≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL


猛毒。
リョウ
MAIL

My追加

2004年09月12日(日) ■
その名の通り本日は吐かせていただきますよ、猛毒をば。��

★★続き★★


アネキが、
「自分なら言って欲しくない」といってくれたことで、
アタシは少し楽になり、
自分の正直な気持ちもユッコに喋った。

「川ちゃんのことをしゃべって欲しくなかった。
 ただユッコが感じたこととして喋ってほしかった。
 川ちゃんがどう思ったかなんて知りたくなかった」

ユッコは、「あたしもそう思ったから言ったんだよ?」と言った。
そういうことじゃない。そんなことが問題なのではない。
「川ちゃんが実際に傷付いたなんで事実を知りたくなかった。
 ユッコには、川ちゃんとしゃべったことをだまっていて、
 ただ自分が感じたこととしてしゃべって欲しかった」
と言った。

そしたら、
となりでアネキが、
「それは無理があるよ、それはリョウがすごく考えるヒトだからだよ」
と言った。
確かに、と思った。
「うんまあ、そうだよね!」
とアタシは笑った。
そのあとは、いろんな考えかたとかを話しつつ、
だけどユッコがビクビクしていることは知っていて、
アタシはユッコの言葉を真剣に聞くフリをしていた。
自分がこれ以上傷付くのを避けるために、心に膜を張る必要があった。
アタシは終始、ヘラヘラと笑った。
アタシはさっきのユッコの話で傷付いてなんかないよ、
考えるところはあるけれど、
それが致命傷になったりしないし、
そんなに傷付いていないし、
ユッコのことを嫌ったりしないよ――などということを。
アピールするかのように、いつもよりもより悪ふざけをして、ニヤニヤと笑った。
だけど頭の隅はずっとシビれていて。
しばらくして店を出て、笑顔でしゃべり駅で別れて、
家まで自転車で帰る途中で、少し泣いた。

家についたら、家族の前ではヘラヘラと笑い、
次の日のセミナーをキャンセルして学校に行けるようにした(アネキと喋りたいもという気持ちが強かったからだ)。

家に帰ってからしばらくしてユッコからメールがきた。

『あたしリョウのためになればいいって思って、
 言いたいって思ったから言ったけど、
 やっぱり言い方は間違ったなって思った。
 ごめんね。
 だけどその後も普通に接してくれて、
 嫌だって思ったこと言ってくれて嬉しかったよ(^○^)』

アタシはしばらく、複雑な思いでそのメールを見た。
返信をするのがひどく億劫だった。
ここで、アタシは、また冷静なフリをして相手を気遣う言葉をかけなければならないのか、と思って。
ユッコと一緒にいる時、アタシは我慢して、
自分が冷静でいることを強いた。
帰る道々で少し泣いて落ち着かせた心が、
またぶるぶると震えた。
まだ、アタシは、自分の気持ちに嘘をついて、メールを打たなければならないの?
 
嫌だ。 
なんか、もう嫌だ。
嫌気がさして、しばらく携帯を放置した。
「メールに気がつかなかった、ってことにすればいい」と自分に言い訳をつくった。
正直、「メールに返信しなければ、ユッコは効果的に傷付いてくれるだろうか?」とも思った。
「メールに気がつかなかった」という言い訳をつくって、
アタシが偽善者の仮面をかぶり続けることは出来る。
アタシが責められることを、アタシが悪者になることを、避けて、ユッコを傷つけたいと思った。

だけど、しばらく後には、返信のメールを打つために、携帯をとった。
もし返信をしなければ、そのことにユッコは思い悩むかもしれないからだ。
そんなことになれば、アタシが冷静に我慢した意味がない。
偽善者の仮面を一度かぶったのなら、最後まで責任をとらなくちゃいけない。
嘘を一度ついたら、その嘘をつき続けなくてはいけない。
それは、アタシの、自分の中のルールだ。

『うん。アタシも、ユッコがアタシのために言ってくれてるのは分かってる。
 それは嬉しかったよ(^○^)』

と返信をした。
「それは嬉しかった」というフレーズの「は」を、
どうするかしばらく迷った。
他の事は嬉しくなかった、という意味だからだ。
この言葉はヤバイだろうかと考えたが、もういいや、と思ってそのまま送った。
自分の本心だ。
別にいい。
確かに、嬉しいことなどではなかったのだから。 
 
