皇帝の日記
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段々皆様説明会にも慣れて来た頃でしょうか。 だれてる。
今日行った金属系メーカさんの説明会。 隣の女の子爆睡。 おやおや、と思っていたら、前方の男児撃沈。つっぷして本格的に眠り始める。 「お昼過ぎで、ちょっと眠いかもしれないですけど、頑張ってくださいねー」 と、まるで高校の朝会のような社員さんのお言葉。 高卒採用にも積極的に力をいれているそうだから、きっとこの前には高校生むけの説明会でも有ったのでしょう。
それが更に眠気を煽ったのか。 四方八方で次々に爆眠開始。 見ているこっちが焦るくらいの眠りぶり。
いや、でもこんなに眠っている説明会は始めてかも。
でも眠る気持ちもわかる。 こないだ行った半導体屋さんは半分眠りましたわ。 だって何言ってるかわかんねーんだもん。 パックとかチップとかプラグとか。 それ自体に愛情を抱けなさそうな雰囲気が。
薬剤師になった友達と、チャットした。 彼女は雲南大学で三週間一緒に勉強した子で、スコットランド人。 一年間働いて、一年間旅行する日々だとか。 薬の知識があって、しかも英語圏の人間だから、お金がなくなったらすぐに現地で使ってもらえるんだって。 悠悠自適。
こんど日本にも来るらしい。 会ったら4年ぶりくらいかなあ。 わー楽しみ。
ところでイギリス人は一度会った人間は、連絡のない期間がどんなに長くっても、絶対に忘れないんだとか聞いたことがある。 私が大学のシャワーをぶっ壊して水浸しにしたことなど、覚えてるだろうか・・・。 忘れてくれ。
エントリーシートや履歴書を書くのが苦手だ。 なんだか意識が朦朧としてくる。 市販の履歴書はライトボックスの上に置いて、量産する方法を編み出したから、近頃は「志望動機」の部分を書き換えるだけで済むのでいい。
でも、会社が個々で作ってる類のエントリーシートが曲者。 毎回書かせることが違う。 その上、スナップ写真を貼らせるところもあったりする。 「三ヶ月以内にとった、一番あなたらしい写真」とかいって、三ヶ月間写真など撮ったこともないことに気がつく。 しかも一人で写っているもの限定。 一人でスナップ写真に写るのって、二人旅した時くらいだろう・・・。 とりあえず明日なんか自分らしいことをしているらしい写真を撮ってみようかと。
自分・・・らしい・・・。 ウオノメを毟っているところとかかな。
なんだかシート書いているうちに、鼻が伸びるような気がする(嘘書くなよ)。
最早大抵のカルチャーギャップにはショックを受けなくなった皇帝。 だがしかし、そんな中で、身近なギャップにショックを受けてます。
こないだ、関西系の会社説明会に行った。 関西の会社でも九州の会社でも北海道の会社でも、ちゃんと東京に来てくれる。 首都圏に住んでて良かったな、と思う瞬間(受験の時も)。
ところで、この大阪系の会社。 説明会は標準語でやってくれるんだけど、時々大阪弁が出てくる。 「今日お集まりいただいた方々は、3カイ(年の意味)生です」 とか 「この商品は足をぐねった(ひねった)時につかいます」 とか。
絶好調に学生を当惑させたのは 「わが社が求める人材は、ごんたです」
え・・・・。
ごん・・・?
「ごんたと言われると、東京の方々は悪いイメージを持たれるかもしれませんが」
いえ・・・・。
なんのイメージも湧きません・・・・。
「ごんたというのは、関西ではおてんば娘とか、やんちゃ坊主という意味になります」
へえ・・・・。 トリビアだ。 最早。
しかし東京系の会社も、なまってる時がある。 こないだ説明してくれたお姉さんは、おそらくチャッキチャキの江戸っ子。 「ひいてはわが社の利益になるわけです」 と言いたかったであろう個所を 「強いてはわが社の利益になるわけです」 と言っていた。 強いてしまったか・・・・。
に行って、ストレートパーマかけてきた。 そして、いつも通り真っ直ぐ切るだけ。 ストパかけた直後は、変な跡がつかないように、髪の毛を耳にかけたりしちゃいけないのです。 皇帝の髪を全部伸ばすと6時間位かかる。
夕方頃終了したので、そのまんま学校にお仕事に行った。 でも髪を耳にかけちゃいけないから、髪の毛はダラ〜っとたらしたまま。 もちろん縛ったりしてもいけない。
貞子っぽく。
すれ違う人々にぎょっとされてみた。
前に変なメールを寄越した変な会社。 妙なテンションで「(笑)」を連発するところ。
説明会の前日にも、異常なほどのテンションの高いメールで脱力させてくれたけど、実際会ってみたら、普通の人でがっかりした。
あまりにも普通。 それどころか、親切で良い人でもあった。 良い人だけど、困ったチャン。
目下一番関わりたくない人種かもしれない。
買ったときにマナーモードに設定して以来、解除方法がわからずに、延々マナーモードだった皇帝の携帯。 ついに非マナーモードに戻す方法が判明したので、音を出してみた。 今まで家にいるときでもマナーモードで、電話がかかってきても気が付かなかったものだが、これで安心。
仕事中でも「チロリン♪チロリン♪」と鳴り響く可愛い奴。 「皇帝さん携帯買ったんだー」とか言われた。 ちなみに携帯歴4ヶ月。
携帯に迷惑電話がかかってきた。 このナンバーからかかってきたら、着信拒否にしておけばいいのだ。 しておけばいいのだが、その設定をするのは自分でやらなきゃいけない。 しょうもないので、買った時電源を入れて以来ひらいた事の無い説明書をめくってみた。
をーすごい! こんなに一杯の機能が!! 受け取った人によって、違う着メロが流れたりするんだ! しかもバイブコールと音楽を同時に使えたり。 へー。
とすっかり感心している皇帝。 今まで携帯の機能の20%くらいしか使ってなかった。 話せりゃいいやん、電話やし。 のキャッチコピー通りの使いかたしかしてなかった。
もしかしたら、私の見てないところでこの携帯踊ったり歌ったり、自分で充電できちゃったりしちゃうんじゃないだろうか。
ユビキタス。
会社説明会に行くと、ものすごく熱心にメモを取っている人がけっこう多い。 いったい何をそんなに熱心にメモしているのか。 書かなきゃ忘れちゃうような事は、言ってる方だってさして重要だと思ってないはずだ。
失礼かとは思いながら、隣の女の子のノートをチラリと覗いてみた。 「愛されるお店になる」 と、会社の人が目標に掲げたフレーズをメモしている。 ・・・書かなくてもいいよ、そんなこと・・・。 と思いながら、なおもジロジロ見ておいた。 なんか変。
あ、「愛される」の「愛」の心が抜けてる。 それじゃ「受」じゃん。
こないだ夜遅く電車に乗ってたら、前の席でおじさんが寝ていた。 おじさんは首が真っ直ぐ立っていないと眠れないのか、肩がこるのか、両手で両頬を抑えて、首を固定しながら寝ていた。 昔の少女漫画のキャラクターが、恥ずかしい思いをした時にとっていたポーズと同じだ。
でもって、電車が大きく揺れると、頬を両手で挟んだまま、頭が左右に揺れる。
メルヒュ〜ン。
皇帝

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