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■ 人気のモツ煮込み
会社の近所に、美味しいモツ煮込みを出す店があるのを知った。 「仕事が早く終れた時は、必ず寄るw」 こんな片田舎に電車を乗ってまでしてやってくる人がいるのだ。 絶対美味しいに違いない!
私はスポンサーを連れて(爆)、その店を18時ちょっと過ぎに訪れた。 店自体は、そこらにあるような小汚い大衆居酒屋で 女の子だけでは決して入れないようなディープな匂いが漂っている。 ところが、2階まである店は既にほぼ満席で、 なんとかカウンターに座ることができた というほど、混み合っていたのだった。 次の客は 「相すいません・・・満席です・・・」 と言われていたので、 18時では危険で17時代に転がり込まないと、危険なのだとわかった。 「早く終われた時は」とわざわざ言っていたわけがこれでわかった。 通常な時間でそこから電車に乗るようでは、この戦いに勝てないわけだ。 ちなみに、私たちの席の両側は、 右隣は中年男女のカップル、反対側は若めのおじさん(?)が座っており、 どちらも既に出来上がっていた。
私たちの座った席は、上手い具合に 例の「モツ煮込み」の大鍋のまん前だった。 勿論、その今日の目的である主役くんを一番最初に注文。 卵入りで530円。 期待してじっと目の前の大鍋を見ていると、 目の前の大鍋から薄い土鍋に盛り分けられた後、 それを直火にかけてグツグツ煮立て始めた。
と、ぐいと私を小突く人がいる。 何? と思ってみると、隣の中年カップルの女性の方だった。 酔っ払っていて、 肘がだらしなくこちらにずれてきてしまったらしい。 人の楽しいウォッチングを邪魔するなよぉ
いい感じなグツグツ具合になったところで、 大鍋の奥からいい色に漬かった煮卵を乗せた。 そこに葱をたっぷり乗せる。
ガターン! いきなり大きい音がして、 見ると、 隣のオバサンがイスから落ちて、床にひっくり返っていた。 テーブルを見ると、ワインが1瓶ほとんど空けられてあった。 一緒に飲んでいた男性に助け起こされる。 人の楽しいウォッチングを邪魔するなよぉ
ほどなく、私たちの待つカウンターに運ばれてきた。 土鍋でグツグツ言う音が何とも食欲をそそる。 「美味しそうだねぇ」 「七味七味っと・・・w」 大鍋はずっとモツ専門で、継ぎ足し継ぎ足しされて、 味の深みを増した門外不出の自慢の鍋なんだろうな
「どぉ思うのおっ!?」 「どうって・・・」 「女性が酔いに任せて、告白するってことよぉぉ!」 それはあなたのことですか? 人の楽しい食事時間を邪魔するなよぉ
メニューのガーリックトーストの欄には 「モツ煮込みとご一緒にどうぞ」 とあるので、それも注文しておいた。 それに煮汁をつけて食べると、これがイケる!という寸法だった。 いや〜 ディープな居酒屋ってなんかいいよね?
「もう帰ろうか」 「いやよっ いやっっ」 周囲を完全に忘れているそのオバハンは、 私の食べようとしている目の前に腕を振り回し・・・ ・・・やっぱディープな居酒屋イヤかも
2003年01月31日(金)
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