世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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| 2001年10月30日(火) |
CM っていうか「チャーム度」のツボ2 |
翌朝、プルーは既に出勤。パイパーは、シェフを目指していて、その実技試験に向かおうとしていた。そこをつかまえて、フィービーは語りだす。「影の経典」に載っていたという事を。 メリンダ・ウォレスという3つの魔力を使えた魔女が自分たちの先祖。彼女は、火あぶりになる前に、「後世になるほど子孫の魔力が強くなる」と言う魔法をかけた。3姉妹の誕生で、更に魔力は頂点に達する。その史上最強のいい魔女は、自分たちのことだと。
*3つの魔力:「手を使わず物を動かす」「未来を予知する」「時を止める」。
■プルー:「心で思うと物体を動かせる」 博物館で、ロジャーに、自分の企画を奪われる。それを知った時彼女は憤慨、ロジャーの万年筆からインキが噴出す。あまりの待遇に、辞意を伝えにロジャーのところへ行く。彼の態度に、またもや憤慨する。ロジャーのネクタイがどんどん締まる。でも、プルーが背を向けた後の事なので、彼女は知らない。 数時間後、フィービーとバーで話しをしていて、「ミルクどこ?」と言った時、ミルクピッチャーが勝手に自分の目の前までくる。そして、頭で考えたように、アイスコーヒーの中にミルクが混ざる。まだ信じがたく、ドラッグストアでアスピリンを探しながら、フィービーに挑発され、棚のものをぶち返してしまう。それで、少しは気が晴れたか、信じようとする。 ■フィービー:「予知」 自転車で、町を走っている時、遊ぶ子供たちが、車にはねられるのが見える。モノクロのフラッシュバックのように。最初は信じないが、段々現実の光景が重なってくる。あわてて、子供達の方に自転車ごと飛込み、子供たちがはねられるのを救う。が、本人は軽症で病院へ。(それを迎えに行ったあと、プルーとバーで話し、処方箋をもってドラッグストアへ行ったというわけ)最初、信じてくれないプルーには、人生のヴィジョンもないのに人の未来が見えるのは皮肉だ、と言われてしまうけれど・・・。
■パイパー:「時を止める」 シェフとしての実技試験。ソースに恋人からもらった赤ワインを加える前にタイムアップ。後少し、を認めず試食しようとするシェフにあわてて、「待って!」と、思った瞬間、全ての時が止まる。なんだかわけがわからないが、赤ワインを足して、合格。 知らせようと電話をするが、誰も出ない。振り返るとそこに恋人のジェレミーが待っている。美しい夜景を見に行こうと。ジェレミーとは、祖母の入院する病院で知り合ってからの付き合いである。
*事件、再会、これから
街では、この3週間、女性の連続刺殺事件が起きている。担当しているアンディ・プルード警視と相棒のモリス。いずれもが同じマークの刺青をし、祭壇をしつらえた状態で、両刃のナイフで刺されている。アンディはこれは、魔女を信じている人間の魔女狩りだと、捜査を進めている。モリスは、その考えには反対で、新興宗教かなんかだろう、と思っている。 アンディは、病院に、事件の事である医師を訪ねていた。受付で、運命的にフィービーを迎えに来ていたプルーと再会する。アンディも街に帰ってきていた。昔付き合っていたプルーが気になり、「職業柄」といいながら、ロジャーとのことを知っていた。ロジャーと別れたというプルーに・・・・。
ドラッグストアからの帰路、フィービーはプルーに「影の経典」のことを話す。いい魔女は呪術の教えを守り、人を傷つけない。でも、悪い魔女や、魔物はその力を奪うためにやってくる。目覚めるまでは安全だったが、魔女として生き始めた今、自分たちは魔物と闘っていかなければならない。そういうための絵や呪文が載っていると。プルーは、平凡に普通に生きたいと言うのに対し、フィービーは、単純にわくわくしている。
*はじめての魔物
そして、彼女達が最初に戦うことになった魔物は、実はジェレミーだった。アンディが追っていた連続刺殺事件も的外れではなかった。ただ、存在を信じる人間ではなく、本当に覚醒した魔女を狙う、本物の魔物だったのだ。 デートで夜景!と、思いついていった先は、とてもロマンチックな場所とは思えず、お約束どおり、パイパーは、ジェレミーにナイフを向けられる。祖母の入院先で近づいたのも全てこの日のためだったと、襲い掛かってくる。とりあえず、コントロールはできないが、時間を止め、なぐりつけ、家へ着く。二人に説明し、呪文を探す。見つかった呪文通り、魔術を使うが、後片付け最中、呪術に使った物に触れたフィービーが、ジェレミーがまだ生きていることを見る。逃げようとするが時既に遅く、屋根裏へと追い詰められる。3人は、寄り添い、母の言葉を繰り返す。「3人の力が自由を呼ぶ」ジェレミーは、死ぬ。これからもお前達を狙って魔物がくる。もう、お前達に平穏な日々はないと、言い残して。
*姉妹の関係2 最強の魔女の誕生
3姉妹は、「用心して、頭を使って、いつも3人でいる。」当面これしか、方法はない、と、絆を取り戻す。 アンディが、翌朝、プルーをデートに誘いに来る。プルーは、迷った挙句断るが、それを聞いた二人は、「魔女だって、恋をして、いい男、見つけなきゃ!」魔女として生きることを受け入れたプルーは、最後に玄関を入り、微笑んで、ドアを魔力で閉める。(←私はこのシーンのシャナン・ドハーティが好きです。)
*その後
フィービーは、求職中。家事と雑務をこなす。しかし、これが仕事のうちとは認めてもらえず、プルーには、見下されているような気がしてならない。プルーは、遊んでばかりいるように見えるフィービーを時々たしなめるのだが、そういう気持ちもあったかもしれないことを認め、仲直りする。でも、この二人はよく言い合うね。
パイパーは、レストラン・クエイクで雇われるが、シェフでなくサブ・マネージャーとしてで、しかも、人のいいのを利用され、こき使われている。恋にも恵まれるような恵まれないような。姉妹の間でも、姉と妹にはさまれて、なにかと緩和剤的役割をになわされてしまう。魔物を退治した後は、3人でいつもクエイクで、一杯やるのが習慣。
プルーは、バックランドオークションハウスに引き抜かれるがこれも魔物の仕込みであった。その後、魔物とはカタがつくが、残った法人の建て直しにやってきた新しい上司とは今ひとつうまくいかない。(魔物がらみで、早退遅刻が多いから)しかし、鑑定師として、仕事を続けている。アンディとは、よりを戻すが、これも魔物がらみのドタキャン続き。理由も言わずで、なかなかうまくいかない。しかも、親子3代刑事のアンディの抱える未解決事件(全て魔物がらみ)のファイルには必ずプルーの名前が。これ以上恋人として付き合うことはできないと思い、プルーから、魔女であることを告げる前に別れを切り出す。しかし、その後も事件で顔をあわすのだが。
