皇帝の日記
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2006年10月31日(火) 記憶

「メメント」という映画を見た。
事故により、10分毎に記憶をなくす男が、妻を殺した犯人に復習を誓う話なのだが。

すぐに忘れてしまうので、一貫して犯人を追うことができない。
なので、常にメモを取りながら、長い時間掛けて、犯人を探し出そうとするのだ。
その、メモを見ては、何のメモだか考え込み、そのメモのためのメモを見て、時に目的を見失いながら、とにかく日々生き抜き、雑務をこなす姿。
自分の記憶があいまいなために、周囲に容易に騙されながら、騙されてことすら忘れてゆく。
最終的に、目標を遂げられたのかどうだか、それさえも不明。


そう、それは皇帝の仕事の仕方に良く似ている。

よくできた映画なので、是非。


2006年10月29日(日) 無理なこと

こんにちは。
20日付けで、輸出入全部担当することになっていた。
遅かれ早かれ、なんらかの無理が出るだろうな、と思ったが、予想より早めに無理が来た。
船の出荷準備が、飛行機の通関と重なって、船予約ができなかったのだ。
で、飛行機で材料を出荷することに。

もちろん金額的にかなりオーバーしたのだが、何せ私しか見ていないので、お咎めなし。
というか、誰もそのことに気がついていない。
ばーかばーか。

やはり辞めよう。
この会社。


2006年10月25日(水) 倒産とは

実際会社がつぶれる時って、どうやってつぶれるのでしょうね。
朝礼とかで発表されるのだろうか。

まあ来月も5,6人辞めますが。
いつまでもつのかなあ、と、最後を見たい気持ちになってきた。


2006年10月23日(月) シューキョー

デザイナーの一人が、宗教にはまった。

それで、会社の壁にお札を貼りまくって、翌日に退職した。
怖くて誰も剥がせずにいたのだが、勇敢な若者が、それをある日剥がしたら、具合が悪くなった。

残りのお札は、怖いのでまだ貼りっぱなしです。

なんだこの会社。
ネタか。


2006年10月19日(木) 韓国地下鉄のなぞ

こないだソウルに遊びに行ったとき。

ソウルの地下鉄というのは、便利なのだが、基本的に大江戸線に匹敵するくらい、深さがかなりある。
スーツケースを抱えたまま、階段で(エスカレーターは、何故か中途半端な距離しかない)上り下りするのは、かなり大変。

それで、帰国時に、市内から空港まで地下鉄を利用する際、エレベーターを探したのだが、なんとホームに直結のエレベーターの入り口が、改札の外にあるのだ。

改札を通らずに、ホームに出てしまう。
しかも、基本的にあまり駅員がいないので、どうしたら良いのか、聞くこともできない。
怖いので、父がスーツケースを抱えて、改札内の階段を利用。
空港の駅に到着。
エレベーターが目の前にあったので、そのまま乗り込んで、上昇すると、なんと改札の外側に出てきてしまった。

つまり、行きも帰りもエレベーターを利用したならば、切符の出番がないのだ。

・・・あれ?


2006年10月18日(水) のろのろ

JETR○のネット教育を受けている。

この講義では、架空の新入社員「田中君」が、先輩に貿易の手順を教えてもらいながら、仕事をマスターしていく過程を追うのである(設定は四月)。
田中君も先輩も、ミスター○ーナッツのキャラクターのように、ピュアな目をしたアニメである。
簡単な動画で、時々口と手が動きます。

田中君は、新入社員とは思えないほど、流暢に契約書を英語で書いたりして、受講者を驚かせる。
たとえ母国語だとしても、新入社員が4月にそんなビジネスレターを書くだろうか、というくらい立派な英文のカウンターオファーを出してきたりするのだ。
もしかしたら、田中君は中途採用かもしれない。

先輩は、貿易のノウハウを教えてくれるだけでなく、何日かにいっぺんくらい、「よし、田中君、飲みに行こうか」とか「今日はこの辺で良いぞ!」とか、激励してくれる。

劇仕立てなので、「三日後」とかいうナレーションが入ったりして、一分一秒も無駄にしたくないビジネスマンを、イラ出させるのだ。

4万円近くしますが、機会のある方は、是非。


2006年10月16日(月) ダーウィン

さすがに、金曜日は胃痙攣だったので会社を休んでいた。

本日久々の出勤をしたら、やたらいろんな人がお見舞いに来てくれた。
普段見かけない、営業部長まで。
「お前、ちょっと見ないうちに痩せたな・・・・。俺の下だったら、こんなに苦労させないのに・・・。良質のたんぱく質を摂れよ・・・。」
別に、痩せたのは胃炎だったからです。
あと、胃炎なのでたんぱく質はあんま摂れません。

経理から、やたら高級なチョコレートとかもらった。
社長室で、ウィダインゼリーをもらった。

どれも胃炎では食べられないものばかり。

とりあえず、貿易課が絶滅危惧種だということだけが、わかっていただけたようである。


2006年10月15日(日) 胃炎

気管支炎の薬を飲み続けていたら、胃炎になった。
たった一人の輸入担当者が休んだら、どんなことになるのか、会社もほんのりわかったのではないかと、期待している。

さて、この5年間、使い続けているのに、まったく減らないクリームがある。
角質を取ってくれたりする保湿クリームで、寝る前に、足の踵に塗っているのだが、一向に減らない。

チューブに入っているので、一体中の容量が、どんな感じなのかは見ることができないのだが、チューブは常にパンパンの状態。

もしや、チューブの中に雑菌がはびこって、容量が増えているのでは。
ペットボトルのウーロン茶が、時々爆発するのと、同じ原因なのでは。

捨てよう。


2006年10月12日(木) 輸入業務と生き方

こんにちは。
貿易課の大量テロ退社により、輸入部門責任者となった皇帝です(バカジャナイデスカ)
責任者などという優雅な名前とは裏腹に、なんせ一人なので、輸入のすべての業務を自分でやるのだ。(通関は乙仲さん)

自分でやったことの責任を、自分が取る。
もっとも正しい人間の姿が、ここにある。

社外の貿易業務講座を受けてたら、
「通常、これから説明する業務を、一人の人間が行うことは、ありえません」
と、前ふりから始まった。

ありえないことがある。
それもまた人生。

ところで、Google earthという無料配信ソフトをご存知だろうか。
世界中を、衛星写真で見れてしまう、地球鷲掴みおもちゃである。
それを使って、ロスで商品を買い付けたメーカーの住所を検索してみたら、野球場のど真ん中だった。

そして、銀行アカウントを聞いたら、教えてくれなかった。
本当に存在するのだろうか、この会社。


2006年10月08日(日)

子猫が来た。
知り合いに猫の子ができたのだが、一週間ほど留守にするというので、一匹預かったのだ。
そんで、福とお見合いさせてみた。
あわよくば、そのまま養女にもらおうかと思っていたのだが。

自分の六分の一くらいの大きさの子猫に、びびりまくる福。

アメショーっぽいミックスで、相当かわいいけれど、飼うのは断念。
飼い主に変換決定。ふう。

しかし、猫ってなんで教えてもいないのに、猫砂トイレで勝手にちっちするのでしょう。
不思議。


皇帝