皇帝の日記
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2004年08月02日(月) 韓国2

アニョーン。
なかなかインターネットに接続できないので、とりあえずパソコン画面から入力してます。
ためといて、一気にUPする目論見。
日付設定すれば、過去に遡ってUPも可能なので。
人類の英知。

さて、ルームメイトが関西人なので、帰るまでに関西弁をマスターして帰ろうかと。
関東人がわざと使う関西弁は不快だとか、大阪の方はおっしゃいますが、私はあえて、ナチュラルレベルにまでスキルを上げて挑もうと思っております。
負けへん(誰も勝負してない)

さて、二日目の今日は色々と学校内を見てまわったり、施設をチェックしたり、自己紹介をしたりして、夜遅くに部屋に帰ってきた。
おかげで勉強する暇なし。
今日覚えた言い回しをメモしておかないとだけど、もう寝ます。

若かりし頃はメモなんかしなくても覚えていられたけど、最近容量オーバーなのか、年なのか、次の日になると忘れるんですわ。

さっき電話のかけ方を覚えて、家族と、韓国人友達に電話しました。
明日はインターネット繋げるかなあ。

今日の発見:韓国人は道端にゴミ捨てすぎ。


2004年08月01日(日) 韓国1

八月1日
旅慣れてると思っていると、足元をすくわれるの巻き。
パスポート落しました。
機内で。
ひょー。
もちろんスチュワーデスさんが拾ってくれたから、今無害でこんな風に語れてるわけだが。
命縮まった。

さて、成田を飛び立つと、これでもかというくらいにクリアな上空。
富士山がボーンと飛び出て見えて、やはりこの山は有り難い山だな、と思い撮影。
なんでクリアなのかというと、台風が汚い空気を持っていってしまったから。
どこに持っていったかというと、そう。韓国上空。
皇帝は、台風を追っかけて行ったのです。
で、半島側には分厚い雲。

でも到着時にはもう抜けてたので、何事もなかったかのようにインチョン空港に。
皇帝の大学から派遣されてる人は、すでに大学についてる時間(ケチってチケットを依頼しませんでした)。
で、T大学(国立に有らず)の団体とともに引率されて学校へ。

この大学、子供子供してて、こんなに至れり尽せり(点呼取ったり・・・)されたのは、高校以来でごわした。

シャワーが共同で、脱衣所がなかったり。
トイレットペーパーは個室の外についてたり。
電話が繋がらなかったり(それで更新遅れたり)

微妙に微妙なずれがありますが。
私は元気です。


2004年07月31日(土) さて

そんなわけで韓国に飛び立つ日が来てしまった。
来てしまったというのは、ようするに何の準備もしていないのだ。
忙しかったので・・・ぶつぶつ。
今から徹夜で準備だ(AM3:00)
ま、なんとかなるさ。
今までだって、何とかなってたから。

今日は銀行で日本円をドルに両替した。
でも、やたら暑かったので、銀行に到着した時には頭が沸騰してて、「両替」という単語が出てこない。
英語の「エクスチェンジ」と、「フォアンチェン」という中国語は出てくるのに、「リョウガエ」が出てこない。

変な汗出た。

「えーとえーと、あの、あの・・・」
と、左右の人さし指を胸の前でクルクルして、両替の意志を見せる皇帝。
「えーと・・・エクスチェンジ(小声)・・・」
お姉さんは、ニコニコしながら
「いんぐりっしゅ・かうんたー!ヒア!」
と外国人用カウンタを指差してくれました。

えーとえーと。
のーのー、ジャパニーズ。


さて、日本最後の映画は、何を思ったのか「レ・ミゼラブル」。
ミゼラブルな気持ちで行ってきます。

ユマ・サーマンは肺病で白目むいて死ぬ女の役が良く似合ってました。


2004年07月30日(金) 病名

皇帝がちっとも人の名前を覚えられないのは周知の事実となったが、人の病名は覚えている。
具体的には、「網膜剥離になった人」「不整脈で走ってはいけない人」「四月に検査で虫歯が七本あった人」「外反母趾で手術した人」などだ。

顔と名前は一致しないのに、顔と病名は一致する。

進路を間違えただろうか。
もしかしたら、理系だと言うだけで念頭にもなかったが、医学を収めたら良い結果を残していたかもしれない。

ちなみに母の専攻は日本文学だったが、一番の愛読書は「家庭の医学」である。
親子揃って、適性を見誤っているのではないだろうか。
次世代には是非、医学の道を志していただきたい。



さて、「モンテクリスト伯」を見たが、あんまり面白くなかった。
人を馬鹿にしたような台詞回しに、馴染みある苛立ちに襲われたが、監督がテキサス出身であることがわかり、なんとなく納得した。
ああ、南部キリスト教の匂いがプンプンと立ち込めるけど、舞台はフランス、のつもりか。こら。

と、喧嘩腰になりつつ、見るべきところは、そうですね。
牢名主のおじいさんが、ハリーポッターの死んじゃった校長先生。
そのくらいかな・・・。
あ、財宝の埋まってる洞窟は美しかった。
撮影で汚すなよ。こら。