父親が、突然帰ってくる。父の突然の家出は、魔女にしたがる祖母と、普通の娘でいて欲しい父の思惑があわず、たたかいやぶれ、出て行かざるをえなくなった事、祖母の魔法で帰る事ができなかったこと(まじ?)がわかる。とにかく、この時、彼女達を命をかけて守ろうとしてくれた事でわだかまりはなくなる。(すぐ去ってしまうのだが)そして、彼女達の祖母が強力な魔力の持ち主だった事を教えられる。
| 2001年10月29日(月) |
CM っていうか「チャーム度」のツボ1 |
さすが、「ネバーエンディング」中々進まず、中々終りませんね。(決して自慢ではありません)一応、起承転結の、転、あたりでしょうか? CM代わりに、「『チャーム度』のツボ」を。これ、アニメ「犬夜叉」見てる人、わかります?番組の終わりに、毎回「犬夜叉のツボ」っていって、キャラ説明したりするんです。いただきました。
えと、最初に人物紹介を載せたのですが、たとえば、このハリウェルの3姉妹。魔女っていつから?魔女ってどんなワザを使えるの?アンディが元彼って、どういうこと?とか、見てない人には、わかりませんよね。ま、見てても、何で突然魔物があんたで、今出てくるのさ!と、ナゾには満ち溢れているのですけどね。で、「チャームド」の1話目をかいつまんで(←かいつまめるのか、もっちゃんなお前に!ト、ツッコミも入れつつ)紹介。それと、今、再放送してるんで、それを見てる人には全部わかるとつまらないかもしれないから、だいたい、「善良な魂」というなんちゃってストーリーが、入るあたりまでの展開を少し、紹介してみたいと思います。
*物語の始まりと姉妹の関係1
物語はある嵐の夜はじまる。一人立するまで、彼女達の育った祖母の家。父が家を出て行き、母が亡くなってからは、祖母が彼女達3姉妹を育てた。その祖母が亡くなって彼女達にこの家が残されたのだ。長女プルー、次女パイパーは、アパートを引払い、その家を守るために戻ってきていた。三女のフィービーは、父を探すとN.Y.へ行ったきり。母親代わりをつとめてきたプルーには、自分たちを捨てた父親を探しに出かけるということが許せなかった。その上、もともとフィービーは、奔放な性格で、計画性のあるプルーにしてみれば、将来に何のビジョンも持たない彼女が心配でもあり、気をもんでもいた。更に、プルーの婚約者、ロジャーを横取りしようと誘惑した、というわだかまりがある。ロジャーは、プルーの働く博物館の上司で、恐らく、その後の行動から、プルーもロジャーの言い訳で、フィービーから何かしかけようとしたのではないと、誤解は解けているとは思うのだが・・・。
祖母が亡くなって、数ヵ月後のその夜。「空いている部屋を貸すのなら、妹がいいんじゃない?」と、実は連絡をとりあっていたパイパーが、姉に持ちかけるが、考えるまでも無いわ、というつれない態度。そこへ、パイパーが話しをつけてくれていると思っているフィービーが、帰ってきてしまう。
フィービーは、職を失って、借金もあるみたいだから、と、パイパーがとりなしても、プルーには無駄のよう。祖母の家を売るつもりで帰ってきたんじゃないかと疑ったりする。パイパーに「実際、長女のプルーが母親のように世話をしてくれたから自分たちは自由にできたんだ」と言われても、フィービーは、細かく世話を焼きすぎ、何かと口うるさく、自分を認めてもらえないプルーを「もう大人だから母親は要らない」と言う始末。だけど、そんな二人の会話の中、フィービーを素直に受け入れられないが、心配なプルーは、「この部屋、一番寒いから」と、ブランケットを持ってくる。
3姉妹のバランスはそんな感じで再スタートする。
*スピリット・ボード 覚醒
配電盤の調子が悪いと、修理道具を地下室へ探しに行っていたプルーが、見つけたスピリット・ボード。子供の頃、霊を呼ぶ力があるといって遊び道具にしていたもの。表にはアルファベットと、ローマ数字の�気�ら�勝� 裏には「3人の娘へ これが影を探す光になるように 3人の力が自由を呼ぶ ママより」と言うメッセージが残されている。意味はわからない。 スピリット・ボードにはポインターがあり、フィービーが一人で触っている時「ATTIC」=屋根裏と指す。折しも停電。フィービーのズルだと信じない二人は地下の配電盤へ。どっちにしても、引っ越して以来、屋根裏部屋のドアは開かないから、と。そんなことであきらめるフィービーではない。このまま明日まで待てない!一人屋根裏へ。やはりドアは開かない。とりあえず戻ろうと彼女が背中を向けると、勝手にドアが開いた。そして、中の物入れの箱から光が・・・。誘われるようにフィービーがふたを開けると、中から「影の経典」が出てくる。彼女は、1ページ目を声を出して読む。
我ら魔女の言葉を聞け 夜に隠した秘密を 神々の神よ、蘇れ 偉大なる魔法を示したまえ この世 そしてこの時 我は太古の力を呼び出す 我ら3人姉妹に力を与えたまえ 力を与えよ 我らに魔法を
誰もいない居間で天上から閃光が輝き、飾られた姉妹の写真に変化がおきる。3人の距離が、プルーを中心に無くなって寄り添うのだ。このことには、3人とも気がつかない。
興奮したフィービーは、二人にタイミングと感情と月の満ち欠けが重要な要素で、今夜、呪文をかけると一番力が強まると言う。誰も何の変化も感じていないから、フィービーの興奮ぶりにはついていけない。「影の経典」が本物だとも信じない。
パイパー 「マジ?!今、なんか、踏んだ?」 フィービー 「違う。あれは、何かが落ちた音だよ。」 車から降りるか迷う二人。
フィービー 「後ろ、二人とも見てたよね。じゃ、前?!」 振り返った先のヘッドライトが、妙にまぶしい。 しかし、それよりも強く輝く青白い光が、 車から数メートル先のビルあたりから、ふわっと、消えるのが フィービーに見える。
フィービー 「(迷いもなく車から飛び出し)あっ!あいつ!」 パイパー 「フィービー、危ないわよ!・・・・げ!まさか・・・」 フィービー 「何?!」
パイパーの視線は、フィービーを、追っているので、道路に落ちた死体を 見つけたのだ。恐る恐る、近づいていく二人。途中で止まって。
パイパー 「まさか、ね・・・?」 フィービー 「まさか、だって、こんなに暗くなかったもん。・・・あの、でもね、パイパー (少し迷って)今、この建物の上。多分私が見た、魔物と思える奴がいたと、思う。」 パイパー 「え?!」 フィービー 「でも、もういない!なんか、消えた。みたい。」 パイパー 「てことは、・・・魔物は、とりあえずいないのね。」 フィービー 「みたい。・・・」
二人でその場にかたまっているが、突然半ば衝動的に死体に向かって フィービーが走る。ヘッドライトの灯り以外、真っ暗である。
