皇帝の日記
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2006年12月03日(日) どうどう

土曜日が出勤日だったので、せっかくだから常務に退職の意思があることを告げたところ、保留にされてしまった。

しまった。
やはり遅かったか。
もう一人の貿易課がやめる前なら、快く(?)受理されたことだろう。
なんで辞めるんだ!と聞く彼に、なんでだと思うのか、聞いてみたいところだ。
辞めるの不思議ですか、この状況下で。

さらに、同じ階にある経理のお姉さん軍団から、私たちは皇帝さんが大変な思いをしているのを知っているから、社長に説明すると、かばわれ。
余計に辞めにくい雰囲気に流れつつあった。

困った。
何でも良いから辞めさせてくれよ。


2006年11月29日(水) 反乱

また反乱が起こるのだ。
工場で。
役職者ばかり、4人が一気に退職するのだ。

わーわー。
ノールールでやってまえー。

さすがに仕事が回らなくなってきたので、引きとめられる人も出てきた。

そんなわけで、皇帝は身動きが取れなくなる前に、退職希望を出そうと思う。
もうボーナスも要らないや。
と言いつつ、月が変わってから言おうとしている小心者。

金曜日あたりで。


2006年11月26日(日) 機動

次に何が流行するか、考える会があった。
パリコレとかの分析をしたりするのだ。

おばちゃんマーチャンダイザーが、じっとチャラヤンのコレクションを見ながら、
「機械戦士ガンダムのようよね・・・」
とつぶやいた。

!?

と、みんな固まってしまった。

「スターウォリアーズというか、ねえ・・。近未来な装いよ、ね?」

「ね」と言われましても・・・。
承服しかねるが、時間がないのでさっさと会議を切り上げる。
もういい。
イエスマンで。


2006年11月25日(土) 呪われた同期会

呪われている。

10人乗りのでかバンに乗り込んで、卓球をしにいったら、一人あばら骨を折った。

温泉につかっていたら、突然一人苦しみだし、病院に行かせたら、肺に穴が開いていた。

帰りに箱根から渋滞につかまる。

翌日三人が風邪で欠勤。

二年目半数近くが出勤してこない。

「何やってきたんだ!」と上司に怒鳴られる。

呪われし同期。


2006年11月21日(火) 桃栗

オンラインの貿易実務講座は、実に一般的な設定で進んでいる。

曰く、輸出より輸入業務のほうが、難しい。
輸出三年、輸入十年。
などと言う。

一緒に学んでいたはずの、オンラインキャラクター新入社員も、いつの間にか入社三年、四年目の四月一日、とかいう設定になっている。
「さすが、輸出を三年やっただけあるわね!」とか言われちゃってる。

別に成績悪くないのに、留年した気分の皇帝。


2006年11月20日(月) のんべえ

一時禁酒気味だったが、最近カルーアにこっている。
アイスクリームにかけても、ミルクに混ぜても、コーヒーに垂らしてもいい。
おやつ感覚で、気軽にアルコールが摂取できる。

間違いなく体重増加するけど。


2006年11月16日(木) ヌーボー

通関業者さんが、只でボージョレーヌーボーを、飲ませてくれるというので、仕事を早引けて、飲みに行った。
一人しかいない課なので、休みも自由だ。(商談って言って、出たけど)

今日は、全員21:00まではたらかなければならない日だった。
しかし、17:30以降の残業費はびた一文出ないので、正々堂々犯罪が行われる日でもある。
おまわりさーん。
ここにいけない経営者がいますよー!!

脅迫されて、社員一丸となって2:30の只働きが行われるのだ。
さっさとワイン飲みに行くに限るでしょう。
営業も企画も逃げられないが、貿易だけは逃げてやる。

白い目で見られながら、飲みに行きましたとも。
ええ。

商談も一応したけど、五秒で終わり。


2006年11月12日(日) 通訳

こないだ、海外のメーカーが来ていたので、会社のデザイナーのために、通訳で商品会議に出席していた。

デザイナーが、メーカーの扱っているワニ革を見たいと言い出した。
だが、ワニは材料として一匹輸入することを、ワシントン条約によって禁止されている。
それなら、丸々一匹製品にして、サンプル品として輸入させたらいい。
バッグの蓋部分を、ワニにしたらどうだろう。

と、そこまでは良かったのだが、「丸々一匹ワニを使う」というアイディア自体に、デザイナーの目がきらりと輝いてしまった。

「ここをこうしてこうして、こんな風に作りたいのです」
と言いながら、デザイン画を書き始めるデザイナー。
そんな彼が書いたワニは、どう見てもツチノコ。

「彼はワニを丸ごと一匹使って、このようにバッグを作りたいと言ってます・・・」
と訳していると、メーカー側からどよめきが。
明らかに、ツチノコみたいな物体が、「クロコダイル」だったことに、驚いている。
しかし、デザイナーは斬新なアイディアに、賛美の声が響いたと思ったのか、うれしそうに絵を続ける。
彼の要求を、訳す皇帝。
「とにかく、頭のてっぺんから、足の先まで、手も全部つけて、製品にします」
またしても、メーカーからどよめき。

手も足もねえじゃん、その爬虫類。

と思っていたに違いない。


2006年11月08日(水) いいNE!

中国スタッフからの(日本語)メールに、「それでいいです値」と書いてあった。
妙に変換されている。
漢字ヒップホップみたいだと思った。
ヘイYO!みたいな。

ところで、先月辞めた人の個室に、誰も知らないFAX受信機があった。
今日の夕方発見して、大騒ぎになった。
先月の請求書とかが受信されていたのだ。
皇帝宛に、工場の職人から「ガ・ン・バ・レ!!」とか書かれたFAXも有った。
ありがとう。
先月の職人さん。


2006年11月05日(日) またしても

「脱税してごめんなさい」という旨の文章を、経理が作っていた。
次は一体何をしてくれるのか、生半可なことではうけないよ。もう。

さて、今年の流行色は、グレーやら茶やら色々有るみたいだが、紫が久々のフィーチャーではないでしょうか。
チャキラ。

踊っていただこう。
流行色というのは、アパレルメーカーの罠。
なにせ、あらかじめ何が流行るかわかっていなければ、デザインはともかく、材料を供給することになる染色屋さんなんかが、困ってしまうから。
在庫を抱えないためにも、世界平和のためにも、流行というものには、ある程度踊っていただきたい。

あたいはそんな雑誌のコピーには踊らされない、生粋のお洒落さんだよ、なんていっても無駄。
世界規模で罠は張られているのだ。
某大手デパートもグル。
パリコレもグル。

紫だって、それほどサイコな色じゃない。
よく見れば、いい色かもしれない。

でも、あえて一言言わせていただこう。

オレンジと併せるな。


皇帝