凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

もくじ前の日次の日


2010年11月02日(火) ドラマ

最近アイがドラマを見るようになった。

周りがアイドル主演のドラマに夢中の時もぜんっぜん見なかったのに。
せいぜい「怪物君」を数回観た程度なのに。
それもクラスの話題についていけないから、眺めてみたって感じだったし。

そんなアイが、初回から食いついて今のところ一度もかかさず見ているドラマがある。


「モリのアサガオ」


えーーーーーっと……


刑務官と死刑囚の友情の話らしいけど…
なんか、先週は刑執行のシーンなんかもあったようだけど…
何故、これに食いつくんだろう…
社会化見学で戦争記念館とか回って
死に対する衝撃を受けてしまった今だからなのかな…

なんか、我が子なのに、このドラマのどこに惹かれるのかわからん…
この暗さに惹かれる何かがこの子の中にあるって事なんだろうけど
それを追求すべきなのか、理解できないながらも見守るべきなのか。


「まつじゅんかっこいー」と歓声をあげていたアユムの単純さに癒される思い。


2010年10月20日(水) 夜の電話

夜、固定電話が鳴る時は、大概不幸の知らせ。
そうここに記したのはいつだったか。


固定電話が鳴る。
ディスプレイには見知らぬ番号。
あぁ、また、不幸の知らせだ。
当然のように思う。
見知らぬ番号、という事は、私ではなく、夫関係の不幸だ。
それは勘ではなく、もはや積み重なった経験のような気がする。

受話器を取ると、見事に的中。
夫の田舎の知人。

電話ごしのやりとりから推測すると、海から水死体が発見され、それが夫の田舎の同級生らしいと。


あの先輩だ。


昔、夫から、確か年賀状を見せてもらった事がある。
それとも結婚しましたの葉書だったのか。
夫婦でダイビングをしている水中写真の葉書。
共通の趣味で、夫婦で一緒に海に潜りまわっているらしい、と、夫から説明を受けた気がする。
お店を2店舗経営して、休みは夫婦でダイビング三昧。
当時は、そう聞いた。

それからどういう人生だったのかは知らない。
いや。おおまかには、知っている。
おそらく、夫より。
あの電話で聞いたから。

その後、一人東京から生まれ育った田舎に戻り、海で死んだ、という事か。
泳ぎが達者な人がどうしたら海で死ねるのかは分からないけれど、薬でラリって転落とかなのかもしれない。
転落ではなく、自ら潜りに行こうとしたのだろうか。
薬か、酒か、判断がつかなくなった思考で、素もぐりで、海の中を見に行こうとしたのかも

いずれにせよ、最後、海の中で、彼はとても幸せな気分で死んでいったのではないかと思う。
少なくとも、自宅を放火して焼け死んだ知人や、首をつって死んだ知人より、海の中での、最期の瞬間だけは、幸せな気分だったんじゃないかと。
わからないけど。


天ではなく、海に召された彼に、ご冥福をお祈りします





My追加