下請けさんから出向しているSさんは、何かにつけて使いっ走りに使われる。自分の会社を背負っている……という部分から、積極的に走らねばならない部分もあるが、チーム内で最年少ということも大きな要因。Sさんは、ひょうきんで明るい人で、その心の内まで計り知ることは出来ないが、毎日元気に使いっ走りをしている。
私も派遣社員という立場でSさんにお願い出来る分際ではないのだけれど、自分では出来ないこと……例えば、重い部材や書類を倉庫に運び込むというような仕事は、ついSさんにお願いしてしまう。本当は男性社員の誰に頼んでもいいのだけれど、Sさんには頼みやすいと言うか。
昨日もSさんにお手伝いをお願いした。若いといっても思い荷物を持って階段を上り下りするのは大変だし……とて、ヤクルトを売りに来るヤクルトレディのお姉さんからヤクルトを買って「ありがとう。はい、これお駄賃」とSさんに渡した。CADの相棒から「オバチャンみたいやね〜」と大笑いされた。
最近、オバチャン気質が板に付き始めているような気がしてならない。
Sさんは愚弟と同じ年で私にとっては「可愛い」と思えるお年頃。考えてみれぱ、つい先日もTさんにねだられてヤクルトをご馳走した。(←Tさんは厚かましいキャラで「そんなに残業してたら懐ウハウハでしょ? なんかご馳走してくださいよ〜」と自分から申告してきた)生憎と私は高級取りでもなければ、独身だが「独身貴族」と言えるような優雅な身の上ではないので、派手にご馳走してあげることは出来ないけれど、お菓子だのジュースだの、ささやかなものをご馳走する機会が増えたような気がする。そして、そんな行為がものすごく自然に出来るようになっているのだ。
大阪のオバチャンと言う種族は鞄にアメ(大阪ではアメチャンと言う)を常備していて、周囲の人に配るのがデフォルトだと言われるが、私もそう遠くない未来、鞄にアメを常備するようになるのかも知れない。
CADの相棒は「オバチャン」と呼ばれたり、そうなっていく自分が嫌でたまらないと言うけれど、私はむしろそうなっていく自分が楽しくってしょうがない。ものすごく心地良いと言うか。性に合っているんだろうなぁ……と思う。
もちろん女性としての可愛らしさを捨てたくはないし、悪い意味での「オバチャン」にはなりたくないが、愛されるオバチャンになられるなら満更悪いものでは無いように思う。いつまでも若くはないのだし、そういう移行は当たり前だよなぁ……とも思う。本とレースと花を愛する可愛らしいオバチャンを目指してみるか……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。
| 2005年09月15日(木) |
アンパンマンのマーチ |
「書かなきゃ」な感じのメールが幾つもあるのに、まったく筆が…もといキーボードが進まない。メールとか手紙っていうのは、ある程度パワーが無いとかけないように思う。日記の場合は自分さえ納得すれば良いのだけれど、相手に読んでもらうのが目的の文章は、そうも言っていられない。メールは週末までおあずけにしよう。
いきなり話が変わるのだが、携帯電話の着信音はグループごとに変えている。仲良しの友人は「リボンの騎士」のED。しょっちゅう電話をかけてくる東京のFは「悪魔君」のOP。いちおう自分の中では、そのグループに合った曲を選んでいるつもりだ。ちなみに「職場」というグループの着信音は「アンパンマンのマーチ」である。
愛と勇気だけが友達と言い切るアンパンマン……あの菓子を聞くたびに切なさが込み上げてくる。生きる喜びを歌いながら、胸の傷が痛んだりしているあたりが泣けてくるではないか。あの歌詞は子供に向けたものではなくて、むしろ大人のためのものだと思う。
帰宅してPCの前でボーッっとしていたら高らかにアンパンマンのマーチが響いた。たいした用事では無かったのだが、退社後の電話は勘弁していただきたいものだ。メリハリって大事なんじゃないか……と。
気が付けば週末。あと1日頑張ったら魅惑の三連休。何をして過ごそうか……と思うだけでワクワクするななぁ。手始めに明日は帰りにビールなど買って、夜はのんびりしようかな……などと考えてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は東京から遊びに来た仲良しと会ってきた。離れて暮らしていると言うのに地元の友人より、よく会っているからビックリだ。そして思惑通りに仕事を抜け出せたって事も我ながらビックリであった。「えっ? ホントに帰るの?」と突っ込まれつつ笑顔で退社。足取りも軽く待ち合わせ場所へ。
