皇帝の日記
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映画を見ている。 なんか仕事行って帰ってくると、魂の抜け殻のようになって、映画をぼーっと見るくらいが限界というかぎりぎりというか。
ラスト・サムライを見た。 思ったより良かったです。 監督の真摯な姿勢を感じました。 でも一言。 畳みの縁に座るなよ。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン。 んー・・・。 別に、トム・ハンクスでなくてもいいんじゃん?という感想。 主演は刑事・プリオじゃなきゃ駄目だったかも、と思わせる何かがある。 でもトムはいらない。 ギャラをこういうところで節約でいると思う。
なんか面白いことが身の上に降りかからないと、なかなか日記って書けない。 うーん。 近頃何も発見していないので、そろそろアンテナ張っていこうかと。 あ、今月半ば、母と東欧に行くことになった。 スケジュールの調整が大分不可能なことになってますが、行ってきます。
帰国早々映画を三本くらい見たのだが、感想かいてないと何を見たかすら忘れそうなので、ちょっと書いておこうかとおもう。
カトリーヌ・ド・ヌーブの「見出された時」。 フランス映画。 こんなに心のそこからすっきりとはっきりと、面白くないと言い切れる映画は初めてです。 びっくりした。 しかも長い。
ターミネーター3。 エンターテイメントです。 ところでディスクが傷ついていて、バンバン画面が飛びまくって不快だった。 前に利用していた駅前のTUTAYAは、クレームをつけると(というか、「飛んでたよ」と注意すると)代金返してくれたのに、今のTUTAYAは無視だ。 むかつくから指摘するのも面倒くさいと思っている。 どうしようかな。
香港映画「トリック大作戦」。 少林サッカー主演の周星馳の映画。 比較的前の香港映画にしては、まとまった話だと思った。 それにしても目の笑わない男優だ。 いつ見ても目だけが笑っていない。 中井貴一に、その点で結びついている。
韓国での四週間、まったくネットが繋げず、しかも帰国したらIPアドレスをいじり倒したせいでこちらでもなかなか繋げず、本日のUPとなり申した。
生きてます。
すっごい心配してくれた方、ありがとうございます。
けっこう元気に、台風を背負って帰ってきたわけだ。 つか、行きも台風ともに出て行って、帰りも台風。 嵐を呼ぶ女。
朝からKTXでソウルにで戻ると、お世話になっていた友達が送りにきてくれていた。 仁川空港行きのリムジンバスチケットを買ってくれて、仁川に直行。 手続きを済ませて、まだ時間がたんまりあったから、空港内でお買い物。 といっても、お金のほうが残っていないので、コチュジャンを買って、キムチ定食を食べたらほとんど残らなかった。 レストランを出たところで、練りたての飴を販売していたから、買おうかと思ったら、日本円にしてやく35円ほど足りなかった。 小銭をかかえて考え込んでいたら、店のおばちゃんが一緒に小銭を数えてくれて、いいから持っていきな、と切符よく飴を1箱売ってくれた。
お土産は全部横浜に郵送してしまったので、これを携えて千葉の祖母の家に一泊。
全体的に駆け足だったような、のんびりだったような。 良い旅でした。
韓国の人は皆親切か、普通でした。 悪い人に一人も会わなかったという、それはそれで奇跡的な、しかしちょっぴり物足りないと思ってしまう親中の皇帝でした。 年取ってからまた行きたい国。
今日は。 釜山の人々は、相変わらず親切です。
韓国にジンジルバンという素晴らしい文化があることは以前にも書いた。 そのジンジルバン、もっと素晴らしいことには、24時間営業なのである。 ホテルなんか予約しなくても、ジンジルバンを渡り歩いて、韓国を一周してもいい。
