◇日記◇
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2006年02月27日(月) |
不安・ネクタイ・薄氷 |
◇◆◇◆
朝から不安。うがい薬を買いに行こうと思ったが、断念する。
朝から不安、というよりも、週末からずっと不安なのだ。
ゴミを出し、薄氷を、ぱりんぱりん、とわる。
◇◆
滅多にないことだが、ねこぞーに、Yシャツとネクタイを選びたくなった。
淡い紫のボタンダウンに、その紫にトーンの似たスモーキーなピンク地に様々な色の小さ
なドットが散らしてあるネクタイを選ぶ。
全くの私の趣味で、ねこぞーは着せ替え人形状態。気の毒。でもないか(笑)
ネクタイを締めると、さっきまで、布団の中でドロドロに溶けてたねこぞーも
とりあえず人間に見えるから不思議。
仕事のときに、きかないめつきをする男の人ってすてき。
ネクタイの似合う男の人ってすてき。
◇◆◇◆
18歳というのは、難しい年齢なんだな、と思う。
女子フィギュアの衣装のことである。
日本の三人を比較したとき、年上の二人は、個性がきちんとできあがっていて
自分の好み、自分に似合う色・形を知っていて、あるいは自分の表現したいことを
持っていて、その上でのあの衣装だったのだろう、とてもよく似合っていた。
それに比べて、18歳の彼女だけが、衣装が中途半端だった。
もう、大きなリボンとかわいいフリルだけでは物足りない年齢。
しかし、まだ自分を把握しつくした大人の女性にはなりきっていない年齢。
18歳。これから一年ごとに変わるのだろうな。楽しみである。
◇◆◇◆
私はもう、着たいもの、大体きちゃったかも。
トラッドも着たし。ボ○コ○も着たし。フレアースカートもミニもはいたし。
聖○ちゃんカットもしたし。ボブもソバージュもしたし。
花嫁衣装も着たし。振り袖も着たし、総絞りも着たし。
だから最近は、ジーンズばかりなのかなぁ。
私は、一体、いつ大人になったんだろう。案外まだだったりして。へへ。
◇◆◇◆
ちょっとお出かけしてきます。
昨日まで、春めいていたのに、今日は真冬日か。
◇◆◇◆
恐怖と折り合いをつけるのは、難しい。
それが私の頭のなかだけの、実体のない恐怖だとしても。
自分が崩壊するような恐怖、とこの間書いたけれど、その正体はやはりわからない。
おのれが崩壊する。
その恐怖に直面しそうになると、するならしろ、と思ったり。
やはり無理と思ったり。
◇◆
暖かいのも今日の昼まで。また気温がぐん、と下がるらしい。
◇◆◇◆
気になる本。『アマゾン源流生活』平凡社。
私のように、他人に理解されたい思いが強い人は、こういう生活を一度してみるといいん
だろうな、と思う。できないけれど。
アマゾンは、たぶん大丈夫。そこに行くまでの飛行機やら空港やら人混みやら、がイヤ。
◇◆
いろんなことに無理に意味は見いださないで生きていたい、というのが、実は私の理想な
ので(理想だということは、できないということか)、だからこそ何度も書いてしまうけ
れども、モームの人間の絆でクロンショウが言うところの、人生はペルシャ絨毯、意味は
ないただ模様があるだけ、がビビっとくる言葉なのだ。
◇◆
今日は、春のような暖かさ。まだ二月。でももう二月。
着実に、木々は芽吹く準備をしている。
◇◆◇◆
なんだかよくわからないが、面白そうな本を見つけた。
『鼻行類−新しく発見されたほ乳類の構造と生活』
真剣に真面目に遊ぶ、馬鹿をやる、の真骨頂かもしれない。
◇◆◇◆
スキー遠足の話しがちらほら出ているので、思い出して書いてみる。
小学校低学年の時には、近くの公園の小山だったものの(スキーをかついで歩いて行った)、
高学年以降は、私、貸し切りバスで、近郊の山まで連れていってもらい、
ごく普通にゲレンデで滑ってました。てへ。
◇◆
だから、スキー遠足は楽しかった。
午前中は、レベルごとに組になっていろんな技を習い(といってもみんな我流で滑れる)、
午後は、好きに滑っていた記憶がある。
中学・高校になると、午後からは、リフト一日券で滑りたい放題だった気がする。
