■春雷■(突発小説)別名‘行き当たりばったり’
僕はいつ生まれたのか知らない。どこで、どうやって生きていたのかも知らない。 僕は、此処に来る前、何をしていたのかすら覚えていない。 ただ、ある時気が付いてみたら、此処に、立っていた。 僕が何者かも僕自身は知らない。 だけれど、必要なことは覚えている。
此処はどこまでも続く草原。僕の膝くらいまである緑が、時たま吹く風になびいてはザァァと、音を立てては通り過ぎていく。 いつも薄い霧に覆われていて、遠くまで見通すことは出来ない。 緑と、白と、水に濡れたような感じの場所。 陽は射すことが無くでもだからといって暗いわけじゃない。 太陽はこの厚く覆った霧の遥か上から、射し込んでいる。
僕は僕自身のことは何も解らない。 だけれど、それ以外のことは知ってる。 此処がどこなのかも、誰を待っているのかも。 僕は待っている。訪れるのを。そして、何をすべきかとも。 僕は導く。誰が産み落としたのか、どんな意志によって此処に使わされたのか、それは知らない。 でも覚えていないのなら、きっと必要ないこと。 僕は何と呼ばれる存在なのか解らない。 でもそれはきっと必要ないこと。
遠くで神鳴りが聞こえる。 もうすぐ来る。此処に。僕のもとへ。 彼女が。神鳴りは先触れ。彼女が現れる事を報せる響き。 僕は彼女と何をすべきか知っている。
彼女は僕の主。唯一の使い手にして、守護。 僕を得、そしてこの地界を護るべき者。 彼女はこの先僕とともに血塗られた道を往く。 彼女は罪を裁く者。 この地界と交わらない場所に存在する“天界・空界・深界”。 その深界の罪を裁く存在。
神鳴りが近づいてきた。 身体に、手足に音が響く。 もうどれくらい彼女を待っていたのか解らない。僕は長い時間此処で待っていたような気もするし、幾らも待っていないような気もする。 それでも、出逢えるのならそれでいい。
そこは天に果てしなく近いとされまたて果てしなく大地の奥底にも近い場所。 今まで、一族のどんな屈強の者でも、また有数なる巫女でも近付けなかった場所へ少女は歩み寄っていった。 どんな結界に阻まれてか、その場所へたどり着くにはその存在の主と成るべきものにしか近寄れない場所であった。 果てなく広がる草原の向こうに、やがてうっすらと一振りの剣が現れる。 それは誰が打ったのか定かではないが、人間の手によるものではないことは確かだった。 それは余りにも美しく、そして荘厳であった。 細身の刀身に飾り気のない柄。全てに於いて実用に重点を置かれている剣。 ただその剣だけが深く地に突き刺さり、高く空へと伸びている。 少女は深く息を吸い、そしてゆっくりと柄に手を掛け、力を入れる。
「迎えに来た。草薙」
それが少女と少年の始まり。
◆……何さ?この話は。もとネタ有った所に、今日の雷雨からヒント(?)を得てこんなものになりました。が、話最初は違うの書こうと思ってたのに。どうしてこうなるかな。まあいいが。続くのか?(本人さえ解らない)……◆
■数えきれない空の色■
●海から生まれ出る虹を見た。 初めて、海上から出ている虹を見た。海から陸地へとかかる空の橋。 山間部や、高原でなら、虹を見ることは割とあって。海から生まれる虹はなんか、凄かった。 大きい、でも淡い虹だった。
●夕焼けも綺麗だった。 伊豆半島がくっきりと見えて、それでいて山の中腹には雲がたなびいている。 富士山の向こう側に沈む夕陽。 空へ雲へ放射線状に伸びる光。 山々の陰影が、少しづつ濃くなっていく。澄んだ空気に広がる、何色もの夕陽の色。 朱とか、橙とか、ピンクとか紫とかもう数え切れないくらいの空の色。
●海には光の道が出来て。 それが夕陽の色を映していた。 波は波頭が白く上がるほどに荒れてはいたけれど、厳しいと云うわけじゃなかった。 烏帽子岩に、波が打ち付けては帰す様がよく見えた。 海の上は、薄曇りで大島は見えなかったけれど、少し視線を上げると青空が覗いていた。 そのまま西へと視線を移せば、雲に浮かんだ伊豆半島の先端が見えた。 雨で汚れたものが流された。