友達がLGに勤めているのだが、偶々釜山駅で道を聞いたおっさんが、LGのえらい人で、同じ会社だと言うだけで、親切にも初対面だというのに釜山で一番いいというジンジルバンに、車で落っことして言ってくれた。 車で一時間。 しかも夕飯にカルビをご馳走してくれた。 ・・・・・だからその親切は一体・・・・。 夕飯を食べたビーチは散歩道と車道をはさんでいて、マイアミを思い出させてくれる。 でも通行人は黄色い。
温泉各種、露天風呂、サウナ、マッサージ、レストラン、カフェ、垢すり、カラオケ、スポーツセンター等等の施設ががっちり充実して、お値段たったの1000円。 ジンジルバンの相場は1000円なのか。 垢すりをしてもらうと、面白いくらいうどんのように垢が出ました。 しかもフロア全部ぶち抜けで、オーシャンビュー。 この土地でホテルは経営していけるのでしょうか。 つか、近くにマリオットがあったけど、そこへ行く意味がわかりません。 んで、眠たくなったら、無料で枕と毛布を貸し出してくれて、海を眺めながら横になる。 老後は釜山だね。
朝はそのまま、高級リゾートのようなジンジルバンでのんびり過ごす。 ようやく私に夏休みが来たと思いました。
ソウルは遊びに行ったんじゃなくて、勉強しに行ったんだよな、そういえば。 と思いつつ、後半崩していた体調もなんとなく回復。
午後はビーチへ繰り出し、バカップルを観察しながら台風のため荒れまくる波へ足を無理に浸したりしてすごす。 そして、またしてもLGの親切なおじさん登場。 釜山の有名どころを、ビックで豪華な車に乗せて見に連れて行ってくれた。 何故そんなにも親切なのかと聞いてみると、釜山に始めてきた人に、素晴らしい印象を持ってもらうためだ、とのこと。 郷土愛ですか。 十分素晴らしいです。 素晴らしいけど、やっぱり人に連れられていくと、地名とか印象に全く残りませんね。 寺とか山とか、海とか見ました。 遊覧船は台風で欠航。 波は荒れてたけど、天気はおおむね良好なまま。
夜に、友達の伯父さんが釜山駅の近くに住んでいるとのことで、お邪魔しに。 日本から友達がわざわざ来ているというので、釜山タワー、映画祭の会場、生鮮魚市場の見学に連れ出してくれた。 夜だというのに。 親切だ・・・。 夕飯に、釜山の刺身を食べさせてくれるといって、市場の中でお食事。 新鮮な、タイ、ヒラメ、なんだか良くわからない海蛇みたいななんか、を巨大な皿山盛りに出してくれる。 刺身はコチュジャンか、わさび醤油でいただく。 新鮮でうまい! でもいくらなんでも刺身だけ食べつづけると飽きるなーと思っていると、サンチュがこれまた山盛り(おかわりフリー)登場。 サラダにクルクル巻いて食べる。 でもやっぱり飽きてくるので、日本人としてはご飯が欲しい。 というか、刺身には白いご飯。 そう思って聞いてみたら、このあと味噌汁(辛いチゲ)が出され、それにぶっかけて食べるから、いまは待て、とのこと。
えー・・・。 でもご飯が食べたい・・・。 おなかが一杯になっちゃうから駄目、と釘をさされたが、刺身でご飯を巻いて食べたい欲求に勝てず、ご飯を注文。 もりもり食べる。 予言どうりにチゲがでてきたので、これもモリモリいただく。 本当に量が多い。 しかも、釜山の子供はそんなに山盛り食べられるのか、伯父さんも伯母さんも、たーんとお食べとばかりに、がんがん人の皿に焼き魚の身をむしっては入れてくれる。 皿の四分の一を残してギブアップ。
ところで、私のおかしな標準韓国語は何とか通じているようなのだが、彼らの釜山訛りは韓国人の友達にも通じないらしく、コミュニケーションが難しかった。
食事の後で、気分が晴れやかになったので三年来変えていない髪形を変える気になり、美容室に寄った。 そこでやたら真っ直ぐに髪を切られた。 友達は日本人形みたい、と言ってくれたが、市松人形のようになった。 まあこれもよし。