そして夜中に、やはり消化できなくて、1人で部屋でぶちぶちと愚痴を言った。
そして泣いた。嗚咽をこらえて泣いた。
次の日、アタシの目はすっかり腫れていて。
仕方ないので、帽子を目深にかぶって、少し濃い化粧をした。
残念ながらアネキは疲れていて学校には来ず、
ユッコとふたりで、
少しのぎこちなさを残しつつも、
普通にしていた。
していたはずだった。

次に行く予定の鳥取旅行の企画をたて、ホテルを予約した。
楽しいことを少し喋って、それから帰った。



その、一週間後・・・、
鳥取旅行についてアネキと話してて、
色々細かいことを決めて、ユッコに「どう?」ってメールいれたときのこと。

ユッコは多分その日バイトで。11時過ぎにメールの返信がきた。

『リョウごめんなさい。
 アタシ旅行行けないや・・・
 ほんとは水曜に直接会って二人に言うつもりだったけど心がまたおかしい。
 今回は原因もわかってるし大丈夫だから心配しないでね(^_^)
 だけど旅行は行けない。
 いっぱい準備してくれて楽しみにしてただろうに、
 こんな事になってごめんなさい。
 アネキにも今からメールいれます。
 キャンセルの事とか自分でしたいんで、 
 だけどやり方わからんので今度教えて下さい。ごめんねm(__)m』




呆然とした。
ハ??と思った。
旅行中止になんの?って。
イライラした。
自分が楽しみにしていたことを、
すごくワクワク考えていたことを、目の前でぶち壊しにされた。
アネキに連絡いれて、他の子誘ってみようかってことになったけど、
結局その子たちも無理で。
2人して、すごいテンション下がった。

無理していく必要のない旅行だってわかってる。
ユッコのツライことがなにかは知らないけど、
そんな思い気持ちを抱えてまで、
行く必要のある旅行じゃない。

だけど、腹が立った。
なんでこんな風に、こっちが嫌な気分にならないといけないの?
友達の都合で。そんなの、こっちには関係ないよ。
イライラして、イライラして、どうしようもなかった。

その2日後、ゼミがあってみんな学校に集まって。 
いろんなことで騒ぎながらも、アタシは時々ユッコを観察した。
ユッコは、男4人どもと喋ったり、川ちゃんと話し込んだりしていて。
「旅行にいけなくなった理由」について、
話されると思っていたのに、そんな様子がないし。
オトコどもと喋っている姿は普通だった。
それが無理をして平気を装っているのか、
それとも本当に楽しいのかはアタシには判断がつかなかった。
だけど、いい気分はしなかった。

途中で、ユッコに
「キャンセルの仕方教えて」
「シングルとツインの差額を払う」
と言われた。
どちらも断った。

キャンセルの仕方は、単純に教えるのが面倒だったし、ホテルの部屋をどう使うかなんてまだ決まっていなかったので、断った。
シングルとツインの差額については、「馬鹿か、コイツ」と思った。
そんなこと言われて、差額を受け取ると思うの?
受け取ったりしない、なんてこと予想もついただろうに。
だけどそれを「言う」のは、自分の誠意なのだろうか。
「そのぐらいはするよ」という誠意。
それが、言っているだけのものに聞こえて、アタシは腹の中で毒を吐いた。
浅はかな言葉だ、と思った。

そんなことよりも、自分がどんな状況で、どんなことが原因で、今回の旅行をキャンセルしたのかを、丁重に謝りつつも相手のテンションを下げないように心配りして冗談のひとつふたつを織り交ぜながら陳謝せんか。

と思って。
それが出来ないくらいの、心のダメージなら。
なんで今アンタは、そこで、笑っていられるの?
結局は、自分がやらなくちゃいけない苦しいことから逃げて、
楽しいことを優先しているだけだ。
確かに、苦しいのなら、それが優先されてしまうものなのかもしれない。
だけど、最低限の礼儀を、果たす責任があるんじゃないの?
それが、「約束」をした人間の、義務だと、アタシは思う。
だけど。それはアタシにとっての望まれるべき行動で、義務で、常識なのだ。
他人には通用しない。そんなことはわかってる。
だけど腹がたったので、そう思った。

しばらくみんなでダラダラ喋った後に、ゼミ教室を出た。
ユッコと男どもと川ちゃんはまだ残っていて、
「帰らないの?」とユッコに聞くと、
「ん、いい」という応えがあった。

へえ。
原因は、話さないのか。
そういえば、男どもの中の1人の誕生日会をするのだ、という話を聞いていた。
いつやるのかは知らないが、今日なのかもしれない、と思った。
どうでもいいことなんだけど。
 