リフト、と言っても、いま主流の座るタイプのもあったけれども、
Tバーだったり(T字型の棒を足の間にはさんで雪面を滑ってのぼる。よくこけた)、
ただのロープだったり(ロープにつかまって滑って上までいく。これもよくこけた)、
いろいろあったような気がする。
みんな辛い思いしてたんだね。私、スキー遠足には恵まれてたのね。ラッキー♪
◇◆◇◆
サリバンの著書にもあったけれども、
人はひどい恐怖を感じると、吐き気を覚えるらしい。
◇◆
私は、不安・恐怖を感じると、吐き気を覚える。
不安・恐怖というのは、自分が崩壊していくような恐怖である。
これが、単純に古典的条件付けされて、
吐き気を覚えると、自分が崩壊するような恐怖を感じるようになってしまった。
◇◆
自分が崩壊する、とはどういうことなのか、自分でもよくわからない。
ただただ、怖くて怖くて、逃げ出したい気持ち。
安全な場所へ逃げたい気持ち。
あまりの恐怖ゆえに、気が狂うのではないか、と思い
いっそ死んだ方がラクだ、と(死にたいわけではないのだが、恐怖のあまり)
思ってしまうような気持ち。
これが、パニック障害の正体。
2006年02月18日(土) |
寒いとか寒くないとかじゃなかった |
◇◆◇◆
昨日は、ここに行った。これでも、市内。
帽子をすっぽりかぶり、マフラーで顔をぐるぐる巻きにして地吹雪の中を歩いたが、
さすが、氷点下10度、10分も歩くと、眼のなかが寒くなってきた。
久しぶりに味う感覚。懐かしかったが、ゴーグルが欲しくなった。
電車に乗った。
雪まみれで来る電車。頼もしい。かっこいい♪ しかも暖かい♪
◇◆◇◆
お出かけの日。
昨日まで暖かかったのに、今日は寒いらしい。
最高気温、聞いてヤになった。聞かないことにした。
目出し帽ていうのかしら、ああいうの、欲しい。
顔が凍るかも。
今日行くところは、ほら、平野のかなたから、地吹雪が吹き渡るところだから。
マフラーぐるぐるまきで対応するかな。
◇◆
9時半においで、と言われているのだが、ラッシュがイヤなものだから、
8時に家を出ようとしている私。地下鉄のラッシュも、JRのラッシュもイヤ。
でも、ひとりで出かけられるなんて、なんてなんて、素晴らしいことか。
◇◆◇◆
今日から読むのは『萌える男 本田透』
これも、ねこぞーの本。
現代社会論とジェンダー論と実存の観点から解き明かす、とあるが、
私としては、なんでこういう本をねこぞーが買うのか、を解き明かしたい。
2006年02月14日(火) |
忘れてた、チョコレート! |
◇◆◇◆
先週の木曜日に、気の張るお出かけをした(遠くの病院)。地下鉄に乗り、JRにも乗った。
金曜日、頭痛でダウン。
土曜日、一日昼寝。夜からお腹がおかしくなる。
日曜日、お腹を下す。
月曜日、不安が強く、外に出ずに過ごす。
火曜日、つまり今日、普通の生活にやや戻る。
まだ、週に一度のお出かけから回復するのに、これだけの時間がかかる私である。
今週は、金曜日に出かける。
来週は、木曜日に。
そのことに不安をもらしたら、いつもは慎重派のねこぞーが、めずらしく強い発言をした。
「大丈夫だから、行っといで。いつでも逃げられる準備だけして。
ほら、これ持って。これだけあれば、どこからタクシーに乗っても家まで帰って
来られるでしょ。無理はしなくていいけれど、もうにゃんたろさんは大丈夫だよ。
だから、心配しないで。大丈夫だから。」
◇◆
ここだけ聞いたら、なんてできたダンナさん、と思う方もいらっしゃるかもしれない。
でもね、あはは、これは私が仕込んだんだよね〜〜
「大丈夫だよ。無理はしなくていい。でもできるよ、やってごらん、大丈夫だから」
この言葉を言え、そして「大丈夫かなぁ?無理じゃないの?オレが心配だよ」
は絶対言うな、と15年前くらいからたたき込んだ結果が、これ。
素晴らしい結実である。
ちなみに、木曜日、私がはじめてひとりでお出かけしている間中、ねこぞーも緊張して
いたらしい。私が無事に帰ったのを知り、疲れたぁぁぁぁ、と言っていた。
ごめんね、ねこぞー。ありがとう、ねこぞー。
しまった、ねこぞーにチョコ買っておくの忘れた!