●昼間、凄い土砂降りだった。 雨音がひどくて、テレビの音がよく聴き取れないほどだった。 それが、4時を過ぎる頃から上がってきて。 夕陽に反射する、飛行機が遠くに見えた。 海上から陸地への空の橋が見えた。 富士山の影と、たなびく雲と、半島の影が幻想的で。 空を飛ぶ鳥の影がだんだんと濃くなって。 海の色が碧かった。波頭があって、サーファーがいて、犬を散歩する人や、ジョギングする人がいた。 日常があった。 何だか、少し、嬉しかった。 誰もが空を見つめていた。
2002年03月25日(月) |
第74回アカデミー授賞式 |
■一時間は60分で一日は24時間。どれだけあなたはアタシのこと想ってる?■
●特別に、何があったわけでもないが。 いや、アカデミー授賞式はあったね。 いやそれよりもさ、またもやさ、足首捻ったよ。 捻挫じゃない分、いいんだけれども……。 前回、右足首。 今回、左足首。 …………いい加減イヤな人生だ(呆)
●第74回アカデミー授賞式(結局書くし) 作品で言えば以下の通り。 『ビューティフル・マインド』:<作品賞/監督賞/助演女優賞/脚色賞> 『ロード・オブ・ザ・リング』:<撮影賞/メイクアップ賞/作曲賞/特殊視覚効果賞> 『ムーラン・ルージュ』:<美術賞/衣装デザイン賞> 『ブラック・ホーク・ダウン』:<音響賞/編集賞> でしたな。 俳優陣は次で。 主演男優賞:デンゼル・ワシントン『トレーニング・デイ』 主演女優賞:ハル・ベリー『チョコレート』 助演男優賞:ジム・ブロードベント『Iris(原題)』 助演女優賞:ジェニファー・コネリー『ビューティフル・マインド』
ってかね、主演男女優賞が黒人とは初らしいです。しかも、主演女優賞のハリー・ベリーは初ノミネートでの快挙!凄いです。映画は、あんま観たいとは思わないんだが(苦笑)内容が、確か自分の旦那さんの牢屋(?)の看守を務めた人と恋に落ちるとか何とか。……あんまり興味そそられません(笑) ところで、デンゼル・ワシントンって、47歳なの?!ちょっと見えないよ!!もっと若いと思ってた。 『トレーニング・デイ』は予告編観てるのですが、ちょっと私はダメ系なので観そうにないです。それよりもデンゼルはその次の作品の方が、気になるんだ〜ッ。子供のために病院立てこもっちゃう父親役!!観たいぞッ。 助演女優賞、マギー・スミスが来て欲しかったけれど、作品賞とか取ってたらねぇ。仕方ないか。 反対に、主演男女優賞をそれぞれ単独で取ってるのが凄いのか。
●実録というのか、伝記というのか、歴史物。 『ビューテフル・マインド』も、『ブラック・ホークダウン』も、実際にあったことなんだよね。この2作は今週末から公開で、またきっと混むんだろうな。観たいけれど。 『ムーラン・ルージュ』と『ロード・オブ・ザ・リング』は観といて良かったvv(笑)またまた混むだろうからね!(『ムーラン・ルージュ』は即ビデオ出るんだろうな)
●取り敢えず、作品それぞれの賞は納得しますね。私的に。 ハリー・ポッターはまぁうん、ノミネートされただけでも良しなんではないでしょうか。衣装も美術も、作品自体が違うから何とも言えないんですが、ともかくも、この賞を取ったムーラン・ルージュは凄い、の一言でしたよ。メイクアップもね、ロード〜、違和感無かったし(笑) ハリポタ、ノミネートそれくらいじゃなかったっけ?(知らんし)
●あぁでも!『エネミー・ライン』なのよッ。←何がさ(セルフ突っ込み) 『パラサイト』は観たよ。掲示板にちょこっと書いてる(笑) 『ハムナプトラ』は以前、1と2併せてビデオで観た。1の方がグロい! 妹二人で「虫がわしゃわしゃわしゃ〜」&「ランゴリアーズっ」(S・キング)でした(笑)
■愛しく哀しい空の蒼■
