皇帝の日記
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学校のプログラムでナンタ観覧に行ってきた。 ナンタは「乱打」と書く。 ミニ劇場で、鍋や包丁などを使ってチャカポコチャカポコリズムを取る見世物だ。
開演まで時間が有ったので、梨泰院へオーダーした服を取りに行った。 が、あまり良くなかったので更に直してもらうことに。 正直がっかりするほどレベルが低いです。 オーダーなら中国の方がいいかも。 取りに行くにも時間がかかるから、この次あんまりよくなかったら、もう見捨てて帰ろうかと考え中。 ガイドブックにお薦めされていたのに・・・さすが地球の迷い方。
ナンタは良かったですが、耳が痛くなるので注意。 あと、先端恐怖症の方は一番前の席に座らない方がいいでしょう。 いつ包丁が飛んでくるかと思って、ドキドキしました。 言葉がわからなくても理解できるように、劇は工夫されているので安心。
今日は日本軍が作った西大門刑務所歴史館に行ってきた。 まあ色々と心の痛い場所でございます。
でも日本人と見ると後を追いかけて来て、韓国語で悪口を言うガキども。 わかるっちゅーの。 彼らが大きくなった時、この日の行動を恥じるような人になって欲しいです。 親切な日本語のわかるお姉さんが、刑務所全体を説明して歩いてくれて、大体一時間程度でした。 そろそろ15日なので、その準備などで忙しそうだった。
そのまま光化門の方へ歩いていき、ソウル歴史博物館へ。 ソウル市の歴史と民俗にのみフォーカスして作られた博物館で、なかなか面白かった。 ただ閉館時間が六時と早いので、授業が終わった午後出てきた人間にはちょっときつかった。 ぱっと見てぱっと出てこなければならなかった。
そっから駅まであるいて、李舜臣の像を見て帰った。 明日は学校の課外授業でナンタ見学。 もう寝ます。
勉強もちゃんとしてます(誰に言っているんだ)。
韓国初の西洋風建築がある徳寿宮(トクスグ)へ行ったのに、すぐ目の前の美術館で、シャガールがやっていて、ついついそちらへ。
シャガールが特別好きというわけではないんですが、子供の頃母に連れられて「青春のシャガール展」という不思議なサブタイトルのついたシャガールを見に行った記憶があり、楽しかった思い出として保存されているために、なんとなくシャガールのイメージが良い(別に母の思い出が、普段悪いわけではなく)。
で、日本人以上に文章に熱心に見入る韓国人を観察。 混んでいるにもかかわらず、絵の前は比較的空いていました。 で、パンフレットなどを買っているうちに、また予算オーバー。 すごい絵本を買ってしまった。 シャガールを使って、子供向けの絵本を作っているのだ。 ありえないほどダークな絵本。 子供の深刻なトラウマになりそう。
徳寿宮へ向かうと、どうも入り口がない。 というか、入り口の大漢門が工事中で使用できず、裏から入ることに。
期待していなかったのに、徳寿宮は良かったです。 入場料は50円程度(大人は100円)で、建築物を見ているだけで楽しいけど、中に小さな博物館と美術館があって、それはフリー。
シャガールは入場料が700円もしたけど、景徳宮とかは50円。 西洋物は高いなあ。
そっからまだ時間が多少有ったので、普信閣とタプコル公園に行ってみた。 普信閣はただのちっこい楼閣で、しかも柵で囲われてて近づけず、期待はずれでした。 タプコル公園は何故か閉門しており、やはり柵の外から抗日レリーフを覗いただけ。
地下鉄五号線を捜しながら彷徨いつつ、道行く人々に道を聞きましたが、韓国人が英語ぺらぺらというのは、ただの伝説だよ・・・(ポソ)。 英語駄目ですーという感じで手を振ってさっていく人はまだしも、無視する人が多いのにショックを受けた。
どうだろう。 韓国の人は何故異文化を認めない傾向にあるのだろうか。 だって国外に出て行く人も一杯いるし、外国人も沢山滞在しているのに、自分たちの文化圏以外の人々が、韓国文化的に認められない行動をとった時、やたらきびしく非難するんですけど。
例えば、年上が部屋に入ってきたら席を立って挨拶するとか。 しないと不機嫌だったり。 郷に入れば郷に従いますけど、別に普通強要しないよな、とか思う。 酒を注がれる時は両手で受けるとか。 確かに日本でも、土足で家に上がられたら迷惑ですけどね。 でも特殊すぎる文化の押し付けは良くないですよ。 ごにょごにょ。 嫌なことがあったわけではないけれど、そう感じる。
その頑固さが、中国と隣接しながらも独自の風習と言葉をキープし続けことに関係がないとは言えないと思う。 そして、ある意味で集団意識を日本以上に高めてきた原因なのではないかと、ちょっと考察してみた。