アネキに、「話聞いて欲しいから、今日飲んで帰ろう」って頼んだ。
アネキは察して、「うん」と言ってくれた。
飲み屋で、ユッコがアタシにダメ出しした時のことを、散々愚痴った。
アネキはウンウンと同意しながら聞いてくれて、
アタシが散々反論があったことを当然のように受け止めてくれて、
「だからこそ、 
 アタシはこの前も何度も、
 リョウに『それでいいの?』って聞いたんだけどね。
 途中で、ああもうそういうことにするんだ、
 と思って聞くのやめたけど」と言った。

アネキとアタシは、今回のことについての考え方は、
だいぶ方向性が似ていて。
自分が苦しくても、
周りの人が嫌な気分にならないように気をつけるくらいせんかい、
という考え方を持っていて。
アタシは自分の考えすぎに自信をなくしていた部分もあったから、
アネキが似た考えを持っていることに、安堵した。だいぶ。

人を傷つけないようにする、という考え方を持っていて。
それで今回、ユッコに「傷つけられ」て、
だけど自分が「傷付いた」ということをユッコに主張したら、
ユッコが「傷付く」のを知っていて。
だからこそ、自分が傷付いていないフリをする・・・、っていうのは。
自分の主義とか、ルールに反しないためのものだけど。
だけど、それじゃあ、こつちが一方的に損するよ、
っていう話しをしていて。
アネキが言った。笑いも入りつつマジで。
「うん。・・・リョウ、損してる!」
「やっぱりかー!!!」
って。なって。
だいぶ楽になった。

鳥取旅行は、結局アネキと2人で行って、
とても楽しかったです。
アタシは、
ほんとうに申し訳ないが性格は悪いので、
えへらえへらと笑っていても、
自分を傷つけた人間を、
許しはしない。
だけどもう、悪者にもなりたくないので。
悪者にならないやり方で、発散して行きたいと思います。ハイ。


以上。
とてつもなく長い猛毒でした。オソマツ。







2004年09月11日(土) ■
その名の通り本日は吐かせていただきますよ、猛毒をば。��

★★続き★★


「この前、川ちゃんと遊んだ時に、
 リョウ、すごい車にこだわってたよね。
 待ち合わせに来た時も、川ちゃんに車のこと聞いてたし。
 この前川ちゃんと喋ってて、あたしは川ちゃんとすごい遊びたいと思ってて。
 川ちゃんもあたしと遊びたいと思ってくれてて、それで遊ぼうねって言ってて。 リョウもいいねーって言ってくれて遊ぶことになったんだけど。
 それで誘ったんだけど。
 川ちゃん、あたしたちが誘ったことすごく嬉しく思ってくれてたのね。
 あたし、川ちゃんと遊んでみたかったから、それでそう言って。
 川ちゃんも、あたしが遊びたいって思ってたことすごいよくわかってくれてて、 だけど、「だけどリョウは違うよね」って言ってた。
 リョウは川ちゃんと遊びたがってたんじゃなくて、
 車が欲しかったんだよね、って。
 川ちゃんはリョウと喋ってて、
 リョウのいいところもたくさん見つけてくれてたし、
 リョウのことを悪く思ってなかったけど、
 自分のことを車だと見られて、いい気分がするわけないよね。
 だからあたしも、リョウが川ちゃんにそういう風に言ってる時、ずっとフォローしてたのね。
 それがいけないことだと思ってるからフォローしてたんだけど、
 それをその時リョウにはいえなかったのね。
 それがアタシの悪いところで、直さなくちゃいけないところなんだけど。
 それで、川ちゃんと、リョウそういうところあるよねって話してたら、
 川ちゃんに、『気がついてるなら、何で言ってあげないの?』って言われて。
 ああ、そうだなって思って。
 リョウがこれから、気がつかずに、他のヒトにもそうやって接していって、
 それでリョウが誤解されたりするのを、
 今言うことで、 
 リョウが気がついて、やめた方がいいって思うなら、やめれたらって思って」



ユッコは、必死に喋ってた。
アネキに向かって。
アタシはユッコのことをみてた。
話が一通り終わるまで、目はあわなかった。
アタシの目には、ユッコがアタシのことを怖がって
(というかアタシに嫌われるのを怖がって?)
アネキに問いただしているように見えた。
あたし、間違ってないよね?そうよね?って。

アタシのことを見ながら喋るのは怖かったのだろう。
アタシは、話を聞いている間、演技をするのをやめていたから、
多分怖い顔をしていたと思う。
あるいは、どこかおもしろがるような顔かもしれない。

