| 2011年03月12日(土) |
大変な事になってるね… |
東北の地震。
昨日の午後、関東在住の知人から 『そっちも揺れてますか?今、運転中なんだけど、走れない状況です』 というメールが来て、あれ、向こうでは地震来てるのか?と知りました。その後は、テレビを見てもネットを見てもそのニュースばかり…恐ろしい勢いで拡大していく被害状況を、信じられない思いで見ていました。
九州はいたって平和で、津波注意報も出たけど50cmとかの 「それってちょっと波が高いね〜ってレベルじゃん」 というもので。逆に平和すぎて申し訳ないぐらいで。
数は少ないながらも、私にも関東や北海道在住の友人や知人がいます。そのほとんどが、昨日のうちに無事を確認できました。昨夜 『自分は無事だけど、妻と娘達と連絡がつかない』 と言ってた人も、今朝には連絡が取れたみたいだし、唯一、もろに被災地といえるであろう福島に住んでる妹の友人(私も学生時代から知ってる子)も、ようやくさっき無事を確認できたと妹から知らせがありました。
妹は昨日からずっと彼女の事を心配してて、携帯にかけてもつながらないし、メールも返事が来ない、と。auのサイトで携帯の番号を入力したら、その人が情報を登録してればそれを見られるという災害対策のサービスがあって、頼まれて何度か見てました。でも彼女はそこには何も登録してなかったので、ずっと安否が判らなくて。
実家の電話番号も判らなかったそうで、思い余った妹は仕事帰りに彼女の実家に直接行ってみたそうです。そこでようやく無事が確認できたと。家は滅茶苦茶で、福島県内のもっと内陸部にあるご主人の実家に身を寄せてるそうです。それでもとにかく無事でいてくれてよかった。
個人的な知り合いではないけど、安否が気になる人……まぁぶっちゃけて言っちゃうと、TMのメンバーとかその周囲の人達なんですが(苦笑)
その辺りの人達は、皆昨日のうちにツイッターで安否確認が出来ました。 『とりあえず自分は無事です』 という発信にどれほど安心した事か。ウツが 『僕は無事です。母親が心配です』 と呟いていて。ウツがそんな風に公の場で親の事を口に出すのはおそらく初めてなので、きっとよほど心配だったのだと思います。昨夜のうちに 『母親も無事です』 というツイートを見た時には、本当にホッとしました。
もし災害に見舞われたら何を持ち出すかな…と家の中を見回してみると、例えばユウが産まれてから今までの写真。お気に入りの服。もう廃盤になっててまた買えるとは限らないCDや、同じく絶版でもう手に入らないであろう本。買ってまだ袖を通してない大事な着物。特別な時にしかつけない婚約指輪。結婚式や新婚旅行のアルバム。
命より大事なものなんてない…と思いつつ、それでも物欲が強くて俗物な私には、できれば失いたくない大事なものは山ほどあって。それらが、津波に飲み込まれて家ごとなくなってしまったらと考えると、想像するだけで呆然としてしまいます。生きてきた過去を全て取り上げられたような気分になってしまいそうです。
こうしてる今も、不安と絶望の中で眠れない夜を過ごしてる人達がいる。遠い地から、何も出来ないけど何か出来る事はないか。
ささやかながら、ネットを通じて募金をしました。yahooでショッピングなどのためにクレジットカードを使用登録してる方なら、コチラのサイトでとっても簡単に寄付が出来ます。
どうか、これ以上少しでも被害が拡大せずに済みますように。皆さんの大事な人や大事なものが、これ以上失われずに済みますように。ただ祈るばかりです。
金沢最終日。
この日は、着物と帯揚げは昨日と同じで初日の帯(黒地に猫柄)。帯締めは、私が密かに『桜餅』と呼んでいる、ちょっとグレーがかった淡いピンクに抹茶色で模様が織り込まれてるもの。色のイメージが桜餅なの(笑)同じ着物でも、帯が白っぽいのと黒っぽいのではだいぶ印象が変わる気がします。
昨夜入り損ねたので、朝からお風呂。さっぱりしてから朝食に行きました。ビュッフェのメニューは……和食メニューの副菜は昨日と違うのが結構あったんですが、洋食メニューのおかずは昨日とほぼ同じなのがちょっと惜しかった。でもやはりおいしかったので、長距離の移動に備えてエネルギー補給だ!とがっつり頂く。旅先の朝ご飯ってつい食べ過ぎるよね〜。
チェックアウトし、タクシーを呼んでもらって金沢駅へ。運転手さんが初日に来たのと違う道を行くので『あれ?』と思いましたが、どうやらちょっとだけ近道だったみたいです。初日よりちょびっとタクシー代が安かった。しかも、行ってみたいと思いつつ時間が足りずに行けなかった『近江町市場』の近くを通ってくれたので、見るだけ見れました。
