覚しながらバタンと裏蓋を閉じる。

えーと、えーと、どうしよう?
えーと、これっておれのせいじゃないよな?な?
大丈夫やんな?

誰に向かって言ってんだ?という独り言をブツブツ呟く男。28歳独身。
とりあえず巻き上げて抜くことにした。
抜いて見てみると、フィルムはコダックHD400。
ここで衝撃の事実発覚。カメラの設定はISO100。
おーい、優さーん!(笑)


ということで、気を取り直して、今週末から使ってみます。
これにはあの、レアなフィルムを入れてみるつもり。ハーフサイズやからたっぷり撮れてお得♪
ホントはRollei35Sの代わりに通勤に持っていこうかと思ってたけど、思ってたよりは大きかったのと、
やっぱり優さんの大切なカメラを傷つけたりすることがあっちゃまずい、ということでお休みの日に使うことにします。

てことで、しばらくお供はロモLC-Aで。^^


優さんの宝物、大切に使わせてもらいまーす!
僕のカメラは明日発送します。^^


2005年05月30日(月) Rollei 35S


フードからフィルターからストラップまで全く一緒でも、触ってみればどっちが自分のカメラかわかります。(笑)


今日はなんとなくカメラの話。

Rollei35Sである。
このカメラを手にしたことで、それまで持ち歩いていたTC-1は里子に出され、
ロモLC-Aはお留守番を余儀なくされるようになってしまった。
今、僕と一緒にいる時間が一番長いカメラである。



この「Rollei35シリーズ」にはいろんなタイプがある。
元祖Rollei35から始まって35T、35B、35C、35S、それに電子シャッター採用の35TEや35SEなど。
他にも限定版のClassicやGoldなんてものまである。

元祖35や「T」「TE」はレンズが40mmF3.5のテッサー。(一部35にレアなクセナー付きのものもある)
「B」や「C」がその廉価版のトリオター40mmF3.5付き。
そして「S」や「SE」はゾナー40mmF2.8付き。これはレンズの直径がちょっと大きい。


で、元々このシリーズの35や35T、35Sなんかはデザインが好きで気になっていた。
ちょうどTC-1を探してカメラ屋を回っていた時に、25000円の35Tを見つけて
そっちを買ってしまいそうになったこともある。
が、なぜ買わなかったかというと、雑誌や本でよく見る、テッサーの写りがあんまり好みじゃなかったからだ。
そうこうしているうちに、出張先でTC-1を見つけた僕はそれを購入し、
その35Tは誰かに買われて行ったのだった。


そして時は半年ほど流れる。
大阪に異動してきていた僕は、とあるカメラ屋さんの閉店セールにふらっと入り、
そこで1台のRollei35Sと出会う。

やっぱり、デザインは抜群にいい。正面から見ると小さな円が3つ連なっている顔が愛らしい。
そしてブラックボディである。塗装には傷一つないように思われる。
「カメラは黒」というのは陳腐なイメージだと思いつつも、やっぱり僕もブラックボディが好きなのだった。
そして僕の頭の中の相場より、2割くらい安い値段。
委託品なので保証は付かないが、どうせこの店の保証が付いていたってもう閉店するのである。
全然関係ない。(笑)

が、結局その日は買わなかった。
一つは「買うならカードでボーナス一括しかない」ということ。
そして「35Sの写りは自分の好みなのか?」という疑問があったこと。
しかし、俗説で「ゾナーはテッサーよりも一色多い」という言葉がある。
(色乗りがテッサーよりはいいということ)
そして持っていた雑誌の作例なんかを見ても、テッサーよりは好みのような気がする。
TC-1やロモLC-Aなどのコンパクトカメラは持っていたものの、フルマニュアルのコンパクトも欲しいところ…
しかもあのカメラを手に入れたら、一生モノになりそうな予感がする。。。


その数日後、友人の結婚式の写真が上手く撮れてたことに心底ホッとした僕は、
その足でそのカメラ屋に向かい、自分へのご褒美に(という言い訳で)その35Sを購入してしまったのだった。


…もちろんボーナス一括で。(爆)



さて、そのゾナーの写りは思っていたよりも僕好みだった。
線は細くシャープだが、けっしてギスギスしているわけではない。
そしてピントの合っているところからアウトフォーカスに向かって穏やかにボケていく。
色乗りはあっさりとしていて淡いが、テッサーほどではない。

例えばTC-1のG Rokkor28mmF3.5はミノルタとは思えないくらいコントラストが高く、色乗りが濃い。
線は細く、細かいところまで描写しすぎて、時にギスギスした印象を受けてしまう。

例えばLC-AについているMINITAR1 32mmF2.8は独特の色乗りとコントラストを持っている。
線は太く、シャープネスは低い。パッと見シャープに見えるのは、コントラストが高いせいではないかと思う。

もちろん、LC-Aはその独特の描写(雰囲気)やデザインなんかでファンの多いカメラだし、
TC-1はこの3台の中では、一番「誰が見ても綺麗な写真」が撮れると思う。
特にポジを入れて空を撮った時の美しさはピカイチで、実際今回グループ展の写真を選ぶために見ていて、
手放したのを若干後悔もしている。
(今はゆりさんの手元でメインカメラとして大活躍してるみたいだから、
それが僕にとってもゆりさんにとってもカメラにとっても一番いい選択だったと思うけど)


だが、それらのカメラより35Sに付いているゾナーの描写は明らかに僕の好みに最も近かったのだった。
もっと言うと、「MF時代のミノルタ一眼レフ用のレンズに近い写り」だとも言える。
それまで何台かのコンパクトカメラをローテーションで持ち歩いていたのが、
ふと気付くとこのカメラばかり持って歩くようになってしまっていた。


もちろん、いいところばかりではない。
露出は、絞りもシャッタースピードもマニュアルだし、ピントに至っては距離目測である。
なので、咄嗟のシャッターチャンスには極めて弱い。
少なくともカバンの中に入れていたら撮影可能状態になるまで20秒以上はかかる。

また、カラーネガの淡い写りとカラーポジでの写りは好きだけど、
正直モノクロでの写りはコントラストが低すぎてあまり使ってない。
1回、CLEで撮ったモノクロをRollei35Sで撮ったのだと勘違いして、
「Rolleiでもこんな綺麗なモノクロが撮れるんや!!」とはしゃいでいたことがある。
要は、モノクロに関して言えばCLEのM ROKKORには遥かに及ばない、ということ。(僕の感覚では、ね)
あと、ローライのHFTコーティングをしているはずだが、逆光にはあんまり強くない。