アタシは傷付いていた。
どこに傷付いたかどうかは、いまいちわからなかった。
川ちゃんを、傷つけてしまったことに。
それをユッコから聞かされたことに。
そのことについて、川ちゃんとユッコの間で喋られたことに。
どの部分に傷付いているかはわからなかったけど、
だけど涙が出そうになった。
なんだかすごく、悲しかった。
だけど泣くわけにもいかなかったので、
必死に涙をちらし、
冷静になろうとした。

そして、考えた。
どうしよう?
どう、言葉をかえそう?
しゃべり終わったユッコには、
「へえ」とか「そう」とか、
そんな言葉を返した。

どう応えたらいいのかわからず、
なんとなく無感動にただ「聞いた」というような言葉を返したかった。
気を抜いたら、泣いてしまいそうだった。
だけど、ユッコが先に泣いた。

前にも同じようなことがあった。
ユッコは、自分が友達の、悪い部分を喋る時に、
すごくすごく怖くて、
だけど話さなければいけないと思う正義感で喋って、
だけどプレッシャーで押しつぶされてしまいそうになるのだろう、
と思った。

自分が嫌われてしまうんじゃないか、とか。
自分が言った言葉で、大切な友達を傷つけてしまうんじゃないか、とか。
考えて、だけど言わずにはおけず、
その持ち前の正直さで隠すことも出来ず、言ってしまうのだろう。

泣いたユッコに、アタシは言った。
「これでアタシがユッコのことを嫌うことは絶対にないから」 
そう言った。
それは本心でもあり、嘘でもある。
その時、アタシは、嫌う・嫌わないということなど、どうにも考えていなかった。

ユッコは、以前同じゼミの友達のRちゃんのことを、
自分のことばで傷つけてしまったことがあって。
それをRちゃんに「言って欲しくなかった」といわれて、
自分もたいそう傷付いてしまった事がある。
それが、ユッコの精神的な不安定のひとつの要因であることを、
聞かされていた。

だからこそ、アタシは考えた。
アタシにとって、ユッコの言葉は無神経で、言ってほしくはない言葉だった。
それが例え、ユッコにとっての正義であり、友情であったとしても。
アタシはそれを求めてはいなかった。
自分なら、冗談半分に注意したり、もっと軽くいったりしただろう。
そして、そのあとにアタシ自身が泣くことは確実にないだろう。
というか、注意さえもしないかな・・・。

自分がそんな立場に立ったことがないからワカラナイし、
その時になってみたいとわからない。
特にアタシは気分屋で、その時の気分で動くから、自分自身がどんな風に動くかはわからなかった。

だけど、友達が何か非のある行動をしたところで、
それはダレにでもあることなのだから、という考えを持っただろう。
「これから友達が同じような場面で他の人を傷つけたら・・・」
という危惧は、したことはない。
それはアタシの関知することではないから。
それはそれで、友達が自分でどうにかするか、
そんな性格も周りのヒトに認めてもらうか、
「その部分は悪いところよね」と流してもらうしかないのではないだろうかって思うから。

人付き合いをする上で、
「この人のここはどうかと思う」と思いながら人付き合いをすることなんか、
往々にしてあることだ。
それにいちいち注意などできないし、
その注意を自分がすべきだとも思わない。
注意をしていいほどに、自分ができた人間ではないからだ。
アタシなら、自分が誰かのことを嫌だと思ったとき、
自分を省みてしまうだろう。
自分自身にはそんな部分はないのか、と。
自分自身に少しでもそんな部分があるとすれば、
自分には他人を注意する権利などない。

自分がどうするかは、やはりわからない。
考えてみても、想像がつかなかった。
自分と同じような部分をもつひとを嫌悪することはよくあったけれど、
それを本人に「アナタのために」と告げたことはない。
ただ単に「オマエのココが嫌だ」と告げたことはあるかも知れないけど。
その記憶は、中学生以前のことだ。
その時の自分の浅はかな行動をアタシは後からひどく後悔した。

ユッコは、それを、今していた。
アタシが、どう思うかは、考えなかったのだろうか。
否、考えていた。考えていたけれど、言ったのだ。
考えた末に、アタシが傷付くだろうということも想定した上で、
自分の正義でアタシに告げた。
それは、ユッコにとって、
「正義」で、
すべきことだったのだろうか。

「言わずにはおけなかった」
「我慢できなかった」
「アタシ正直ものだから」
という理由で?