それにしても……いや、実は初日から気になってたんだけど、ホテルのフロントの人の服が何気にすごかったです(苦笑)ピンクに細かい模様が入った縮緬生地のブラウスなんだけど、すっごいフリルなの。『ピンクに花柄』というだけでも充分甘いのに、胸元にも襟にもフリルが!多分特産の加賀友禅を使った制服なんだろうけど、せめてフリルはどっちかにした方がいいんじゃないかと…(^^; ホテルの雰囲気にはなんとなく似合ってましたけどね(笑)
金沢駅では、それぞれお土産探しの旅。一応家族とか友達には昨日の観光中にちまちま買ってるんだけど、会社とか実家とかにはここで調達。
会社には、試食しておいしかった白エビせんべい。買ってから気付いたけど、お隣の富山のお菓子でした(笑)まぁいいや。細かい事は気にするな。あと女子で食べる用に、杏のシロップ煮が丸ごと1個入ってるという和菓子。両方の実家に、地物ののど黒とキンキの一夜干し(のど黒は次郎君にも購入)。中身は違うけどお菓子も1つずつ。本当は九谷焼のお皿とか次郎君に地酒とかもちょっと欲しかったんだけど、この時点で結構な荷物だったので断念しました。来る時にはかなりスペースに余裕があったはずのキャリーケース、昨日買ったお土産品を詰めただけで一杯になっちゃったんだもん。
車内で食べるお弁当も確保して、余った時間でコーヒー飲んでちょっと一息。お昼頃に出る特急サンダーバードで金沢に別れを告げました。楽しかったよ〜。
いや正直、もう1回行きたい(笑)だって、香林坊方面でもひがし茶屋街でも、行きたかったけど行けなかったっつー店が結構あるんですよ。21世紀美術館だって全部は見れてないし、あと上でもちょっと書いてるけど近江町市場にも行ってみたかったし、ひがし以外のにし茶屋街と主計町茶屋街にも、あと『水曜どうでしょう』で行ってた(はずの)武家屋敷にも行ってみたかった。名物・治部煮も結局食べそびれたし、nishi-kenさんお薦めの『宇宙軒』の豚バラ定食も食べてみたかった。
………はい、そういえばコレ、一緒に行ったみなとにも言ってなかったような気がするけど………どこか旅行しようかという話が出た時に真っ先に金沢が思い浮かんだ理由の1つは、『nishi-kenさんの地元だから』というのもあります……。ご、ごめんなさいミーハーで(><)
いや、それがなくても前々から行ってみたいと思ってた場所ではあるんですよ!でもなんせ遠いじゃないですか。えぇ、九州から(っつーか熊本から)だとかなり遠いです。 「遠いよな〜でも行ってみたいな〜でも遠いな〜」 という感じだったのが、nishi-kenさんのファンになってその地元という事で『行ってみたい』の方に大きく傾いてたタイミングで、みなとと旅行しない?という話になったんです。で、思わず 「あ、じゃぁ金沢行きたいな」 って言っちゃったの。
九州新幹線が開通したらもうちょっと時間も短縮できるし、何年か後でいいからまたいつか行きたいなぁ。
そしてこの2泊3日、着物で歩き回ってたんですが、思ったより疲れませんでした。まぁ正直なところ、やっぱり洋服より機動力は落ちるなって感じします。歩くのも、ジーンズみたいに大股でずんずんは行けないからどうしてもテンポ遅くなるし、お店で商品を見ようとして手を伸ばすと袖が物に当たりそうになって『あらあら』なんて事もあるし、椅子に座っても足を揃えてないとみっともないし、階段の昇り降りとか特に、極力足が見えないようにしよう…と思うとどうしても動きが制限される。そして気を付けないと裾を踏みそうになるし(苦笑)
でも逆に、狭い歩幅でゆっくり歩いて、手を伸ばす時は自然に袂を抑えて、座ったら足を揃えて、階段を昇り降りする時も裾を気にして……その制限される感じが、所作を美しく見せるって面もあるんだろうなぁ。
防寒対策に関してはほぼ問題なかったかと。五分袖のババシャツを着て(笑)、足には七分丈のレギンスにネル生地の足袋。袖口と襟もとから風が入るのが寒いので、肘までのロング手袋とちょいっと巻けるマフラーがあれば大丈夫。むしろ、ババシャツ・襦袢・長着と3枚着て更に帯を巻いてた体幹部は、軽く汗をかいたぐらい。羽織も着てたしね。
ちなみにババシャツが五分袖なのは、七分袖とか着て袖口から見えちゃうとみっともないからです(苦笑)レギンスは普通に歩いてる時はいいけど、階段では見えそうで気になったなぁ。でもひざ丈とかにしちゃうとだいぶ寒そうだしなぁ。爪先が足袋の形になってる肌色ストッキングとかあったら売れるかも(笑)タビックス(足袋型の靴下)があるぐらいなんだから、足袋ストッキングがあっても良くない?
