◇日記◇
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◇◆◇◆
ここの家は、もちろん私の管理下にある。
母の洗濯物も、私が取りしきっている。
父の夕食は、週に数回。
昨日から、庭のバラのアブラムシも私の管理下に置かれることとなった。
ついでに、トマトも。
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むらむらとわき上がる怒りをどうしてくれよう…。
怒りは私をむしばむから、いらない。
どんどん放出しちゃえ。
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家に虫、わいた。
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走り回って、くたびれる。
勝手に走っているのか、走らされているのか、よくわからない。
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雨。
かわいた庭の草花が蘇る。
もう少し降って欲しい。
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人と人のあいだには、なにがあるのだろうか。
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お見舞いに行くと、すっかり管がはずれて車椅子に乗る準備もできていた。
極めて順調。
洗濯物を渡す。
洗濯するものがあったら持っていくよ、と言うと、明日来て欲しいと言われる。
更に
・お父さんは○○さん(お手伝いにきてもらっている人)に 月曜日に作ってもらったお味噌汁を、昨日まで三日間、飲んでいた
・今日、また○○さんが来てくれてなにか作ってくれているみたいだ
・でも土日(の食事)が困る
と言われ、返事に窮する。
・FAXのフィルムもなくなったみたいだ
・お父さんじゃ交換ができないらしい
・私あてのFAXがたくさん来るのに、困る
・予備のフィルムももうないと思う
と言われ、また、返事に窮する。
***
なぜ返事に窮するかというと
先月そういう物の言い方はどうかと思う、という話しをしたばかりだから。
そういう言い方をされたら、言われた方は
「してくれ」ってことだろうと思うものだよ、と言ったら
そんなことはない、お前は気を回しすぎる、私は
(ここからがスゴイのだが)
言葉は言葉であって、それ以上のものではないと思っている
と母は、曰ったのだった。
母という人は、時々、こちらが絶句するようなことを平気で言うのだが
このときの「言葉は言葉であって、それ以上のものではない」には驚愕した。
じゃ、あなたの言葉は裏読みしなくていいのね?
この世に隠喩はないのね?
ブンガクは、ただの文字の羅列なのね?
***
ま、母が、自分は隠喩のない世界に住んでいると言うなら
そして、それがその通りならそれでいいのだが
そう言っているだけであって、実はそうじゃないところが大変難しい。
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今朝から、いきなり真夏(並の暑さ)。
月曜に膝の手術(人工関節にした)を受けた母がかわいらしかったのは、
麻酔がかかっていたときだけでもう元に戻ってしまった。
コントロールされまくりの私。
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昨日から、ごく軽いものではあるのだが、頭痛がとれない。
ストレスフル。
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いよいよはじまる。
あまり先のことを考えないように
リラックスしていこう。
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怒りと悲しみ。
ペアで来ると、強い。
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このところ、もなかのあいす、が食べたくてたまらない。
実は、もう…2回ほど食べた。
6個入りのを。
2回ほど。
……でも、まだ食べたくてたまらない。
体が欲しているのではないのかも。
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朝の太陽が嬉しい。
今日は午後から曇って雨、の予報だけれど
いま、晴れてればいいや。
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今日、ようやくタイヤを交換。
ついこの間雪が降ったとはいえ、例年にない遅さ。
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いまさら、されたことや言われたことを謝ってくれとは思っていない。
覚えてもいないのではないか、と思う。
覚えてもいないことを思い出し
言われた私の立場に立ってみろとも思わない。
ただ
繰り返すこのフラッシュバックから逃れたいだけ。
フラッシュバックがいつからはじまったのか定かではないが
この数年であることは確か。
「死ね」「死んでしまえ」
という言葉は、それ以前もずっと記憶にあったのだが
感情を伴わないものだった。
事実として記憶されているだけだった。
なのに、突然、感情付きで蘇るようになった。
そのたびに、私は、どうしていいのかわからなくなる。
繰り返し思い出すたびに、記憶は色あせていくと知ってはいても
思い出すのは、苦しい。
「お前は醜い。お前なんか、死んでしまえ」
と言われたときの冬の薄い日射し、
着ていた洋服の色、ともすれば、香りまで蘇ってくる。
なぜ今頃なのか。
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ちょっと目をはなしたすきに
春は終わり
初夏がはじまった。
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青空を眺めて、一日ぼんやり。
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連休も終わる。
春も一段落か。
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ねこ。
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ようやく母の入院と手術の日が決まった。
母のコントロールから逃れたい、と思い続けて数年、 「母の病気」によってまたしても支配されていく私。
ま、こんなことを書けるのも大した病気じゃないからだが。
膝に人工関節を入れる‘だけ’。
しかしそれでも、痛いだの、辛いだの、一緒に術前の説明を聞いて、だのを 無視するほどの気力はなく、否応なしに巻き込まれていく。
一番イヤなのは、私自身がやりたいと思ってしていない、ということ。
父の病気には どうしても付き添いたく 心配でたまらず いろいろと動いたけれど、 母の今回の病気に関しては あまり付き添いたくもなく さほど心配もしておらず 自分でやって、と言いたくなることが多い。
でも、要求されると拒否できない。 イヤイヤやっている自分にも嫌気がさして…… とても疲れるのだ。
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雪が降ったと思ったら、
昨日は夏のような暑さ。
花も、一気に咲き始めた。チューリップ、満開。
もちろん、桜と梅も。辛夷も。
柳と白樺の柔らかな緑も美しい。
5月が3ヶ月くらい続いたらいいのに、と毎年思う。
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