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■ 明橋さんの本を読んで(2)
(1)から続く。 ------------------
明橋さんの「思春期に頑張ってる子」を 読んでなんか強くこみ上げてくるものがあった後も なんか喉のすぐ下まで大きな感情が突っかかってるような、 グルグルしてる、でも吐き出せない・・・ そんな状態で、なんだかすごく悲しい状態のまま 2,3日過ごした。
なんだかとても悲しくて淋しくて・・・。 なんだか声をあげて思いっきり泣きたくて。
だから現在、唯一心を開ける対象である「連れ」に、 気持ちを吐き出したいと感じた。 (他に発散する場所ないし・・)
土曜、会ったのだけどなんだかやっぱり 吐き出すきっかけがない・・・。 どうやって伝えたらいいのかわからない。 どうしていいのかわからない・・・・。 まどろっこしい・・(・・連れからすれば そんな私のほうがまどろっこしかったに違いない)
私は連れに、本を「読んで欲しい。」と差し出した。 それが私がその時できた”自分のキモチ、理解して欲しいの”という 自分の気持ちを伝える遠まわしの手段だった。
・・・結局、その後ちょっとした行き違いがあって ちょっとしたケンカ?になって、結局時間がなくて 本は読んでもらえなかったのだが・・ (まぁ今となっては(本は読んでもらえなくても) いいやと思うけど。 連れは本を読むのが遅いから、どれだけ時間かかるか わかんないし・・・。)
でもその晩、連れの家に行って「吐き出したいのに 吐き出せなくて辛い、苦しい」としばらく ウジウジ言っていた後、連れに抱きしめてもらって 「苦しい、苦しい…」とつぶやいていたんだけど、 ギューッと連れの背中にしがみついた後 「甘えたい・・・。思いっきりワガママいいたい…」 と小さく言葉を絞りだして、涙が頬を伝った。
あの胸に湧き上がりつかえた苦しみは 思いっきり泣きたい、甘えたい、ワガママいいたい。 そういう情動だったのかもしれない。
自分の中の「子供の心の叫び」のような感情・欲求。 思いっきり、子供の頃、いや、赤ちゃんの頃まで 退行したい、そんな欲求。
甘えたい・・・ 思いっきりワガママいいたい・・・ 童心のまま、体ゴロゴロしたい・・・ ワァーッって無心で体全体を広げて遊びたい!
今の私にはもう、許されないことがわかってる。 でも、心が辛くて悲しくてしょうがない。
そんな感覚。
連れは私の頭を何度も撫でて 「今は俺は○○のお母さんだから、思いっきり 甘えていいんだよ、ワガママいっていいんだよ」 と言った。
でも、できなかった・・。 苦しい、苦しい・・でもできなかった。
理性がそんなの許さない。 連れの前で醜態を晒すのはやっぱ恥ずかしいし・・。
苦しいのと、安心するのと、戸惑いと、 不安な気持ちと、怖さと・・・ 複雑な色んな気持ちが交錯した。 葛藤した。
あの時の感覚、不安は今振り返っても うまく言い表せない。
気がつくと、連れのパジャマの上着の裾を ギュッと握ったまま、コタツの中で二人とも寝入ってた。 気がつくともう午前4時を回っていて 慌てて車で家に送ってもらった。
でも、連れにお母さん?役をしてもらって 少し癒された気がした。
依存と甘え・・・ 私の中に強く強くその欲求が満たされないで 封印されてる・・・・。
大人の私は今、感情を押し殺すしかできない・・。
2003年01月25日(土)
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