岸部・・・?
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近所の風呂屋に行った。スーパー銭湯。スーパー歌舞伎に似たこのスーパー銭湯という情緒のかけらもない呼称はどうにかならんのか。もしや、スパと銭湯をかけての愚行か?
とにかく行った。脱衣所で絵に描いたような死にかけの爺さんが一人服を脱いでいた。ひのき風呂に身を沈め、ふと目を上げると、真正面にある薄暗い風呂に浸かっているさっきの死にかけの爺さんがいた。いたどころか、一心にこっちを見ている。というか、おそらくどの角度から見てもこっちを見ていると感じるであろう目をしている。目の奥が深い。
とにかく目が合ったと感じた。その奥の深さはまるで宇宙。目が合っていると認識した瞬間からそのブラックホールに吸い込まれそうになって、危ないっ!て、すかさず目をそらした。
あの爺、ただものじゃないなと思っていたら、次に爺を見かけたときは、思いっきり肛門&玉袋を見せ付けてきやがった。
やはりただものじゃない。死にかけのはずなのに、やたらと見た目のインパクトが力強い。その後、別々に過ごすも、風呂上りの脱衣所でまた一緒に。これが漫画なら、「ジジイ、何者だ」とでも言う場面。実際、何なんだよう。
2007年10月15日(月) |
washing machine |
音楽というものは同じものでも、時を経ると、過去に聴いたときと比べて突如表情をかえるのだから面白いのです。
といいますのも、ソニックユースのウォッシングマシーン、初めて聴いたときはなんでもなかったこの作品が、傑作中の傑作ということにようやく気付いたのでした。サーストンすまん。今ごろ気付いた。
CD探しでアマゾンレビュー巡り。
最中、同じ趣味なのか、やたらと見かける名前がある。 その名は「ペンギン"カフェ"」 ペンギンカフェオーケストラから取ったのだろうか。
興味を持ったおれは、彼の全レビューを見ることにした。 驚くほど趣味がかぶっとる。というか一致しとる。
彼との違うところといえば、その文章力。 うまい。
おれが感想文なんぞをかこうとしたら 「冒頭のジョイーンって鳴るとこがすごいです」 とかそんな感じやろう。 「言葉にはならんがとにかくいい!必聴!」とか。 彼はちゃんと分析して言葉にして残しているから偉い。
ところが、よ。 彼のレビューは2002年ぐらいから2005年ぐらいまであって、 ずーっとCDのレビューでその一つ一つが勾玉のように素晴らしいのだけれども、2006年1月に突如音楽とは違うものをレビューしている。
「極上生徒会」とかいうアニメの。 そして、それを最後にその後のレビューはない。
何があったのだろうか。 仕事が忙しいのだろうか。 別に「極上生徒会」がふざけているというわけではない。 ただ、昔のままいけば、今頃きっとおれと同じようにバトルズとかスリーピングピープルとかテラメロスとかを聴いていて、 その感想を素晴らしく表現しているに違いなく、 それを読みたかったのに、彼は、 最後に極上生徒会にみる「笑いと萌え」について語り、 その半分ニヤけた表情のまま姿を消したのでした。
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