彼女とは、何故だかしら気が合うのだ。一緒にいるのが、しっくりくる相手と言うか。お気に入りのワインバーでヲタク趣味の話だの、家族の話だの、サプライズな話だので大いに盛り上がる。途中で河岸を変えて甘い物屋さんへ。ここでは2人して見る目が無かったらしくメニューの選択大失敗。大いに肩を落とした。ま。これもまた思い出…ってことで。
彼女とは、いつもすごく楽しみに会うのだけど、よくよく落ち着いて考えてみると、毎度たいした話はしていない。好きなゲームの話だの、最近のハマり物の話だの。真面目な話をしないでもないが、たいがいは夢見がちで、他愛もないことばかりを喋っている。それなのに別れ際には「喋り足りないなぁ」と思い「また会いたいなぁ」と思うのだ。
久しぶりに会えて良かった。
今月はFとN嬢、そしてSちゃん……東京の友人が3人も大阪へ遊びに来てくれた。近くにいたら、もっと頻繁に会えるのになぁ……と思う反面、距離の問題では無いようにも思う。近くに住んでいるからって、何年もあっていない人だっているのだから。時間をやりくりして、ちょこっとでも会えるような友人がいることを幸せに思わなくちゃいけないなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。
某エロゲーのような題名になってしまったのはご愛嬌。元ネタ分かる方はヲタク男子。そんなこんなで昨夜11時過ぎ、我が家にFがやって来た。
勝手知ったる他人の家……ではないけれど、我が家におけるFのポジションは「私の友人」という枠を越え、もはや「親戚の子」というノリなので、まずは居間にて乙女な母や愚弟を交えて酒盛りなど。あれこれと雑談に花を咲かせる。1時過ぎ、いったんお開きにして居間に布団を敷き、乙女な母は就寝。他3名は愚弟の部屋に移動して『巌窟王』など観ながらヲタクトークなど。明日は友人とBBQだと言う弟は途中で脱退。しかしFと私は引き続き喋りまくる。
寝床でのお喋りってヤツは、どうしてあんなに盛り上がるんだろう? 「そろそろ寝ようか」と言ってから寝るまでの時間の長かったことと言ったら!
今回も話のネタには全く事欠かなかった。仕事の話、将来の話、恋愛の話……などなど。馬鹿話の間に真面目な話なども。日本の社会制度の問題点(子供はもっと尊重されるべきである…とか、離婚が多い昨今、子供は双方の親から養育費をちゃんと受け取る権利がある…とか)を子供もいないのに暑苦しく語ってみたり。「不幸の連鎖は作っちゃ駄目だ」ってな話も印象的だったなぁ。
現在午前11時。もっとゆっくり寝ていればいいのに、目が覚めてしまってからは眠れないので起きることに。愚弟は友人とお出掛け。Fと乙女な母もまだ就寝中。狭い家なので寝ている人間が2人もいる中で、用事をする訳にもいかず、読書録を書いてみたり日記を書いてみたり。睡眠不足には違いないので今夜は早い時間に爆睡してしまうのだろうと思う。それにつけても楽しい夜だった……ってことで今日のに日記はこれにてオシマイ。
| 2005年09月10日(土) |
重陽の節句(の翌日) |
9月9日は重陽の節句。華道を習っていた頃は「菊の花を活ける日」として馴染みの行事だったのに、今となってはなんてことのない平日になり下がってしっまった。「「菊の花でも買って帰るか」と思いつつ、しかし残業でそんな時間には帰宅出来ず、汗臭いのにシャワーも浴びず、布団に転がり込むようにして寝てしまった。風雅を愛するどころか、小汚くてしょうがない。
そんな訳で朝っぱらからお風呂に入りシーツを洗った。玄関先に活けていた花が萎れていたので水切りをする。プチ向日葵の茎を思いっきり短くしてガラスの器に浮べ、友人が描いたブルーベースの絵の前に飾る。向日葵の黄色と絵の青とのコントラストがお洒落だなぁ……と自画自賛。菊の節句の翌日に向日葵を活ける……季節感も何もあったもんぢゃない。身の回りも何気に雑然としていて、日々の駄目っぷりが浮き彫りに。これでは駄目だと、ちょっとだけ片付け物など。