●春ですねぇ。 桜が満開ですよ。ぽけーと犬と散歩中、見上げています。 桜でも濃い色から薄い色、白の物と沢山ありますからね。 桜はどんな種類も好きですが、そうですね、見るのなら青い空を背景に見上げるのが好きです。
●小学生の頃、校庭に並んだ桜の木々の下で立ち尽くしていたのを朧気に覚えてます。 昼下がりの、もう誰も学校には残っていない。 多分、始業式だったと思うんだけれど。 風が強くて、上からも下からも花弁が舞い踊っているのを子供ながらに、何かに覚悟をしながら見続けていたように思います。 とても哀しくて嬉しくて、泣きたかった。 散り際の狂ったような切なさが怖かった。
●ぼんやりとした夢もあります。 桜の花の頃に結婚したいなと。 15・6の頃ですが、鶴ヶ岡八幡宮の参道を、白無垢の花嫁さんが歩いてるのを見ました。もちろんお婿さんも仲人さんも居るのですが。 目に付くのは手を介添えさんに引かれて歩く花嫁さんだけ。 暖かい、よく晴れた春の日でした。丁度その年その時期が桜が満開で。 とても幸せに見えた。とても綺麗だった。 だから、とっても羨ましく思えた。全てに祝福されている花嫁さんを。 時季を合わせても、天気なんか解らないし、桜だって咲いてるのか散ってるのか…。それでも、ただぼんやりと、桜の頃に結婚したいなと思うのです。
●一時、桜の写真だけを撮っていた。 高校生の頃。学校の校門付近の桜を校舎の窓から、下から。 朝も昼も夜も。 出かけるときはカメラを持ってその場で咲いている桜を撮り続けた。 今では桜はほとんど、全くと言っていいほど撮らないんですが。 今は、空ばかり。 晴れた日、曇天、朝の昼の夕焼けの。
●桜を見に行きたい。 小田原城址公園の桜はかなり綺麗です。お勧めはやはり夜。 他、狭山公園、所沢航空記念公園など。 桜は夜の中に主張するのが綺麗。騒々しく提灯などない方がいい。 桜自体が薄ぼんやりと明るいのだから。夜は妖艶とした桜。 青い空の下の桜、それは優しい。
花弁は風にのってどこへ行く?
■「いつだって笑っていて」言っちゃうことは我が儘?■
●エネミー・ライン 観ましたよ!!もう最高ですよッ!私の好きな映画の中でも高い位置に属しますよ〜ッ! 観たのはもちろん水曜のレディスデイ♪春休み近くってことで「モンスター・インク」を観に来た親子連れが凄かった。
●“感覚の鋭さと圧倒的な情報量。そしてリアル” それが「エネミー・ライン」の印象でした。もう一つ付け加えるならスピード、ですかね。
●もうですねぇ、映像が最高なんですよ!出だしはジョン・ムーア監督の言ってたとおりミュージックビデオ状態。空母艦隊の甲板上でどこだかのアーティストが歌ってくれていても全然OK!ってな具合ですvv わざとスローテンポとアップテンポを微妙な感覚で切り取っていてそれがグッと見せつける。 しかもですね、作りが確かに戦争映画でありつつ、サバイバルで地道なアクションモノなのですよ! CMで流れているF/A18戦闘シーンのコマ割りなんて、本当に凄いのッ。目まぐるしくアングルや、カットが切り替わって。それでいてその見せ場の伝え方とかが臨場感あって。
●市街戦のシーンはジョン・ムーア監督が報道カメラマンであったという経歴を生かしての撮影の仕方で!これは本当にニュース報道を観ているようで怖かったです。 報道カメラマンって、撮ることが命でどうしてそんなところにカメラ向けるんだ!逃げろよっ、とかって云う感じが私的にあるのですが、それが見事にあって。 ネタバレ的要素ですが、バーネット(オーウェン・ウィルソン)が救出部隊との合流地点へ向かっていく間に誤情報が流れて救援部隊は目前に帰ってしまうシーンがあるのですが、それが切なかったです。むちゃくちゃもどかしく、自分の腕をぎゅっと掴んでいました。
●私、時たまニュース見て泣くことがあるんですが。 憤りとか、哀しさとか、何かよく解らないものが一緒くたになって。 そんな感じでした、この映画は。
