皇帝の日記
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香港から戻ってすぐに風邪。 そして熱が出る出る。
でも会社。
そういえば、猫の話を最近書いていない。 福ちゃんは元気だが、禿ができた。 太ももの外側と内側にでかでかと。
別にどこか悪いところがあるというわけではない。 生まれつき肌が柔らかくて、病気になりやすいのだそうだ。 そう説明する獣医さんが注射を打ってくれたが、福ちゃんは痛がらなかった。 肌が弱くて柔らかくて、注射器の針が通っても、気が付かないほどだという。
そんな猫が、震災にあって、瓦礫の上を歩いたら、ガラスが足の裏を突き刺しても気が付かないのではないだろうか。
三味線にしてもらえないのではないだろうか。
別にしてくれなくても良いが。
学生時代に行った京都は、とにかく移動しまくり。 歩きまくり。 時間はあるが、金はない。
そんなわけで、買い物とかあんまりしたことがない。 でもまあ、人並みに一年働いた皇帝。 お土産くらいは買える身分になったのですよ。
念願というか、因縁の一澤帆布 http://www.ichizawahanpu.co.jp/ も購入。
学生時代買おうと思ったけど、布バッグに何千円も払えなかった。 なんか、布バッグよりも大事なものがあると思ったのだ。
今布バッグは買えるけど、布バッグを我慢して、何かほかの事をしようとしていた自分も、なかなかいけていたと思う。
ところで、このカバンを持っていると、どうコーディネートしても学生っぽい。
明日から香港出張。
| 2006年02月12日(日) |
そうだ、京都へ行こう |
というわけで、土日で行って来た。 父母と行って来た。 実は入社直後から、母が大きな病を患っていたのだが。 ようやっと回復してきたので、誕生日祝いもかねて旅に出たのだ。 (ちなみに、これまでの皇帝の京都観光経験は、過去二回、合計日数三週間だ。)
さて、京都といえば、勇者の住む町。 土曜日は勇者を巻き込んでの観光。
高台寺のすぐ目の前のお宿をとった。 とりあえず、荷物を預けて南禅寺に行き、ここの豆腐料理屋で勇者と合流。 実は皇帝、豆腐は苦手だ。 だがもう大人になったので、食べれるようになった。 それにしたって、食べれるようになったのはこの二三年で、しかも、そんなに積極的に食べてはいない。 つまり、豆腐の味が良くわかっていないのだ。 比較できない。 そんな致命傷を抱えながら、豆腐たちの中では、きっと群を抜いてうまいのであろう豆腐をいただいた。
それから、勇者と二人、京都動物園に行く。 皇帝は、世界動物園研究家なので、とりあえずチャンスがあれば、動物園に行くのだ(そして、世界帝国を築き、自分の動物園を作る時の参考にするのだ。 はっきり言って、京都の動物園は、有名ではないし、特別なこともない。 我らが市民誇る、横浜ズーラシアがランクAだとしたら、DかEくらいの感じだ。 でかい公園に、狭い檻がぐちゃっと固められて、なんとなく汚い、あんま珍しくない動物がいる。
しかし、京都の動物園はすばらしかった。 なにせ檻が狭いので、動物が客の目の前にいざるを得ないのだ。 広すぎて、どこに動物がいるのかわからないズーラシアより良い(動物は迷惑だろうが。 さらに、どうやら各動物の担当飼育員が、勝手に固体の魅力をアピールしても良いことになっているらしく、手作りのキリン新聞や、爬虫類掲示板。鳥パズルなどが置いてあって、いろいろ遊んだり、ローカルな話題に触れることができるのだ。
例えば、蛇のたまこは便秘中で、一ヶ月ウンチをしていないので、今度搾り出すとか。 キリンはずっと下痢をしていて、改善のためにパイン粕を与えていたのだが、効果がないのと、パイン粕が手に入らなくなったために、中止することになった。だがキリンはパイン粕が大好き、とか。 ウンチのレベルは5段階で、1が硬く、5が柔便。 カバはウンチを飛ばすので気をつけなければならない。
飼育員は、ウンチのことばかり考えている。
次回ははんなり京都祇園レポート。
印刷物を作らなければならないときがある。 そういう時は、印刷屋さんに頼むのだが。 最近、いつも使っている印刷屋さんが倒産したので、その印刷屋のBさんが、次に勤めたところの印刷屋を使うことにした。
だが、新しいところではBさんは軽んじられて、Bさんに頼んだ印刷物が、一番最後にあがってくるといういじめ(?)にあってしまった。 で、Bさんは泣きながらうちの会社に来て、今の会社を辞めるから、次の会社でまた印刷を依頼してほしい、と言って来た。
移籍早々に、何故Bさんはそんないじめにあったのか。 そもそも、何故うちの会社は印刷屋ではなく、Bさんについていかなければならないのか。 ところでBさんは、いったいいつから泣いていたのか(玄関から?バス停から?)