季節を追って花を活け、旬の食べ物で食事を作り、本を読みながら暮らせたらどんなに素敵だろう……と妄想した。もちろん仕事なんか真っ平ゴメン。職場では「仕事大好き人間」と思われているのが心外だ。私にとって仕事とは食べるための手段であって、生き甲斐でも何でもない。そりゃぁ今の職場は厳しいなりに居心地も良く、ご機嫌で働いてはいるけれど、大事にしたいと思う物の根っこの部分では有り得ない。
そろそろ乙女な母を病院へ送っていかねばならない時間なのでPCを落とさねば。夜は東京のFが泊まりに来るし、楽しい休日になりそうだ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。
今日も、まっことよく働いた。高いビルの屋上梯子をよじ昇ったり、電話でガジガジ怒られたり。
転職して今の職場に来るまでは、インドアな図面描きだったので、社外の人間と接触する機会など、ほとんど無く、社外の人間から叱責されることなど皆無だった。なので、今のポジションについて、初めて外部の荒波に触れ、メチャメチャ凹んだ。
自分は社会人として未熟なんだろうか…とか、こんなに打たれ弱くては世の中を渡っていけないんじゃないか…とか思ったりして。同僚や上司は「いちいち気にするな」と言ってくれたけど、どうしても気にせずにはいられなかったし、キツイ言葉に触れるたびに凹みまくっていた。
が…いつの間にやら少々の事では凹まなくなっていた。慣れってスゴイ! 半年前の自分なら、どんなに凹んでいるだろう…ってな場面に出くわしても、屁の河童である。人として逞しくなったのか、感覚が鈍くなったのか。「申し訳ございません」って言葉に込める誠意が薄くなっているような気が。凹まなくなって良かったと言っても良いものだかどうだか…実に微妙。
今週も明日でオシマイ。土曜日は東京のFが泊まりに来る。彼女はきっと、私の家の居間で実の娘より大きな顔をして寛ぐのだろう。楽しみだなぁ…って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
昨夜はちっとも寝付けなかった。
台風で早く帰宅出来たので興奮していたのだろうか? 取り立てて悩み事があるとか、そういう訳でもないのに、どうしたものだか睡魔が襲ってこなかった。お手洗いに行ってみたり、水を飲んでみたり、本を読んでみたりと足掻いてみたが全く駄目で途方に暮れた。
別に一晩寝なくったって死にはしない。
しかし意識的に夜更かしする時は気にならないのに、ひとたび「眠れないルループ」にハマってしまうと「明日も仕事なのに早く寝なくちゃヤバイ」なんてことが頭から離れなくなってしまう。挙句の果てには、いま考えなくてもいいような、実にツマラナイことが頭の中をグルグル駆け巡ったりするのだ。
そんな訳で今朝は寝不足のまま起床。もちろん、だからって何ら支障は無い。台風一過の空は気持ちよくて、むしろ清々しいくらいだ。本日は現場で屋上スケッチ。気合入れて行かなくちゃなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。
誰しも1つや2つくらい「墓場まで持っていかなくちゃならない秘密」ってのがあるのだろうけど、どんな気持ちで秘密を飼っているんだろう……てなことを思った。何か事件があって、そう思った訳ではなくて、桐野夏生の『玉蘭』を読んでいたら、死んだ人の日記云々のくだりがあったので、なんとなくそんな方向に思考が向いてしまったらしい。
私は凡庸で生温い人生を送って、しかもスッキリ・サッパリな性質なものだから、ドラマティックな隠し玉など持ってはいないが、それでもやはり「墓場まで持っていかなくちゃならない秘密」ってのは、それなりにある。
小説やドラマなんかだと、まるで後出しジャンケンのように、秘密をほのめかしたり、バラしてしまったりする。「そりゃぁ反則だろう」と思ったりもするのだが作り事の世界では、そうでもしないと受け手に表現が伝わらないので、それは仕方の無い話。だけど、現実世界に生きる人は実際のところ、どうなんだろう。ひっそりと秘密を胸に秘めたまま、こっそり死んでしまったりするのだろうか。
私は虚構の世界に生きているのではないので、墓場まで持っていかなくちゃならない秘密は、ちゃんと持って行こうとは思っているのだが。