●話的には、普通の海軍兵士がいつもの任務に飽きていて、そしていつもの任務の延長線上で何気なく撮影したモノが、とんでもない軍事秘密で敵に爆撃され、逃げる。生きて逃げる。 ってなモノです。それが本当の戦争でもあると思う。 誰だって英雄じゃない。だけれど、英雄に憧れてる。 いざ敵地で一人敵と対する、なんて事になったら…逃げるね。訓練思い出して(兵士ならね)、なんだってしながら逃げるね。 この映画の戦争の場は表向き和平が結ばれてるけれど、その戦場にいる人たちには和平なんて一つも関係ないことになっている。本当の死と、隣り合わせと云うか向かい合ってると云うか、追いかけて来てると云うところで。
●「エネミー・ライン」のリアルって云うのは普通の何気ないショットの中にも沢山あって。 敵地で一人逃げ回っているバーネットと空母艦のなかでクリスマスを楽しんでいる兵士たちの対比。もうすぐ任期明けの浮かれた状態で、クリスマスのごちそうを食べてる。 また艦隊司令官レガート(ジーン・ハックマン)が部下を救出したく部隊を出動させたいのと、和平が結ばれた今の状態をたった一人のために無に返したくないNATO軍提督のピケ(ホアキン・デ・アルメイダ)の対立も面白かった。 あるだろうな〜って、云うリアリズム。
●あぁ、それから多分やってるんじゃなかろうか、と云う通信衛星にハッキングしてのバーネットの位置割だし。 この通信衛星は怖い。秘密なんて護られないんじゃ、って云う怖さと熱感知システムの間の抜け方(これは映画を観ていただくしか)←CMでその直前シーンまで流れてます。
●それに地雷が仕組まれているところで、現地の子供が当たり前のように遊んでいる。って云うのもすごいっ!って素直に思った。 現実で、きっともしかしたらそういうものと付き合って生きて居るであろう子供のことを考えて。 追撃する狙撃手の服装がジャージって所もリアル。迷彩服着た兵士よりも、居そうだ、こんな奴!って所が怖い。
●始めから終わりまで、スピード感溢れる映画です。 逃げるシーンでのアップってほとんどなくて。 遠くから、覗くように追跡するようにカメラは廻ってる。 わざとらしいコマ送りなんて無いくせに、見せ場でのカットとショットは面白い! 死なんて、まるで考えていなかった日常から一転しての状況。 死を考えるのは仲間を狙撃された瞬間。今の、この戦争で、戦闘中巻き込まれて死亡することは考えても、怪我をして降伏している者を捕虜にするだろうとは考えても、まさか真後ろから狙撃されて死ぬなんて事は考えてない。その現実感。 落ち込む暇も嘆く暇も与えられない、生への逃亡が始まる。
●実は敵の追撃者も好きですね。プロって感じが。 敵軍の将校よりもずっと戦闘のプロ。冷静で冷徹で緻密な計算上で仕事を遂行する。 そんなプロなんだけれど、と云うか、そんなプロだからこその欲目というのか焦りって云うものもリアルでした。 ずっと冷静でいたのに、最後に焦っちゃったところが人間だなぁって。 映画的にはそうなっちゃうんだけれど、そこで焦らなければ追撃者の勝利だったのにねって。
●多分この映画は何回でも観ても良いかんじ。衛星放送とかしたらビデオにとってお気に入りになっちゃうね。 映画ももう一回観に行っても良いくらい(笑)最近そんなのばっか。 あ、ハリポタくらいか何度も観てるのは。ちなみに“踊る大捜査線ザ・ムービー”はビデオで3回は観ました(笑)
●そういや、俳優に惚れるよりもその脚本やカメラワークに惚れる方が繰り返し観るようです。 それにしても本当にこの「エネミー・ライン」は好きだ〜ッ(笑)マジ最高vv
●もうすぐアカデミー授賞式ですねぇ。 ノミネートでは「ムーラン・ルージュ」は観てます。 音楽と美術に衣装が圧巻だった!内容も割と面白かったし。 ニコール・キッドマンは確かに美人だと思うがそれ以上に歌が上手いッと思ったのでした(笑)
2002年03月19日(火) |
アルバムゲットvv♪ |
■傷付いた羽根で飛ばないで。 葉陰で疲れた心を休めて。 そして青い天へ帰って。■