また、撮影準備とか、巻き上げ巻き戻し、露出設定などを行う時にこのカメラ独特の「手順」があって、
それを違えると上手く行かなかったり、最悪フィルムをブッチギッたり、カメラ自体を壊してしまったりする。(笑)


しかし、やっぱりこのカメラで撮っていると楽しい。
持って歩くだけで喜びを感じられるカメラだし(デザインや質感を含めて)、
やっぱりフルマニュアルのカメラは「写真を撮っている」という実感がする。
特にメイン機がデジタルのα-7Dになってしまってからは、コンパクトくらいフルマニュアルを持ち歩きたい、
という気分になっていて、ますます出番が増えている。
通勤用のカバンにも入ってしまうコンパクトさも嬉しい。
そして、やっぱり写りは好みなのだった。最近はずーっとポジだけを詰めて撮っている。
目測でのピント合わせにも結構慣れて、一眼レフやRFを使っている時にも役立っている。


きっとこのカメラはずーっと使って行くんだと思う。
少なくとも壊れるか、僕が写真を辞めてしまうか、これ以上に僕に合うコンパクトカメラを見つけてしまうまで。


ということで、優さん、大事に使ってねー。
基本的な使い方のコピーも合わせて、明日か明後日には発送しまーす♪
優さんがこのカメラでどんな写真を撮るのか、楽しみにしてます。^^


Rollei35S(HFTゾナー40mmF2.8)+ポートラNC400


2005年05月29日(日) 続・ピンチです。





やりました。
やったりました。


自分の撮った写真、約300本1万枚、全部見終わりました。
デジタルフォトは全部見るの諦めようっと。(こっちは3万枚くらいある)
もうしばらく自分の写真は見たくありません。げふっ。


…とは言ってられないのです。
とりあえずテーマに沿った写真で自分で気に入ったのを65枚ほどピックアップ。
それを21枚選んで6つ切りに焼いてもらいます。
んで、その中からさらに絞って15~18枚くらい展示する予定。


今ねー、がんばって30枚くらいまでは減らしたんですけど、ここから9枚が削れない。
正に地獄の苦しみです。。。



…とか言いつつ、昼からお出かけしてたり。(爆)
でも(たまたまだけど)いろんなイベントの準備とか打ち合わせをしている人たちを見ることができて、
みんな何かを作り出すために頑張ってるんだ、と思えたのはいいお土産でした。
明日西の方に出張で帰りは一人なので、明日中に21枚決定します!!
てか、決定しないと搬入に間に合わない。(汗)


さて、みんなは進んでるのかな???


2005年05月27日(金) ピンチです。




ナナメナナイロ展の準備、全然進んでません。
まだアルバム全部見切ってなーい!!ポジも見てなーい!!デジタルは全部見るのを諦めました。

ヨウスケさんが「写真選ぶのは地獄」って言ってた意味がよくわかる今日この頃。
初めのうちは「好きな写真を選ぶ」だったのが、この段階になると「その好きな写真を削る」になるのです。
ああ…(泣)

とりあえず、焼くのに時間がかかるブローニーは今朝出して来ました。
気に入らない色で帰ってきても、焼き直させる時間がありません。
無事いい焼き上がりで帰ってきますように…(祈)



って、時間がないからってmixiのをそのまま流用。手抜きすぎ。(笑)
でもみんな進んでないみたいやなぁ。


一安心。^^(安心すなっ!!)


2005年05月25日(水) 根っこ





先週の土曜日、個展を見た夜にしんさん(コジコジさん)宅に泊めてもらったんだけど、
朝起きてから1本のビデオを見せてもらった。

昨年の冬、ある廃校で3日間だけ行われた、スラムダンク通算1億冊記念イベントの様子。
前にもこの日記に書いたことがあるけど、その学校にある23面の黒板全部を使って、スラムダンク最終回から10日後の主要登場人物の様子が描かれました。


その話が持ち上がってから、イベントが終わって全ての黒板の画が消されるまでがまとめられているんだけど、その中に作者の井上雄彦さんが黒板にマンガを書いていく様子も収められていて、その場面に目を奪われてしまった。

教室の床に座り込んだ井上さんが紙にネームをまとめ、黒板に向かう。
白いチョークで枠線を引いてコマを割り、そこにふきだしを書く。
そして画を描いていく。

その線の引き方に迷いがない。
下書きもせず、あの書きにくいチョークでスイスイと線を引いていく。継ぎ足しや後戻りなどはなく。
そうしているうちに、初めはただの線だったものが、だんだんと僕の知っている登場人物の顔になり、体になり、影になり、背景になっていく。
ただの濃い緑色の板の上に人が生まれ、動きが生まれ、世界が生まれてくる。

まるで元々黒板にその画が隠されていたかのように。
その画を、チョークを使って発掘していっているかのように。


もう、ただその不思議に目を奪われ、息を止めて見とれてしまった。
やっていることは全然違うんだけど、その井上さんの様子を見ていて、先日間近で見る機会があった、ハービー山口さんが写真を撮っている光景をなぜか思い出した。
ハービーさんの撮り方も、迷いがなく見ていて気持ちよかった。

写真と漫画、分野は違っても通じるところはあるんだな、と。
ファインダーを覗いてから迷ってる場合じゃないな、と。
いや、もっと言うと、何を撮るのかに迷って、被写体を見つけてからも迷ってるもんなぁ。(笑)


もちろんいろいろ考えるのは不可欠なことだし、一流の人たちにも僕にはわからない悩みや迷いがあって、それと戦いながら乗り越えながらやってるんだろうけど、少なくとも言える事は、彼らは自分が何をすべきかどうすべきかをはっきりとわかってて、しかもそれが揺らいでいない。
少なくとも「写真を撮る」「漫画を描く」段階になって迷いを表に見せるようなことはしない。

そう考えるとこれは芸術の分野だけの話ではなくて、例えば会社の上司や先輩でも仕事ができる人は自分がすべきことに対して揺らぎがないし、きっとスポーツ選手にしても料理人にしても一流の人というものはきっとそうなんだと思う。
自分の根っこがしっかりしている、とでも言ったらいいのか。。


