人を疑う事は簡単だけど
信じるという事は
とても難しいと思う

自分自身
過去の苦い経験から
人を疑う事しかできなかった
と言うよりも
信じる事ができなかった

恋愛に関しては特にそうだった
いつか別れるんじゃないか
という思いが頭から離れなかった

付き合い始めると同時に
−結局いつか別れるんだ−
と思うまでになっていた


数年前にその事をある人に話したら
「自分が好きになった人でしょ？
　その好きな人を信じられないの？
　それは自分自身を信じられないと
　同じ事なんじゃないの？
　その人の事を本当に好きなの？」
そう言われてショックを受けた

その人は昔恋人が浮気をして
子供を下したという噂が流れた
その噂は紛れもない事実だった
でもその人は最後まで恋人を信じた
そして待ち続けた
入院するほど病んでも信じ続けた

それが君にはできるか？
と聞かれたら自信がない


まだ疑ってる部分があるのは事実
僕もそれくらい君を信じられるのか
いや
それくらい君を信じられるように
それくらい君を想いたい

言いたい事とかあるわけじゃなく
別に文句があるわけじゃなく
でも言わないと君は不機嫌になるし


ちょっとだけ我慢してた事とか
微妙に怒り口調で伝えてみたり
ちょっとでも嬉しかったら
素直に嬉しいと伝えてみたり
あれが食べたいこれが食べたいって
我侭だとは思うけど言ってみたり

今まで表現した事がないから
あまりよくわからないけど
自分なりに頑張ってるつもり

君が笑顔で応えてくれてるって事は
こんな感じでいいって事なのかな


以前よりも楽になった気がする
そして君と居て安心できる
自分にとってプラスになってる

僕はまた君に大切な事を教わったね

君が突然不機嫌になった

別れようとは思わないけど
さすがにちょっと疲れる


不機嫌の理由は

『僕が何も言わないから
何を考えてるのか
まったくわからない』


確かにそうかもしれないね
言葉にしなきゃ伝わらない

でも我慢してるわけじゃない


人って難しいね

君と話し合った

別れ際２人から出た言葉は


−疲れた−



少し休もう

−帰らないで−

君はそう言って僕を困らす
僕だって帰りたくない
ずっと君と一緒に居たい

でも離れてる時の
切なさや寂しさがあるから
その分だけ会えた時の
嬉しさや楽しさがある


離れていても
君を想う気持ちは
変わらない