それは押し通さなければならないようなこと?
アタシが傷付くかも知れないという可能性を押しのけてまで?
だけどアタシの心は、傷付いていたし、腹もたっていた。反論もあった。
アタシが川ちゃんの車にこだわったのは、ユッコが「バッティングセンターに行きたい」と言っていたからだ。
アタシの中では、ユッコの意見を取り入れ、それを遂行することを一番に考えていて、計画があって。
だから、川ちゃんに車を持ってきて欲しかった。
アタシとしては、「川ちゃんの車で出かける」というのが本日のイベントである、という意識があったので。
(おそらくそういう態度をユッコにとっていたと思うし)

 川ちゃんとユッコの間にどんな連絡がとられていたのかは分からなかったけど、
「アレ?話が違うなー」という感覚だったのだ。
それが川ちゃんにとっていい気分でなかった、というのは確かに頷けるし、ああそうだな、と思った。
でもアタシは、ユッコのことを、一番重要視していたのに。

なんだか、腑に落ちなかった。
自分の好意がまったく伝わっていない。
まあ、仕方ないのか。
伝播しない。
ただそれだけのことだけれど。

だけど、そのことを。
あらためて「アナタのためにアタシは言わなくちゃいけないと思ったの」と泣きながら言われ、
日中に仲良く遊んだ、嬉しいなーと思っていた友人がその後に揃って自分のダメ出しをしていたのだ、アタシの言葉で川ちゃんは傷付いたのだー!という事実をリアルに聞かされて。
 
アタシはどうしたらよかったのだろうか?
ユッコは、
アタシが、
「ありがとう、言いづらいこといってくれて、気がついてなかったわ、これから気をつけようと思うわ、嬉しいわー!」
って言うと思ったのかな。

ふうん。

アタシそんなに、イイヤツじゃないよ?
だけど、ユッコが「リカを傷つけた」ことを知ってる。
ここでアタシが「傷付いた。言って欲しくなかった」って言ったら、
ユッコは傷付くのだろうか?
アタシが言いたいのは、確かにその言葉だった。
というか、もっともっとキツイ言葉でユッコを責めたかった。
だけど、アタシの中の理性と、
良心と、
友情と、
計算高さが、
パチパチと算盤を打った。
どうする? どうする? どうする?

それは、
「どうしたらユッコを傷つけずにすむ?」
という計算であり、
「どうやったらアタシはイイヒトに見える?」
という計算であり、
「どうやったらアタシはこのあと後悔しない?」
という計算だった。

アタシの中で渦巻くいくつかの感情がせめぎ合い、争った。
どの感情を表に出して、どう対応するか。
それでこれからのユッコとの付き合いが変わると思った。
だから、アタシは、ユッコが望むであろう言葉を、自分の許す限りで言った。

「ユッコがアタシのために言ってくれてるのはわかる。確かにアタシが川ちゃんにった言葉はよくなかったと思うし、それを直そうとは思う」

 と。
 だけど心の中で言った。
(だけど、アリガトウとは絶対に言わないよ)
(感謝なんかはまったくしていないよ)
(ユッコの友情は伝わってきたし、アタシのことを大事に思ってくれてるのもわかる)
(だけど、アタシが傷付いたことには、かわりはないのだから)

 それまであまり喋らず話を聞いていたアネキは、
「え? そうなの? そんな素直に納得しちゃうんだ?」
って言った。

アタシはなんとも言えなかった。
とりあえず、「ええ、それ以外になにか?」という顔をした。

アネキは、
「私なら、言ってほしくない。
 自分に悪いことがあったんだとしても、それを言ってほしくない。
 それに傷付くから。
 その傷に耐えられないから。
 だからさっきみたいに、言いたいことがあるんだけどっていうような、
 そんな様子さえ見せてほしくないの」
って。

すごく正直だ。アタシもほんとはそっち側だ。
アネキの言葉を聞いて、アタシはちょっと失敗したかな、と思った。
アタシも正直に、傷付いたって言えばよかったかな。
だけどそれで、ユッコが受けるダメージのことを思うと、そうも言えなかった。
アネキは、耐え切れないといった。
それは確かに弱さだ。
だけど、それを「傷付くから言わないで」といえるのは、強さだと思った。
いや、予防線なのだから、それは弱さなのか。 
どっちにしても、アタシにはできないことだと思った。
アタシは弱くても、それをいえない。
のらりくらりと、傷付かずに強い人間を演じる。
演じようとする。
それが自分なのだ。
 