そんなことを思いながらそのビデオを見てました。
ああなれると思えるほど自惚れ屋ではないけれど、いつかああなりたいと思って頑張ることはできる。
そういう背中が遥か彼方にでもあるのはいいことだ。


PS.しんさん、やっぱスラムダンクは全巻読まないとダメです。(笑)


2005年05月23日(月) 『共鳴』


結局は宣伝。(笑)


5月21日土曜日。
関本陽介さんの写真展『共鳴』に行ってきました。

下北沢の住宅街に建つ、明るくて開放感のある、こじんまりとしたギャラリー。
その真っ白な壁に40枚くらいの写真がシンプルに展示されていました。



写真を始めてすぐにヨウスケさんの写真サイト「naturalhythm」に出会い、その写真たちの虜になりました。
それからはことあるごとに写真を見に行くものの、BBSに書き込むでもなく見逃げの繰り返し。(ヘタレ)
初めて書き込んだのは、ヨウスケさんが他の2人のフォトグラファーさんとグループ展をするという告知を見て「DMください」という内容だったと思います。
まだこのサイトを開設する前のこと。

そして12月のある晴れた土曜日に、ドキドキしながら原宿(初めて降りた)のグループ展に行ったのでした。
でかいでかいとは聞いていましたが、本当に一目でわかるでかい人。(笑)
「hideと申しますが…」という自己紹介が若干裏返り気味だったことを覚えています。(やっぱヘタレ)
うん、そう言えばネットで知り合った人と会ったのも、ヨウスケさんが初めてでした。

午前中で他にほとんどお客さんがいなかったこともあり、グループ展のメンバーのsatさん・micacoさんと一緒に1枚1枚丁寧な説明を受けながら写真を見せてもらいました。
初対面の人間に、そこまで丁寧に接してくれるヨウスケさんの人柄にホッとしてものを覚えました。
生まれて初めての写真展ということもあり、なかなか上手く感想を伝えられなかったのですが、PCのモニターで見るのとは違うプリントの力と、ヨウスケさん独特の色や雰囲気にビシバシと刺激を受け、なにか大きなお土産をもらった気分で帰路についたのでした。



それから1年半。
ヨウスケさんとは何度も遊びに行ったり、カメラやレンズを譲っていただいたり、写真やカメラやカレー(笑)について語り合ったり、すっかり仲良くなりました。
もちろん、サイトにアップされている写真(日記も含め)からもいろんな刺激をもらい続けてます。
そのヨウスケさんの、グループ展以来の写真展。しかも個展。
どれだけ期待しながら下北に向かったのか、想像してもらえると思います。


その期待は見事に裏切られました。
もちろん、いい方向に。


完全に期待以上でした。
頭の中では1年半前のグループ展の作品(それも素晴らしい写真たちでした)が基準としてあって、それにプラスαがあるものと思って行ったんですが、その「α」の値が半端じゃなかった。

クソ生意気な言い方で表現させてもらえるなら「正常進化」。
ヨウスケさんの写真の底に流れているもの、というか軸みたいなものがしっかりとあって、その軸は全然ぶれず、それでいてすごく変化(=進化)していました。
これって実はすごく難しいことだと思います。
自分の写真(写真に限らずだと思うけど)を進化させようとして方向性が微妙に変わってしまったりとか、方向性を変えられず前にも後ろにも進めずにその場で足踏みしてしまったりとか。(僕は後者かな。苦笑)
今回のヨウスケさんの個展を見て、1年半前(多分それよりずっと前)から流れている方向性は変わらずに、まっすぐ前に進んでいるなぁと、一番最初にそう感じました。

それは色や光の濃淡にしても同じことで、ヨウスケさんは全部自分で手焼きしているんですが、その独特の色とか雰囲気が全く変わってない。
そこには「ヨウスケワールド」とも言えるような世界があって、見に来た人を安心させてくれます。

…デジタル一眼レフを半年ばかり使ったくらいで、フィルムからのスキャンまで彩度やコントラストがきつくなってしまう、どこかの誰かとはエライ違い。(反省)


あと、以前は公開される写真がほとんど人物写真ばっかりだったんですが、
最近風景(てかスナップかな?)も公開されるようになって、今回の個展にも何点か展示されていました。
こちらも人物写真と同じ軸がびしーっと通ってる感じ。
結局人を撮ろうが物を撮ろうが景色を撮ろうが「ヨウスケさんの写真」になるんだなぁとまた感心しました。


ちなみに私事ですが、ウチの「underline」というサイト名は内田ユキオさんの「アンダーライン」というエッセーからのパクリで(パクリ言うな)、「小説の感動した部分にアンダーラインを引くように、自分の心が揺れ動いた瞬間を切り取って皆さんに見てもらいたい」と考えて名付けました。
もちろん、写真を見てくれた人とその感動を(少しでも)共有したい、という想いも込めて。
(aboutに書いてますね)

今回の個展タイトルの『共鳴』というのも、恐らく同じような想いで名付けられたんだと思うんですが、正に『共鳴』して帰ってきました。
写真を撮る時のヨウスケさんの感動とか、焼く時の意思とか、選ぶ時の苦悩とか。
そういうものを1枚1枚から、そして作品全体から感じ取ることができました。
会場を訪れた他の人たちの日記とかを見てても、同じようなことを書いてあるので、きっとみんなそうだったんだと思います。

そういうものを感じることができたのが、今回わざわざ東京まで行ったことの、最大の収穫だったのかな、と思います。
ええ、2週間後に迫ってますからね。ナナメナナイロ展ね。
僕なりに、見てくれた人と感動を共有できるような写真を選びたいと思います。


…かなりプレッシャー。
まだ3~4枚しか決まってないもんなぁ。。。(遠い目)



1枚1枚の評価は元々苦手だし、明日初めて見に行く人もいると思いますのでそちらには触れません。
まだの方は是非ともご自分の目で、感性で見てきてください。
なにかしらもらって帰れると思います。


ちなみに会場に『ナナメナナイロ』のDMも置いてますので、よかったらそちらも是非。
(結局最後は宣伝。笑)


