凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
もくじ|前の日|次の日
ここ数日片頭痛で寝込んでいる。 寝込むというほど激痛ではなく、早めの薬で不快な鈍痛程度に治まっている感じ。 でも眉間とこめかみの奥の痛みは無くならないし、薬が切れるとじわりじわりと痛みがぶり返す。 ここ数日それの繰り返し。はぁ。
ぼちぼち職安通いをしているんだけれど。 職安の求人情報は週一回の更新なので、一回行って、これというのが無かったら、翌週まで待つしかない。 パートの仕事も、土日祝休みの朝9時から2時位までなんて都合のいいのはそうない。 あっても落ちたし。
でも来年はアイも中学生だし、これからどんどん学費もかかるようになるし、何より、私が老いる一方なので、一年でも早くパート先を見つけなきゃ、という焦りはある。 でも、こうしていつもの片頭痛が出て寝込むたびに、あたしに仕事なんて無理じゃ…と弱気になる。 世の中の片頭痛持ちの人はこれらに耐えながら働いているわけよねぇ。 私も若い頃は仕事中トイレで頭押さえながら吐いて仕事してたけど、それも帰宅したら何もせず寝れたから耐えれた気もするし。 帰宅しても、子どもの為に家事だのなんだのしなきゃいけない今、同じように働けるかといったら、まったく自信が無い。 でも、もう子ども達もそこそこ大きくなったから、寝込んでも大丈夫かな。 まだ無理かな。
テレビでマツコデラックスさんが、「自分の為に生きていくのは限界があると思ったの。誰かの為にでないと、この先生きていけない気がする」と寂しい女の本音特集みたいな番組で話していた。 そういうものか。 確かに、子どもがいないと、もう私なんか御役ご免で死んじゃっていいでしょ?って気もする。 親は悲しむかもしれないけど、困りはしないし。 夫も、新しい奥さん見つける可能性が出来てこの先の人生楽しくなるかもしれないし。 子どもだけは、可哀相かな、と思うから、子供の為に、死ねない。うん。 いや、それとも子どもの為に死んだ方がいいのかな。 新しい奥さんが物凄く良い人で、夫と物凄く仲良く良い家庭を築いてくれたりして。 仲が良い親に育てられた方が絶対子どもは幸せだろうしなぁ。ううむ。
あれ?限界来てる?私?
お盆に田舎に行ってうつの兄貴と会った。 単身赴任も一山超えたからか、甥っ子が楽しそうに大学生活を送っている様子が頼もしかったからか、兄貴も冬に会ったときよりは安定しているように感じた。
義姉いわく、「波があるから。今はいい時みたい。」との事。 良い波が続く事を願うしかない。
兄貴がやたら勧めてくれた本 奥田英朗の「空中ブランコ」 ぶっとんだ精神科医の患者達の話。
「生きている作家の本は読まない」と古典文学ばかりを読んでいた兄貴が、こんな軽い本を読むようになったとは驚き。 でも、以前は印隠滅滅の本ばかり読んでいたので、こういう本を読む気分になれたのは、良い兆しなんだろうと思った。
もっとも、娘である姪に言わせると「なんの問題解決にもなっていない、逃避の話ばかりで面白くない」そうだ。 そりゃ二十歳そこそこの若い娘さんが、中年男の話に共感するのは難しかろう。 それは歳相応の健全な感想だろう、とこれもまた安心。
兄貴の現在の部署は、過去に自殺者が何人か出ている曰くありのポストなんだとか。 兄貴自身が、そういうジンクスに取り込まれている感があったので、このまま何事もなく、単身赴任生活を終えて、姉が待ってくれている実家へ戻ってこれたら、少しずつ良くなっていくんじゃないか、と考えたり、いや、甘いか、とも思ったり。
いっそのこと、次の赴任先は兄貴と義姉と二人で暮らせばいいのに。 母も弟も、まだ、動けるんだから。
奥田英朗さんの描く夫婦像は、基本、互いに愛し合っている。 色んなパターンの夫婦が出てくるけれど、たとえ離婚していても、憎み合っているわけじゃないのが、読んでいて辛くない。 兄貴も、結局義姉を愛していて、自分達を重ねて読んでいるんだろうなぁ。 義姉も、なんのかのといいながら、兄を愛してくれているのか、既に愛じゃなく情なのかはわからないけど、愛想を尽かさず居てくれるので有難い。
お盆もなんか色々あったけど、あらためて文字にするとしんどい事ばかりなので割愛。
私はとりあえず、今、我が子を育てる事を最優先に生きているんだから。
暁
|