フィービー 「だけど、確かめなきゃ。」 パイパー 「(追って)何を?」 フィービー 「トムかどうか!」 パイパー 「(追いついて捕まえて)でも、予知は昼だったんでしょ?」 フィービー 「そうだけど。」 パイパー 「落ち着いて、人の死体だよ?フィービー、平気?」 フィービー 「平気じゃないけど。私が見たんだし。」
死体に近づき、覗き込む、フィービー。 フィービー 「ごめんなさい。失礼します。(気合を入れて)よし、見るよ!」 恐ろしさや気味悪さが先行していたフィービーだが、呆然と振り返る
パイパー 「フィービー?」 フィービー 「ねぇ。パイパー?・・・怖かったけど、パイパー、顔、知らないと思って・・・ でもさ、お客で来てたんだから、わかったよね?パイパーも。(ちょっと怒ってる?)」 パイパー 「え?そうだった、ね。(ちょっと困って)」 フィービー 「ねぇ、見てみて。お願い。パイパーも、見て!」 パイパー 「わ、わかったわよぉ。(うっ、となりながら、覗き込み、同じく呆然として) ?なんで?!違う!!」 フィービー 「そう。違うの。」 二人 「トムじゃない・・・。」 実は、バーで、トムの隣に座っていた「男2」であった。
パイパー 「どういうこと?トムじゃないってことは、予知とは関係無い?でも、」 フィービー 「でも魔物、いたよ(おぞましそうに)」 パイパー 「しかも、この人はトムと一緒にいた人で・・・」 フィービー 「あぁ、こっちの人にもあたっときゃよかった(真剣である)」 パイパー 「そんな問題じゃないと思うんだけど・・・フィービー。とにかく、こういう時は。」 二人 「プルー。」
プルーに電話する。まだ、マクダウェル家の人々は戻っていない。 プルー、少し考えて、最善と思われる方法を二人に話す。
プルー 「フィービー、あんたから、アンディに電話して。それで、自殺と見られる死体を、 道に迷って偶然発見したって言うの。番地を言って。正確にね!」 フィービー(声) 「それから?」 プルー 「それで、アンディがくるまで、待って。予知したことじゃなく、 現実に見たことだけ話すの。それから、私を迎えに来て。すぐ終るはずだから。」
車の中から電話している二人。
フィービー 「うん。わかった。あ、パイパーの店で見たことは?」 パイパー 「(横から)それは、大勢見てるし、身元を捜す手がかりになるんじゃない? 私たち、もう一人捜さなきゃなんないんだし。」 プルー(声) 「パイパーの言うとおりね。じゃ、すぐ電話して。」
電話を切る、プルー。マクダウェル家の人はまだ戻らない。 どういうことか、考えようとするがわからない。フィービーの予知についても 今の電話の中で聞いたのだ。
プルー 「どういうことなのかしら?今までとは少し違うわ。 このままじゃ、自殺としてかたづけられる人がまた一人増える。 未解決事件よりひどいじゃない。命を絶つつもりもなかった人なのに。 こんな形で・・・。あぁ、もう一人の男の人は誰なのかしら? とにかく早く帰って、影の経典を調べなくちゃ。」
つづく
数時間後、マクダウェル家。携帯電話をかけているプルー。 そばで、マイケルが簡単なプラモデルをつくっている。
プルー 「パイパー?私よ。もうすぐ、お店、出られそう?」 パイパー(声) 「ええ、そうね、あと少しで、どうしたの?」 プルー 「さっき、リサから電話があって、もうすぐ戻ってこられそうなんだけれど、 帰りに送ってもらうのは無理かもしれなくて。」
クエイク。カウンターで、帳簿をつけながら、電話しているパイパー。 それを、店じまいが終ったテーブルの一つに座って待っているフィービー。
パイパー 「いいけど。フィービーも一緒なんだけど。」 プルー(声) 「まだいるの?」 パイパー 「それがね、プルー、実はフィービー、予知したの。」
ハリウェル家。プルーの反応に驚くマイケル。
プルー 「なんですって?!どこで?!何を?!」 パイパー(声) 「店で」 プルー 「(驚くマイケルに気づき、声を落とし)とにかく、来て。それに、大丈夫なの、 アルのことなら、彼が来られないから、送ってもらえないかもしれないのよ。 そんなことより!」
クエイク。パイパーの言葉に、テーブルを立ち、帰る用意をするフィービー。 帳簿を片づけながら電話で話すパイパー。
パイパー 「例の、ほら、3人の男の人いたでしょ? あのうちの一人にフィービーがぶつかった拍子に、見えたらしいんだけど、 ・・・(プルーにせかされたよう)あぁ、うん。すぐ出るから。わかってる。 とにかく、夜の間は大丈夫そうなの、だから、とにかく迎えに行って、 詳しくは帰りに話すわ。」
同じ時刻。教会の外。中から出てきたヘンリーは、先に出ていたアルを見つけ。
ヘンリー 「アル!父さん見なかったか?」 アル 「いや。まだ、中なのかな?昔馴染みや、患者さんが結構来てたし・・・。」 ヘンリー 「それが、中にはもういないようなんだ。おかしいな。もう一度見てみるか・・・。」
二人で、教会の中へ入る。 一方、パイパーの運転でハリウェル家に向かう途中。
パイパー 「ねぇ、フィービー、こっちでよかったよね?」 フィービー 「あ、そこ、入ったほうが、早いんじゃなかったっけ?」 パイパー 「本当?」 フィービー 「だいぶ前のことだけど、なんか、見覚えある感じだから。」 パイパー 「(不安げに)じゃ、曲がるわよ。」
二人の乗る車が大通りから、中道に入ろうとする、まさにそのとき、 その中道の途中にある4階建てほどの倉庫のような建物の屋上。 魔物に追い詰められている、男。まだ、へりまでは、距離がある。 魔物の姿は、人間の男のようだが、青白い光に包まれ、人相は、はっきり わからない。ただ、眼光だけが、射るように、炎のような光を発している。
魔物 「死にたがっていたんじゃないか?もう、俺はダメだって、死にたがっていただろう?」 男 「確かに、この間、私はガンかもしれないと思っていたんだ。そのときは そう言ったかも知れん。しかし、なんだって、あんたがそれを知ってるんだ?」 魔物 「(不敵な笑みを浮かべているように見える)」 男 「(我にかえり)ここは?さっき、あんたに声をかけられたのは友人と別れた舗道だった。 いつの間に?(恐ろしさが増し)何だ?お前は何だ?ここはどこなんだ?」
魔物 「君の死に場所だ。」 男 「?!・・・こんな場所、知らんぞ。」 魔物 「私が選んで恐縮だが、君の死に場所だ。」 男 「そ、それに、今日わかったんだ。私はガンじゃなかった。もう、自殺しようなんて、 馬鹿なことは考えていないんだよ。」
魔物 「勝手だな。」 男 「勝手・・・そうかもしれんが、あの時、思わず動揺して、口走ってしまっただけで、 もし今日の結果が、ガンだったとしても、とうてい自殺なんてできなかった。」