2005年05月22日(日) ウイルスメール報告。

東京から帰ってきましたhideです。こんばんは。
東京での出来事やヨウスケさんの個展の感想は明日以降にして…


ある方から、僕のメールアドレス(minoltan_x@yahoo.co.jp)からウイルスメールが届いたとの連絡がありました。
怪しいメールは開かないように注意はしていたのですが…

それで、もし僕から怪しいメールが行った場合には、開かず消去するようにお願いします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。


2005年05月20日(金) ばたばたバタバタ




今週もバタバタしてます。hideですこんばんは。
むしろ一番時間が余ってるのが就業時間中だったり…すみません。

なんせ今、同時並行で進んでいるプロジェクト(大げさ)がたくさんありすぎて…

ナナメナナイロの準備しないといけないし、明日から東京行くし、
ナナメナナイロの直後に仕上げなきゃなんないことが2つくらいあって、
秋か冬を目標にやってることもあって、
その間にも写真は容赦なくどんどん増えてくから整理しないといけないし、
気付いたらフィルムが1スリーブ分なくなってるし(しかもBest5入るくらいお気に入りのコマが入ってるやつ)、
撮らせてもらったのに写真を渡せてない人がたくさんいて、
今年の1月から3月までの分はCD-Rに焼いてあらかた発送したんだけど4月以降はほとんど手付かずで、
特に一番たくさん撮らせてもらってるウーロン部の連中には全く渡せてないし、
ADSLをせっかく無線LANで申し込んだのに設定できてないから有線LANで使ってるし、
土日はほぼ全て外出してるから部屋の掃除もしてなければ、コタツ布団もまだ干せてないし…


もう、どないすればええねん!!


といった状況なのです。
6月末まで週末は全部ふさがってるしな。。。


とりあえず昨日、夜中の3時までかかって1コ片付けました。
一番緊急であるはずのナナメナナイロを後回しにしてるのは生来の現実逃避癖のせい。
…ゴメンナサイ。東京から帰ってきたらガンバリますっ!!(泣)
あ、ネームプレート用の原稿をイチョさんに送らないとなぁ。
ナナメナナイロ展までに名刺作るのはもう諦めました。^^;


あー、1泊旅行にちょうどいいくらいのバッグが欲しいなぁ。
カメラバッグは常に右肩からたすきがけやから、それともう1つ持って歩けるようなやつ。
必要十分な容量があって、デザインがシンプルで、両手が空くように左肩からかけられるようなやつ。
ちょっと大きめなトートバッグとかいいかもしれん。
夏の長期旅行用にはキャスター付きのでっかいのをGETしたんだけど、1泊旅行が一番多いねんなぁ。おれ。


「写真まだ?」と思ってる方、ごめんなさい。
いろいろ計算してみたんだけど、6月中は無理です。7月になったら送る。(笑)


とりあえず明日の用意して、4枚だけCD-Rを焼いて、今日はもう寝る。
明日は、寝ぼけ眼なんかで行っちゃもったいないのです。
気合入れて、ギンギンで行ってきます。(笑)




ここまで書いて読み返して気付いた。
「新作をアップする」ってのが入ってない。これでいいのか?写真サイト!!(笑)


2005年05月19日(木) オススメ写真展





今日19日から、東京下北沢「space sprout」で僕のお友達の個展が開催されます。
大御所中の大御所サイト『naturalhythm』を運営している関本陽介さんの写真展『共鳴』。

僕が写真を始めた頃からすごい影響を受けてきた写真家の一人。
とてもあったかくて素敵な写真を撮る人です。
写真の笑顔を見てもわかる通り、身も心も、ついでに使ってるカメラもでっかい人です。

東京近郊に住んでいる方は是非!
行って損はしません。まだ見てないけど断言します。(笑)

僕も今週末にお邪魔する予定。
もう何ヶ月も前から楽しみに楽しみにしてました。^^
いい刺激といい気分をもらいに行ってきます!


 関本 陽介 写真展『共鳴』
 ・日程:2005年5月19日(木)~24日(火)
 ・時間:11:00~20:00(ただし日曜日と最終日は19:00まで)
 ・会場:space sprout(http://spacesprout.com/)
     (京王井の頭線下北沢駅 西口から徒歩3分)
     (小田急線下北沢駅 北口から徒歩5分)


2005年05月18日(水) あれから1年。











え?まだ1年!?(笑)


あの日から人生が少し変わりました。
にぎやかな方向に。^^


2005年05月16日(月) 壮絶なる戦い。


「メミさん、腕が邪魔」とどいてもらって撮りました。(笑)


眠い。
ものっそ眠い。
そういやここ5日間くらい、1日平均睡眠時間が4時間切ってる気がする。
今日の会議は鬼のような睡魔と戦ってました。

…負けました。(寝たんかい!)




さて、例のナナメナナイロ展まであと3週間。
なーんにも準備が進んでませんよーーー。
とりあえず写真は何枚か選んだけど、「ホントにこれでいいの?」と頭の中でグルグルグル…
まだ見てない写真も山ほどあるしなぁ。。。

で、昨日はウーロン部で作戦会議してきました。
場所は会場となるR cafe。
みんなで集まって、カフェの一角に異質な空間を作り上げて、そこで始まったのは…


壮絶なじゃんけん大会!!(笑)


まずはイチョさんからメンバー全員にウーロン部缶バッヂが配られる。
うおー、かっちょええ~。(ちなみに僕は№6で青)
そしてもう1つ。イチョさんが取り出したのは№0をつけたカールくん缶バッヂ!!
みんなの目が変わる。(キラーン)

「これ、1個しかないんで、欲しい人に…」

バッ!!

