今 一番欲しいモノ
2001年10月26日(金) |
annihilation |
喉が痛い
消滅するのは、声か
僕か
2001年10月19日(金) |
clear of snow |
彼のように、とても現実的雪かきをした 物凄く時間がかかったけれど、ひとつひとつ 丁寧に片付けて行く それでも、まとまらぬモノはまとまらず 今は、とにかくとても眠い
2001年10月17日(水) |
realistic hope |
僕が望んでいるモノは一握りの (それはとても現実的でまともな)モノだけだ 僕が今直面している現実はいったい何の代償なんだろう。
しかし、全てを放棄する程、僕はもう子供じゃないし、 この場所は混沌とし過ぎている
2001年10月15日(月) |
only consolation |
些細な言葉が日々の救いだなんて声にしたら 君はどんな顔をして笑うだろうか
長い時間かけて帰った街は何もかもが雨に濡れ 全てが灰色だった 僕は風の音を忘れ、汐の匂いを忘れて またこの街に馴染むために思い切り息をする 右手と左手を静かに何度も握る
間違いない ここが僕の現実だ
大袈裟に言え
今この街をほんの少しでも離れる事は悪くない 長い時間電車に揺られながら 僕はなるべくいろんな事を考えないようにした 左手に見える海の上に虹が出ていた 海に浮かぶ半円の虹 残りの半分も静かに海の中を漂っているんだろう
知らない土地の光や音や匂いが僕を安心させる 海が近すぎるこの街は何処も彼処も汐の匂いに溢れている 悪くない
最愛の音楽とビールと浅い眠り
今日一日、僕の周りの空気はとても薄かった まるで高い高い山の上にいるみたいに 脳にはまるで酸素が回って来ない
周りの人間は皆怒鳴り、一様に苦しそうな顔をし続けた 僕は関わり合いたくなんてないのに 誰もがふと思い出したように僕に笑顔を求める
僕はただじっと 吐きそうになるのを堪え続けた 関わり合いたくなんてない
身体中に可笑しな色の血液が流れている それが時々僕を壊す
2001年10月10日(水) |
sweet voice |
僕の耳のずっとずっと奥で 小さく鳴り響く それは忘れかけていたはずなのに 何かの拍子に本当に小さく鳴り響く
2001年10月09日(火) |
HaPpy biRThdAy |
1コール
想い通わぬ最愛へ 誕生日おめでとう
54秒
電話が鳴る 電話が鳴る 電話が鳴る
幾らかの酒を飲んで 言葉を吐き出せば吐き出す程 僕はどんどん失って行く 見えるモノも 見えないモノも
僕は今貪るように本を読んでいる 何故か2冊交互に いや、「何故か」ではない 理由ははっきりしている どちらも酷く非現実的で、僕を混乱させる道具としては申し分ない そう、僕は今、混乱すべきだ 何が本物で、何が偽物か理解らなくなる位
さんざ遠くから眺めていただけで 突然わーわーと騒ぎ立てないでくれ 基本的に面倒な事は嫌いなんだ もう君の好きにしたらいい 今度は僕が眺める番だ
小さな雨はまだ止まない
2001年10月01日(月) |
disbelieve |
聞こえるか聞こえないか位の雨の音がする 最近は毎日が寒い 僕は何も信じない あいつに渡す金にはいくら足りなくなっただろう
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