魔物 「そうだな。できなかったろう。だが、君は、一度ならず、その口で『死にたい』 とつぶやいた。友人にも話した。私にもその甘美な声が聞こえたんだよ。」 男 「甘美・・?お前、本当に何者なんだ?どうしてそれを聞いたんだ? どうやってここへ連れてきたんだ?どうして私なんだ。」
魔物 「今更、止めるなんて、都合が良すぎるとは思わないか?」 男 「今更って、誰だって、生きてりゃ、つらい事や耐えられないことの一つはあるだろう? いけないとわかりながら、つい、そんなことも考えてしまう。 しかし、大抵は気づいて止めるのが普通だ。まだ生きられるんだから。 お前は何を言ってるんだ?」
魔物 「だからここに、私がいるんだがね。わからない人だ。君はまだ生きられる。 だから、いただくんだよ、君の魂を。」 男 「何のことを言ってるんだ?」 魔物 「君はあの時、願ったとおり、自殺できるんだ。望みのままにね。」 男 「だから、今はもう望んでいないと言っている。それに、生きられるといっても、 そう長いわけじゃない。だからこそ、大切に生きようと、思い直したんだ。」
魔物 「まだ生きられる、君くらいの魂。それが私には丁度いいんだよ。 死を望んだ君の続きを、この私が、生きるんだ。」 男 「悪魔なのか?お前は?なんなんだ?どういうことなんだ? 近づくな、それ以上近づかないでくれ!」
叫びながら、あとずさる男。魔物の迫力に、その場に座り込む。 魔物は、かっと目を見開いたかと思うと、青白い光に包まれた体の中から、 右手を伸ばすと、男から、魂を抜き取り、自分の胸に収める。 まさに悪魔的な、至悦の笑み。 衝撃を受け、横たわった男の体ははかなく宙に浮かび、ビルから飛び降りるように 投げ出される。
その少し前、パイパーとフィービーの選んだ道は行き止まりだった。
フィービー 「うそー!行き止まり?!だめじゃない。」 パイパー 「だめじゃないって、あんたが言ったんだからね。」 フィービー 「(後ろと、道幅を確認している)」 パイパー 「早く来いって、プルーには言われてるし、実際、あんたの予知の事、 早く相談したいのに!」 フィービー 「はい、はい。そうなんだけど。(悪びれず) ねぇ、これ、バックで出れるかな?長―――!」 パイパー 「運転してるのは私なんですけど!もう、フィービー、ちゃんと見ててよ!」
バックしだす二人の車。二人とも後ろを見てる。そのバックする車の ヘッドライトの先に物体が落ちる。鈍い音。
つづく
アルの車の中。マクダウェル家へ向かっている。 プルー 「ごめんなさいね、うちの妹。フィービーなんだけど、・・・あまり関わらないで、 放って置いてくれていいから。」 アル 「え?」 プルー 「あなた、ソフィーとつきあってるよのよね?」 アル 「そうだけど。(意図がわかって)あぁ、プルー、心配しないでいいよ。 ボクは、ただの歯医者さん。今日もソフィーの事で、相談があるって言うから。」 プルー 「(ドアのほうに顔を向け、つぶやく)そういうのが、入り口なのよ。」 アル 「え?」
プルー 「いえ、あぁ、それより、あなたは、ヘンリーの家には独立してからも、よく行くの?」 アル 「行くけど、どうして?」 プルー 「会ったばかりで、しかもこんな時に、立ち入った話で申し訳ないんだけど、重要な事なの。」 アル 「何?あぁ、さっき言ってた話ってそのこと?」 プルー 「そう。・・・(思い切って)ランディ、つまりあなたのお父さんから、 お母さんの形見の宝石類を、オークションハウスに売るように頼まれたの。」 アル 「オークション?!」 プルー 「私、そこで、働いているの。あ、一応名刺を渡しておくわね。」 アル 「あぁ。」
プルー 「実は、今日、見せてもらったの。代々受け継がれたもの、とても大切に。 ・・・だから、本当にいいのかしらと思って。」 アル 「どうなんだろう?」 プルー 「リサに聞くには、そばにランディがいるし、ヘンリーは診療所でてんてこまい。 それで、ずっと生活を一緒にしているわけじゃないあなただからこそ、 聞いてみたら何かわかるかと思って。・・・ここ最近のお父さんの様子ってどう?」
アル 「(少し嫌な気持ちになる、またそのことか?)それは、ここにいた頃? サンディエゴにいて、行方不明になる前?それとも。」 プルー 「(慌てて)気に触ったのならごめんなさい。でも、大切な事なの。 リサも、手放すとは思わなかった、って言ってるの。それなのに。急に。」 アル 「・・・」
プルー 「ねぇ、考えてみて。奥さんが亡くなって、しばらくして行方がわからなくなって、 突然現れた時、彼はあまりにも変わっていなかった。 そりゃ、もちろん少し憔悴していたけれど、思ったよりそうじゃなかった。 そう感じなかった?」 アル 「・・・そうだね。正直、行方がわからなくなった時は、もうダメかと思ったよ。 実は、遺書めいたものがあったしね。」
プルー 「遺書めいたもの?」 アル 「そう。(暗記している詩の一節を読むように) 『君のいないこの世は、全ての輝きを失ったようだ。この世では、 もう生きている気がしない。寂しくてたまらない。』」 プルー 「それって、死ぬつもりだったかもしれない、ってこと?」
アル 「(明るく)でも日記だったんだ。だから、希望は捨てなかった。そして、親父は現れた。 ・・・だけど、そうだな。突然帰ってきて、何も聞かないでくれっていうわりに・・・。」
プルー 「・・・?(彼の話をもらさず聞いている)」 アル 「もし、その間に気持ちの整理をつけたとしてもだ、いくら気丈な親父でも、 あの歳で、半年をどうしていたのか、聞けないからわからないんだけど、 あまりに普通だったかもしれない。」 プルー 「普通・・・。」 アル 「そう、まるで、何もなかったように。最初は、ショックのための一時的な軽い記憶障害 かと思った。都合の悪いところだけ、忘れてしまうっていうやつだよ。 でも、そうじゃなかった。その次に考えたのは、みんなが心配するといけないから、 そう振舞っているんだと思ってたけど・・・。」
プルー 「そうね。そういう人だもの。でも、突然リサにあのケースを探させて、売るって。 それで、今朝お会いしたわけなんだけど、なんだか、変な感じがしたの。」
アル 「変?」 プルー 「うまく説明できればいいんだけど、ねぇ、あなたのお母さん、 オークションに出したがっていたりしたの?」 アル 「いや、それは、初耳だな。母がオークションに興味があったなんて。わからないけど。」 プルー 「あなた、それを見たことは?中に、真珠のついた十字架があったんだけど、見覚えない?」 アル 「いや、宝石類だからね。特に僕ら兄弟に見せて喜ぶもんじゃないと、母も思ってたんだろう。 リサが来てからは、出してきては、話しをしたりしてたみたいだけど、 ・・・とにかく、大切にしていたことは、確かだ。それをオークションに かけようとしてたとは、とても思えない。想像つかないよ。」