イチョさんとイチョ嫁さんを除く6人の手が一斉に上がった。(笑)


そこで6人で壮絶なじゃんけん大会が始まった。
「さーいしょはグー…」
『じゃんけん…ぽんっ!!』

5人がチョキ。唯一パーを出したほかさんが脱落。

「んじゃ、さーいしょはグー…」
『じゃんけん…ぽんっ!!』
『じゃんけん…ぽんっ!!』
じゃんけんを1回するごとに、綺麗に1人ずつ脱落していく。
なんだ、このじゃんけんは!!(笑)

しかも…

ふふーん…

そろそろ…


残りは僕、チャボさん、メミさんの3人。
『じゃんけん…ぽんっ!!』
僕とチャボさんがグー。そしてメミさんがチョキ。

やたっ!!やっぱり!!
「ここまでずーっとチョキ出した人が残ってたから、今回もそうだと思ったんでしょー?」
と勝ち誇る僕。

そして決戦は僕と、髪を切って無造作ヘアになったチャボさんで行われることになった。
『じゃんけん…ぽんっ!!』
一回目はお互いグーであいこ。

どっちだ。どっちでくる?
『じゃんけん…』
その一瞬の間に頭の中でさまざまな考えが錯綜する。
『ぽんっ!!』
僕はパー。そしてチャボさんは…



…チョキだった。(号泣)


こうして1回目のじゃんけん大会は惜しくも準優勝に終わったのでした。
…1位以外はみんな敗者だ。(カールくん缶バッヂはもらえなかった。。)



そして始まるドラフト会議。
作品の展示場所の、である。
「2Fの西壁」とか「北西角」とか各々が第1~第3希望を告げて行く。

「あ、僕1Fの階段廻りで」
僕の第一希望は、1階からも2階の席の一部からも見ることができ、どちらに行く人もその前を通る。
しかも基本的に廊下で席が近くにないので、そこに立ち止まってゆっくり眺めてもらうことができる。

と、
「じゃあ、私もそこ第一希望で」
競合者が現れた。モモさんである。

結局第一希望がかぶったのは僕とモモさんだけだった。
じゃんけん対決第2Rの幕が切って落とされた。


勝負は3本先取制で行われることになった。
1本目はモモさん。
2本目は僕。
勝負はタイとなって、どちらが王手をかけるのか、重要な3本目。
高まる緊張感。


「最初はグー!」

きちんとグーを出す僕。
いきなりチョキを出すモモさん。

「勝ったー!!」
大はしゃぎする僕の声は、審判役のメミさんに握り潰された。
(てか、なんでモモさんはあそこでチョキを出したんやろ?笑)

結局取り直しとなった3本目は僕の勝ち。
しかしモモさんも土俵際の粘り腰で4本目を奪う。
番組的にも十分な盛り上がりを見せつつ、勝負はラスト5本目に持ち越された。

ラスト、5本目。
「せーの、最初はグー…」

泣いても笑ってもこの1本で勝負は決まるのだ。
『じゃんけん…』

Rに下見に来て、いろいろ下見して回った時のことが頭を過ぎる。
『ぽんっ!!!』



…勝負はついた。

大勝利!!

立ち上がって無言でガッツポーズする僕。
悔しがるモモさん。


そして、それを他の6人が冷めた目で見ていたのだった。


…ふん。



てことで、(個人的に)一番いい場所を実力で奪い取りました!
で、取ってみると、「あそこに変な写真は飾れない…」ってプレッシャーが。(汗)

あと3週間です。




PS.誰か今日の『HEY!HEY!HEY!』のビデオ撮ってませんか?(笑)
  持ってたらダビングしてください。m(_ _)m


2005年05月14日(土) 空中庭園とかいろいろ




今朝は4時15分起き(細かい)でボート漕ぎの練習に。
2時間みっちり漕いで左手の握力を無くしつつ、15時帰宅。即寝。
3時間後に起きて、カメラバッグを担いでそそくさと外出。


こっちに帰って来てから空中庭園は誰かが来るたびによく行くんだけど、
そーいや昼間しか行ったことなかったなー、と気付いたのでした。
一応あそこ、大阪の夜景のメッカらしいのでこりゃ夜も行っとかなアカンやろ、ということと、
グループ展に出したい写真、あそこならイメージ通りのが撮れるんじゃないか、ということで…
もう今日くらいしか行く暇なかったんです。(笑)


ホントは夕暮れも撮りたかったんだけど、思ったよりぐっすり寝すぎてしまい、
着いたのは日が沈む寸前。(笑)
回りはやっぱりカップルだらけ。
風に乗ってラブラブトークが少し離れた僕のところまで聞こえてくる。



けっ。



負けじと夕暮れとか、日が沈んだ後の夜景とか、カップルとかを撮ってきましたよ。
ええ、淋しくなんかなかったですよ。
…淋しくなんか。。





しかしこういうところで撮ってると、α-7Dと明るい単焦点レンズの組み合わせのすごさがわかります。
日が沈んでから少しの間はズームレンズも使ってたんだけど、空が真っ暗になってからは完全に単焦点。
三脚も持って行ってたんだけど、全然使いませんでした。
AF28mmF2NewとAF50mmF1.4New、どちらも開放近くでは点光源がにじむし周辺も流れるけど、
僕の中では十分許容範囲内です。



そうそう、最近自分で成長したなぁと思うのが、距離目測。(笑)
真っ暗になったらAFはもちろん、MFでピントあわせしようと思っても、人には全然合わない。
そこで距離目測。
普段ローライ35Sを持ち歩いてるから慣れたんだと思うけど、50mmのf2でピントが来た時には、
「おれってすげー」とまた自画自賛してましたとさ。(笑)


結局、強風の中ねばること1時間半。
1枚気に入ったのが撮れたので、満足のうちに空中庭園を後にしました。
この1枚はグループ展で使う。絶対使う。
人が写ってるけど後ろ向きで顔が写ってないからOKだ!(笑)


ちなみに帰り道の地下道で、カメラバッグのストラップの留め金が壊れてバッグが落下しました。
血の気引くね、ホンマ。
バッグを買ったお店(ヨド○シ)が目の前だったので、すぐに駆け込んで文句言って
新しいストラップ(他社製)をもらいました。

みんな、ベネ○ンのカメラバッグのストラップの留め金、メッチャ弱いぞ!
(もう片方も壊れかけだった。買ってまだ1ヶ月しか経ってないのに!!)
持ってる人は気をつけましょう。
買おうと思ってる人は、ストラップはもっと丈夫な他社製のものにすることをオススメします。
一見金具の幅が広くて丈夫そうに見えるけど、すぐ伸びて外れやすくなるみたいです。