ようやくここに来て、バケーションを満喫して、明日帰国。 強行軍ながら、釜山にきてよかった。
釜山に来た。 KTXという、韓国誇る快速電車(新幹線みたいな奴)に乗ってきたのだが、音が静かだし、駅は立派だし。 新幹線より座席も広く、快適だった。 ソウルとの往復で5000円以下だから、安いといえば安いし、高いといえば高い。
で、ソウルから韓国人の友達が仕事の後に釜山に来るから、そこで夜九時に落ち合おうという話になった。 私の電車は4時半到着なので、その間に中華街でも見学してようかな、と思ったのですが、駅のロッカーに、大きすぎて荷物が入らない。 仕方がないから、ガラガラ引きずりながら歩いていたら、道がわからなくなったので、その辺の人に道を聞いてみた。
あのですね、ソウルの人は普通に親切でしたが、プサンの人はその20倍くらい親切です。 しかしその親切のベクトルが間違ってます。 間違った親切の仕方です。
まず、中華街がどこだかも知らないのに、勢い余って人の荷物を担ぎ上げ、ウロチョロする。 で、人に道を聞きまくる。 聞かれた人も、皆くっついてくる。
・・・・・・仕事ないのですか・・・・・・・。
で、四人くらいの団子になったとき、中華街の入り口で駐車場の仕事をしているというおじさんに会った。 全員に頭を下げて、いざ中華街を見学せん!と思ったら、駐車場のおじさんが色々聞いてくる。 で、九時まで友達を待っているのだと言ったら、それは大層な時間だから、駐車場の集金所で待てという。
勝手に人の荷物を運び入れると(貴重品は入っていないので、くれてやるつもりでした・・・でなかったら荷物を人に持たせたりしません)オリンピック中継を見せてくれて、出前を取ってくれて、友達に三回も電話をかけてくれた。
何回電話しても電車は九時にならないとつきませんが・・・・。
そして結局何も見学できないまま、おじさんと会話の練習をして、友達に会いました・・・。
友達には「何してんの?」と聞かれ、答える術もなく。 いやーなんでだかわかんないけど・・・駐車場で待つことに・・・その・・・。
ソウル最後の日となるので、思い残すことがないように、色々してきた。
まず、行きそこなった昌徳宮(チャンドック)へ。 ここでは日本語、英語、中国語のガイドがそれぞれ定刻に行われ、見学者は必ずガイド同伴でなければならない。 もちろん日本語のガイドが望みだったのだが、時間が合わずに英語ガイドに参加。 この一週間、日記以外に日本語はなしてません。 わすれがち。 というか、すでに言ってることがおかしいかもしれない。
さて、それからオーダーに出したっきり、取りに行っていないシャツを取りに行った。 微妙な仕上がり。 やっぱり上海の方が腕がいいかも。
仁寺洞にももう一回行ってきた。 ソウルの中ではここが一番のお気に入りかもしれない。 オリジナルアクセサリーを、素人が持ち寄って売っていたりして、歩行者天国的賑わいを見せている(が、車は通る)。
そんなこんなでソウルの最後の日は終わったのでした。 この一週間、嫌な顔一つせずに泊めてくれた友達と家族に感謝。 ソウルの人は皆親切でした。 親切じゃない人もいたけど、忘れました。
ゆっくり過ごしているのだが、変だなあと思ったことをまとめて書いておこうと思う。
日本料理を食べにいって、チラシ寿司なのに石焼鍋に入って出てきた。 おコゲがおいしかったですが。 何か違うと思っていた。
トンカツを食べにいったのだが、肉が入っていなかった。 文化の伝道中に何かあったのだろうか。
宿泊している友達の家は教会の目の前にあるのだが、教会を目印に帰ってこようと散歩に出たら、2キロ四方に3,4件の教会があり、帰ってこれなくなった。
