◇日記◇
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◇◆◇◆
今週から入院している義弟は、そろそろ結果がわかるのかもしれない。
毎日が慌ただしく過ぎていく。
人は老いるし、病気になる。
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身辺が慌ただしい。
巻き込まれそうになる。
ちょっと身を引いて、客観的に見ながら過ごそう。
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ダンスの先生は、アレだ、いわゆる自己実現ていうのを
私たち生徒でしようとしてるのだ。
若かった頃の悔しい悲しい辛い、を私たちに投影して
それであんな暴言を吐くのだ。
怒りや喪失感を私たちにぶつけているだけ。
だから、ゆるゆる〜っと習っている私に
「ダンサー止めてしまいなさい」と怒鳴るのだろう。
ダンサーじゃないし。 ダンサーであったこともないし。 ダンサーになりたくもないし。
すこしすっとした。
夜風が涼しい。
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本のまくら、いいな。
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近所のちょっと大きめの公園に行って、散歩。
盤渓いきたいな。
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今日は、自転車でその辺を走ってみた。
涼しくて気持ちが良かった。
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母が私について言う言葉は、
母自身について言ってる言葉か、と気がついた。
だがしかし、結婚しておかしくなった=自分の思い通りにならなくなった
発言は……やはり、私のことを言ってるわけか?
そもそも、私の結婚に、母は反対だったのだものね。
結婚しておかしくなった発言は、……ある意味当然か。
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盤渓スキー場の歩くコースに行ってみたいのだけども。
行くまでにまず、クマ出るよね。
行ったら行ったで、人がいるから大丈夫とは思うけれども
山だものね。
クマいるよね。
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ダンスを習っているのだが、そこの先生が怒りっぽくて…。
首をいためましたので、回転はできません、と言ったら
「筋肉つけなさい、できないならダンサーを止めてしまいなさい」と。
いやいやいや、私ダンサーじゃないし、ダンサーになるつもりもないし。
老化防止のためにダンスをはじめただけなのに。
楽しければそれでいいのに。
困ったな。
家から近くて、安くて、とてもいいのだけどね。
いやんなっちゃう。
めんどくさい。
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従姉妹夫婦が来た。
あまり実家には帰ってないです、年に一回かな、という話しや
兄弟とも、もう2年くらい会ってないかな、という話しに
母は、そういうものなのね、と安堵していた。
母は、思いこみが激しいので
私が幼い頃は、食が細いことを苦にするあまりオカシクなった。
これを全部食べないと、mはお母さんが嫌いということだからね、と
ホットケーキを差し出したりした。
幼稚園児の私は、理屈がオカシイと思いつつ
半ば泣きそうになりながら食べた記憶がある。
そして、食べたよ、お母さんが好きってことだよね、と母に言った記憶がある。
私が結婚してからは、実家に寄りつかない娘、と母は思い込み、
これでぎりぎり精一杯なんだってば、と言っても理解してくれなかった。
自分がしてきたように、娘は週に一度か二度は顔を出すもの、と
頑なに信じて、それからはずれる私の行動を批判してきた。
でも最近は、父の付き添いもあって、私はかなり頻繁に顔を出しているし
(実際には、二日に一度は顔を出している)
従姉妹の今日の発言により、母の思い込みが少し緩和されたのではないか、と
思う、というより、そうであって欲しいと祈るような気持ちを抱いた。
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久しぶりに、青空。
もう秋だね。
いま、セミが鳴いている。
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明日は、また会いに行く日。
正直、怖い。
今度は何を言われるのだろうか、と身構えてしまう。
ゆったりと大らかな気持ちでいたい。
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誰かに過剰に親切になることは、依存なんだけどな。
相手を支配したいということなんだけどな。
相手が、自分なしでは生きていけない状態を作り
一見相手が自分に依存しているように見せかけた
逆の依存なんだけどな。
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私が心理学を学んだのは、自分を知るため。
自分のこのわけのわからない広場恐怖を治すため。
それを知ってか知らずか(知らないのだろうけれど)
心理学を勉強したのがよくない、オカシクなった、と批判された。
結婚してからオカシクなった、とも言われた。
自分に不都合なことは、全部よくないこと、と思うらしい。
私にはお人形でいて欲しいのか。
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このところ、ずっと陰鬱な気分。
理由はわかっている。
取り除けないので、ずっと陰鬱。
私が本を贈った人から「本当は強い人だったんだね」と言われた。
強くても強くなくても、いま、私は困り果てている。
このままだと病気になっちまいそうなくらい辛い。
なので、いろんな友達に連絡を取ったりしているのだが……
面白いほど連絡が取れない。
ま、いいか。
いまが底。
あとは上がるだけ。
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誰しも苦手だとは思うが、私も、怒ったり嫌味を言ったりする人は苦手。
怒られる理由なんてない。
嫌味ばかり言われるのもストレス。
ああ。めんどくさいなぁ。
ゆるーっと生きていちゃいけないのかしら。
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もういいか、と思わないでもない。
許さないと私が辛すぎる。
だが、そう思ってるそばから、また何かをやらかす。
そういう人なのだから、もういいか、と少し私が気をゆるませる。
そのそばから、またしても…。
エンドレスリピートか。
◇◆◇◆
mちゃんが大変だろうから、と母は言った。
それは違うでしょ、と私は反論した。
父の入院をめぐっての話しである。
それから母は、
この二年半は、私は幸せだった、お父さんも幸せだった、と言った。
だからなに、と苛立つのを抑えて聞いていくと
このまま静かに暮らしたい、と。
手術だなんだ、とバタバタせずに静かに暮らしたい、と。
それはわからないではない。
今回父もそれを望み、手術はしない、と決めた。
結論としては一緒である。
けれど。
母は、父に従って同じ結論になったのでもなく、
父のことを考え抜いた挙げ句、その結論になったのでもない。
母は、自分が疲れ果てるのがいやなのだ。
そう聞いたとき、悪い冗談かと思った。
入院だ手術だ、となったら私が倒れてしまうから
お父さんには手術を受けて欲しくない、という母がどうしても理解できない。
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母の気持ちの奥底になにがあるのか。
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ユニ○ロに父のチノパンを買いに行った。
ウエストが気の毒なくらい大きくなっている。
ユニク○の店内には
ヒートテックやらダウンやらが並び始めていて……もう、秋なのね。
確かに今日なんか、窓を開けていたら寒いものね。
半袖じゃ寒かったものね。
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夏休みの、電話による子ども相談はなんとも楽しい。
質問も、だが、答えも。
今日はシロクマの話しになり
「…ええ、私がシロクマを飼っていたときにもね、あ、動物園でですけどね」
に笑った。
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腹部大動脈瘤が大きくなっている。
一昨年、昨年、そして今年と。
遂に、8センチを越えた。
医師からは強く手術を勧められている。
だが、問題は肺の機能である。
大動脈瘤は取り除きました、破裂の危険はありません、
でも…自発呼吸が回復しませんので人工呼吸器に繋ぎます、
気管切開をします、胃ろうもしましょう
血圧も大丈夫、栄養状態もいいです、治りました、
というのを、選ぶのか、
あるいは、このままでいつ破裂してもいいです、と過ごすのか。
二年半前に、一度は選択した。このままで、を。
当時、余命は半年から一年と言われた。
だが、二年半生きながらえ、そして瘤は8センチになった。
あと4ヶ月で父は、81歳になる。
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