てか、ストラップは取り外し可能なタイプじゃなくて、縫い付けてるやつの方がいいと思うんやけどなぁ。
ホントはバッグごと返品して他のバッグに交換してもらおうと思ってたんやけど、
ストラップ縫い付け式のって、プロ用のめちゃくちゃでっかいやつを除けばあんまり造ってないみたい。
例えばタム○ック…でもデザインがちょっと好みじゃないねんなぁ。。
後はテン○とか。でもクッションが薄くて対衝撃性が心配な上にベネ○ンより1ランク高い。
クランプ○ーはデザイン好きだしストラップ自体は縫い付けてるんだけど、
止めてる部品がプラスチック製でそこが壊れるとストラップが抜け落ちるとか…
f6.4もデザインと値段はよかったけどストラップが外れやすそうやしなぁ。。

結局今使ってるバッグがベターだという結論に達したのでした。
ま、1ヶ月前に散々見て回って、その結果今のを買ったんやから当然って言えば当然なんですけど。^^;


2005年05月13日(金) 続・PHOTOGRAPH




時々、写真なんてやってなかったら、と思うことがある。


例えば、給料日の5日くらい後。
「今月(も)ピンチやわー…」と呟きながら、次の給料日までまだ25日もあることに気付いて愕然とする。
機材とフィルム代と現像代と…と考えたら、食費より写真関係費の方がかかっているんじゃないだろうか。

例えば、際限なく増えていく写真の山を絶望的な気持ちで眺めている時。
増え続けるアルバムの重みで、本棚の棚は2回抜けた。
フィルムは保存用のシートに入れてファイルして行ってるんだけど、
それも本棚に入りきらなくなって、床の上に平積みしてある。
先月買ったばかりの250GBの外付けHDDは、すでに1/3が(写真だけで)埋まってしまった。

例えば、今まで買ったカメラとレンズの金額を全部合計してみた時。
…7桁越えてますが。。(滝汗)



もし、写真なんてやってなかったら、今頃もっとお金が貯まって…なかったかな?(笑)
どうせ別の趣味に同じくらいお金をかけてるに決まっている。
お金は貯まらない運命なんだ。きっとそうだ。(笑)


2005年05月12日(木) PHOTOGRAPH




時々、写真をしていてよかったと、心の底から思うことがある。


例えば、自分で満足のいく写真が撮れた時。
その時の感動を、写真に封じ込めることができたから。

例えば、僕が撮った写真を見た人が「いいね」と褒めてくれた時。
僕の感じた感動を、その人と共有することができたから。

例えば、写真を撮らせてもらった本人に「ありがとう」と感謝された時。
その人が感じていた感動も、写真に封じ込めることができたと思うから。

例えば、写真を介して知り合った人たちと楽しい一時を過ごした日の帰り道。
写真をやってなければ、出会いさえしていなかっただろう人たちだから。

例えば、不安や絶望で揺らぎそうになった夜。
写真を見ると、その中に揺るがないものが写り込んでいたりするから。



例えば…


2005年05月09日(月) ウチのオカンったら。。。




昨日の日記でもチラッと買いたんやけど、この日曜日にも実家に帰ってました。
まあ、家族会議というか、なかなか深刻で真面目な話をしてたわけで。
オカン泣き出すわ、オトンは席立つわ、なかなか大変やったんですけど…


で、疲れ果てて大阪の部屋に戻ってきて、日記書いてお風呂にも入って、さぁ寝ようと
うとうとしていた22:30、僕の携帯がいきなり鳴った。
跳ね起きる。

見るとオカンからだ。
…昼間の続きか?

僕「もしもし…」
オ「ああ、寝よった?」
僕「ううん。大丈夫やで」(ホントは寝てた)
オ「あのな…」
僕「…」
オ「あの曲、『ファランドール』やったわ!!」
僕「…は?」


この前、3日ほど帰っていた時、夜喋っているといきなりオカンが
「『ボレロ』ってどんな曲やったっけ?」「『ファランドール』ってどんなんやったっけ?」と言い出したのである。
オカンの適当なハミングに惑わされて、知っているはずのボレロのメロディーまで出てこなくなった僕は
30分以上も続くモヤモヤに苦しめられた後、なんとかボレロを思い出してオカンに教えてあげたのだった。

ナイス、おれ!がんばったぞ、おれ!!

そして、続くファランドールに苦戦を続けるオカンを尻目に静かに眠りに就いたのだった。


…だって元々『ファランドール』なんて知らないもーん♪
知らない曲が出て来なかったって、全然モヤモヤしないもーん♪


もちろんそんなこと、僕の中ではこの日の昼の家族会議で吹っ飛んでいたのだが、
オカンの中ではまだ終わってなかったのである。
過密スケジュールで実家まで2往復し、疲れて眠っていた息子を叩き起こして、
3日も苦しんだ後の便秘明けのようなすがすがしい声で

オ「ターンタンターン♪」

とハミングまでしてみせたのだった。



…シバク。

軽い眩暈を感じながらも、そう心の中で呟いたのだった。



ま、その一方で「これで明日の日記のネタができたわ」って思ってたのも事実なんですけどね。(笑)


2005年05月08日(日) おつかれです。




えー、実は昨日仕事が終わってから、また実家に帰ってました。
今大阪に戻ってきたばかりです。

てことで今日は洗濯物だけ取り込んで、さっさと寝ます。


あと、ナナメナナイロ展の準備、全然出来てません。^^;
そろそろ写真選ばないとまずいので、しばらく日記の更新が飛び飛びになるかも。。


どーでもいいんですが、次に僕の予定が空いている週末は、7月第一週になります。
2ヶ月先までスケジュールがいっぱい…売れっ子芸能人か、おれは。(笑)


2005年05月06日(金) GWボケ




今日からGW明けてお仕事でしたhideでっす。
連休明けと言えば休みボケ。休みボケと言えばhide。
ということで、今日も豪快に休みボケかましてきましたこんばんは。


とはいえ僕も社会人6年目。
丸5年経って、給料は5万も増えてないことに釈然としないものは感じつつも6年目。
仕事の上ではできるだけ支障が出ないように工夫しています。

その名も、



休み明けにやることリスト!(そのまんま)


いや、ノートに、やりかけの仕事の内容と期限、社内担当者と客先担当者の名前を並べて書いておくだけなんやけど。
でも結構便利なんやって!10件とか20件とかあったら、絶対忘れてる仕事とかあるもん!!
このリストを見ながら1件1件横線で消して行くのがちょっと楽しい。^^



…え、と、別に「工夫」とかえらそうに言うほどのもんじゃないね。
ごめんなさい。。(←我に返った)