そして金沢と熊本の最大の違いは、やっぱり着物の人を見慣れてる点だと思う。加賀友禅の町でもあるし、石川って、お茶とかお花とかの習い事をやってる人の数が人口比で全国1位なんだそうです。そのせいか、着物の人を見ても全然気にしないのね。熊本だとすれ違う時にチラ見されるなんてしょっちゅうだし、例えばお店の人に話しかけられると 「わ〜着物いいですね〜」 の後にかなりの確率で 「今日、何かあったんですか?」 って聞かれるんだけど、金沢ではコレ1度も聞かれませんでした。何か言われるとしても 「お着物は意外と温かいですよね〜」 とか 「あ、その帯、サクランボの柄なんですね!かわいいですね〜」 とか。お店の人の話だと、さすがに日常的に着てる人ってのはなかなかいないそうなんだけど、だからって着物を着てる事が全然特別じゃないんだよね。
私は、着物でそういう風に 「今日、何かあったんですか?」 と珍しがられるのも 「いいえ〜、好きで着てるだけなんですよ〜」 と別に苦にならずに対応できるタチなので平気だけど、その珍獣扱い(苦笑)が煩わしくて着るのをためらってしまうという話はよく聞くので、その点も金沢っていいなぁと思いました。
あ、『お店の人』で思い出したんだけど、金沢では不思議なタイミングで 「ようこそ〜」 と言われました。普通はこれって最初だよね?例えばお店に入ってきた時とか(まぁそれでも日常的に使う言葉じゃないけど)。でも金沢では、お会計を済ませたあたりで言われたんです。 「○○○円になりますー」 (お金を払う) 「はい、ありがとうございました。ようこそー」
え?そこで?っていうタイミングで言われて、最初はビックリしました。あれって『どうもー』とか『またどうぞー』みたいなニュアンスで使われてるんでしょうか。どこかの県では電話に出た時に 「はい、●●でしたー」 といきなり過去形で始まるってのを本とかテレビで見た事あるけど、金沢の『ようこそー』もそんな感じで、その地方独特の使い方なんでしょうかね。不思議だったなぁ。
街並みもきれいで、食べ物もおいしくて、見どころもたくさん。金沢、いい所でした。本当に楽しい旅行でしたよ。一緒に行ったのがみなとだったのも良かったんだろうな。私が行きたい所に結構付き合わせちゃって申し訳なかったけど(^^; ありがとう!今度は数年後に長野に行こうね〜。
金沢2日目の朝。
今日の着物は、ワイン色に同色でバラと蝶が織り込まれた、一見無地に見える着物。光の加減で模様が浮かび上がります。帯は明るいグレーにサクランボと桜の花の模様。所々にラインストーンみたいな感じでキラッと光る箔押しが施されてます。小さな桜模様が織り込まれた控えめなピンクに黒のドットの帯揚げに、濃いめの赤紫の帯締めと桜が細工された帯留め。3月初旬という事で、ちょっと季節を先取りして桜でまとめてみました。……その割に着物の柄はバラなんだけど(笑)羽織の柄は糸菊だし(爆)
まずは朝食。2階のホールでビュッフェです。メニューは、地元の食材(加賀野菜とか味噌とか米とか)を使ったもの。品数はビックリするほど多くもなかったけど、『えーこれだけ?』ってほど少なくもなかったかな。つまり程々って事か(笑)欲を言えばもうちょっと洋食のおかずメニューが多いと嬉しかったけど、どれもおいしかったです。むしろ、このお値段であのお部屋であの大浴場でこの朝食なら充分でしょ!と言えるレベルだったかと。
そして観光スタート。まずは兼六園!途中のコインパーキングに『兼六園まで ここからほふく前進で5分』という看板を見つけてウケる。下にちっちゃく『普通に歩けば1分です』と書いてありました(笑)そしてまずは!と言いつつ、兼六園の前にその手前にある金箔の商品を扱うお店に寄り道。ここでいきなり、お土産として定番の脂取り紙やら金箔入りリップグロスやら金箔で模様が施されたお箸(自宅用3人分)やら購入。朝からいきなり荷物増やしてどうする。でもこの後の予定では、この道はもう通らないからさ〜。