「これから長く付き合っていく友達に、
 自分が傷付くところを知っておいてもらった方がいいと思わない?」
どの言葉の続きだったか覚えていなかったけど、アネキがアタシに言った。
正論だ。
アタシは思わず黙った。
しまったと思った。
アタシは、いつも「事なかれ主義」で、
その場を切り抜ければいい、と思って生きてきた。
だから、本当に心から自分のことを相談できるヒトはほとんどいないし、
自分が涙を流しながら相談できる相手もいないのだ。
否、自分のことを相談できる相手なら、いる。
正直に自分のことばを言える友達なら、いる。

だけどそれは、アタシがその話を笑って話せるようになってからだ。
アタシがそのことをある程度乗り越えて、
自分自身にいいわけをつくってあげて、
考えをある程度固める事が出来たら、その話を出来る。

ユッコが以前言っていた。
「次々に考えが変わる」って。
そんなの、アタシの中では当然の話だった。
悩んだこともない話だった。
次々に自分の考えは変わる。
だからこそ、喋らない。
自分の考えが定まらないうちは、人にそのことをしゃべらない。
相手に「リョウは○○というように考えている」と思われて、
その後すぐに自分の考えがかわってしまったら、嫌だし。

もう1つ、アタシが怖いのは、自分の思いを相談をして、
相手がそれを重荷と思わないかどうかいうこと。
自分のことをしゃべって、
そのことばが、その中身が、
相手を押しつぶすことはないだろうかという不安。
そして、その不安とは裏腹に、
「自分にとってこままで深刻な問題が、すごく軽くとられてしまったらどうしよう?」という不安もある。
自分の傷をさらして、自分のことをしゃべって。
だけど、その傷をしゃべったはずの人間に、同じ傷をつけられたらアタシは多分耐え切れないだろう。
相手のことを信用したあとに裏切られるよりは、相手に話さずに、
「相手はアタシがそれに傷付くってことを知らないから、仕方ない」
という逃げ道を残しておくことで、自分自身をうまくだまさなくてはいけないのだ。
これがアタシの弱さだと思う。





ひとを信用することができない。





続く。



2004年09月10日(金) ■
その名の通り本日は吐かせていただきますよ、猛毒をば。��

ユッコ(仮名)の話。

ハイ。久方ぶりですが、
毒を吐きますよ〜〜〜〜。

※一部の昔の日記を読んでる方へ・・・「ユッコ」は「猛毒。」当初に頻繁に名前を出した「ユウコ」とは別の人です★





女友達のユッコは、けっこー前から仲がよくて、
今年はよく2人で遊んだりしてたんだけど、
なんとなーくカチンカチンとくる行動とか言動の多い子。
アタシも、二人でよく遊ぶ子に限って・・・って感じはあるんだけど。
なんつか・・・、


同じゼミの男ども4人とユッコが仲良くて。
まあゼミが同じなので、そいつらとはあたしも時々みんなで遊ぶ程度の中なのですが。
ユッコは去年くらいから4人と急に親しくなって、
よくつるんでたりしてた。男4人に紅一点で。
イヤそれはいいんだけど。
男4人とは、アタシとかアネキ(同じくゼミでいつもつるんでるラブな女友達)もそこそこ仲良くて、
アネキの誕生日とかにはそこらへんのメンバーもいれてみんなでパーティーとかしてたんだけど。
 

どうもユッコが、
男4人とアタシたちを「区別」つようとしてるのがひしひしと伝わってきてて。
普通ならアタシも一緒に行くような流れの遊びとかも普通に阻止したりとかしてて。
あー、紅一点っていうポジションがいいのかーとか思いつつ。
なんかソレが露骨でカチンときてた。
別にいいけど。それ、もうちょっとこっちにバレないようにうまくやれよ、気分悪いなあ〜と思ってて。
それが決定打になったのが去年のクリスマス。
アタシは去年のクリスマス、結局昔の友達とパーティーしたんだけど、
その企画が決まるまでは予定がなくて、
ちょうどクリスマスイブが誕生日のユッコもそのときは彼氏がいなくて、
じゃあ一緒にしようよって言ってた。
アタシ的には、埋まるかどうか微妙だったクリスマスの予定が出来て、嬉しかったし。
ユッコも「マジでー祝ってくれるの〜?」とか喜んでる風味だったのに。
その後しばらくしてから、男4人どもからクリスマス一緒にパーティーしようとユッコが誘われて。
んで、アタシの方がキャンセルされたのだった・・・。
つうか、それなら普通、男4人とのパーティーの方にアタシも誘うとかしないかぁ!???
と思って。ムカーッときたのです・・・。