プルー 「お父さんね、そばにあると悲しいって。」 アル 「わからなくもないけど、それじゃ、何のために半年もいなくなってたんだい? その半年がダメになるほど、あの宝石が、母さんを思い出させるって? 違うな。母さんを思い出すものは他にもたくさん、家中にある。」 プルー 「そうよね。(ため息)売ってしまってから、やはり、おいておけばよかったと、 思われるかもしれないわよね。」 アル 「そうだね。それ以前に、売るなんて、考えられない。形見分けするならまだしも。」 プルー 「そうね・・・」
アル 「プルー、その話、ちょっと保留に出来る?それに、もう家だ。」 プルー 「ええ。私もそう思って、上司には報告してないの。もちろん、保管は会社で きちんとしているから、安心して。」 アル 「プルー、やっぱり、リサが母から何か聞いてるかもしれないから、 話してみる機会をつくってくれないかな?」 プルー 「そうね。あ、それから、このことは、ランディには内緒に。」 アル 「もちろんだよ。」
マクダウェル家の玄関に着く。 数分後、アルはアルの車で。 ランディ、リサ、はヘンリーの車に乗る準備がすむ。
リサ 「マイケル、プルーとお留守番できるわね?」 ランディ 「そりゃ、できるよな。」 マイケル 「もちろんさ!」 リサ 「(プルーに)ごめんなさい。こんな事まで頼んで。急だったものだから。お願いね。」 プルー 「いいのよ。」 ヘンリー 「あんまり、甘やかさないでいいからね、プルー。」 プルー 「ええ、わかったわ。心配しないで、気をつけてね。」
2台の車が車道に出るのを見送る、プルーとマイケル。 マイケルは無邪気に手を振り、車が門を曲がると、家に入りドアが閉まる。 窓越しに、遊ぶ笑顔の二人が見える。
つづく
フィービー 「(パイパーの視線の先のアルバートを見て)あちゃぁ! だから、ここで、軽くゴハン食べるくらい、 健全じゃない?パイパーもいるし!3人、てことで・・・」 パイパー 「知ぃらない。私はここで、働いてるの! (こっそり)昼間にも会ってたなんて聞いてないもん、かばわなーい。」 プルー 「私だって、偶然寄っただけよ。」 フィービー 「降参するわよ。わかったわよ。でも、これだけは言っておくからね! 人のものだから、手出しするわけじゃないんだからね!(急に表情をくずし) 彼が、キュートだからよ。」 二人 「・・・(あきれている)」
フィービー 「あ、あ!でも、それにプルー!これは、偶然なんかじゃないかもよ。」 プルー 「どういうこと?」 フィービー 「(自信ありげに笑って)だって、彼のフルネーム、アルバート・マクダウェル。」 二人 「え?!」 フィービー 「そう、あの、マクダウェル家の次男だったってわけ。 プルー、何か聞けるかもよ。」 プルー 「はぁ。もう、あんたったら、調子いいんだから。(笑ってる)」
アルバートが席をさがしあて、テーブルの横に立つ
アルバート 「やぁ、フィービー。歯の調子はどうだい?(二人を見て)」 フィービー 「あ、ええ!もう、最高!(プルーとパイパーの視線を気にしながら) あ、この二人は姉なの。(アルバートに)プルー、パイパー。 (二人に)こちらは、アルバート。座って。」 アルバート 「はじめまして。アルと呼んでください。」 パイパー 「はじめまして。(と、言ったものの、はじめてじゃないことを思い出し)ん?」 プルー 「実は、始めましてじゃないのよ、私たち。覚えてない? あなたのお母さんのマリアナがうちのおばあちゃんと仲よくて、それに、私たち、 あなたのお父さんに時々診て貰ってたわ。お兄さんのヘンリーになってからは、 こっちが元気なもんだから、診療所には行ってないけど。 歯も、おかげさまで姉妹揃って丈夫だし。(少しフィービーに嫌味っぽく)」
フィービー 「プルー、丈夫でも診て貰った方がいいのよ、ね、アル? 歯は、素人ではわかりにくいものね。」 プルー 「(フィービーを無視して)今朝もリサに会ってきたのよ。」 アル 「あぁ!(思い出して)ハリウェルの3姉妹か? フィービー、君はあの頃は小さかったし、大人になって街を離れたって聞いたし、 ・・・気がつかなかったよ。すごく美人になってるし。(二人の視線を感じ) 二人も、いう通り、歯は丈夫そうだから、開院してからは、会ってなくても当然かな。」
プルー 「いいのよ。何年振りかしら?お互い様だわ。」 アル 「え?それで、今朝リサに会ったって?」 プルー 「そのことなんだけど、いきなりで申し訳ないけど、幾つか聞きたいの。」 アル 「なんだろう?ぼくに?」 パイパー 「あのー、その前に、何かご注文は?」 アル 「あぁ、ごめん、そうだね。えっと、」
そのとき、ほぼ同時に、アルとプルーの携帯電話が鳴る。
アル 「失礼。・・・あぁ、うん。」 プルー 「ちょっとごめん。・・はい、プルー・ハリウェルです。あぁ、リサ。・・・ えぇ・・・ええ。OK、わかったわ。でも車が。ちょっと待って。」 話しこんでいる、アルの背中をつついて
プルー 「失礼。それ、ヘンリーからじゃない?」 アル 「そうだけど、どうして?・・あ、兄さんちょっと待って。」 プルー 「これ、リサからなの。アル、あなた車で?」 アル 「そうだよ。」 プルー 「(あくまで事務的に)乗せて行って貰える?寄るでしょう?リサの家。」 アル 「いいですけど、あなたも?」 プルー 「私はマイケルの子守りよ。(電話に)OKリサ。引き受けるわ。(切る)」 アル 「(少し話して携帯を切る)今、兄にもそうするように言われたよ。」
携帯のこちら側だけの会話でよくわからないフィービーは
フィービー 「何?何?(おいてけぼりにされたようで)」 アル 「すまない。父の代からの患者が急に亡くなったんだ。ボクの患者でもあったしね。 告別式にいかなきゃ。」 プルー 「そういうこと。悪いわね、フィービー。」 フィービー 「そういうことなら、仕方ないか。」 プルー 「いきましょうか。」 テーブルを去る二人に手をふるパイパー。
フィービー 「(あきらめきれず)私も一緒に子守りをすればいいのよ。」
突然、立ち上がり、二人のあとを追おうとして、 カウンターで例の右端の客にぶつかる。
トム 「あぁ、すまない。」 フィービー 「ごめんなさい」
と、言いかけるや、彼女の体に衝撃が走り、彼の未来を見てしまう。 白黒写真の断続的な連写のよう。
フィービー 「・・・!!?」 トム 「大丈夫かね?」 フィービー 「あ、あぁ、こちらこそごめんなさい。慌てていて。(ぎこちなく) あ、あの、あなた、そういえば、今日、歯医者でお会いしましたよね? あ、私、フィービー・ハリウェル。」 トム 「そうだったかな?(と、突然の自己紹介に驚きながら)トム・オコーナーだ。 よろしく、お嬢さん。」