●CDアルバム。 渡辺美里さんのカバーアルバムを買いに新○堂へ。程なくジャケを見つけ、ゲット!…と、何やら聞き覚えのあるフレーズ……新作はまだのハズだが何故に?と店内を見回すとプロモが流れていて、その近辺には見知らぬジャケのCDが。…なに!?ベスト?!買わねばッ。と云うことで、本日DoAsInfinityのベストもゲット。 ……無職なのに、金無いのに、買いたい本だって、コスメだって、引き落とし(携帯・保険・税金etc)だって有るのに〜レンタルすればいいのに!買っちゃった(呆/笑) 良いんだけども。かなり好きで、欲しかったんだし!(自棄)
●カバーアルバム どちらのアルバムもかなり完成度は高いです。 ってか、そりゃあたしがファンだからね。 美里さんのカバーはライヴでも聴いていたりCMでも流れていたりしたので解ってはいたのです。が、改めてじっくりと聴くと。やっっぱり、素晴らしいvv 特に私は『悲しくてやりきれない』と、『闇夜の国から』が好きです。 イヤもちろん、全部が好きさ!(笑)編曲も良いし、何よりも美里さんの“好きだ”って気持ちが良いのですvv
この2曲ともライヴでやっていただいたのですが、私『悲しくて〜』は知ってたのですが、『闇夜〜』は不徳で知らなかったのですよ。ライヴに一緒に行った母から『闇夜〜』は「私たちの年代の曲ね」と言われてもピンとこなかった。 良い曲って云うものは時代がいくら経っても続いていくモノなんですね。
●ベスト盤 好きな曲がたっくさんvv(笑) 人に因るのですが、アルバムは新曲のみが良いという人(友人Sちゃん)とシングルまとめて聴けるからこそ良い(私)っていう風に分かれたりするのですね。 どっちが良いってわけじゃなくって。人それぞれだし、ベストは別って時もあるし。まぁだからってわけでもないですが、私は実はベスト盤ってかなり好き。だって好きな曲がまとまってくれてるから。 MDに好きなモノを好きなだけ落としまくるのが得意(?)なんだけれど、やっぱり手間も時間もかかるから、まとまってくれていると手間が省けるからね!って理由もあったりするんだけれど(笑) それでも(それだから?)ベスト盤は好き。
●やばい!眠くなってきたぞ。またもや支離滅裂になるぞ! と云うことで寝る!
●明日は『エネミー・ライン』だッ!
■笑って生きて。本当にたまに思いだして、泣いて■
●ロード オブ ザ リング =『指輪物語』 先週の水曜日に行って来ました。やはしね、レディスデイはいいっスよ!混んでるけれど(笑) この作品は最初から3部作と解っていたので、果たしてどこまでやるのだろう、と思いながらずっと観てた。……原作、未だに読んでませんが。だって文庫で9冊在るんだもーん。(父がハードカバーを買おうとして、悩んで止めてた)。←だったら文庫で9冊買ってくれって!(笑) 閑話休題。 まぁだから、終わらないのは解ってたからねぇ。どんなんなのかな?ってのが、やっぱり気になってた。映像とか、やっぱり凄かったですよ。一昔前の“ベン・ハー”とか、“クレオパトラ”も凄いなぁとか思ってたけれど、こう、技術とか美術とかが発展してくるのって素晴らしいなぁと、素直に思った。CGだって、なんだって違和感なく存在しているんだもん。
●あと、素直にね、役者さんって凄いなぁとか思ったのは、旅の仲間が雪山とか進んでいくシーンね。だってその衣装で、その寒さの中を演技出来るのか!!って。 ……どこ観て感心してるんだ、私(呆) 原作知らないので、どこまで忠実なのか解らなくて悔しいです。 だからといって、原作買う気にならんのよ(苦笑) あぁでも、自然って素晴らしい。とか思った。ホビットの村の優しく厳しい自然が好きです。あんなところに住めたらいいね。
●映像が素晴らしい。光の加減とか、風の動きとか、そんな些細な‘当たり前の自然’を映像に写し取ってあって。なんかね、風の匂いとか水の匂いとか感じられそうな映像なのですよ。 美術と云うのか、CGになるのかな? 妖精族の女王の森の宮殿?の様子とか本当に、不可思議で自然的なくせに機械的で面白かったです。 服装になると、これは原作の表現とか、それから想像しうる様子になるのかで解らないので何とも言えないんだけれど。
