音を聴く日々。
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2011年04月16日(土) |
サンカンビvol.4@代々木Bogaloo |
突然書きたくなって日記更新。
土曜日は、サンゼンとシーナアキコさんとカガリビ出演のイベントを見に東京へ。 東海道線+小田急線の普通列車の旅だったので、 電車のダイヤがどんな感じなのか、スムーズに着けるのか心配もあったけど (小田急線のHPを先日見たところ、特別休日ダイヤで運行中としか書いてない…) 問題なく、まずは、下北到着。
せっかく上京すんだからーということで、ライブの時間より早く来て街をぶらぶら。 が、行きたい店はだいたい決まってるし、 それより何より街を何時間もほっつき歩く体力が自分にはもうない…。 結局1時間以上、モナレコードの2階のおんがく食堂で休憩してました。 靴を脱いで上がる席が、ライブの時は長時間になると お尻痛くてなんだかなーだったんだけど、 疲れた足を休ませるにはくつろげて嬉しかった。 あそこのお店はかわいい女の子がわいわい働いてていいねっ。 私もああいうとこで一度は働いてみたかったなー。
さて、開演時間が近づいてきたので南新宿まで出て代々木のBogalooへ。 入口でサンゼンとカガリビの音源が入ったCDいただきました。 初めて行くハコ。 ステージ、フロアともに横に広めで奥行きはそんなになく、 どこにいても見やすそうなスペース。 音も良かった。そして、椅子があって良かったー。 最近、ライブハウスに行って椅子があるとほっとするね。 悲しいけど、ほっとします(2回言ってみた)。
まずは、サンゼン。 開演の10分過ぎくらいにメンバーお三人さん+サポートキーボード、サポートギターの方お二人登場。 第一印象は、ボーカルオザワさんの前髪が横分けになってる! このメンバーのライブを見るのは2回目。 前回見た時の印象は、サンゼンがロックになってる! かっこいいけど、前との違いにさみしさも感じるっていうものだったんです。 中田さんのギターが弾きすぎなかった(曲の世界観を作るのに徹底している感じ)のに対し、 サポートギターの和田さんの音はかなりガツーンと来るタイプだったのと、 バンド全体的に勢いのある演奏だったので、ね。 もちろん鍵盤もシーナさんじゃないし。 しかし、この日はとってもしっくりきた。 ユッキーさんとヤスオさんのリズム隊はいつもながらかっこいい。 ギターの音は雫のように透明な響き、鍵盤のアレンジは素敵、 そして何よりオザワさんが楽しそうだった。 私が好きなサンゼンの水彩画のような世界が見えてきた。 特にマスクは良かったなー。 音源になっていない曲たちもどれも好き。 なんなんですかね、このツボに入り具合。 MCでは、終盤にオザワさんが 「今日はさまぁ〜ずのライブのチケットの発売日だったけど取れなくてテンション下がってた。 でもライブのおかげで気持ちが上がった」というような話をしてて、 どんだけさま〜ず好きなんだ!とつっこみたくなったり、ほほえましかったり。
最後に3人で演奏してくれたのは「フライ」。 シンプルで前に向かってく音が信頼できる。 これからももっともっとライブを見たいと思った。 だって、50分くらいじゃ全然物足りないんだよ。 聴きたい曲も、まだまだあるし、ね。
---------------------- 次は、シーナアキコさん。 今日は一人で登場。MCによるとオザワさんのご希望だったようです。 「ほんとうの予感」から始まって(確か…)「上を向いて歩こう」のカバーは、気持ちを持ってかれた。 そっと語りかけるような歌が、今の、何もできない自分をはげましてくれような。 途中には、ピアノのフレーズやトライアングルやコーラスをその場で多重録音して それにのせて歌を弾き語るという一人オーケストラのようなコーナーも。 曲は「パラレル」だったかな。 これは、すごかったー。まさに魔女のような。 足でレコーダー(だろうか)みたいな機材を操作しながらの演奏だったのです。 また、幾重にもかさなったコーラスがふわふわしててね。 聴いて素敵、見てても楽しい演奏だった。 そして(記憶あやふやなので順番違うかも)、サンゼン・オザワさんを呼び込んでのセッション。 曲は「テーブル」。 シーナさんの鍵盤にのってオザワさんがハンドマイクで歌う。 始まる前は、ただただ楽しみでしかなかったこの共演、実際見てみたら複雑だった。 だって、二人の息がぴったりなんだもん。 ファンとしては、だったらずっと一緒にやって欲しかったよー。と思ってしまいました。 でも、これだけ個々に素敵な音楽をやってる人たちが、 同じグループにいたのはすごいことだったのかも、とも思えたのも事実。 一緒に演奏しているところが見れただけでも幸せと思おう、と自分に言い聞かせたのであった。
その後は、今度は一人で出来ない演奏を、ということでトライアングルやら クラベスやらギロやらたくさんの打楽器をお客さんに配ってみんなでセッションしたり、 「切手のないおくりもの」ではカガリビでパーカッション担当の方を呼び込んだり。 そして最後に弾き語った「ムクエ」。 もう、シーナさん、ずるいっと思いました。
---------------------- 最後はカガリビ。 初めて見ました。河合雄三さんのソロユニットだそう。 アコギのご本人+ドラム・ベース・パーカッションの編成。 オザワさんが「世界一好きなバンドです」と言っていたので、かなり期待してたら、 その期待を裏切らぬかっこよさだったー。 (河合さんは「僕が世界で一番好きなバンドは中学の時からエアロスミスです」と言って笑いを誘ってた。 サンゼンは二番目らしい…オザワさん片思い…) パキっとしたギターに、流れるようなリズム。そして歌うまい。 しかも、空気感があって私の好きなうまさ(歌いあげない感じです)。 これは、立って見たかったなー。踊りたかった。 サンゼンが水彩画なら、カガリビは写真て印象。鮮明な色合い。(あぁ、我ながら乏しい表現力よ…) 最後まで見たかったし、CDの売り上げは義捐金にするというお話もあったので、 帰りにCDも買って帰りたかったんだけど、 電車の時間が迫ってきたので、アンコールを残してまだ会場がくらいなか退席。
そしたらば、サンゼンのオザワさんがわざわざ出てきてくれた。 しかも、「この前、来てもらったときに喉の調子が悪くて申し訳なくて…」 なんて言ってくれてる。 いえいえ、こちらはライブが見られるだけで幸せですよっ。 感想を言う暇もなかったなーと思ってだけど、嬉しかった。 始まる前にはシーナさんとも少しお話できたし。
帰りも鈍行だったため、南新宿を22時に出て家に帰ったの1時。 でも、電車の時間は結構好き。満員でなければ。 おかげで、読むときないと思ってた図書館で借りた本も無事読了。 (暇な時間はたくさんあるんだけど、自宅だとどうもペースがあがらないのだよ)。 楽しい1日でした。はい。
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