フィービー 「(笑って)よろしく。あ、それで、あの、自己紹介しただけで、 すぐにこんなこと言うの、変だと思われるだろうけど、なんていうか、 あ、高い建物には、気をつけたほうがいいと思うの。例えば、ビルの屋上とか。」 パイパー 「(近づいて)あんた、何言ってるの?」
わけがわからないトムにサブマネージャーらしく
パイパー 「お客様、お楽しみいただいてます?何かおかわりでも? (バーテンダーにうながす) あの、ごめんなさい。この子、妹なんですけど、時々不思議な事言い出すんです。 なんていうか、占い、的な?でも、結構、当たったりするんですけどねー (と、さりげにフィービーをひっぱりながら)申し訳ありませんでした。失礼します。」
バーテンダー 「(いいタイミングで)お客様、おかわりはいかがですか?」 トム 「(あっけにとられているが)あぁ、じゃあ、同じ物を。 (と、振り返ると、二人は消えている)」
厨房の隅にフィービーを引っ張り込むパイパー
パイパー 「フィービー、ちょっとどうしたの?もしかして、予知したの?」 フィービー 「そうみたい。なんでだか、あの人にぶつかった瞬間、見えたの。 突然、あの人の未来が。」 パイパー 「だからって、急にあんな風に言っても・・・。」 フィービー 「だって、だってだよ、あの人が・・・あの人が高いビルの上から 飛んだとこ見たんだよ!」 パイパー 「・・・自分で?」
フィービー 「うーーん、それが、ちょっとわからないんだ。でも、ビルの屋上に、 青白く光る人影が、もう一つあった・・・。」 パイパー 「それって、魔物のしわざってこと?どんなやつなの?」 フィービー 「わかんない、わかんないよ。一瞬で。でも、もう一度見たら、はっきりするかも。」 パイパー 「だーめ。変に思われる。」 フィービー 「だけど、命に関わる事だよ。私が予知したってことは、助けなさいってことだよ。 だから。」
と、二人が厨房から慌てて出てくると、3人はもういない。
フィービー 「どうしよう。」 パイパー 「わからないけど。何故、あの人が、魔物に狙われるかよね。 ね、それ、いつかわかんないの?」 フィービー 「・・・昼だと思う。・・・暗くなかったもの。」 パイパー 「・・・わかった。じゃ、とにかく、今夜は大丈夫、と。」
つづく
クエイク。夕方。カウンターに直行するプルー。
プルー 「ハイ!(少し考えて、笑顔で)・・・いつもの。」 バーテンダー 「OK」 プルー 「(待っている間、何か、違和感を拭えない)今日、この店・・・」 バーテンダー 「(酒をだし)どうぞ。(プルーの様子に)何か?」 プルー 「いえ、なんでもないわ。(振り返り、フィービーを見つける)」
3人がけの丸いテーブルに、パイパーとフィービー。フィービーの背後から。
プルー 「ハーイ、フィービー。ここにいたの?」 フィービー 「居ちゃ悪い?夜遊びっていっても、ここなら、(パイパーを見て) お目付け役もいるし、いいでしょ?それにプルーだって来てるじゃない? どうして信用してくれないのかなぁ。」
パイパー 「それは、まぁ、仕方ないかも・・・(何か知ってる様子)」 フィービー 「(シーっと、口に手をあてる)」 プルー 「何?また何かたくらんでるの?」 フィービー 「人聞き悪いなぁ。何もないわよ。」 プルー 「何も?・・・(ふと思い当たり)何も・・・」
フィービー 「(反撃のないのがかえって気味悪く)プルー?・・・(覗き込むように) アンディとなんかあった?」 パイパー 「フィービー!!」 プルー 「それはいいのよ。別に、変わらずよ。・・・違うの。 何か、おかしいの。それが何だかわからないんだけど。 あえていうなら、『何もない』・・・。」 フィービー 「何?プルー、飛んじゃってる?何言ってるのかわかんないよ。」
パイパー 「今朝、言いかけてたことと関係あるの?」 プルー 「ええ。リサからお義母さん。亡くなったマクダウェル婦人の遺品をオークション にかけられないかって、相談を受けたんだけど。何かが、変なの。 ・・・強いて言うなら、ランディが平静すぎることかしら?何の動揺も無いの。」
フィービー 「それは、今までに考え尽くしたからだとか?」 プルー 「そうかもしれないけど、気が変わるといけないから、 オフィスで預かってはいるけど、クレアにはまだ内緒にしてあるの。」 パイパー 「そう。・・・(思い当たって)ねぇ、でも、それって、形見だよね。」 フィービー 「そうだよ、・・・それなら手放すなんて・・・。」
プルー 「気が変わることを祈るわ。とても素敵な箱にきちんとしまわれて。 彼女が亡くなるまで手入れも行き届いていた感じなの。それにね、一つ (思い出しながら)・・・あれは、真珠ね。特徴的な飾りの十字架があって。 それが、妙に気になるの。」 パイパー 「思いがこもってるんじゃない?(ふと、カウンターを見て)ねぇ、変、と言えばね。 あ、すぐ見ないで、カウンターにうちの客層じゃない人たちがいるの。」
反射的に振り返る二人
パイパー 「もう!すぐ見ないで、って言ったじゃない!気づかれるわ。」 フィービー 「気づかれたら、やばいの?」 パイパー 「そういうわけじゃないけど、お客様だし。失礼じゃない。」
プルー 「確かにそうね。身なりのきちんとした初老の紳士が3人。」 フィービー 「クエイクじゃないね。別のお店のタイプだよね。」 パイパー 「悪かったわね。」 フィービー 「(そういうつもりじゃないわよ、と、仕草で)」 プルー 「あぁ、さっき、カウンターのところで感じた違和感はこれね。」 パイパー 「違和感、ありあり、でしょ?」 フィービー 「自分でも思ってるんじゃない。」 パイパー 「(咳払い)それが更に、3日目ってことよ。」 プルー 「気に入ったんじゃないの?マネージャーがかわいいとか?(からかっている)」 パイパー 「プルー!やめてよ。」 プルー 「いいじゃない・・・」
会話の間もちらちら、3人の客を見ていると
フィービー 「(と、突然)あ、私、あの人知ってる!」 二人 「どの人?」 フィービー 「あの右端の人。」 二人 「何で?」 フィービー 「歯医者で、今日見た。間違いない。あのおじいちゃんよ。」 二人 「歯医者?」
プルー、パイパーはあきれた驚きで、聞き返す。フィービー、あわてて
フィービー 「あぁ、歯垢のチェックにね。行ってきたの。」 二人 「・・・」 フィービー 「昼間、歯医者に行っただけで、なんなのその反応?」 パイパー 「だって、それって、ソフィーの彼、のとこでしょ?」 フィービー 「主治医にしようと思って。何かと便利でしょ。それだけよ。」 プルー 「それだけ、ね?(念を押すように、でも疑ってる)」
クエイクのバーカウンターのあたりで人を探している様子のアルバート