●ホビット族と人間族とかエルフ族とかの身長差もその違和感なく映されていて、凄いなぁと感嘆しきり。 まぁこれで、ちょっと違うハマリ方もした(笑)
●私、割と主人公に感情移入するタイプだったんですが、今回主人公のフロド(イライジャ・ウッド)はホビット族で小さい。……私の好みは背の高い人(割と男女関係なく)……なもので、あんまり目に入ることがなかったんですよねぇ。主人公が! そこで今回ハマってしまったのが、旅の仲間のアラゴルン(ヴィゴ・モーティセン)! 格好いいですよッvv強くて(心というか精神が)、孤高で(でも孤独と云うわけではない)、剣士で(剣がまた強いんだ!)、優しくて思慮深いvv あとは役者さんの顔!と渋さ加減でノックアウトでした(笑) それと、リヴ・タイラー演じたエルフ族の王女とのロマンスもお気に入りな要素です〜vv(キャラ的に大人な役にはほんのりとロマンスが入ってくれるのがポイント高いのです。私の場合/笑) 旅の仲間たちが自然と頼る、しかも頼りがいのあるナイスなお人!それに人間族の正当な王の子孫という美味しいシチュエーション。今後の2作はわたし、アラゴルンだけを観に行くだけでも構わないッとか、思っちゃった。……や、原作で途中で死んでたりしても行く気ではありますよ。やっぱり最後まで観ないとね。 まぁ、そんな感じで私のハマりキャラは“アラゴルン”でした(笑) 役者個人としてのイライジャ・ウッドは、かなり面白い人で好きです。
●トリック2「お告げ者」 見ましたよー。何か後味悪い終わり方だった。でも、納得した。 責任とかさ、解らないよ。だって、きっと本当に最初は出来心で孫を喜ばせる遊び、だった。 お祖母さんのほんのちょっとした出来心と、お母さんのちょっとした見栄“うちの子は凄い!”ってやつがさ、いつの間にか一人歩きして、自分たちじゃ止められないところまで行っちゃった。 これはドラマで架空な出来事だけれど、現実にも有り得るよね。 子供はさ、大人がそう言えばそんなものだって思うよね。割と思っちゃうよね。大人になって気付ける些細な事じゃなかった場合、子供の時分で気付かせるのって、難しいよね。 確信犯的な子供もいるけれど。 でも、それ(真実と異なる事実)がその子の根本的なところから全てを覆すことになる場合は、余程気を付けて真実を伝えないといけない。 覆されたことで、そのこの心は平衡感覚を失うから。 正解しか言わないはずの大人が間違えていた。 ずっと信じていたそれ。自我の崩壊。よくても、トラウマにはなるね。
そういやお告げ者たちの名字は‘針生’だったな。どこまでもそうなのね。いかすわ!
●明日と云うか、今日の木曜洋画劇場! 『トレマーズ』をやるのですよ! 好きなのですよ、この映画。 もう何回も見ていて、結末も何だって全て知ってるんですが、それでも好きなのですよ! ホラー何だか、アクション何だかコメディ何だか微妙でよく解らない分類な映画ですが面白いのですvv(微妙だからこそ面白いのかも) 見ながらつい、「うわっ」とか「ぎゃ」とか叫んでたり、息を殺してじっとしてみたりする。兎も角好きーッ、な映画。お勧めvv 割とホラーなんだけれど(人もよく死ぬしね)ラストはハッピーエンドって所もいいのさ!(私的に) あんだけ脅して置いて、そう来るかい!ってなくらいハッピーエンド。でも、パート2があると云う。私は2は興味ないので見てないです(苦笑) あぁでも、本当に面白いんだー!
●書きたいこと、まだあるんだけれど。 花粉症が辛い〜ので、終わり。……イヤ、うん、そこまでがんばんなくてもね。しかも、時間も遅いしね。
●HPで写真がなかなかアップ出来ないのは。 スキャナの上に物が大量に乗ってるから。 ……まさしく、自業自得だね!