兼六園は……見事でした。(私達の感覚では)かなり雪が積もってて、とても風情がありましたねぇ。名物『雪吊り』は3月中旬までとの事で終わる直前に間に合ったね〜という感じだったのですが、やっぱりせっかくなので雪が積もった状態で見られたのは良かったなぁ。
そう、この『雪吊り』。私ずっと、これは雪が木々に積もらないようにするためのものだと思ってたんですよ。テントみたいな役割なのかなー。でも布じゃなくてロープだから、雪はすり抜けて普通に木に積もっちゃうよねぇ。これって役に立ってるの?とずっと不思議に思ってたんです。
でも実際に見たらその謎が解けました。あれは、木に雪が積もらないようにするためのものではなく、雪の重みで枝がしなって折れたりしないように、上から枝を吊って支えるものだったんですね!実物を見て初めて判りましたよ!(←ただのバカ・苦笑)
そんなバカな感動をしつつ、のんびり園内を一周。低い木に積もってた雪の厚みに驚き、とりあえず手形をつけて写真に撮ってみたり。なんでもこの日の金沢は半月ぶりの積雪だったそうで…寒かったけど、でもやっぱり雪の兼六園はステキでした。多分降ってなかったらそれはそれで 「寒くなかったのはいいけど、せっかくだから雪も見たかったよね〜」 って絶対言ってたと思う(笑)
園内の時雨亭というお茶処で一服。『抹茶と上生菓子』と『煎茶と和菓子』という2択で、上生菓子は食べたいけど抹茶が飲めない私は仕方なく煎茶セット。みなとの上生菓子を1口もらいました。おいしかった〜♪係りの人が時雨亭の成り立ちとか建物の特徴とかを説明してくれて、お茶を頂いた後でゆっくりお庭や別の部屋も見れました。障子がちょっと不思議な貼り方をしてあるなーと思っていたら、それも石垣に見立ててわざとそういう貼り方をしてるのだと教えてくれたり。雪が降る庭を見ながらゆっくりお茶…なんだか優雅な気持ちになります。
桜の木も結構多いようだったので、いつか桜の季節にも行ってみたいなぁ。
兼六園を出たら、すぐそばにある『金沢21世紀美術館』へ。ここは現代美術がたくさん展示されてるんだけど、建物全体も1つのアートみたいな感じですごくおもしろかったです。常設展示とは別に企画展も見たんですが……現代アートって難しい(--; 写真はまだ判る。でも 『子供が座るぐらいのサイズのオレンジと黄色のプリン型の物体が、部屋を横切るように規則正しく並んでる』 とか 『幅30�儿發�2mぐらいの金属板がストーンサークルのように並べてある』 とか 『水色と黄色の長方形の金属板が壁に並べて貼り付けてある』 とか 『ビー玉を並べて世界地図が描かれてる』 とか……ゲイジュツか〜うん、難しいな、みたいな(苦笑)いや、“ビー玉で世界地図”は本当にすごかったけどね。
軽く一回りして、館内のレストランでランチ。メインのパスタかご飯メニューを選んで、副菜は食べ放題というビュッフェランチです。パスタとご飯を1つずつ選んで半分こ。副菜もいろんな種類があって、サラダもあるしタルタルソースのかかった唐揚げとか地元の魚介類のマリネとか加賀野菜がたっぷり入ったキッシュとか、とにかく全部おいしかった。デザートと食後の飲み物付きで1,890円。普通に友達とランチに行ったらためらう額なんだけど、旅先だと平気で出しちゃうね(笑)メイン料理なしでビュッフェのみのもうちょっとお手頃コースもありましたよ。(でも確かビュッフェ1回しか取りに行けないとかだった)
ここでの一番の目的は、『レアンドロのプール』。上から見ると普通のプールなんだけど、実は水面の部分にガラスを張ってその上に深さ10�冂�度の水が溜めてあるんです。そしてその下にも人が入れる。上から見たら水の中に人がいるように見えて、下から見たら水面越しに人が見える。
