皇帝の日記
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ダイビングスクール一日目はプール講習。 始めてタンクから酸素を吸ってみたが、口で呼吸することを意識せずに行うことが、まず大変。 機材がともかく重い。 その上腰に2.7キログラムもくっつけて泳ぐのだ。 乗り切れるだろうか。 余は箸より重いものを持ったことがないのでおじゃるよ・・・。
マスクを水の中で一回とって、またくっつけるのが苦手。 鼻に水が入ってきて、パニックしてしまう。 目を開けるのは全然OKなんだけど。 鼻がなあ・・・。
学校一日目。 クラス別けテストが有るが、英語学習は今回の旅行のメインではないので、リラックスして受ける。 力が抜けすぎて、半分も解かないうちにタイム・アップになってしまった。 ヨミカキハニガテデス。
しかし口が達者なので、上のクラスに入れられてしまった。 ・・・リラックスしたかった。
更に困ったことには、上のクラスには、ただ滞在期間が長くて上にトコロテン式に上がってきた、こなれたつもりの英語を使う日本人がいるのだ。 微妙に汚いヤンキー風言葉を使ってえらぶっているが、使い方を文法的に間違えている。 幼稚園の子供がウン子とかチン子とか言いたがるのに似て、大変聞き苦しい。 変な言い方だが、「ファック」という簡単そうに思える言葉でさえ、間違えなくネイティブ・スピーカーが使いこなせるようになるためには、18年の歳月が必要だという。 俄仕込みの外国人が悪ぶって使えるような、そんな生易しい単語ではない。
今週末まではダイビングスクールに行くため、彼等に会うことはないが、来週もまたクラスの雰囲気が変らないようなら、クラスをチェンジしても構わないとすら思っている。 そのくらい、下品で下手な英語を聞くのがファッキング嫌なのですよ。あたくし。
ケアンズに関して何の予備知識もなくやってきたが、リゾート地として勇名を馳せたということだけは、以前呟いた通りである。 来る途中の飛行機の中で、よーく実感した。 向こう三元両隣、全て新婚さん。 「ここにいてスイマセンねェ」という気持ちにさせられる。
夜9:00出発で、朝5:00の現地に到着。 時差一時間マイナス。 ホームステイ先は、結婚していない老夫婦グロリアとジョセフの家。 福と同じ柄の猫ジンジャー1匹。 この家は9年間ホームステイの受け入れをしているので、いわば下宿のプロフェッショナルのようなもの。 しかし、アット・ホームであることと、親切なことはピカ1であるということが、あとあとわかってきた。
ホームステイは当たり外れが激しいというのは周知の事実だが。 同プログラムで来た子の家は、初日に学校の前に車で落していったきり、バスの番号も地図も教えてくれず、途方にくれていた。 夕飯も出たり出なかったりで、主婦はキッチン・ドランカーというすさんだご家庭だそうな。
その点、グロリアとジョセフは車で学校と家の間を何往復もしてくれた上に、必要なら自転車も貸してくれるという。 朝も夜も(昼は学校で買う)やけに食事が豪華。 大当たり。 水を売っているので、水は湯水のように豊富。 雨が降らない時には降らない土地なので、厳しい家では10分以内とか5分以内でシャワーを済ませなければならないのだが、うちは20分のんびり。
今は丁度グロリアの娘さんの犬がショートステイしている。
家は窓もドアも360度大全開で、安全な土地だということがわかる。 泥棒は入ってこないが、蚊もゴキブリも野鳥も入り放題。 痒いっすよ。
昼から、車で海に連れて行ってくれた、 11月から毒くらげが出るので、ギリギリセーフで泳げる時期。 しかし波が穏やかで遠浅なので、台風の浜で成らした皇帝にはややものたりない。 サイクロンが来ると、すごいんだそうな。
レストランで昼ご飯をいただく。
行って来るざます。
いちおうPCはかついで行くが、韓国の前科もあり、またネットに上がれない可能性も、なきにしもあらず。 オーストラリアのネット環境を調べてみたら、ダイヤルUPが通常とのこと。 使い放題は月々28ドルくらい。 えー結構高い。 うーんうーん。
しかも、水が貴重品なので、風呂はシャワーで15分程度が望ましいとか言ってる。 使いすぎると、別途水道料金を請求される可能性も。 えーじゃあ海で済ませるよ。 皮膚病が治るかもだよ(蛍の墓参照)
海に入るなら、と、使い捨てコンタクトレンズもパック。 準備は万端。 あとは台風。
・・・また台風ですか。
千葉ソ○ウを、地方デパートとみなしていてスイマセンでした。 千葉こそは、ソゴ○が力を入れている基幹店とのお話。
こないだ東京卸売りセンターで激安で購入したパンプスが、やや弛めだったので通りがかったついでに、中敷きを買いに行ったのだが。 無料で、中敷きをくれた上に、靴底を剥がして、中敷きを埋め込むと言うサービスまでしてくれた。