2004年07月28日(水) おどらにゃそんそん

「王は踊る」というフランス映画を見た。
バロック音楽が素晴らしく、フランスオペラの歴史がわかる映画、という推薦を受けて見てみたのだが。

踊ってる王はルイ14世。
太陽王なので、太陽の格好をして出てくる。
全体的に金色。
その姿に疑問はないのか、ルイ。

宮廷音楽家のリュリが主人公。
別に野心に燃えてるとかではなく、単に国王の寵愛を得るためにだけ頑張ってる。
ことあるごとに脱ぐ。

男の尻が出たら、アヴァンギャルド映画か、フランス映画と思え。


2004年07月25日(日) 人間失格

「文学部なのに、太宰を読んだことがないなんて」とおっしゃる先生から、課題図書に太宰を出された。
先生曰く、「大人になってから太宰を読んでいると、恥ずかしいから、はやくお読みになって」だそうです。
もう大人なんすけどね。
もにょもにょ。

さて、「マリー・アントワネットの首飾り」を見た。
が、何もあんまり印象に残らなかった。
いい人も悪い人もいないせいだろうか。
悪いコトするんだったら、悪い人でなきゃ。
などと、アメリカ人みたいな感想をのべてみる。

何かリマーカブルな事はないかとさぐってみたが、衣装でアカデミー賞を取っていることぐらいだろうか。
だが、その衣装もあんまり記憶に残っていない。
衣装作ってる人は、前回紹介した(っけ?)「ゴッドファーザー3」の衣装担当の人だ。
そっちの衣装も、あまり記憶にない。

記憶に残らない服。


2004年07月24日(土) 誠意剥奪

内定を蹴りに行ったら、「うちのどこが悪かったんですか・・・」と、責められるでもなく、引きとめられるでもなく、申し訳なさそうに言われ、こちらこそ居たたまれない気持ちになったりした。
あげく、「いや、悪いことは何もないです」とか言ってるうちに、本当に悪くはない気までしてきた。
別れ話が出たら、この方法をお薦めします。



さて「アニーよ銃を取れ」を見た。
古いミュージカル映画だ。
射的の名手の女が、これまた射的の名手でスターの男に惚れるのだが、女の方の技術が上で、男は面白くない。
で、女がスターダムにのし上がると同時に、男は別れてしまう。
女は男の心を取り戻すために、わざと的を外して、男は機嫌を直してめでたしめでたし。

アホ臭い映画だ。
だが100年前の話だから、多少古臭くても仕方がない。
問題は、このミュージカル自体がロングランで、未だにブロードウェイの題目に昇っていると言う事。
さすがに、21世紀になってちょっとばっかしラストが工夫される向きにあるらしい。
アニーがわざと的をはずしたことに、男が気がついて、自分もわざと外して、めでたしめでたし。

100年経って、ようやく間抜けなアメリカ男も気がついたのだろうか。
男の優位性を歌っているかに見えたこのミュージカル、実は女が心底男を馬鹿に仕切っているということに・・・。


2004年07月23日(金) 燃えたいゴミの日

というのがあったら、面白いかと思った。
過去の燃やしたいゴミを、厳重に袋に詰めて、近所中で持ち寄る。
回収車がくるまで、じっと集積所に立ち尽くす人々。
プライバシーがかかっているから、離れられないのだ。
こうして都会にも、暖かい近所づきあいが生まれる。
かもしれない。


さて、皇帝は、レポートを提出する側の学生であると同時に、教育機関の端っこの隅で働いているから、回収する側でもある。
今日は、学生から寄せられたカセットテープをレポートと照合してた。
約一名、課題の音声でないものを、間違えて送ってきた奴がいる。
TMネットワークのテープを・・・。

間違えるにしても、TMNかよ、と、しばらく聞き入ってしまった。
ああ、この人はこんなことで単位を棒に振るのだ。

一人では解けない愛のパズルを抱いて〜♪


2004年07月22日(木) 内定辞退

に、明日会社に行く。
あーやだやだ。
というか、電話で済ましてくれよもー。
もー・・・。
行くけど・・・。
誠意を見せに(ないくせに)

こないだ、コンビニで行きずりに買ったシャープペン。
芯を補充してないのに、いつまでも書ける。
おかしい。
シャープペンだと思っていたのに、シャープペンじゃない、何か新しいプロダクションだったのだろうか。


2004年07月21日(水) 真夏の夜の夢

クーラーかけてても暑いってどういうことだ(フィルターの掃除をしろ)

さて、シェークスピア「真夏の夜の夢」の映画を見た。
ところで皇帝は、真夏の夜の夢の舞台を見たことがある。
日本語で。
高校生のころ、学校の芸術鑑賞で見た。
だが全くちっとも筋を覚えていない。
何故か本当に、記憶にないのだ。

で、見てみてわかった。
こんな演劇の舞台裏みたいな、マニアックな芝居を、演劇と何の関係もなく青春を送っている高校生が、理解できるはずがない。
しかも登場人物が多すぎる。
なんというか、玄人受けしそうなお話。

こんな芝居を高校の芸術鑑賞に選んでしまった学校は、一体なんのつもりだったのだろう。
しかも、感想文を書かされた記憶がある。
さぞ困ったことだろう。高校の自分。
たぶん、適当に字を埋めて出したと思う。

罪作りな。


皇帝