これが見たくて行ったようなもんなのに、昼食前に見た時は雪が降ってて行けなかったんですよ。プールの下には入れるんだけど、上から見るスペースが中庭というかとにかく屋根がない所にあるので、そこへの出入り口が閉められてて。じゃぁせっかくなので下だけでも行こう!と地下に降りて、戻ってきたらちょっと晴れたからと出入り口が開いてる!プールの上から見られる!さっそく覗いてみると、水底に人がいるという不思議な光景が見れました。でもこれ、せっかくだから両方から写真撮りたいよね?というわけで、みなとが再び地下へ。水面の上からと下から、お互いに写真を撮りました。ただ、荷物は全部ロッカーに入れなきゃいけなくて、携帯のカメラでしか撮れなかったのが残念。
まだ見てない展示部分もあったのですが、この時点で結構いい時間になってしまったので次へ移動する事に。和紙工芸品のお店を覗いたりしながら、のんびり歩いて片町・香林坊方面へ。私はここで和装小物のお店に行きたかったのだ。
金沢といえば加賀友禅。さすがに着物は買えないけど(笑)小物ぐらいなら買いたいな〜と楽しみにしてたのです。るるぶで目をつけてたお店『ゑり華』さんで、友禅柄の半襟をチョイス。さらにそこで帯締め用の房カバーを発見!帯締めの房ってほっとくとぼさぼさになっちゃうので、仕舞う時は紙とかでくるっと巻くんですが、毎回めんどくさいんだよね。素材はビニール…なのかな?ナントカ樹脂とかそういうやつ?よく判らないんですが、最初から巻いた形になってるからいちいち巻き付けなくていいし、テープとかいらないし、何度でも使える。こういう品物があるって事は知ってたんだけど、実際にお店で見た事がなかったんだよね。嬉しくなって2つ買っちゃいました。
ちょっと歩いて、もう1軒。『ゑり虎』さん(名前から察するに、さっきの『ゑり華』さんとは系列店なのか?)というお店で、こちらでは帯揚げを1枚購入。淡い水色に銀糸がラメのようにキラキラ光る無地の帯揚げです。涼しげだから春先から初夏にかけて使えそうだし、雪のイメージで真冬に使ってもかわいいかも。
ちょっと疲れてきたので、タクシーを利用してひがし茶屋街へ移動。実は、兼六園・美術館・香林坊方面とこのひがし茶屋街、ホテルをはさんで反対方向にあるんですよ。なのでどっちから先に行こうかとちょっと迷ったんだよね。でも美術館のレストランでランチを食べたいというのが2人とも一致したので、朝から兼六園→美術館というルートにしたの。
茶屋街でも、ガイドブックで先に目をつけてたお店を中心にどんどん見て行きました。歴史ある町としてのこだわりなんだろうけど、茶屋街に並ぶ建物は外観がほぼ同じなんですね。お店の看板も形と大きさがほとんど統一されてて、とっても控えめ。なので近くに行って格子の隙間から覗いてみないと、何のお店なのか、そもそも営業してるのかどうかがよく判らないの(笑)
『玉匣(たまくしげ)』さんというお店で、水引で作られた小ぶりでかわいらしいピアスを購入。櫛とか簪もステキだったんだけど、ピアスの方が日常的に使えるかなと。水引って金沢の名産品…というか伝統工芸品らしくて、いろんな所で見かけました。一般的なご祝儀袋とかだけじゃなくて、アクセサリーだったり和小物だったりインテリア用品だったり。ここは水引細工だけじゃなくて、九谷焼や古布を使ったヘアアクセサリー、漆の工芸品なども扱うセレクトショップのようです。ピアスで満足して出てきちゃったんだけど、今になって思えば古布のシュシュもかわいかったな〜。
その他にも、金箔コスメのお店とか見ました。ハンドクリームがそろそろなくなりそうなので、金箔入りとかあったら欲しいな〜と思ってたらあった!しかも値段も手頃!母と妹へのお土産も含めて3つ購入。基礎化粧品とかも、金箔入りって言うとすんごい高そうなイメージだけど意外と手頃な値段で、ちょっと心惹かれたんですがとりあえずパス。勢いで買っちゃって肌に合わなかったら勿体ないし(^^;