というわけで仕事の方は別に休みボケの影響もなく、むしろ普段よりガッツリ仕事したくらいのもんなんだけど、むしろ問題は朝だった。

GW中、毎晩2時3時4時と夜更かしを重ねていた割には、朝は6時半~7時半の間には自然に目が覚め、
「二度寝しない漢」として名高い僕としては毎朝そんな時間から活動してたわけで。
一言で言ってしまえば単なる寝不足なんだけど、規則正しいGWだったおかげで休み明けの今日も朝寝坊するようなことはなく、携帯のアラームが鳴る前の6時半には目が覚めた。

やっぱ普段の生活リズムが体に染み込んでるよね。
そら社会人を6年もやってりゃね。
丸5年で給料は5万も上がってないけどね。(←よほど納得いかないらしい)


んじゃ、何が問題なのかと言うと、起きてから。
毎日毎日週に5回も会社に行ってれば、朝起きてから出かけるまでの行動パターンが定まってるもんです。

僕の場合は朝起きてペットボトルの水を飲み、10分くらいぼーっとしてから食パンを2枚焼いて食べ(今のお気に入りは『湯種 レーズンパン』)、手と顔をを洗ってコンタクトを入れ、歯を磨き、寝癖を直して髪の毛をセットし、ひげをそって着替えて、時計を着け、お財布と携帯を持って出かける、
と言ったパターン。起きてから部屋を出るまで約40分。

もうこのパターンは不動なわけで。
服を着る順番とか、もっと言うと靴下を右から履くか左から履くかってところまで決まってるわけで。
あえてパターンを崩して洗顔から始めたりしようものなら、後の工程がボロボロになり余計に時間がかかるか、
なにかし忘れるか(ひげを剃り忘れたり)、とにかくロクなことがない。

イチローのバッティング並みに微妙なバランスの上に成り立ってるんです。(笑)


で、この不動のパターンを、休みボケで忘れててメタメタになった今朝の僕。
・靴下を履いたら1枚裏返しだった。
・服を着ながら、ひげを剃ってないことに気付いた。
・名刺入れが無い!と慌てて探し回った挙句、ビジネスバッグの中から出てきた。
・時計をつけずに出ようとした。
・今日はゴミの日で、ゴミを玄関先に置いてたのに忘れそうになった。
・起きてから家を出るまで50分。(早めに起きておいてよかった…^^;)


ホンマ休み明けってボロボロやなぁ、と思いながらゴミを捨て、駅への坂道を下りつつ、僕はあることに気付きました。


…携帯忘れた。



今度から『休み明けの朝準備リスト』も作っておこうと思います。(遠い目)


2005年05月05日(木) 宛名書き




GWの最終日、帰省から戻ってきましたhideです。

昼過ぎに帰って来てから、延々グループ展のDM宛名書き。
40枚くらい書いたかなぁ。「送って」って連絡をくれた人以外にも、かなり勝手に送りつける予定です。
せっかく素晴らしいDMができたので(僕が作ったわけじゃないけど^^;)、
来れないとわかってる人にも送っちゃう。(笑)

ということで、明日か週明けには第一陣発送します。
まだ50枚くらい余ってますので、「DM送れ~」ってメールはまだまだ募集中です。
来れそうにない人でももちろんOK!
お待ちしてまーす!!

(ちなみにDMは1種類なので、グループ展メンバーの誰からもらっても同じものです。)



さて、明日から仕事だ。
休みボケが軽いことを祈る!
起きる時間は毎日7時前後に起きてたから問題ないと思うんだけど。^^;


2005年05月04日(水) 親友と




今日は帰省恒例行事で、中学からの親友と半日ドライブ。

天気もよかったし、話したかったこともたっぷり話せたし、リフレッシュできました。(内容は秘密。笑)

やっぱり数ヶ月に1度は会ってゆっくり話したい友人。
今日もどうもありがとう。^^



ちなみに、高知のお土産をもらったのに、大阪土産なんて考えてもなかったことは一生の不覚です。
「東京バナナ見ぃつけた」が好きだったので、今度会う時には「大阪プチバナナもーらった」を買ってこようと思ってます。

どうみてもパクリなネーミングのこのお菓子、どんな味なのかはわかりませんが。(笑)


2005年05月03日(火) 歌舞伎




今日は大変お日柄もよく…柄にもなく歌舞伎なんぞ観に行ってきました。
って言っても、『農村歌舞伎』って地元の素人の人たちがやってるやつなんですけどね。
そこそこ有名らしくて、存在は前から知ってたんだけど、

そもそもの始まりは昨日の午前中。
中学の同級生でこの歌舞伎に出る予定のやつが、仕事の関係で実家に来てたらしく、
ウチのオカンとこんな会話を繰り広げたとか…

オ「今日、ウチのhideが帰ってくるんでー」
友「そうなん?じゃあ、明日の農村歌舞伎、おれが出るから観に来てって言うといて」
オ「わかった、言うとくわ。あの子、そういうのに興味あるから、絶対行くと思うでー
友「ホンマ?会うんも久しぶりやなー。楽しみにしとくわっ!^^」


…一見ほほえましい会話のように思えますが。


歌舞伎、全然興味ないですからっ!!!


勝手に息子の興味を決めないで欲しい。
いや、決めてもいいんだけど、それを友達に話して約束までしちゃうのはやめて欲しい。


とは言え、約束しちゃったし、中学卒業以来会ってないし、
友達も楽しみにしてくれてるみたいなので行くことにした。


場所は小豆島の中でも田舎の方。
山に囲まれた田園地帯のど真ん中。神社の境内に建てられた舞台。
今日はすごく天気がよくて空が綺麗。周りを囲む山々の新緑も美しい。
ええ天気やなぁ…と適当に車を停めて、人の流れについていく。


たどり着いた神社は、すでに人がかなり集まって来ていた。
…おい、この地区の人間を全部集めてもこんなに人おらんやろ?^^;
舞台の真正面、やや後方に陣取る。頭の中は「歌舞伎を観る」というよりも、当然「歌舞伎を撮る」である。(笑)


…いや、だって何を言ってるのかわかんないし。ストーリーわかんないし。
ただ、動きはおもしろいし(って表現はあってるのか?)、化粧も衣装もきらびやかだし、
やっぱり写真は撮りたいわけで。^^;