直せとは言わないけど、その辺自覚した方がいいかも。
なんだか全然ネットにつなげてない。 そろそろ諦観の域に到達し始めた。 帰国してからUPという方法だ。 それなりに忙しいから、結局時間が無いし、近頃ネット中毒気味だったからここで一息入れるのもいいかもしれないと思い始めている。
さて、韓国独特の食べ物というのは沢山ある。 韓国料理は種類が豊富で、かなり内容もリッチだ。 全て説明するわけにもいかないので、こればっかりは直接来てみて下さいとしか言いようがない。 今日なんか昼飯にカルビを一皿だけ頼んだのに、机に上り切らないほどの付け合せや汁物が出された。 そんな物質的に裕福な韓国料理だが、その中で特に珍しいものを挙げておく。
◎ポンデギ。 蚕のサナギさん。 今朝方食べてみたが、食感は海老の殻で、味はピーナッツっぽい。 缶詰一杯に入っていたが、そんなに沢山食べれる味ではない。 一個二個でもう満腹。 ちなみに栄養価が高いらしい。
◎32cmタワーアイスクリーム。 その名の通り、高く盛られたアイスクリーム。 溶けるから速く食べて、とか言われるけど、どんなに速く食べても、絶対溶ける。
などなど。 また変なものを食べたら挙げておく。
ところで韓国の犬だが、全体的に汚れている。 トリミングには興味がないようだが、暑いせいか身体中の毛がそられているケースがある。 漢江の川べりで、眉毛を書かれた犬を見た。 白いその犬は韓国独自の犬種だそうな。 でも眉毛。
猫は細身のを一匹見ただけで、その後見かけない。 家の中にいるのだろうか。 そういえばアメリカ後期とペルーの犬猫をUPしていない。 ああ、早く編集しないと・・・。
まだ繋がらないけど、そろそろ来てから一週間です。 高麗大学のサービスネットを覗いたら、卒論指導員からメールがきてた。 うーん、と考えて、とりあえず日本語が書けないので返事は保留。
すいません、メールをくれた皆様、ネットがつなげたら返事します(と、これがUPされるのは繋がった時だけ・・・。)
さて、友達に会い、忘れかけた英語を話しながら景福宮(キョンボック)へ。 すでにソウル地下鉄マスター。 複雑な乗り換えも何のその。 お得なパスカードも買って、すっかり馴染みました。 景福宮色々と日本人的に痛々しいことが起こった所ではあるが、妙に気を使われ、そういうスポットは避けられてしまった。 後で一人でもう一回見に行く予定。 それほど大きくないので(北京故宮に比べて)、パパッと見てこれるし、入場料も殺人的に安く設定されている。
地下鉄で一個乗って仁寺洞(インサドン)へ。 骨董品や伝統民芸品なんかが売っている町で、終日国内外の観光客で満杯。 頼まれた土産物は大抵ここでゲット。 カード使いまくりました。 ゴメンナサイ。 もう使う予定ありません。 ゴメンナサイムニダ。 美味しい精進料理を食べました。
それから歩いていける距離の、曹渓寺の総本山に行ってみた。 行ってみたが、工事中だった上に、附近の商店街の皆様の態度が大変よろしくなく、心の平和が乱されるようでした。 道を聞いているのに無言で無視とか、有り得ないよなあ・・・普通。 しかも一人二人じゃないし・・・。
そこから足を伸ばして明洞(ミョンドン)附近へ。 美味しいベトナム料理を食べ、テキサス話に華を咲かせてから、漢陽近くの漢江へ繰り出し、ナイトウォーキング。 漢江でかいですよ。 暑いので、皆夕涼みに川べりをネリネリ歩いている。 そのまま家族で眠ったりしている。 海の匂いもして、横浜っぽかった。
この友達、テキサスはサンアントニオのリバーウォークを見て、かなりがっかりしていたが、多分この風景を期待していたのではないだろうか。 アメリカはフェイクの国だから、がっかりするのは仕方ないかも。
帰りはバスとタクシーで。 バスは観光客は利用してはいけません。 ジェット・コースターより恐ろしいです。 ついでに複雑すぎて、どこで降りたらどうなるかわからない。
明日は日曜日だけれど、特に用事がないから韓国の第一印象などをまとめてみたいと思う。 犬とか食品についての考察など。
さて、未だネットが使えないまま、週末がきてしまいました。 週末は大学の都合で停電になるため、高麗大学の宿舎に一泊させてもらうことに。 つか遠いし。 バスは行きだけしか手配されてないし。 帰りは自力だし。
なんじゃらかんじゃら文句を言いつつ、学校の手配で第三トンネルとトラサン駅と、ワールドカップ競技場の見学をしてきた。
第三トンネルというのは北朝鮮側から、侵略のために掘られたらしい(と、南北で互いに擦り付け合っているので)トンネルを、途中で発見して観光地にしたもの。 38度線附近なので、写真は禁止。