●先日の日記のフォロー(?) 十二国記の陽子は帰還を望んでいるけれど、初めの目的は生きるための、生き抜くためそのものの最後の望みとして。 そして帰れないことを知ったあとでのそれは決別のため。そして、懐古。 決して逃げたいわけではなく。 小野主上の言葉は、深く重く、優しく切ない。
■名前さえ知らない、出会うための奇蹟。■
●トリック2 好きで毎週見てます。今回の“お告げ者”って……。意識、してるんだろうなぁ…やっぱり。わざとらしくって何気に好きです。母親や祖母(?)が和装(水干っぽい)なら、あの子も水干姿の方が似合うだろうに。私的趣味なら断然そっち!←私の趣味は置いてといて(笑)ローブの胸んとこには、針って……。置物は白フクロウ…イヤ何も言うまい(笑)笑顔で「天罰が下るよ」は最高でしたね!(……) 上田氏と山田嬢、今回別行動でしたが繋がるんでしょうか。
●ライヴ 神奈川県民ホール行って来ました〜vv前から11列目というかなりいい場所で今回は見ることが適いました♪ 渡辺美里さんにしては開場・開演が遅れたりしてしまったんですけれど、それを気にすることもなく充実したライヴでしたvv(気にしてしまったのは美里さん本人) 古い曲から新曲、果ては今月出るカバーアルバムの中から(シングルではもう出てるけれど)それに、4月発売の新曲有りの、ウルトラ新曲(美里さん談)等々! 前半は割とメロディアスな曲が多く演奏されていて。それに今回はMCも多かったので、私的に嬉しいライヴでした。 ギタリストの葛城さんと藤井さんのソロもキチンと組み込まれていて!いや、もう、サイコーvv 私の方から舞台に向かって右手側に藤井さん。左手に葛城さんの配置でした。私の前は男性だったんで、藤井さんは見えずらかったんですが、葛城さんはよっく見えましたvvソロ素晴らしかったです〜vv もちろん、美里さんが一番素晴らしいんですッvv 衣装替えしてからの後半はもう飛ばす飛ばすのロック全開!ノリにノリまくってきましたですよ! 4月発売の『You〜君の名前』(うろ覚え、Youは確か)は、歌詞も素晴らしく、曲も良かったです。楽曲は他のアーティスト提供らしいですが(どなたか迄は言ってなかった)是非是非チェックしたいです。 カバーアルバムも、もちろんね! ライヴの報告、なんてモノじゃないですね。余韻ってモノはあたしの中には在るのですが、それをどう表現していいのか解らない(笑) ただ声を聴いて、その声を全身に浴びることが出来て嬉しい。そんなモノです。
●渡辺美里さん 私にとって、この方は本当に好きで特別なアーティストであるのですよ。 出会いは中学生の時。学校から帰ってきて、制服も着替えず何気にテレビを付けたんですね。その時テレビから流れてきた曲を聴きながらいつの間にか泣いちゃったんですよ、私。テレビの前で、ボタボタと。 その曲が『BELIEVE』でした。 曲を聴いて、歌う声を聴いて泣いた人は、未だに美里さん一人です。 多分、あのタイミングであの歌を聴いてなければ私は美里さんにハマる事はなかったと思います。 中学生の私に、がんと響いた声と音。もう、それ以来の虜です。 声……なのかなぁ。言葉、とかも好きですが。 美里さんの言葉は前向きですね。どんなに淋しいこととか、悲しいこととか、辛いことを歌っていても前へ進む歌なんです。
●ファンタジー 今欲しい小説は荻原規子さんの“勾玉三部作”『空色勾玉』と『白鳥異伝』は友人に借りて読んだこと在るのですが、三作目の『薄紅天女』は未読なんですよ。これ、児童文学です。が、侮れない。十二国記も少女小説からでしたが、なんて云うのか、深いのですよ。