……ま、いっか、感謝の気持ちだけで(笑)
(↑こうして夫婦は風化していくのかもね……)
******
ここのところ、毎日忙しくて、せわしなく動いているうちに
気がついたらもう月曜日。
私が忙しいというより、ねこぞーが忙しいのだ。
昨日も、朝早くからシゴトだったし。
ねこぞーのスケジュールにつきあわされるので、私の生活時間も乱れに乱れている。
今日は、夜の8時からご出勤。
ねこぞーもくたびれている。気の毒。
******
昨日出かけた町で、地の果てから吹き渡ってくるような地吹雪を見た。
あたり一面が真っ白になって、10メートル先も見えないような地吹雪。
子どもの頃は、このあたりでもよくみかけた光景。
なんだか、懐かしかった。
でも寒かった。
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何事にもこつがある。
でも、やっても、できないこともある。
できなくってもそれでいい。
達成目標はなるべく低く。達成したときの喜び(報酬)を大きく。
今日はここでも吹雪かなぁ。
******
今日のお出かけは、大成功。
今は、疲れ果てて、頭が痛い。
先のことはあまり考えず、自分を責めず(できないことを数え上げず)、
自分のペースで進めていきたい。
***
と思うそばから、昔母に言われた言葉が蘇る。
「本当にアナタって子は、手間がかかって…お金もかかって…」
帰り道、この言葉を反芻しながら、駅のコンコースを歩いた。
私は、母に復讐したくて、パニック障害を“治さない”のかもしれない。
私は、そのとき母に反論できなかった自分自身にも復讐したくて“治らない”のかも
しれない。
もちろん、パキシルが効いているということは、脳のセロトニンに問題があるのだけれど。
大丈夫そうだったら、少し自分でセラピーをしてみよう。
祖母と母と私。こんがらがった糸を少しほどくことができたなら。
2006年02月08日(水) |
人生はペルシャ絨毯−クロンショウ |
******
久しぶりに、強い不安に襲われた。
きっかけは、救急車。そうだった、私は救急車にも条件付けされていたのだった。
ここ数年おさまっていたので、忘れていた。呼吸がおかしくなるのをこらえて買い物。
すぐに帰宅。
今日の強い不安は、明日の外出が、気になっているからだろうか。
今もまだ呼吸がおかしい。
***
一ヶ月前から、パキシルを少し増やした。たちまち強い眠気とだるさの副作用が出て、
数日に一度、使い物にならなくなる日が出てきてしまったので、また少し減薬。
薬にも限界はある。わかってはいたけれども。
でもこのままじゃ、生きているのが辛くてたまらない。
どうしたらいいのだろうか、と立ちすくむ。
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今読んでいるのは、『731』青木富貴子
これもまた、ねこぞーの本。
***
9時にあるところに行くためには何時に家を出ればいいのか、を考えた。
5分歩いて、5分地下鉄に乗る。15分歩いて、JRに20分乗る。8分歩いて到着。
ラッシュにあいたくないので、7時20分に家を出ることにした。
毎日、ちゃんと歩ける自分、ちゃんと地下鉄に乗れる自分をイメージしている。
笑って雪道を歩いている自分をイメージしている。
2006年02月06日(月) |
ウチの子かわいかったの。 |
******
*今更ではあるが、上海にはまっている。そのせいで、背中が凝る。
*みんなの家にいる、白黒や、茶と白や、茶のふわふわむくむくの物体(ねこ、あるいは
いぬ、ともいう。まれにうさぎ、ハムスター)がうらやましくてアルバムを引っ張り出し
昔ウチにいた白黒の物体(ねこ)を眺める。
胸がきゅん、となってその写真をわざわざ携帯で撮って、友達2名に送りつけ、
ウチの子自慢をする。
*ねこぞーにも見せ、かわいいでしょ、と強制的な同意を求めると、何を思ったか
ねこぞー、横に移っている刺身のツマの私に反応し、
「これ誰……あ……」と絶句する。これいつ?と聞くので22歳くらいだと答えると
結婚する直前じゃん、こんなだったっけ?………なぜいまは……と遠い目をする。
*今日も寒かった。明日はまた吹雪くらしい。
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みんなのうちではどうしているのか、友達にもこんなこと聞いたことないので知らないが、
ウチでは、パジャマは上下あわせてくるくるっと巻いて押し入れに放り込むのが通常の
やり方。洗濯したパジャマも、上下まとめてくるくるっと丸めて引き出しにしまう。
で、だ。
昨夜、ねこぞーが、引き出しからくるくると丸まったパジャマを出してふりほどいている
のを見て、ふと
ねこぞー母は、もしかしてパジャマもYシャツみたいにぴっと畳んでいたのではないか?
という疑問が激しく湧いて、ねこぞーに聞いてみたところ、うん、と頷いた。
ひぇ〜、である。
「じゃあ、結婚したときびっくりした?」
「…ちょっと……」
「パジャマは畳むもん、て思ってた?」
「うん」
「ひぇ〜〜〜」
「でも、そんなことどうでもいいかって思ってさ、どうせパジャマだし」
にこにこするねこぞー。
ああ、ねこぞー母にパジャマくるくるがバレずに済んで、本当によかった。
でもって、ねこぞーが案外ずぼらで本当によかった。
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昨日の日記を読んだ別の友人から、夜に「隊長!」メールが届いた。
こんなに私というものを理解してくれる友達がいる私は幸せ者。
しかし、隊長ごっこでは、隊員の役割しかしたことのない私、
隊長の役割がいかに難しいか、を実感した。
めちゃくちゃ難しかったよ。
その意味で、私の唐突な
「隊長!凍り玉を発見しましたっ」
「隊長、凍り玉につのがはえましたっ」
にいちいち丁寧に対応して遊んでくれる○ヘジちゃんは、天才かもしれないと思う。
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昨夜の晩ご飯。
マイタケご飯・里芋としめじのおみそ汁・納豆・もずくの酢の物
蕪とベーコンのコンソメ煮・鶏肉の照り焼き
新しい携帯をいろいろいじってシャッター押したら、連続写真が撮れた。
びっくり。
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