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■ 成功体験
なんだかんだと言っても、成功体験をしなければ、何かを学び取るというのは難しいような気がする。
失敗から、挫折から学びなさい、と言われる。 でも、それは、成功(完成、とでも言えばいいのだろうか)を知っているから、それを思い描くことができる能力がある前提の下でだと思う。
今まで、成功体験が、受け入れられ(受容)体験が乏しい者にとって、それはとても困難なことではないかと思う。
莫迦の一つ覚えのように「何で失敗したのか、を考えなさい」では、”何を”考えればいいのか、”どこが”分岐点だったのかということがピンポイントのみならず、ニアミスでさえ気づくことが難しい。 行き先を示しても、なかなかそれに確信を持つことが出来ずその場に立ち止まってしまう傾向があるように、思う。
例えば、アスペの子どもに関して。 彼らは、失敗から学び取ることが困難である。 だから、小さな成功体験を、繰り返し成功体験をする。 実は、これはアスペだけではなく、躓いてしまった子どもたちにはとても必要なのではないかと考える。
もう一度チャンスを。恐る恐るやってみて、なんだできるじゃん、の体験。 もちろん、それが過剰な―そして根拠のない―全能感にリンクしてもらわないようにしないといけないけれども。
そんなことを思う。
2006年11月28日(火)
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