別のお店では、箔押しと加賀象嵌が施されたお箸を購入。これは両親へのお土産。他の茶屋街は見てないんだけど、ここ、ひがし茶屋街には観光地にありがちな『とりあえずお土産品ならなんでも売ってるよ』って感じのお店がほとんどない。大通りに近い方に1〜2軒あったかな?ってぐらい。それぞれのお店がこだわりを持って伝統的なものや名産品をセレクトしてますって感じで、なんかすごくパワーを感じました。古都ならではの伝統を守ろうとする力と、そこに上手に新しい物を取り入れて常に上へ向かおうとする力。
帰ろうというタイミングで結構な勢いで雪が降りだしちゃって、寒いし疲れたしでまたタクシー。ちょっと贅沢か?とも思いましたが、いやいや、2人ともちゃんと働いてる30代ですよ。そこまでケチる事もなかろう?(苦笑)
部屋に戻って一息。夕飯は近くの和食屋さんに行く事にして、とりあえず予約してみました。そして予約の時間まで少し空いたので、疲労回復も兼ねて温泉へ。再び着替えて、夕飯へGO!ホテルから歩いて5分ほどの『さくら亭』さんというお店です。
ガイドブックに載ってて、比較的手頃な値段でおいしそうだったのでここにしたんだけど、結論から言うと当たりかな。週末だし〜と思って予約したんですが、案外空いてたようです。料理も待たされずにいいタイミングで出てきたし、とってもおいしかった。最初のお刺身で2人ともテンション上がりましたよ。小洒落たお店だと料理も小ぶりでやたら上品だったりしますが、お刺身の1切れ1切れが大きい!そしてうまい!
豚肉の豆乳鍋もおいしかったし、メインの肉と魚はそれぞれ取って半分こ。最後のご飯は『季節の炊き込みご飯』と『じゃこご飯』これまたどっちもおいしかった。デザートの黒ゴマプディングもおいしかった。
相当お腹一杯になってホテルに戻る。寝る前にもう1回ちゃんとお風呂に行くつもりだったんだけど、あまりに疲れてそのまま寝てしまいました。明日はもう最終日です。
朝、8時前のJRで福岡へ。博多駅で新幹線に乗り換えて、岡山から乗ってきたみなとと合流。2泊3日金沢の旅のスタートです。
しかしなんせ旅慣れてない私。事前にいろいろ準備してたつもりですが、いざ当日の朝になると焦りまくり(苦笑)7時ぐらいに家を出るために5時半に起きたのに、洗濯物干して朝食食べて新聞読んで…とちょっとのんびりしてたら、気付いたらもう6時半。あれ?私今から着物着て出かけるのに!?と我ながらビックリ。
そしてバタバタと準備をしたせいか、細かい忘れ物が沢山。中でも一番へこんだのは、デジカメを忘れた事ですね……ちゃんとバッテリーの充電までしたのに(泣)着物に合わせて使おうと思って買ったマフラーも忘れたし、持って行くつもりのバッグがかなりシンプルだったので、それにつけようと思ってラインストーンと羽飾りのバッグチャームも買ったのにつけるの忘れたし、クレンジングとか基礎化粧品はちゃんと入れたのに洗顔用の石鹸忘れるし(苦笑)
そう、今回、実は初めての着物旅に挑戦したんです!2泊3日着物。これ、人に話すとよく 「荷物多くて大変じゃない?」 と言われるんですが、最初から最後まで着物だと意外とそうでもないんですよ。
着物って確かに小道具が沢山いります。着物・帯・長襦袢・肌着・足袋・紐各種・帯板…それらを全部持って行こうとすると確かに大荷物になるんだけど、最初から着て行ったら、必要なのは替えの着物と帯と肌着ぐらいなんですよ。それも、今回は2泊3日だから着物と帯を持って行ったけど、1泊ならどちらかだけでもOK。同じ着物で帯だけ替えるか、同じ帯で着物を替えるか。なんならリバーシブルの帯にして2日目は裏返して使えば、どっちも不要。