全然知らないヤツとかならともかく、4人とも普通に知り合いでさ。別に仲が悪いわけでもなくてさ。
そりゃ4人とユッコの5人でいるときとは雰囲気変わるかもしれんけど。
一度こっちが誘ってユッコが了承してこっちが先約なんだから、
もうちょっと配慮しろよ!!!!!!
とか思って。
しかもキャンセルの仕方も、目の前で男5人と「クリスマスどうする〜?」みたいな話しで盛り上がるユッコを見て、
「・・・え、あれ??」
って思ったアタシが「ユッコ、あたしとやるっていってなかったっけ?」って聞いたら、
「いや、でも、あっちに誘われたし・・・」
って。
なんだソリャこの野郎!!!
って思ったけど。そのときは怒りとかじゃなくて衝撃の方がでかくて、
「え〜・・・」って感じだった。

その後他の友達に誘われてクリスマスの予定は埋まったものの。
ムカムカは残ったのでした・・・。






で。

ユッコに対するムカムカも、しばらく後には忘れてたアタイ。
クリスマスは昔の友達とやって楽しかったし。
その後も色々と忙しかったしね。
ユッコはそのクリスマスの日に、4人の中の一人に告白して彼氏が出来たらしく、
いやいやそんな話も聞いてないけど、いやそれはいいんだけど、
まあヨカッタね〜とか思いつつ。


で、3ヶ月くらいたって諸事情(割とダークな)があり二人は別れたんだけど。
その事情に関しては、ユッコは被害者っていうか、カワイソウだなあと思った。
彼氏の元カノが妊娠、ってヤツが原因だったので。


そのあたりからユッコが精神的に不安定になって、
過呼吸とかにもなって、
けっこー心配はしてたんだけど、
どうしていいかもわかんなかった。
病院いってみたら?とか、色々と言ってみたりはしたんだけど。
アタシの中では精一杯の誠意を見せましたよ。
大切な友達だったから。
泣いて電話がかかってくれば迎えに行ったし、
話を聞こうと努力もした。
話すことで気が楽になれるなら、って。
偽善じゃなく思ってた。




で。
まあ不安定ではあったけど、普通に遊んだりはしてて。
アネキ(仮名)とユッコとあたしの3人で鳥取に旅行に行く予定とかもたててた。
鳥取旅行は、すごく楽しみにしてた。

旅行の計画から1ヶ月弱前くらいに。
今までアタシは特に仲良くはしてなくて、
最近ユッコが男4人とのつながりとかもあって仲良くなった川ちゃんって女の子がいて。
その子と3人で遊ぶことになった。
川ちゃんは車持ってて、じゃあ車でどっか連れてってもらおうよ〜とか言ってて。
ユッコがスボーツしたい、バッティングセンター行きたいっていうから、
それもいいねーとか言ってて。
で、いざ当日行ってみたら、川ちゃん車で来てなくて。
「アレ、車は??」
って聞いたら、
「使うかどうかわかんないから置いてきた」
って言われて。
アレー話違うなーと思ったんだけど、
まあ話もしたいしねってんで、
カラオケした後で川ちゃんちでずっと喋ってて。
色々喋って、その後他のオトコも1人合流したりとかして、楽しかったんだけど。
ど。
その日、終電がなくなっちゃって、一緒に遊んでた中で唯一地元に住んでなかったユッコは、川ちゃんの家へ泊まりに行って。
アタシは普通に帰った。








で、その何日か後にアネキとユッコと3人で飲みに行ったときのこと。

ユッコの様子が少しおかしかった。
なんとなく感じてたけど、理由もわかんなかったし放って置いた。
店でしばらくダラダラと喋ってから、ユッコが言った。
「リョウにいいたいことがある」
って。
「リョウに言いたいことがあるんだけど、
 それでリョウが傷付くことかもしれないとも思うし、
 自分で気がついてることだとしたら他人に言われたらイライラすると思うし、
 言葉を選んで言わなくちゃいけないと思うんだけど、
 だけど言おうかどうかずっと迷ってて、今も悩んでる」

って。
言われて。
そこまで聴いたら、アタシが何か嫌な気分になるような内容を言おうとしてるのはわかったし。
なんか、それで。
言おうかどうか迷ってるって言われて。
それでアタシが「聞きたいから言ってよ」って言わなくちゃいけないの?
って思って。
なんか腹がたって黙ってた。
様子をみた。