最初は真正面後方で、kazuねーさんから借りっぱなしの超望遠がちょうどいい感じ。
でもこの位置だと右斜め前方に太陽があるせいで、ものすごいフレアが出る。
…てことは舞台に向かって右の方に移動していけば言い訳だな。
と、演目が終わるたびに少しずつ右の方へ移動する。

ところで超望遠で引き寄せて撮ってるんだけど、なんせ中学卒業以来13年会ってなくて、しかもあの厚化粧である。
誰が友達なんだか、ぜんっぜんわかりません!!
2人いるはずなんだけどなぁ。。。


と、徐々に移動し、舞台の右袖の真下まで辿り着いた最終演目の紹介で、やっと聞き覚えのある名前が2人。
おお、ここで出るのか!どうやらこの演目の主役らしい。
ちょうどいいポジションが取れてたので、がんばって撮ることにする。


…んが。
この2人が同級生だとわかっていてもどっちがどっちだかわからない僕。
う~ん…厚化粧のせいだな。きっと。
僕が冷たくて2人の顔を忘れちゃってるわけじゃないよな。

うん。きっとそうだ。

シャッターを切りながら自分に言い聞かせる僕。



でもホント、舞台撮影に慣れてないうえに、歌舞伎自体を観るのも初めてなので、撮影自体がメッチャ難しい。
歌舞伎の呼吸や動きが全然わからないので、どのタイミングで見得を切るのか、外しまくりだった。
(例えば甲子園で撮った時は、野球の動きがある程度読めるので、そこそこ撮ることはできたんだけど)
やっぱ何回か観に行って何回か撮ってみないと上手くは撮れないなぁ…


え?
いや、別にそんなに歌舞伎を観たいとも思わなかったんですけど。
文化的感覚がなくてスミマセン。。。^^;



ちなみに今、結構ぐったりしてるんだけど、それは慣れない撮影に疲れたわけでもなく、
夏のような日差しに帽子もかぶらず長時間いたからでもなく、
帰ってきてから一族郎党で食事に出かけて、伯母のマシンガントークにやられたからです。


…はぅ。


2005年05月02日(月) 帰省中




今日から帰省してきてます。hideですこんばんは。
今月は東京に遊びに行くし、6月にはグループ展するし、夏にはガッツリ旅行するつもりだし、
…なのでGWは節約生活。


今日昼過ぎに帰ってきて、スラムダンク(弟の)読んだり、歯医者に行ったりしてるうちにすぐ夕方。
フラーッとすぐ近くの浜辺まで行って1時間半近く沈んでいく夕日や穏やかな波を眺めたり撮ったり。

地元に帰ると、空と海ばかり撮ってしまう。
今住んでいるところから海までは1時間半くらいかかるし、空も綺麗じゃないことはないけど、
やっぱり地元の空の方が色が濃くて、表情が豊富だ。

ということで、1時間半の間に150枚くらい撮ってしまった。
日が完全に沈んでからもしばらく撮ってたんだけど、こういう風に波をぶらして撮ったりする時に、
α-7Dについている手ブレ補正はこういう時に役立つ。
三脚、基本的に嫌いなのだが(重いし)、暗いところで撮るのは大好きなのだ。(笑)


ちなみに、ある花屋さん(笑)に勧められて、帰りにカーネーションを買って帰った。
5月8日の母の日まで咲いているように、鉢物を2鉢。(オカンとばーちゃんに)
カーネーションなんか買うの、小学生以来だったんだけど、思ってた以上に喜ばれてちょっと嬉しかった。^^

大阪には5月5日に帰ります。


2005年05月01日(日) 手の力





6月に開催するグループ展『ナナメナナイロ』のDM、出来上がりました。
ご連絡いただいた人たちにはGW明けから順次発送して行く予定です。
ただし、5/21~22あたりに会えそうな人たちには手渡しを考えてます。

あと、まだまだ余裕はありますので、DM欲しいぞーという方はご連絡ください。^^




今日はGWで帰省してきている会社の同期の実家にお邪魔。
1月に生まれた息子さんに会いに行く。
所沢にいた頃は近所で、よく遊びに行ってたので(ご飯とか食べさせてもらってた。笑)奥さんとも仲良し。
結婚式とかで会ったので、妹さんとも知り合い。

みなさんに会うのも久しぶりなので、ワクワクしながらカメラを持って出かけた。(←これは当然)


大阪出身で現在所沢在住のこの夫婦。
出産はもちろん奥さんの実家のある大阪で、
僕は友人に向かって「お前より先に病院に駆けつけてやるっ!」と言ってたんだけど、
1月、たまたま僕が東京に向かっている時に陣痛が始まり、東京滞在中に誕生。
ずーっとネタにしてやろうと思ってたのにそれは達成できなかった。
しかもその後しばらく風邪を引いてしまい、結局赤ちゃんとの初対面が今日になってしまった。^^;

子供ってなんであんなにかわいいんだろう。
手も足もちっちゃいけれど、きちんと5本の指があって。
黒目がすごく大きくて、真っ黒で、全然濁っていないとても済んだ瞳をしていて。
その目で懸命にこっちを見て、なにかを伝えようとウーウー唸って。
差し出した人差し指をつかむ小さな手の、その力が思ったよりずっと強くてびっくりした。

しかしこの子、ものすごくカメラに興味があるみたいで。
カメラを構えるとじぃーっとこっちを見て、瞬きもしない。
「カメラ目線」というよりも、むしろ「ガン見」。(笑)
実は僕もカメラ向けられるとどうしていいかわからずにじぃーっとレンズを見ちゃうタイプなんだけど、
「撮りにくい!」といろんな人から文句を言われる理由が少しだけわかった。(笑)

撮った写真はその場ですぐに両親と叔母さん(笑)に見せる。
「かわいい」「かわいい」と連呼する親馬鹿・叔母馬鹿。^^
でも自分の撮った写真で喜んでもらえるのは、なによりも嬉しい。
フィルムで撮って仕上がりを待つ楽しみももちろん大きいし、
デジタルで撮ってすぐ本人やその家族に見せて喜んでもらえるのも嬉しい。
どっちも素敵なことだと思う。


結局3日続けて今日も200枚撮ってしまった。(3日で650枚って…)
写真をCD-Rに焼いて渡さないといけない人がどんどん増えるなぁ。。。(汗)


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