パイパー 「(アルバートに気づく。これについては知っていたようで) それだけ、じゃないかも・・・。」
つづく
リサの家の前。ノックするプルー。
リサ 「ハイ。プルー。」 プルー 「ハイ。」 リサ 「どうぞ、入って。」
居間に入ると、ランディとマイケルが遊んでいる。
プルー 「おはようございます。マクダウェル先生。ハイ、マイケル!」 ランディ 「(穏やかに)おはよう、プルー。機嫌が悪いようだが。」 プルー 「え?」 ランディ 「さては、妹と喧嘩でもしたかな?」 プルー 「いえ、喧嘩には至りませんでしたけど・・・私、そんな顔してます?(不安げに)」 マイケル 「(自慢して)おじいちゃんは、何でもわかるんだ。」
どきっとするプルー。リサが奥から年代物の薄いケースを持ってくる。
リサ 「これなんだけど、突然で悪いわね。」 プルー 「あ、いえ、それは、一向に構わないんですけど、あの、マクダウェル先生?」 ランディ 「今、マクダウェル先生は、息子だよ。そろそろ、ランディと呼んでくれないか? もう、引退して何年になると思う?それともこんな年寄りは相手にならないかい? (ちゃめっけたっぷりに)」 プルー 「(笑って)じゃあ、ランディ。・・・でも、何だか変だわ。私たちには ランディ・マクダウェルがこのあたり一番の何でも治しちゃう名医だったもの。」
ランディ 「子供の病気や怪我のほとんどは、誰でも通るものなんだよ。だから、飴玉いっこ、 優しいおまじない一つで、多少の熱や傷の痛みは忘れてしまうものなんだよ。 子供は本来、元気なものだ。」
プルー 「(思い出したように笑って)そういえば、よくもらった、 まあるい、少し大きめの薬。あれって・・・そう。飴玉だったのね? 道理で甘くてよく効くと思った。」
ランディ 「ははは。・・・(マイケルの視線に気づき) あぁ!プルー、極秘機密がばれてしまったようだ。」 マイケル 「パパはそんな甘い薬くれないよ。いつも、苦いのばっかりだ。 僕もおじいちゃんに診て欲しい!」 プルー 「(ほほえんで)大丈夫みたい、極秘機密。」 ランディ 「無邪気なもんだ。わしの今のしあわせはマイケルだよ。」
プルー 「(我に返って)・・・ランディ。本当にいいんですか?これ(ケースを見て) ・・・大切な・・・」 ランディ 「(言いよどむプルーのかわりに)そう、妻のものだ。いいんだ。なまじ、 近くにあるから、悲しいってこともあるんだ。オークションにかけるのは、 マリアナの叶わぬ夢でもあったんだ。いくらつこうがかまわない。値段など、 つかなくてもいいくらいなんだ。」
その場がしんみりしてしまう。ランディ、気づき、楽しげに。
ランディ 「でも、プルーのためには、いい値がつくほうがいいんだがね?」 プルー 「(気持ちを汲み微笑んで)じゃぁ。」
と、ケースを開けると、その中の何かに強い光を感じるプルー。
プルー 「あ!(目をそらし)何?」
リサ、マイケルは不思議そうに見ているが、ランディの眼球は鋭くそれをとらえる。
ランディ 「プルー(先ほどより、声質が冷淡になっている)何かまぶしいものでも、見たかい?」 プルー 「乱反射かしら?」
と、ランディを見るプルー。青白い影がランディを覆っている。
プルー 「(思わず息を呑み)何なの?!!」
オープニングタイトル。
つづく
ハリウェル家、朝。プルーの部屋。身支度をしながら、携帯に出ているプルー。
プルー 「(電話に)おはよう。リサ?プルーよ。今日、仕事に行く前に寄ることにするわ。・・・ ええ、でも本当によく考えてね。・・・OK。じゃ、その時に。」
携帯で話しながら、キッチンに降りて来る。パイパーが朝食の支度をしている。
パイパー 「おはよう。プルー。」 プルー 「おはよう。(キッチンを見回し)フィービーは?」 パイパー 「まだ、寝てるわ。昨夜、遅かったみたい。」 プルー 「全くあの子ったら。」 パイパー 「なんでも、ソフィーの彼氏と意気投合しちゃったみたいよ。」 プルー 「(ため息)知らないわよ。あの子、人のもの欲しがるクセ、まだぬけないの? (コーヒーを飲む)」 パイパー 「さぁ、どうだか?(朝食をとりながら新聞を読むプルーを見て) プルー、なんだか、すっかり・・・」 プルー 「何?」 パイパー 「ううん、別に。いいの。」 プルー 「仕事で必要だから、新聞も読むんでしょう?あんたも読みなさい。」 パイパー 「わかってる、わかってる(にっと笑いながら、こっそり) ただ、食べながら読まないだけよ。」 プルー 「何?」
パイパー 「(話をかえようと)あ、私、今日、遅番なんだ!」 プルー 「今日も!じゃないの?また、こきつかわれてるの?」 パイパー 「仕方ないのよ。」 プルー 「(少しあきれた様子で)仕方ない、仕方ない?(しかし、姉らしく心配し) 言うべきことは、言ってるの?」 パイパー 「・・・(にっと笑って、肩をすくめる)」 プルー 「(軽くため息をつき)あぁ、そうだ、今日は、私も遅くなるかもしれないの。 リサ、覚えてる?」 パイパー 「ええ。覚えてるわ。(思い出しながら)あの、町医者の家にお嫁にきて、 今はだんなさんがそれを継いでる。私たちはその、お父さんの方に子供の頃、 診て貰った事がある。だよね?」 プルー 「そう。」 パイパー 「プルー、リサと、友達だった?」 プルー 「うーん、友達?どうかな?今は顧客の方が強いかな?」 パイパー 「じゃ、仕事なんだ。」 プルー 「そうね・・・」 パイパー 「(と、言いかける、プルーをさえぎって)ね!でも、あのお父さん、 行方不明になってたんじゃないの?確か、隠居して、南部に行ったけど、 1年くらい前・・・、騒いでなかった?」 プルー 「サンディエゴよ。1年前、奥さんを亡くされて、しばらくしてね。 それがね、半年ほど前に、ふらっと帰ってきて『こっちでお前達と住む』、 『その間の事は聞かないでくれ』って。」
フィービー 「(いつの間にか起きていて)なぁんか、あやしぃ!!(ちょっと嬉しそう)」 プルー 「フィービー!!あんたは!・・・よその家の問題よ。事件性なんてないでしょう? 何でも、怪しがるのやめなさい。」 フィービー 「事件、ていうより、魔物?(そんな事はないと思うから、無邪気に笑いにしている)」 プルー・パイパー 「フィービー!!」 フィービー 「はい、はい。でも、なんだか知らないけど、 元気で見つかったんならよかったんじゃない。」 プルー 「元気。(突然、何かに思い当たったように)・・・そう、だといいんだけど・・・」 パイパー 「(なにげに)どうかしたの?」 フィービー 「(わくわくして)やっぱり、何かあるの?」 プルー 「ないわよ!きっと、・・・。とにかく、続きは帰ってからね。 先にリサのところへ行ってから出勤するから、もう行くわ。バイ。」 フィービー 「いってらっしゃーい。」 プルー 「(行きかけて、戻って。パイパーに言う)フィービーに!二人とも遅くなるからって、 夜遊びはダメって、言い聞かせておいてよ! それから人のものにちょっかいだすのも!!」 パイパー 「はいはい、お姉さま。」 フィービー 「私ここにいるのに。どうして、直接言わないんだろ? 意地悪いよ!プルーったら。」 パイパー 「同意するわけにもいかず、肩をすくめてにって笑う)」
