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■ 恫喝ごっこ
いつの頃からか外出先の家族から電話がかかってくると 「あぁ゛?(怒」 というようなガラの悪い声で応対するという遊びが 家族内で横行するようになった。
と、ある日。 残業していた私とのメールの遣り取りの直後、 電話が鳴ったので、絶対私だと確信して家族が電話に出た。 「あ゛〜〜ん?? ナンダヨ!?」 低めの男の声で思いっきり凄んでみせる。
「・・・! あっ、あの・・・、××ですけど・・・(ビクビク」
私の母であった。
「おおおおおおおかーさんっっっ・・・!」
落としかけた受話器を握り締め、 急に快活そうに返事する義理の息子。
「どーもっっっ!! こんばんわっ! おとーさんのお体のお加減はいかがですか!?」
万年少女のようにたおやかな母は、下品とは無縁の世界にいる。 なので、相当怖かったのだろう。 ロクに用事も話さずに電話は終わってしまったらしい。
何も知らない私が帰宅すると、 「フォローしといて(涙)」 と、家族が事の顛末を話し、泣きついてきた。 「うんうん、い〜よ」 にこやかに微笑んで、早速実家に電話する。
「・・・さっき、電話かけてきた? ふんふん・・・ それで、△△が電話に出た時、 もの凄く怖い感じじゃなかった? うんうん・・・ そーなのヨ・・・
いつも私、あの声で 恫喝 されてるの!
怖いでしょぉ?」
隣りで家族が怒りに戦慄いている。 まぁ 怖いっっっ
2007年05月26日(土)
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