今日は、そんなツマラナイことを考えながら帰宅した。「台風の恵み」なんて言葉を使うとバチ当たりだが、今日は台風のおかげで定時上がり。もっとも、台風警戒のため現場が動かず、早く帰れる状態ではあったのだけれど。せっかく早く帰宅出来たのだし、ゆっくりお風呂に入って、ビールでも飲むかな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。
| 2005年09月05日(月) |
休んだ気のしないまま… |
携帯電話にて日記更新。
ここのところ、日記にかんしては、すっかりサボリ気味の毎日が続いている。「書くこと無いんだよね」なんて日は、1日たりとも無いのだが、いかんせん心身共にエネルギー不足。
この週末はFが帰省。来週はSちゃんが来阪と、ビッグイベントが控えているので、それを励みに頑張ろう。
それにしても、ちっとも休んだ気がしないまま月曜に突入してしまった。はなはだ不本意である。貴重な通勤時間、携帯電話など触ってないで、ひと眠りしよう…って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は朝から良い感じだった。
東京の仲良しの絵が展覧会で入選したとのこと。昨年は選外だったのに、着実にステップアップするだなんて凄いなぁ。洒落ではなく「来年は入選?」なんてことを思った。私は絵を描く手を持たないけれど、絵を見るのは大好きなので、仲良しの快挙に必要以上に興奮してしまった。携帯からお祝いメールを送ったら、意味深なお返事が。地味に暮らす三十路女をからかってはいけません。本気にしちゃったら、どうするつもりなんだろう。職場のトイレで赤面。しかしながら本当に嬉しかった。入選の知らせもメールも。
そして本日は値千金の定時ダッシュ!
今週はジタバタで、来週も週明けからドタバタな予感満載なだけに、早く帰れる時は早く帰るべし……とて本屋にも寄らず、コンビニでビールを買って帰宅。コッソリと、ささやかに祝杯を上げた。
週明けは久しぶりに現場へ連れて行ってもらえるとのこと。上司から「高所恐怖症じゃないよね? 梯子とか大丈夫だよね?」と念押しされる。かなり素敵なところへ連れて行ってもらえるらしい。またもや大変そうな仕事だけど、ちょっとドキドキしている……って、そう遠くない日にドキドキがヘロヘロに変わるは目に見えている訳だが。
今夜は思いがけず時間が出来たので、のんびりネット散策にでも出掛けようかと画策中。とりあえずお風呂に入ってからにしよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
どうやら私は情に流されやすいタイプらしい。
「義理」ではなく「情」ってところがポイント。したがって遮二無二に人付き合いを重んじている訳ではない。
ただ、一緒にいる時間が長かったり、毎日会ったりする相手だと、よほど苦手なタイプでもない限り、比較的あっさり好きになったりする。今の派遣先で働くようになって、そろそろ1年になるのだけれど、毎日顔を合わす同僚や業者さんは、おおむね好きな人ばかりだ。
今日、打ち合わせコーナーで技術系の業者さんと話をしている際、ふと彼の左手が気になった。何やら派手な傷痕があるぢゃないか。作業中にトラブルがあったのかと思い、ドキッとしたが、よく見るとかなりの古傷で、しかも彼の左手は神経がやられているらしく、曲がったまま動かないようだった。毎日、顔を合わせているのに、彼の左手が不自由だっただなんて、ちっとも気付かなかった。私の観察力が鈍いから…と言うのもあるだろうけど、そのくらい彼がスマートに動いていて不自由さを気付かせないのだろうとも思う。
鼻の頭がツンとした。
愚弟が事故で左手の指を切断してから、そういうことに敏感になった。「手が不自由なのにスゴイ」なんて不遜なことを言うつもりはサラサラない。彼は優秀な技術者で人望も厚い。なのでハンディキャップがあろうが、なかろうが私の中の評価が変わる訳ぢゃないんだけど、心情的なところで思い入れのような物を感じずにはいられなかったのだ。
みな、人には言わないだけで、色々なものを抱えて生きてるんだなぁ…と思った。
とても言葉では書き切れないほどに、あれやこれやと考え込んでしまった。たまには、こういう話もアリってことで今日の日記はこれにてオシマイ。