つづく
| 2001年10月04日(木) |
「チャーム度」〜善良な魂〜登場人物紹介 |
登場人物紹介
ハリウェル家3姉妹
|
プルー
|
シャナン・ドハーティ
|
バックランドというオークションハウス勤務・魔女
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|
パイパー
|
ホリー・マリー・コームズ
|
クエイクというレストランのサブマネージャー・魔女
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|
フィービー
|
アリッサ・ミラノ
|
家事手伝い・求職中・魔女
|
チャームド
警察関係者
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アンディ
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T・W・キング
|
刑事・プルーの元彼
|
|
モリス
|
今度テロップ見ます
|
アンディの同僚(相棒)
|
マクダウェル家の家族
|
ランディ
|
アクターズスタジオインタビュアー リプトン氏
|
引退した町医者・3姉妹を子供の頃から知る
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|
ヘンリー
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誰がいいでしょ?
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ランディの長男・彼の跡を継ぐ町医者
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リサ
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誰がいいでしょ?
|
ヘンリーの妻・プルーの顧客(友人)
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マイケル
|
誰がいいでしょ?
|
ヘンリーとリサの子供・おじいちゃん子
|
|
アルバート
|
誰がいいでしょ?
|
ランディの次男・歯科医・フィービーの友人(ソフィー)の彼
|
その他
|
クレア
|
今度テロップ見てわかるかな?
|
バックランドのプルーの上司
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マリアナ・マクダウェル
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故人
|
夫の引退後サンディエゴに暮らすも事故死
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クエイクの客1・2・3
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トム・オコーナー
|
誰がいいでしょ?
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アルバートの患者・クエイクの客1と同一
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| 2001年10月03日(水) |
シナリオライターは私だっ!・・・? |
海外ドラマ「シナリオライターは君だ」をもじっただけの本日のタイトル。芸がないのも芸のうち?さてさて、どうなりますことやら。「世にもいい加減なネバーエンディングなんちゃって海外ドラマ」っていうのも、もっちゃんの日記で紹介済みの月影十番シリーズの六番「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」(これは日本の舞台ね)のもじりあーにです。だって、気に入ったんだもん、このタイトル。
え、では、敬意を表して、経緯を少し。C氏のHPで、トム・ハンクスが出ていた回のアクターズ・スタジオインタビューの話から出た、棚から牡丹餅状態のアイデアです。インタビューのトムが怖かった!というC氏にトム贔屓の私が、いや、怖かったのは、アクターズスタジオのインタビュアーだよ。で、話は勝手に盛り上がって、あの人も役者だよね。なんか、人が良さそうなのに裏で怖いことしてそうだね。例えば、普段はいいおじいちゃんなのに殺人鬼とか?!って、ほんとにご本人には失礼な妄想を膨らませてたら、なんだか、物語が浮かんできて、それを、中途半端なCGや魔女ぶりが好評の(?)「チャームド」の世界の登場人物にしてみたらどうだろう?ってことを、思いついてしまったのさ。
ですので、ハリウェル家3姉妹と、他レギュラー以外は、えーGuest Starringのアクターズスタジオインタビュアー、リプトン氏(名前を聞くといきなりアフタヌーンティ気分になって、なごんでしまうのは否めないなぁ)以外は、私の想像の中で誰がいいかな?とか、役者さんが思い浮かばなかったので当て書きではありません。この人いいんじゃない?って人いたら教えてね。それでまた遊べるかも。
それから、「チャームド」見てない人は、まったくおもしろくないかも。見ててもおもしろくないかもしれない(涙)・・・特にサブチャンネルの英語で聞いてる人は雰囲気がつかみにくいかも、それというのも小説のような形ではなく、台本のようなかたちなのです。日本語バージョンで見てる人は、あなたの想像力いかんでは、私の趣味で楽しんでもらえるかもしれません。 パクリではなく、パロディという感じ?うまくパロれてれば、よいんだけどねぇ。「チャームド」を楽しんでる一ファンの大胆な遊びです。許してたもれ。 「チャーム度」というタイトルは、リンクしてるHP管理人のSちゃんがつけてくれました。わーい!って思ってたら、変換ミスだった(涙)・・・でも、変換ミス遊び好きなので、これでいきます。
じゃ、まずは、登場人物紹介から・・・とざい、東西〜!
なんちゃって海外ドラマ「チャーム度」第1話「善良な魂」はじまり、はじまり。
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