ちなみにこの日の出で立ちは、グレーの鮫小紋に黒地に猫の柄の半幅帯。白に茶色でちょこっと模様が織り込まれた丸ぐけの帯締めにくすんだ青の帯揚げ。上から、黒地に青系の模様(雪輪と糸菊)の長羽織。
初日のキャリーケースの中身は、替えの着物と帯が1枚ずつ、後は下着や足袋の替えと化粧品ぐらい。タオルもパジャマもホテルのを使えば、荷物なんてそんなもんです。ふふふ。これで帰りにお土産が増えても詰め込めるぞ。
新幹線の車内で岡山から乗ってきたみなとと無事に合流。いやぁ会えるもんだねぇなんて言いつつ、だらだらしゃべりながら新大阪に到着。駅弁を買って、富山行きの特急サンダーバードに乗車。もちろん、駅弁は違う種類を買っておいて半分こです。右側にいつまでも琵琶湖が見える事に驚き、トンネルをくぐる度に積もってる雪の厚みが変わる事に驚き、それで盛り上がってるうちにあっさり2時間経過し、福井に着きました。
ていうか、熊本を出たのは8時前。そして福井に着いたのが14時過ぎ。この時点で既に6時間以上JRと新幹線に乗ってます……遠いなぁ、金沢(苦笑)
で、金沢に行くと言いつつ福井で下車。はい、ここからレンタカーで最初の目的地・東尋坊へ行くのです。
せっかく北陸に行くなら東尋坊行きたいよね、と言いだしたのはどっちだったのか。でも1回金沢行ってから東尋坊に行こうとすると、結構な距離を引き返す事になるんだよね。そこでみなとが 「手前の福井で降りて、レンタカーを使うのはどうだろう」 と提案してくれて。同じ『長距離の移動』なら、JRに乗る時間が少しでも短い方が気分的にラク(苦笑)。
初めて運転するVitz。シフトレバーやサイドブレーキの位置の違いに最初は戸惑っちゃって、信号停止のたびにわたわたしましたが(苦笑)まぁしばらく運転してると慣れるもんです。上からではなく横から(もしくは前から)降ってくる雪に2人しておかしなテンションになりながら、ナビに従って無事に東尋坊に到着。
テレビで見るのと一緒だ…と、なんか間違った感動をしつつ、崖っぷちまで行ける所はずんずん行ってみました。東尋坊に行ったら船越さんごっこ(→1人が遠くを見つめて佇み、もう1人が足元で泣き崩れる…というサスペンスドラマにありがちなラストシーンの再現。『片平なぎさごっこ』でも可)をやろう!と盛り上がってたのですが、思ったより人が多かったので断念(笑)崖っぷちで下を覗き込むお父さんと、その後ろで赤ちゃん抱っこしてるお母さんという家族連れを見て 「突き落とすなら今か!?」 「保険金狙いね!お父さん気をつけて!」 とバカな話で盛り上がり、ハイテンションに写真を撮りまくる学生さんらしい一団を見ては 「振り返ったら1人足りなかったりして」 「いやむしろ、写真に1人増えてたりとか」 とひそひそ。満喫しました。
しかし、平日とはいえそこそこ観光客もいたのに、お土産屋さんが軒並み閉まってたのはなんでだ。いや、寒いからきっちり閉めてただけで、営業はしてたのか?でも薄暗くて店員さんらしき人も見えない店も多かったぞ?
そこからは下道で金沢へ。高速を使えば1時間ぐらいで行けるみたいだったんですが、2人ともETCカードを忘れてきたのと(苦笑)、雪の降る高速道路を運転するのはちょいと不安だったので一般道を選択。本当はその近くにある水族館にも行ってみたかったんだけど(2人とも水族館好き)、冬季は16時半閉館と書いてあったので諦めました。(でもこれ、後でよく見たら『入館受付16時半・閉館17時半』だった…急いで行けば間に合ったかも。残念)
雪が積もらないように縦に並んだ信号や、中央線から融雪用の水(お湯?)が噴き出す道路に感動しつつ、一路金沢へ。金沢駅の前でちょっと車線を間違えたりして慌てましたが、無事に駅のレンタカー会社へ辿り着きました。ここで車は乗り捨てのプランです。
レンタカー会社のおじさんに別れを告げ、さてとりあえず駅の中へ……あれ?なんか足りなくない?
