凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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パソコンの調子がずっと悪くてネットが出来なかったのですが、やっと夫が重い腰を上げて、掃除したりなんだりチェックしてくれたら、あっさり直りました。 再インストールする事になる、と言ってたのはなんだったんだ、みたいな。
この程度の事なら自分でされる女性もたくさんいらっしゃるでしょうけど、うちはパソコン関係だけが唯一夫が活躍できる場所、というか、唯一夫が自信をもってやれる居場所なので、私は一切関知しないようにしています。 パソコン関係でまで夫の手が必要じゃなくなったら、あとはどこで夫を頼ればいいのか、という話になるので。 いや、もちろん、経済面で夫がいないと家庭は成り立たないわけではあるのですが。 「お母さんはわからないからお父さんに聞きなさい」と子ども達に対して夫を立てる場所が無くなるのです。 それでなくても家庭内の決定権はすべて私にあるといっても過言ではない状態なので。
別に、私が仕切らないと気がすまないわけではなくて、夫が何も仕切らない、決めない、考えないだけで、仕方なく私が動くしかないわけなのです。 休日の過ごし方から子ども達の行事だのなんだのから。 夫は何も自分で決められないので、すべて私に「どうする?どうしたらいい?どうなってるの?」と聞いてきます。
些細な事。たとえば「近所に新しくできたラーメン屋に食べに行って見ない?」なんて事すら、夫から提案されるという事はありません。 「今日、●●したいから、午後からあそこ行かない?」とか、そんな普通の言葉は夫からまったく出てきません。 夫の世界は、彼の中でのみ広がって、完結しているので、その世界から他人に対して何かを発するという事は断固有り得ない事なのです。
自然、私も、自分の世界で、自分の価値観で、動いていくしかないわけですが、私の世界は子ども達が中心なので、子どもの世界を私が一人で動かしていかなければいけない。 夫婦って他人が互いに刺激し会って影響しあって育っていく感じなんじゃないかと思うのですが、夫の世界は外界とまったく接しないで、他人と交わる事を必要としない彼一人の自己満足の世界なので。
夫と結婚して、こんなに孤独な気分で過ごす事になるとは、夢にも思いませんでした。 相手から何も発してもらえない。 すべて自分が動かしていい。 そういうと、気楽で良いような気もしますが、すべての判断と責任を押し付けられていて、後でダメだったとき「やっぱりなぁそうじゃないかと思ったんだ」とそれみたことかみたいに言われるのがまた辛い。 どうしてそう思ったのなら、その時そう言わないのか。 よしんば言ったとしても、夫は「こうだと思うけど…」とつぶやくだけで、結局私の言うとおりに動くのです。 「こうだと思うからこうしよう」と決めて引っ張って行く勇気が夫には無いのです。
でも仕方ない。 こんな夫と結婚した自分が、人を見る目がなかった馬鹿だったんだ、と自分に言い聞かせて、今日もなんとかやり過ごしています。
だから、パソコンは、私は一切、インストールすらも自分ではやらないようにしているのです。 唯一、夫に責任を押し付けられる場所だから。
お風呂はアイとアユムが二人で入る。 お風呂場での二人の会話が聞こえてきた。 「おねえちゃん。どうしてアユムのおっぱいはちいさいの?」 「こどもだからよ」 「どうしておねえちゃんのおっぱいはおおきいの?」 なんだとこらぁ〜!とおどけるアイの声と、きゃーと笑うアユムの声。
確かに、この夏の間でアイの体つきは驚くほど変わってきた。 スポーツブラを買うべきか早いか悩んだのはついこの前なのに。 今ではもうちゃんとカップ付きにしたほうが良いんじゃ?と女親として悩んでいる。 本人に聞いても「いや、このままでいい」と言うのは分かりきっているから。 変化していく自分の体に心がついていっていない。 スポーツブラも嫌がっていたけれど、試しに買ってきたら、着用しないでいる日がないくらいになっているし。 そういう私も、そんなアイの成長に、心がついていっていない感じ。 ダッテイキナリカワッテイクンダモノ トマドッテアタリマエジャナイ
暁
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