そうやって、自分が悩んでるところを正直に話して、
だけど傷つけるかも知れないからって黙って、
それで相手に、
今から傷つけようとしてる相手に、
その判断をまかせるのって卑怯じゃない?って思って。

だから、アタシは言わなかった。
聞きたいとも、聞きたくないとも。
言いたければ言えばいいと思った。
その判断くらいできるだろう、と思った。
アタシにそれを押し付けるなよ。
「聞きたいって言われたから言った」っていう、
楽な立場に逃げんなよ。
って思った。

だけどユッコはアタシの言葉を待っていて、アタシは言った。
「で? そんな風に、言いたい事があるって言って、それでどうするの?」
みたいなことを。
ここはいまいち覚えていない。
どんなことを言ったのか。
少し、頭に血が上っていた。
腹がたって。 
 
ユッコは自分の思い通りのことばがアタシから発せられなかったのか、
少し戸惑って、
「ここまで言ったからいうけど」といって、
アタシを傷つけるかもしれない内容を喋った。


続く。




2004年09月07日(火) ■
オイラ根性ナシです。

就職活動もいきずまり、
だからといってバイトするでもなく、
日々ダラダラと過ごしてます。

登録のバイトをしようかと電話。
「今あるお仕事は〜」
って仕事の説明されて。
仕事自体は全然、普通に、
「ああナルホド」みたいな仕事で。
おそらくシンドイがめちゃめちゃシンドイでもないと思うような仕事。
だけれども、断ってしまった。

断ってからちょっと考えて、
自分の中にいろいろと言い訳をつくった。
履歴書書き駄目しとかなきゃいけないし、とか。
台風きてるし、とか。
2日連続でセミナー行ってたし、とか。
いろいろ。
やらなくちゃいけないことはこまごまとたくさんあって、
それは頑張れば一日で終わらせられるようなこと。
だけどそれをやらずに、
しばらくダラダラ宿題にして抱えてる。
こんなんじゃダメだ。
もっとギリギリまで努力しなくちゃ、って思うのに。
思うだけで、ギリギリどころか人並みにもしていない。
ヤバイ。
このままじゃ怠け癖だけがついて、あたしの学生生活が終わってしまう。

だから。
明日1日だけ休みます。
あとは、ちゃんと、やります。マジで。
頑張らねば。


バイト嫌な理由が、

「早起き無理」なだけ、とは。

アタシもヤキが回った。







だけど7時起きがほんと無理。
いやもうマジでほんとゴメンあたしの人生。
立て直せ!!!!





2004年09月06日(月) ■
ねえさん、地震です!!!

地震ですよ。
地震。

和歌山あたりが震源地で、
震度5とかで。
リョウさんが住んでるとこは4度くらいでした。
揺れはそんなに怖くないんですが、
今回の地震、いやに長い。
一分とかずっと横揺れされるので、
乗り物酔いみたいになりそうになる。

うちのかーちゃんは、
「和歌山にはもう一度デカイ地震がくる」
と主張して、
なんとなく焦る雰囲気の我が家。
アタシも思わず、だいぶ昔につくった防災グッズをクローゼットの奥から出してきました。
いや、「奥」な時点であまり役に立たないのですが。
防災グッズは枕もととかに置いて、
いざというときガッツリ掴んで飛び出さなくちゃいけないのだからして。

でもでも、
今日きとりあえずいつでも飛び出せるようにして寝るですよ。
なぜなら怖いから。
阪神大震災を経験したので、
やはり地震は怖いですよ。
全ての災害を引き起こす地震。
防ぎようもないし逃げ場所もない。

ここ最近日本が怖いよ〜。
台風も火山噴火も地震も怖いよ〜。
アメリカはハリケーンの被害が甚大らしいですけど。

アメリカのハリケーンはどうも名前がカワイイ。
日本なら「1号」「2号」ってくるところを、
「チャーリー」とか「マリア」とか「ケイト」とかって人名でつける。
ほのぼのしてるようだけど被害はデカイし恐ろしいし、
自分の名前とカブッてたりしたら、
しかもそれで自分の大切なヒトが被害にあったりしたら、
軽くヘコむかもしれん・・・。
日本ではないやろうなあ〜と思った(笑)

なにはともあれ自然災害は恐ろしいのですよ。
地球がお怒りなのですよ!!(>_<)
軽く宗教的でイヤンですが。
警戒はして損になることはナシです。
とりあえず今日は、ちゃんとブラして寝るですよ!!!!(緊急避難時のため)