長年不恰好な足と付き合ってきた皇帝は、シューフィッターなんか役に立たないと公言してはばからなかった(既製の靴がことごとく合わないから)。 でも今回の中敷きは、ちゃんとフィットしていた。 フィッターの名に恥じない、素晴らしいできだった。
これから見解を改めよう。 靴はシューフィッターに。
福は引き続き帝宅のアイドルの座に。 いままで聞かれなかった賛辞を一身にあびて、態度もでかくなってきた。 賢いね〜とか、言われたりしている。 要するに、いい気になっている。
さて、オーストラリア・ケアンズに行く。 ダイビングの免許を取りに行くのだ。 相変わらず人事のように、何も事前に調べていなかったのだが、今日地球の迷い方を読んでいたら、どうやらリーゾート地として有名なところで、遊ぶところは一杯あるみたいだった。 サファリとか。
毒くらげが出る、とか書いてあるのは、見なかったことにしたい。 鮫はいないらしい。 コアラに遭えるだろうか。
あと、地図で確認したら、ホームステイ先から学校まで4kmくらいあった。 どうやって通学するのか。 あ、ちゃんと英会話学校と、ダイビングがセットになったとこに通います。 しかしオーストラリア英語か・・・。 トゥデイがトダイになってしまうような英語。 まあバリエーションの一つだと思えば・・・いや、だめかな。
そんなわけで、美術館に行くたびに気に入ったポストカードを買ってくるわけだが、昨日あんまり量があるので、整理整頓してみた。
西洋絵画の数が意外に少なかった。 一時おかしいほど浮世絵にはまっていたので、浮世絵の絵葉書が山ほど出てきた。 あと、仏像の写真と、世界遺産建築関係・・・。
自分の部屋に飾る絵なんか、ポストカードくらいのサイズで丁度いいと思う。 よっぽど気に入ったのなら良いが、大き目のポスターなんか飾ってしまうと、なかなか貼りかえられないし、一個二個飾ったら壁が一杯になってしまう。 ポストカードをチマチマたくさん貼るのが好きだ。 画集は見る気にならないと見ないし、記憶に残るほど一枚の絵をじっくり見ることができないので、壁に飾る方がいい。
そんなわけで、皇帝の私立美術館は、今後西洋絵画の充実を図ろうと思っている。 とはいえ、ルネッサンス絵画は見ているだけでエネルギーを消耗して疲れるので、現代絵画の、しかも簡単なうるさくないのを狙っている。 クレーなんか、邪魔にならなくて良いと思う。
落札価格は一枚150円。 安上がりな趣味。
なので、上野の西洋美術館に、母とマチスを見に行った。 母がファンなので、ポスターで見かけてチェックしておいたのだ。
皇帝が以前、出先の美術館で彼の「ジャズ」シリーズのポスターを買って、母に渡したことがある。 それが帝宅には飾ってあるのだが、額縁のサイズがでかく、やや縁が余っていたのが母の気になっていたようだ。 今回本物が来ていたのでよくよく見てみたら、これも額縁が合っていなかった。 本物が合ってないなら、家のも合ってなくていいか、という気持ちになった。
皇帝の芸術鑑賞は単純なもので、見て、気に入ったら売店のポストカードを購入して、部屋の壁に数日間貼り付けておく。 それだけ。 今回は四枚ほど、「ジャズ」シリーズ二枚と、ブラウスの女の人の絵と、なんだか見覚えのある気がする静物画を一枚。 それを気のすむまで鑑賞するのだ。
前回の芸術鑑賞から、しつこく貼っていた広重は降板。
以前勤めてた学部から、退学者20人が出たとかでないとか。 英語での授業についていけなかったり、留学しないと単位が出なかったりと、色んな制度の変化についていけなかった人々が振り落とされたんだとかなんだとか。
一人二人なら、学生側に否があるかもしれないが、桁が違うから、これは学校側が問題なんじゃないだろうか。 そもそも制度の変化についていけなかった教授が山盛り辞めてるんだから、もそっと考え直した方が良いと思った。 ようするに、あがりの少ないこの学部ごと潰したいのだ、学校は。
けっこう陰湿な潰し方をするもんだ、ともっさり思っている。 まあ実際何があったか詳しくは存じ上げませんが。
いつまでも悲しんでいる感のある帝宅からこんにちは。
福さんは、突然家族中の関心が自分に注がれ、帰宅する人々がわざわざ自分を抱き上げたり、しつこく話し掛けてい来るのに戸惑っている様子。
別に、エコヒイキしてたわけじゃないけど、写真の数を見ていただければわかるとおり、花ちゃんのほうが外見的に人間受けする顔だったために、福ちゃんは花ちゃんに比べると、構われ度が低かったもよう。 花ちゃんの個猫写真の数に比べて、圧倒的に福固体の写真が少ないでしょう。
・・・・・・・・ってか三枚ってないよなー・・・って、今改めて思った。
皇帝

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