レンタカーのトランクにキャリーケース入れたままでした(爆)手荷物だけで車降りちゃった。
慌てて引き返して、車を車庫に入れようとしてたおじさんを引き止める。 「すみません!荷物を載せっぱなしでした!」 と言ったら 「あぁ、道理でなんか身軽だな〜と思ったんですよ」 と笑われてしまいました…いや〜ん(苦笑)
で、改めて荷物をごろごろと引きずりつつ駅ビルの中へ。夕飯は駅ビル内の回転寿司に行ってみよう!と計画してたのです。
せっかく金沢に行くならやっぱり海の幸を食べたい。でもカウンターのお寿司屋さんってどうしても高くつきそうで不安。そこで回転寿司。るるぶとかまっぷるに 『全国チェーンのお店でなければ、回転寿司でも充分地元の海の幸を堪能できる』 って書いてあったんだもん。
お店を見つけるのにちょっと手間取りましたが、確かにおいしかったです!『今日のおすすめ』に 「ホンマグロ 愛媛県より入荷しました!」 と書いてあったのには笑いました。なんで金沢まで来て地元のマグロ…と脱力するみなとfrom愛媛県。でも食べたけど(笑)他にも、富山で採れたという白魚やホタルイカ、桜海老のから揚げやのど黒の握りなどもおいしく頂きましたよ。
(回転寿司と言いつつ、流れてくるのは少数のお寿司と、後は『今日のおすすめ!』みたいなお品書きとか、あとは子供向けのジュースとかばっかり。結局ほとんどのお寿司は直接注文して食べたのですが、これ、後日見た『秘密のケンミンshow』によるとそれで正解のようで。新鮮な海の幸が自慢だからこそ、流れてくるお寿司は見本のようなもので注文して握りたてを食べるのが金沢流なんだって。なるほどー)
デザートはホテルの部屋で食べよう♪と駅ビル内のおいしそうなケーキ屋さんで2つテイクアウト。タクシーで今回のお宿『金沢 白鳥路ホテル』へ向かいました。道路沿いの街路樹や普通の住宅の庭木にも雪吊りしてあるのを見て 「兼六園とか観光スポットだけじゃないんだねー」 とちょっとビックリ。
ホテルは兼六園のすぐそば。ロビーの内装などは大正ロマンというかクラシックな雰囲気で、部屋もなかなかいい感じです。実は数日前に 「着物を着る予定があるので、部屋に姿見があると助かるのですが」 と電話してたんですが、それもちゃんと用意してくれてました。でも実際は、ドアの近くにあった鏡でも大丈夫だったな(^^; 一応 「ドアのそばにも全身が見られる鏡はございますが…」 とは聞いてたんですよ。でもその時にイメージしたのが、ドアを開けたら数メートルの廊下(入ってすぐ脇の壁に鏡)があって部屋、というパターンで、狭い廊下に鏡があってもそこじゃ着付けはできないしな〜…と思って 「できれば部屋の方にあるとありがたいんです」 と言ったら 「ではご用意しておきますね」 と快く受けてくれて。
でも実際に部屋に行ってみたら、ドアを開けたら3畳ぐらいの正方形のスペースがあって、その奥に部屋があったの。角部屋だったからかな?鏡もかなり大きくて 「あぁこれならここで着付けできたな〜」 と申し訳なくなっちゃった。でも動かせる姿見を用意してくれたおかげで、合わせ鏡にして帯とか後ろ姿のチェックもできたし、とても助かりましたよ。
部屋はツインの禁煙ルーム。ベッドがセミダブルだったのでゆっくりできました。窓から見える雪景色にまたテンション上がる(笑)
そしてこのホテルは、お風呂が天然温泉なの。飴色というか琥珀色のちょっととろりとしたお湯で、なかなか良かったです。大浴場の入り口の真ん前に行ける専用のエレベーターがあるので、部屋着にスリッパでお風呂に行けるの。これはかなりいいシステムだと思った。露天風呂があればもっと良かったな〜。お風呂から見えるちょっとした庭があって、雪見風呂ができましたよ。
あ、それと、部屋のお風呂にも大浴場にも、市販のシャンプーとリンスがあったのでちょっと驚きました。こういう所って、知らないメーカーで“地元産の○○を使ったシャンプーです!”とか、じゃなかったら質は二の次のリンスインシャンプーとかが多くないですか?でもこのホテル、部屋のお風呂にあったのは『TSUBAKI』で、大浴場にあったのは『MACHERIE』だったの。逆に安心して使えちゃった。(大浴場しか入ってないけど)
『秘密のケンミンshow』というテレビ番組がありますね。あの中に全国を転勤で転々としてる夫婦を主人公に各地の独特の習慣や暮らしぶりを紹介するコーナーがあるんですが、偶然にも今回の転勤先が石川県。現地で一緒に見れるね!とみなとと楽しみにしてました。そして実際に一緒に見て…… 「金沢駅ー!昼間見るとあんな感じなんだ!」 「ていうかすごい雪じゃない?いつ撮影に来たのかな」 「あれ、さっき駅の近くで見たお店じゃない!?」 「あ!多分そうだよ!どうする?明日の夕飯あそこに行ってみる?」 と大盛り上がり。
しかしやはり長距離移動はそれなりに疲れました。翌日のスケジュールをおおまかに相談して、この日は早め就寝。続きは明日。
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