日本に和製英語があるように、韓国にも韓製英語がある。 日本でカタカナの「ア」に変換される曖昧母音がことごとく「オ」になることを発見した。 コンピューターはコンピュートになる。 ボックスはバックスだ。 他に、「ウ」と「オ」の逆転もある。
そういえばホームステイ先のおうちは教育熱心で、両親の会社から遠いのに、学都を選んで住んでいた。 ついでに高額出して、夏休みだというのに二人の子供は学校に、習い事にと奔走。 そのため母親は共働きを続けていて、忙しくて家に帰れない日もあるとか。 で、ことあるごとに子供のため、と言うのだが、それってかなり子供にはストレスなのではないだろうか。 子供のことをまったく考えない親も問題だが、すべてを子供のため、というのも、自分の人生を子供のせいにしているのではないだろうか。 などと考えてみた。 アジアの親は教育熱心ですね。
ところで夏休みという理由では説明しきれないほど子供だらけである。 で、お姉さんが2,3人いて、自分が末っ子という男の子がかなり多い。 つまり、男の子が生まれるまで、という出産計画が多いらしい。 そのせいか、ちょっと優しすぎるような男の子が多い気がする。 彼らは軍隊に行ってうまくやっていけるのだろうか。 などと、人事ながら心配してみる。
ところで、辛いものを食べた後、「涼しい!」という感想をこちらの方々はよく述べるのでありますが、一体どういう感覚なのかわからない。
ついでに、辛いものを食べるとエンドルフィンが出るので良い、というのですが、何も食事毎にエンドルフィンを分泌しなくても、とか思った。
引き続き老体をひきずって水郷(スオン)へ。 水郷はソウルの外れにあって、ソウル誇る地下鉄マップもギリギリフォローしている位置にある。
そこに韓国民俗村がある。 完璧に観光客向けに作られた施設で、夏休みの研究課題で来ている韓国の小学生か、外国人観光客しかいない。 入場料金も10000ウォン(1000円)と高く設定されている。 景福宮が50円というのを参考にしていただきたい。
漢陽大学のボランティア学生の、かっこいいお兄ちゃんが連れて行ってくれるというので、病体に鞭打って出かけてきたわけだ。 観光費用の高さに顔が歪んでいた。 ごめんよ。 貧乏学生に無理をさせてしまった。
帰りに明洞によって、ピザ屋に入ったものの、具合が悪くてほとんど食べられなかった。 でも笑顔を絶やさない乙女心。 しかしピザの高さにまた顔の歪んでいるお兄さん。 ごめんよ。 韓国料理は弱った体には無理だ。
なんだか無駄に体力と愛想を消耗した一日だった。 明日はゆっくり休みたい。 荷物を郵便局に送ったり、めがねを取りにいったりしてゆっくり過ごそうと思う。
いつまでも寝ているともったいないと思ってしまう貧乏性。
風邪をおしてコエックスモールへ行って来た。 大型アミューズメントスポットで、モールの他に水族館やキムチ博物館、映画館がある。 映画館は大きくて、前の観客席との間が1m以上ある。 韓国コメディ映画を堪能して、水族館へ。 水族館は上海でごっついのを見てしまったので、あまり感動しなかった。
時間がなかったのでキムチ博物館はパスした。 勉強しなくとも、毎日色んなキムチを食べまくっているからよし。
眼鏡屋に行ってメガネを作った。 いつも使っているのは、日本で父上がお壊しあそばしたので(韓国語では、他人に対して自分の身内に尊敬語を使う)、今回安くて性能がいいと評判の韓国で作った。 確かに検眼の技術は中国に比べてかなり密にいって、サービスもよかった。 出来上がりに期待だ。
明日は水郷に行く計画。 江華島に行くのは無理かもしれない。 観光には健康が全てです。
皇帝

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