まあ他にも突っ込みたいところは色々あった。
一月って決算とかある。 メーカーにとっては、在庫として持っている商品がすべて、財産という扱いになる。 だから、今持ってる商品がどれだけなのかを、倉庫にこもって数える人とかが、必要だ。
コンピューターで管理してても、いろんな理由で、何故かいつも数が必ず狂っている。 じゃあなんか別の方法で管理すれば良いってのは、素人の考えなのか。 つか、一応プロなのか。皇帝は。
この在庫金額の申請というのは、税金を正しく払うためにも、必ず必要なのだ。 専門的な話になるが、商品を委託している小売店というものがあって、これはお店に商品は並んでいるが、お店さんが買って持っているのではなくて、あくまでメーカーの在庫を置いてもらっているだけ。 そんな場合には、この小売店の在庫も、ちゃんと数えなければならない。 首都圏のお店なら、数えにいくことも可能だが、九州だの北海道だののお店は、店員さんにお願いして数えてもらわなければならない。
さて、皇帝の会社、実は前に脱税であげられた過去がある(皇帝が入社する前だけんど)。 労務管理ができないだけでなく、脱税までしちゃう、本当にしょうのない会社なのだ。
だから、店長さんに電話して、在庫確認を依頼するときなんか、大笑いだ。 「すいませんねえ、ちゃんと数えないと、税金払えないんで・・・あははははは」 「ははははははは。ねーえ。ちゃんと払わなきゃ。はははは」
ははははは。
らんららのらんで、一週間(以上経ってるけど)。
この週は大変忙しかった。 それにしても、忙しいということしか書いてない気がする。 これではいかんよ。
この一週間、たち仕事だったので、足ケアグッズの収集にせいを出している。 足の指の間を広げるグローブとか、足の裏に貼り付けるリラックスシートとか。 お灸をすえてみたりもした。 果たしてそれでなんかが緩和されているのかは、はなはだ疑問だが、しなかったらどうか、というのもわからない。
しかもこの足裏シート、「足裏」シートなのに、パッケージに記載されている実験例は、腰と太ももに四枚シートを貼ったときに得られた結果なのだ。 でも、「使用法」には、足の裏に貼るべし、とかたくなに書かれている。
額に貼ったら、頭がよくなるかもしれない。
テレビガイドを、初めて購入してみた。 なんとなくテレビを見ている時間が無いので、ピンポイントでスケジュールを追えるかと思ったのだが。
テレビガイドは、要するに一週間分のテレビ版だ。 特にお勧めの番組の特集記事が、ちょっとついている。
何かに似ていると思ったら、正月連休中のテレビ版である。
映画しかチェックしないところも、似ている。
こないだ、2007年ブーム対策の講義みたいなのに出席させられた。 そんな先のことなどいい。 今を生きてくれ。
さて、そこで一時間、大手百貨店の人がスピーチをしたのだが、わずか六十分のあいだに、彼女は175回も「というかたちで・・・」を口にした。 あと、「・・・的な」という文法も多用していた。 耳につくので、数えてしまった。
最後のほうになったら、もう自分でも何を言っているのかわからなくなってきてしまったようで、「このような、靴下的な装飾的なストッキング的なもの、というかたちでもって、かたちになるのです」とか言い出した。
もういいから、ここは大丈夫だからと、なだめてあげたくなった。
なぜかノートを買ってしまう。 なぜかしら。
ノートに限らず、かわいい文房具を買ってしまう。 ぐっと来ると買ってしまうのだ。 だがもう学生ではないし、買ったところで、永遠に白いままのノートを前に、途方にくれるだけだ。
でもなぜか買ってしまう。 デンジャラスゾーン、文房具屋。
この連休中、ようやくセール会場に「客として」行けた。 よかった。
本日、渋谷駅の下りエスカレーターに、魔が潜んでいた。
着地点に、ウン○が落ちていたのだ。
友達とおしゃべりをしながら、後ろ向きに乗り込む高校生。 杖をつきながら、やっとこ乗ることができたお年寄り。
すべての人が、その先の闇を知らない。
通り過ぎた一瞬に、いろんなことを考えさせられた。 ところで、犯人は間に合わなかったのだろうか。
皇帝

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