●『勾玉〜』は古代の日本らしいところの物語で、『十二国記』は現代の日本とどこかで交わりそうで交わらない異界の物語。ところが『ハリー・ポッター』は現代のイギリスと完全に交わる部分がある魔法社会の物語。 ハリーは魔法使いと知らないで育ち、夏の間だけ、現実の世界へ戻る生活をしている。制約はあるけれど、それでも行くのも帰るのも自由な状態。 陽子も何も知らないで育ち、伝説として聞いていた世界へ行って、帰ってくることは適わなくなってしまった。行くことは出来ても、帰ることは適わない摂理の状態。 同じような状況でも、ハリーはその世界がそれまでの現実から抜け出すための夢のような世界であったのに対し、陽子の場合はそこは夢ではなく現実だった。もちろん、ハリーだって現実を突き付けられるけれど。どちらが辛いかだなんて言えない。でも彼はなるべくなら帰ることを望んではいない。帰るのがいつだって苦痛でしかない。陽子は実際には帰れない。けれど、もしと例えるなら、帰ることを望んだだろう。帰ることを願って、生きた部分があるから。 もちろんこんな風に比較しても仕方がないけれど、だいたい違う条件での作品だし、比較するべきモノでもないんだから。 それでも、その状態へ帰る、と云う『帰還』と云う言葉は、人に感慨を思い浮かべさせる。
●一口にファンタジーと言ってしまっても、色々あるんだなぁと最近の思ってます。 完全に確立してしまった異世界。現実と交差した部分のある、現実の中に埋没するように描かれた異世界。
2002年03月01日(金) |
再びハリー・ポッター |
■生まれゆくもの、消えゆくもの。■
●一昨日映画観ました! またもや『ハリー・ポッターと賢者の石』を観に行って来ました! 合計5回目になるんですけれど(観すぎ…)2〜4回目というのはあの、大晦日オールナイトでの3本だったので、ほとんど観ちゃいない状態だった(よく寝てたんですよ、私は)。結局のところ、一昨日観たのが実質的に2回目のようなものでした(苦笑)
●本当に大晦日のオールナイトはよく寝てたらしく、一昨日の時、色々な発見がありました(……) 私、1回目は小説も何も知らない状態で行ってたんで、アレはアレで面白かったんですが、今観ると、端折りすぎと云うより、ダイジェスト版としか言えない映画だったんだなぁ、とつくづく思います。 それが悪いとは言わない(言えない)けれど原作の面白さを知ってしまうと、実にもったいない! 羽鳥が以前言っていた“双子が活躍してない”ってのもやっと理解できたよ。確かに、あの双子の活躍がなさ過ぎる〜ッ。『秘密の部屋』では是非とも、双子にも活躍していただきたいッ。 それに、私本当にオリバーばっか見てたのね……とも気付いた。パーシーの存在なんて、気にもしてなかった(苦笑) それに、オリバー役のショーン・ビガースタッフなんて、EDででかでかと名前が出ていたことにも気付いていなかった。日本版の映画パンフだと配役など偏って載ってるのかしら。イギリス版とかのパンフも見てみたいもんです。
●字幕 頑張って、字幕を読まずにヒアリングだけで内容を理解しようとしてきました。取り敢えず内容は解っているんだから……と。聴き取れるところ等では、随分と新しい発見があったのでそこはそれで楽しめましたね。 台詞だけで聴いてると、なるほどなぁと思うような場面とか、訳とローリング女史の書き方の差とかも僅かながら理解できましたから。 それに、1回目とかはね、もう字を追うのと画面を見るので精一杯だったから(笑)(2〜4は寝てたしね……) DVDは5月に発売らしいけれど、ハード持ってないんだよね。 ソフトばっかが増えていくのか、私は。(見れないのにソフトは何枚か有る……フフ)←自棄。
●一昨日は水曜だったんで女性は映画が1000円! なので行ったんですよ、実のところ。 が、チケットを買うときなぜか私はチケット売り場のお姉さんに「女性の方ですよね」と確認されたんですよ〜(涙) 私のその日の格好はキャスケットを被り、ジーンズで、ジャケットはメンズものを着用してたんです。 まぁ、確かに男に見えなくもない。 と云うか私は背は低い方です。しかも、化粧もしてました。なのに、なんでさ! 化粧をしていて、確認されたのは初めてだよ! そりゃぁ、男顔だがなッ! この年齢になってしても未だ確認取られるのか、私は……。 幼稚園、小学生の時には男にしか見られなかったけれどもさ!(ってか、誰も女の子と思わなかった。が、正しい) いいさ、もう……(笑)
●明日は大好きな渡辺美里さんのコンサートvv 神奈川県民ホール行って来ますよ〜vv いいさ、もうノリまくって頑張って、叫んで弾けてきてやる〜。
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