そのまま、北側が見渡せる展望台へ。 曇っていたので、あんまり何がなんだかわからず、兵隊さんと写真を撮って終了。
トラサン駅というのは、南側の最後の駅。 いつの日か北側の線路と繋がって、シベリアまで走る日を夢見ている駅を整備しているのだ。 別に風来坊の駅ではない。 ここで、北までいける切符を購入。 いけないけど。
ワールドカップ競技場は、まだ興奮覚めやらぬ状態で、選手たちの等身大ポスターや、試合のビデオを上演してたり。 横浜国際競技上の今日は一体どうなっているのか。 地元なのにあんまり知りません。
で、高麗大学は広くて明るくて綺麗でした。 つか、今使ってる漢陽大学の寮が狭くて汚くて、手暗がりでパソコンのキーも見にくいというハードな状態なので、綺麗に感じただけかも知れない。 明日はアメリカで会った韓国人友達2に会いに行きます。
梨泰院(イテウォン)に行ってきた。 オーダーメイドでシャツを作って、おかゆを食べて、土産物屋を覗いたりした。 米軍キャンプが近所にあるせいで、アメリカ人が山盛り。 大抵のお店で英語が通じる。 ここに来てから、ちっとも韓国語を話さなければならないピンチが訪れない。 これでは中々しゃべることができないっぽい。
中国では、とにかく中国語を話さないと、トイレにも行けない。飯も食えないという状態だったし、もちろんアメリカでは英語が共通語だった。 韓国には、日本と同じで大量の外来語を採用しているから、固有名詞も大抵通じてしまう。
それにしても、中々オンラインになれない。 それはそれでピンチかもしれない。
ところで韓国の洗濯機が大きくて困っている。 最後の方の洗物に手が届かなくて、回収できなかったりする。 で、回収できないものは大抵靴下のかたっぽか、パンツだ。 下の方にぺたっとなってると、取れない。 ドラムを引き寄せて、限界まで前かがみになって取っている。 後ろから誰かに押されたら、頭からドラムに落ちるな。
あと、脱水機能が壊れてる。 ビニールに入れてぶん回したらどうだろうか。 砲丸投げのように。 最後に手を放してはいけない。
やはりクラス分けのレベルが間違えているようで、宿題だけで五時間くらいかかってしまう。 授業中の内容も良くわからないから、復習をしないといけないと思うのに、これでは時間がいくらあっても足りない。 うーん。 明日も同じくらい宿題でたら、クラスを落としてもらおうかと思う。
それにしても、三時間の授業がずっと同じ先生で、飽きる。 しかも、専門の教師じゃないらしく、言語を教えるのが下手だ。
今日は日韓事典の大きいのを買いに、本屋に行った。 皆電子辞書を持っているけど、二万円以上するので、購入を躊躇している。 そうか、それで宿題に時間がかかるのか・・・。 しかしそんなにお金かけなきゃできない宿題なら、しなくてもいい。
それにしても、やっぱりトイレットペーパーが個室の外に設定されてるのはおかしい。 どうして誰も不便に思わないのだ。
昨日のクラス分けテストで、韓国語で作文を書かされたので、教科書で暗記したままを素直に書いたら(「父親は大阪に一人で住んでいて、両親は週末夫婦です」とか。自分ではない誰かのことを)、文法的な間違いがないために一番上のクラスに編入されて、ちょっともっさりしてる。 先生、何言ってるかさっぱりわからん。
授業が午前までだったから、午後からはアメリカで同級生だった韓国人の子と、夕飯の待ち合わせをしつつ、東大門運動場駅にある市場に遊びに行った。 各国を一人で歩き回っていたので、団体行動よりも、個人観光の方が性に合っている。 で、市場で何を買ったかというと、ミニアイロン。 本当に小さい手の平サイズのアイロン。 それと虫。
虫、というか、蚕のさなぎを丸のまま煮込んだ加工食品で、韓国ではポピュラーなおやつ。 普通に、コンビニで売ってました。 虫の瓶詰めが。 家族のお土産にも買いました。 鶏頭の缶詰くらいのインパクトが期待できます。
それと、KポップのCD。 ヨン様も売ってたけど、惑わされずに、ちゃんと売れ筋を聞いて買った。
韓国は東南の料理が一番おいしいといわれている、とか。 生まれつき二重は国民の二割程度なので、あとは整形だとか。 国産映画の放映が五割を超えてるとか。 そんなお役立ち韓国情報を仕入れて、帰ってきた。 たくさん歩いた。
よく寝れると思ったが、今日も作文の宿題が出ている。 また教科書のとおりに書くか・・・。 「私の名前はメアリーです」とか。
皇帝

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